ロザリオとバンパイアの登場キャラクターでは、池田晃久の漫画『ロザリオとバンパイア』と、その派生作品で登場したキャラクターを扱う。主要なキャラクターの名前には色に関連した語が入っていることが多いが、色に関連した名前の有無でレギュラーやゲストを区別しているわけではない[1]。記載されている声優は特記のない限りアニメ・ドラマCD・ゲームで共通している。
人間界(人間社会)転覆を目論む日本の巨大テロ組織で、御伽の国と書いて「フェアリーテイル」と読む。苗一家や朱染家と協力関係にある。本部の他に七つの支部が存在するが、本部と第一支部は考えの違いから水面下で対立している。
総本部
通称「空中庭園」。日本の上空4000mを浮遊する強固な要塞で、軍により統治・管理され、構成員は軍服を着用している。また、結界により守られ、人間界からは視ることも感知することもできない。
- 仮面の王(かめんのおう)
- 御伽の国の創始者であり、五つ目の仮面を被り黒の衣装で覆われた人物。元は苗一家の創始者であり、後に日本に渡り御伽の国を創設した。
- その正体はアルカード(の分身)である藤咲雅が妖気と姿を変えたものである。
- アルカード
- 最古のバンパイアの一人とされる真祖であり、本名はドラキュラ。
- 元は15世紀ヨーロッパ・ワラキア地方に存在していた名もなき小国の国王であり、自らの国を人と妖が共存できる理想郷にするべく掲げるが、近隣諸国の人間により自らと一人の少女(アカーシャ)を残し国は滅ぼされてしまう。そしてその少女と東へと旅路を続ける中で、平穏を望んだアカーシャとは対極に人間への復讐を望み、約200年前、無数の妖を取り込むことで巨大な魔物と化し、大陸を火の海へと変える。後に三大冥王により倒され封印されるが、その寸前に分身体を作って逃れており、それが仮面の王=藤咲雅となる。
- 巨大な本体は数百mにまで及び、その姿は多数の触手を持つエイリアンのような形をしている。アカーシャや萌香の真祖の血と同調しており、彼女たちが封印を解く鍵となっている。朱染家の地下に幽閉されていたが、現在は御伽の国本部最下層に移されている。本部の全フロアを一撃で貫き、ミサイルなどの攻撃も効かず、バラバラに破壊されても復活するなど、桁外れの力と再生力・回復力を持つ。
- 朱染 玉露(しゅぜん ぎょくろ)
- 御伽の国総司令。刈愛と心愛の実母であり、刈愛と同じく金髪と褐色の肌を持ち、彼女に殺し屋としての教育を施した張本人。
- 自分から夫・一茶の心を奪ったアカーシャと萌香を憎んでおり、第二部より約7年前から8年前の時点では別居中だった。そして萌香を利用したアルカード復活による人間界の破壊を目論み、それをもってアカーシャへの復讐を果たそうと画策する。また、本格的に動き出す前に朱染家にてクーデターを起こすことで朱染家の当主となっていた。萌香奪還のため本部に潜入してきた月音達に支部長達を差し向ける。
- バンパイアの中でも妖気探知能力がずば抜けて高く、「神の視点(エネミー・ゼロ)」を発動させると、数千m先の妖気まで正確に探知することができる。また、ロザリオの髪留め(リミッター)を外すと両の掌に目が現れ、探知し読み取った妖気の質や量から、その者の能力を自動的に再現し獲得できる力を持つ。
- 長年の研究から封印の十字架(ロザリオ)に備わっているアルカードを制御する力を乗っ取る装置を開発し、萌香からロザリオを奪いアルカードを制御下に置く。また、朱染の吸血鬼達を「実験台」とし、アルカードの肉片を体内に埋め込み屍鬼へと変貌させた。月音との一騎討ちにリミッターを解除して臨み敗北するも、ロザリオと神の視点を駆使してアルカードと限りなく同化し、月音達を圧倒。しかし実はロザリオにはアルカードを制御する力はなく、最後は萌香にロザリオを奪われアルカードに喰われる。
- 朱染 亞愛(しゅぜん アクア)
- 萌香の異母姉妹であり、アルカードの血族。
