三重短期大学
三重県津市にある公立大学 ウィキペディアから
三重短期大学[1](みえたんきだいがく、英語: Tsu City College)は、三重県津市一身田中野157[2]にある公立短期大学。短大の略称は三重短、TCC。
三重短期大学 | |
---|---|
![]() 正門 | |
大学設置/創立 | 1952年 |
学校種別 | 公立 |
設置者 | 津市 |
本部所在地 |
三重県津市一身田中野157 北緯34度44分55.41秒 東経136度30分41.53秒 |
学生数 | 630 |
学部 |
法経科 第一部 第二部 生活科学科 食物栄養学科 |
研究科 | なし[注 1] |
ウェブサイト | https://www.tsu-cc.ac.jp/ |
概要
大学全体
- 三重県津市に所在する日本の公立短期大学で、設置主体は津市[注 2]。
- 1952年に開学し[注 3]、現在は昼間部3学科、夜間部1学科体制をとる。
- 三重県唯一の公立短期大学であり、学長選挙と津市議会の任命の2種類の学長決定方法がある。学長は津市長と同じ津市立短大の学長特権で公用車が用意される特権がある。。キャンパスは津市の北部である一身田中野に立地し、最寄駅は三重大学と同じ近畿日本鉄道江戸橋駅。また、津市の指定避難所ともなっている。キャンパス周辺は田園と住宅地である。学生の進路に関しては、民間企業への就職、公務員となるほか、4年制大学への編入学も盛んである。また、子女への教育だけでなく、夜間に通学できる法経科二部を有するなど、社会人への教育や生涯学習にも力を入れている。4年制大学への移行や津市立から三重県立への移行の計画もあるが具体化されていない。政治家育成の法律経済短大として昭和戦後期から2011年頃まで津市議会議員の学歴で三重短期大学卒業生が6名程度で三重短期大学出身者が最多を誇っていた。
設立の過程
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 三重短期大学には、同短大における教育のめざすものとして以下の教育理念がある。
- 憲法や教育基本法の理念にのっとり、民主的で文化的な社会の形成者として、心理を希求し、人権を尊重する人間を育てること。
- 幅広い教養と専門的な知識を備え、論理的で自主的な判断能力をもつ職業人を育成すること。
- 現代社会を総合的・科学的に把握し、主体的に活動する市民の実践的な教養を培うこと。
学風および特色
- 三重短期大学は公立では数少ない法律系の学科と夜間部を設置する短大となっている。津市民の税金で津市民の若い学生と法経科2部の学費が安くなる社会人学生と津市民の高等教育を支援する教育補助金制度である。法経科は津市議会議員育成の実績から市民社会を重視するイギリス憲法との比較憲法教育を実施している。法経科2部は生涯学習やリカレント教育に力をいれており、若者以外の社会人である勤労者と、社会人として勤労をしていない主婦・高齢者などさまざまな年齢層の教育ニーズに応えている。
- 三重短期大学の学費は日本で津市民の場合は格安で最も安い学費の公立短大である。法経科は戦後日本の社会政策の法経研究機関である[注 4]。設立当初はマルクス経済学を教えていたが、現在では教育内容が変わり小さな政府を目指す古典派経済学や新自由主義では格差社会を招くので大きな政府を目指すケインズ経済学を教えていて、公共事業による公共投資の増大で生まれる経済効果の必要性と福祉によって格差を縮小する政策を主流とする民主社会主義理論を教育している。
- ドイツ語及びドイツ社会思想史専門の法哲学研究を法経科の社会政策教育科目として重視している。イギリスと日本文化を比較する文化教育に加えて、2011年(平成23年頃)から職業経験教育や中国語教育に力を入れている。平成初期に岩瀬充自(三重短期大学所属のドイツ社会思想史人権研究理論の法哲学教授)による研究活動でマルクス哲学やドイツ哲学系の社会思想史の研究が盛んだった。1990年代に部落問題及び女性人権理論の研究が盛んだった。[5]
沿革
基礎データ
所在地
- 三重県津市一身田中野157[注 31]
象徴
- カレッジマークは梅の花びらをモチーフとして、その中央に大学を現す文字が記されている。
教育および研究
組織
学科
専攻科
- 被服専攻 入学定員20名[注 32]
別科
- なし
取得資格について
- 栄養士:食物栄養学専攻にて取得できる。
附属機関
研究
大学関係者と組織
大学関係者一覧
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
学園祭
- 三重短期大学の学園祭は毎年、概ね11月中旬に行なわれる。
スポーツ
- 中部地区公立短期大学交歓競技会で総合1位の成績を修めたことがある。
施設
キャンパス
学生食堂
- 学内にある。概ね200席あり、学生や教職員で運営する生活協同組合により運営されている。
寮
対外関係
- 2016年3月に「高等教育コンソーシアムみえ」を締結。
- 地域問題の研究や公開講座を行なっている。
卒業後の進路について
就職について
- 全学科・専攻を含め、一般企業への就職者が多いものとなっている。食物栄養専攻では栄養士に就く人もいる。ほか、公務員に就く人もいる。詳細は、ホームページを参照にされたい。
編入学・進学実績
関連項目
外部リンク
注釈
注釈グループ
- うち男1
補足
- うち女12
- うち女43
- うち女66
- 法経科第2部の入学定員を180→150に減員。
- うち女74
- うち男9
- うち女83
- うち女77
- うち女94
- うち女116
- 記載なし
- うち男119
- うち男2
- うち女135
- うち男1
- うち男8
- うち女98
- 法経科第二部の入学定員を150→100に減員。
- 近隣には、三重県総合文化センター・三重県立図書館・伊勢別街道・一身田寺内町などがある。
- 三重短期大学学則 第10条3
出典
参考文献
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