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川越観光自動車森林公園営業所(かわごえかんこうじどうしゃしんりんこうえんえいぎょうしょ)とは川越観光自動車(川越観光バス)の営業所で、主に埼玉県東松山近辺をエリアとしており、川越観光バスの拠点となっている。東武バス川越営業所森林公園出張所を移管して開設された営業所である。
以下の場所には乗務員休憩詰所が設置され操車場として使用されている。
以下は詰所は無いが、川越観光自動車専用の待機所として使用している為記す。
・東武バス森林公園出張所
・川越観光自動車森林公園営業所
川越観光バスが新規に開設した路線を除き、高坂駅・東松山駅・森林公園駅・小川町駅発の路線は東武バス森林公園出張所より引き継いだ路線だが、このとき東松09が東武バスウエスト川越営業事務所へ移管された。北坂戸駅・坂戸駅・東毛呂駅・越生駅発の便は、東武バス坂戸出張所(現:東武バスウエスト坂戸営業所)より引き継いだ路線、北本駅発の路線は、東武バス菖蒲出張所(現:朝日自動車菖蒲営業所)より引き継いだ路線であり、ほとんどが2002年4月の森林公園営業所移管時に引き継いだ路線であるが、森林公園営業所開設前から運行していた路線の歴史については東松山営業所および川越営業所の記事を参照されたい。
比較的路線の多い高坂駅(高xx)、森林公園駅(森xx)、小川町駅(小xx)発着の路線は東武バスから引き継ぎの系統番号を、東松山駅(HM-xx)と北本駅(KI-xx)発着の路線は川越観光自動車移管以降に付けた系統番号を、車両の行先表示器に表示(ただし後部表示器には表記無し)していた一方、川越観光自動車が新設した路線にも新しく系統番号を割り当てている。それ以外の路線は行き先のみの表示となっているが、内部的には系統番号が割り振られており、後に東武バス系統番号を引き継いだ路線でも新しい系統番号が採番されている。各路線の系統番号は、路線別の定期運賃表でそれぞれ確認可能[6]。
先述の通り、川越観光自動車の系統番号は、地名記号と数字の間に、-(ハイフン)が入っている(行先表示器での表記は改行に置き換え)。一方、同じグループの朝日自動車・国際十王交通でも同じ採番ルールで割り振っているものの、ハイフンは含まれておらず、特に国際十王交通と共同運行している熊谷駅-東松山線でも同様となっている(川越観光:KM-11、国際十王:KM11)。
高坂駅では、西口・東口双方に路線を有す。
東松山駅東口公共交通用ロータリー発着路線群
森林公園駅の北口を発着する路線。
北本駅では東口・西口双方に路線を有す。
自治体や他社等からの受託路線や臨時路線(法的には川越観光自動車の乗合路線として運行)。西武文理線を除き、路線図には掲載されていない(ただし、KM-11は、グループ会社(国際十王交通)の路線として東松山駅を発着していることだけが表記されている)[13]。
北側(東松山、森林公園、小川町)でエリアが交わっている同じグループの国際十王交通熊谷営業所の路線に対し、高頻度で応援運行を行っており、一部共同運行もある。
東松山市内循環バスは以下の2コースを担当する。2000年4月に東武バスの撤退に伴って東武バス森林公園出張所より移管されたもので、現在は専用の小型ノンステップバスを中心に使用される。(PASMO利用可能)
桶川市内循環バス「べにばなGO」のうち、西南方面川田谷・薬師堂地区のルートを担当する(西10と西11はほぼ同じルートで、薬師堂地区内の経由地が違う)。2000年11月に運行開始。 車両は専用の中型ノンステップバスを中心に使用される。かつては専用カラーのCNGバスが運行していた。 川越観光バス担当路線に限り、PASMOが利用できる。
大型車は以下の路線で使用され、これ以外の路線は基本的に中型車での運用となる。なお、「一部の便」の路線は大型車と中型車の混用であり、大型車の運用がない事もある。TA01系統は長らく平日は大型車限定の運用がなされていたが、2024年3月24日ダイヤ改正から一部に中型車が入るようになっている。
平日ダイヤ
休日ダイヤ
川越観光バスにおいては既に観光バス事業は行っていないが、路線用車両による貸切バスは行っており、川越観光バスエリアをはじめとして、東武グループのバス会社で隣接する東武バスウエストや国際十王交通のエリアでも応援車として見ることが出来る。定期的に運行される臨時・貸切運用で代表的なものは以下の通り。
東武バス森林公園出張所は、車庫が飽和状態だった川越営業所東松山出張所に、小規模だった熊谷営業所小川町出張所を統廃合するにあたり、両出張所を統合して1997年4月1日に森林公園駅前に新たに設置された東武鉄道バス事業本部(分社化前の東武バス)としては最後に新設された営業所である。当初は熊谷営業所傘下であったが、熊谷営業所が国際ハイヤー(現国際十王交通)へ移管されたことに伴い、2001年4月1日付で川越営業所傘下に組織変更された。また出張所であるが所属台数などの規模は熊谷や川越営業所と同規模といえるほど大きく、路線図や時刻表連絡先も森林公園出張所では独自のものが使用されているなど独立色が強かったのも特徴である。
東武バスの分社化に合わせて2002年3月31日付で閉所、翌日をもって川越観光自動車に移管され、東武バスの営業所としてはわずか5年間で幕を下ろした。
系統番号 | 路線名 | 東武バス森林公園出張所時代の動き | |
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元東松山出張所担当路線 | |||
東松02 | 東松山駅 - 鴻巣駅 - 免許センター | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