- 朱染 刈愛(しゅぜん カルア)
- 萌香の異母姉妹であり、雪女の里編では藤咲個人に雇われていた。
各支部
- 藤咲 雅(ふじさき みやび)
- 第一支部長であるが、正体はかつてアルカードが封印される寸前に逃れるために作り出した分身体であり、いつの日か完全なる復活を果たすために仮面の王に扮し、苗一家と御伽の国を組織した全ての黒幕である。本体が死なない限りバラバラにされても決して死ぬことはなく、同様に真祖と思われる。人間界では政治家としての顔も持ち、正装に身を包み、黒髪をオールバックにし、黒のロングコートを着ている。完璧なものが好きだと言い、一見紳士な振る舞いながらも非情であり、狡猾な策略家でもある。葉巻を愛好している。また、ある時に自らの本体を操れるという封印の十字架(ロザリオ)の存在を耳にしたことで、好奇心と、そして同じものが複製されぬためにも原理の解明にも興味を抱く。
- 雪女の里編では、雪の巫女が預言したみぞれの婚約者として登場するが、実際は御伽の国による侵略の一環であった。みぞれの唇を奪い強姦しようとするが泣き出したことで止め、救出に来た月音により倒されたように見えたが、その後は平然と現れると刈愛を止め里から手を退く。また、この時に里の霊源に自らが創造した怪物の卵を仕掛けており、それこそが本当の目的であり、同様の卵は日本各地の霊源に設置された。
- そして機が熟すと実際に封印の十字架(ロザリオ)の能力を見極めるべく、月音達を本部に潜入させ玉露達と衝突させる。巧妙に動き回った後にロザリオに操る能力がないと判明すると、正体を明かしロザリオもろとも萌香の心臓を貫き、アルカードの封印を解いて共に人間界に降り立つ。アルカードとの融合を果たし、日本各地に仕掛けた怪物と共に日本を蹂躙しようとするが、復活したアカーシャに本体の主導権を奪われ、最後はアカーシャの言葉に同意を示し、彼女の自己崩壊呪文により共に消滅する。
- 霧亜からは自らが悪役を演じることで周囲を理想へと導く"偽悪"な存在だと言われ、妖の存在を白日の下に晒し、その上で人間の味方をする妖によって倒されるのが、求めていた死に場所だったのだろうと言われている。
- 吉井 霧亜(よしい キリア)
- 第一支部副長。捉えどころのない飄々とした性格で、物事を面白いかどうかで判断し、興味を失った相手は簡単に殺そうとする人物。黒のコートを着た銀髪の美少年で、瞳の色や瞳孔の向きが左右で異なる。正体はアルカードを基に作られた人工生命体キマイラであり、腕を鎌状や多数の触手や刃などに変形させる。
- 第一部では調査のために学園に潜入しており、そこで出会った北都の孤高な姿に惹かれ、共に反学派として行動する傍ら萌香のことを探っていた。胡夢の想いを利用して萌香と胡夢を罠に嵌め、北都が計画を実行に移す間は萌香を月音から引き離すことで足止めする役目を担う。しかし強引に封印を解いた萌香=裏萌香に一蹴される(ただしこの時は力をあまり出していない)。
- 北都に血を与え妖へ変貌させた張本人であり、北都を気に入り執着している様子を見せる。後に北都と学園を去り、第二部では共に御伽の国の一員として登場する。本来は支部長である雅に付き従い、その裏に潜む闇を処理する役目だとされる。御伽の国本部での決戦では、玉露の月音達と雅の抹殺命令を口実に、雅との敵対を装いつつ北都の未練となる月音達を殺そうと動いてくる。その後、御伽の国の新たな首領となるとされ、より強大な敵として立ちはだかることが示唆されている。なお、巻末四コマによれば女性に興味がないらしく、目覚めなくなった北都を看病しつつも着せ替えなどをして楽しむ様子が描かれている。
- 金城 北都(かねしろ ほくと)
- 第一支部参謀。元反学派首領であり、元人間。
- 姓名不明
- 第二支部長。正体はドッペルゲンガーであり、朱染一茶を騙り玉露直属の暗殺部隊として朱染家暗部の吸血鬼軍団を率いていた。