東松山駅 - 久保田 - 比企吉見農協 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | ||
東松07 | 東松山駅 - マイタウン循環 - 東松山駅 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
東松09 | 東松山駅 - 高坂駅 - 鳩山ニュータウン | 2002年4月1日:東武バスウエスト川越営業事務所に移管。(ただし東松山駅 - 高坂駅の区間のみ) | |
東松10 | 東松山駅 - パークタウン五領 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
高01 | 高坂駅 - 大東文化大学 - 鳩山ニュータウン | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
高坂駅 - 鳩山高校 - 鳩山ニュータウン | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | ||
高02 | 高坂駅 - 高坂ニュータウン循環 - 高坂駅 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
高坂駅 - 高坂ニュータウン - なつめ公園 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | ||
1998年になつめ公園から東京電機大学に延長され、なつめ公園折返場は廃止された。同時に従来のルートは「桜山台経由」となり新たに短絡ルートの「松風台経由」が新設され本数の半分が松風台経由となるが、その後のダイヤ改正ごとに桜山台経由に戻された。 | |||
鴻05 | 鴻巣駅 - 農大三高 | 2001年3月31日:廃止。廃止後は特定輸送として他社運行となった。 | |
東松04 | 東松山駅 - 農大三高 | 2001年3月31日:廃止。廃止後は特定輸送として他社運行となった。 | |
元小川町出張所担当路線 | |||
小02 | 小川町駅 - 皆谷 - 白石車庫 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管 | |
小川町駅 - 皆谷 | |||
1997年より平日は中型車のみによる運行となった。 | |||
小03 | 小川町駅 - みどりが丘循環 - 小川町駅 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
1997年より中型車のみによる運行となった。 | |||
小07 | 小川町駅 - 小川パークヒル | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
元熊谷営業所担当路線 | |||
森01 | 森林公園駅 - 森林公園南口 | 2002年4月1日:川越観光バス森林公園営業所に移管。 | |
元小川町出張所の路線のうち「小01:小川町駅 - 熊谷駅線」は森林公園出張所開設時に「森01:森林公園駅 - 森林公園駅南口線」との路線交換で熊谷営業所に移管された。 | |||
共同管理路線 | |||
東松01 | 東松山駅 - 上岡 - 熊谷駅 | 2001年4月1日:国際ハイヤー熊谷営業所に移管。 | |
路線自体は熊谷営業所の管轄となる。東松山出張所時代は1台のみ運用であったが、森林公園出張所開設時に小01系統の熊谷営業所への移管に合わせ、森01系統の路線交換とともにその余剰分は東松01の森林公園出張所担当分が1台増車となることで消化され2台体制となった。 | |||
鴻01 | 鴻巣駅 - 免許センター | 2000年4月1日:朝日バス加須営業所に移管。 | |
川越営業所、加須営業所(2000年3月31日まで)との共同運行。 |
開所時には45台程度、閉所時には38台が在籍していた。
東松山出張所は日野車所属であったが、小川町出張所はいすゞ車配置であり、森林公園出張所開設時には日野車9割・いすゞ車1割の構成になったが1999年までに日野車に統一されたため、熊谷営業所傘下でありながら異例の日野車が所属する営業所となったが、2001年に川越営業所傘下への組織変更で解決された。なお、いすゞ車の転出先は6971・6980・2021・2141が熊谷、2045が行田である。
また、浅い歴史でありながら頻繁に管轄が変わったため東松山出張所時代を含め、所属車は所沢ナンバーと熊谷ナンバーを何度も交換してきており、新製配置された生え抜きの車両でありながら新しいナンバーだったりとした。
なお、熊谷営業所傘下時代には本所・出張所のなかで唯一、ほぼ毎年新車が投入されていた。
東武バスの子会社化決定時には東武鉄道の公式サイトによれば森林公園出張所は東武バスウエスト(株)になることになっていたが、希望退職者増大による乗務員の不足から2002年に朝日自動車へ移管された菖蒲出張所とともに森林公園出張所も川越観光自動車へ急遽移管された。そのため高01(高坂駅 - 鳩山ニュータウン線)は当初2001年度にノンステップバスが運行開始されることになっていたが中止となり川越観光自動車への移管後の運行開始となった。移管準備期間が少なかったのと森林公園出張所は末期には他の営業所から比較的高年式のバスが集結していたこともあり、所属していた車両のうち中型車を除く比較的新しい車両は移管前日の夜に川越・新座・大宮・天沼・岩槻・上尾をはじめとする各地の東武バス営業所に一斉に転属するという、かつてない規模の入れ替えとなった。
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