- 妖気や外見こそ一茶そのものだが、東方不敗には端から抜け殻や気迫がないと怪しまれており、敢え無く倒される。
- 九曜(くよう)
- 正体は妖狐。長い金髪と切れ長の目を持ち、高慢かつ非情な冷血漢。炎を操る強い力を持ち、第一部では四尾の、第二部では五尾の妖狐であり、さらに人型の戦闘形態へとも変化する。必殺技は「朧・火炎車(おぼろ・かえんぐるま)」。
- 第一部では霧亜と共に学園に潜入しており、公安委員会最高幹部として登場する。歪んだ正義を掲げ、従わない者には冷徹な処罰を、また権力の陰で見返りを要求し搾取などを行っていた。月音らが入学する前年度、公安の存在を批判されたことで新聞部を廃部寸前に追いやって以来、月音らが入学してからも部の活動を妨害し、部下がやられたのを機に潰すことに乗り出す。その際、石神に月音が人間との密告を受け、地下室で掟に従い新聞部全員に極刑を下そうと追い詰めるも、最後は血を注入されバンパイア化した月音に倒される。
- その後、己を鍛え直し五尾の妖狐として支部長の座を獲得し、第二部では第三支部長として登場する。本部に潜入した月音と瑠妃を特殊空間に転移させ優位に戦いを進めるが、バンパイア化した月音を前に五つの尾で編んだ炎帝闘衣を纏った形態へと変化。しかし力を解放した月音に一蹴され、敗走する。一連の戦いの後、霧亜と共に新たな御伽の国の一員として活動していく模様。
- 苗 西龍(ミャオ シャーロン)
- 第四支部長であり、苗一家の首領。
- 露蝶(ルーティエ)
- 第四支部副長であり、苗一家の一員。
- 雷禍(ライカ)
- 第五支部長。正体は雷獣。大きな体躯に長髪で、性格は豪快で傲慢。雷を操る強い力を持ち、電気が流れる場所ならば雷と化すことで雷速(秒速150km以上)で瞬間移動もできる。
- 本部に潜入した月音達を始末するために一番手として現れる。瑠妃が召喚した数百もの鴉を一瞬で消し去るが粉塵爆発をくらい、正体を現し瞬間移動を駆使した攻撃で襲い掛かる。しかし禁呪により能力値を上げた瑠妃に瞬間移動を捕らえられ、最大電力「絶雷(ゴースト・バップ)」で攻撃するが、空中に誘われ捕縛かつ絶縁状態にされたところで攻撃を食らい倒される。
- 幽鬼 骸煉(ユウキ ガイレン)
- 第六支部長。甲冑を纏っているが実体はなく、仮面の王=藤咲雅が正体に関与してる模様。
- 芳芳との和解を成そうとした西龍の前に現れると、柱を融解し彼らを瓦礫の下敷きにする。後に芳芳に甲冑を壊されると、煙のように消える。
- 神谷 奏(かみや かなで)
- 第七支部長。正体はセイレーン。柔らかい物腰の長髪の美形だが、本性は残忍で正体を現すと禍々しい姿と化す。セイレーンは音曲の大妖、神に最も近い妖とも呼ばれ、その歌声には洗脳する力や、死の旋律となって命を奪う強い力がある。
- 第二部より約4年前に第七支部に派遣され、その際至る所で人を殺し、燦が世話になっている民宿の女将まりんの夫を殺した張本人。強い仲間を集め、いつの日かセイレーンの神話に倣い大都会で大勢の人を殺すのが夢だと語り、燦も仲間に引き入れるべく自ら民宿に出向いてくる。
- 歌声が燦に相殺されるとわかると「空間転送術・水鏡」で大量の半漁人を召喚し、歌声と駆使して燦達を追い詰める。しかし月音の一撃を食らい、正体を現し最大の殺戮音楽「悪魔を憐れむ歌(シンフォニー・フォー・ザ・デビル)」を歌おうとした瞬間、燦の強力な歌の効果により自滅する。
- 椿 六郎(つばき ろくろう)
- 第七支部のスカウトマン。正体は不明。役に立たなくなった者は携帯音楽プレーヤーに録音した神谷の歌声「葬送曲」を聞かせて始末する冷酷な性格。
- 燦の潜在能力を高く評価し、正体を探るためにヤクザを利用するなどの工作を謀る。黒幕の存在に気付き現れた銀影の実力を見抜き、仲間に引き入れようと画策するが、やられた振りをして燦を狙う元凶を倒すという銀影の策にはまり、第七支部まで連れて来てしまう失態を犯す。
中国妖怪を取り仕切るマフィアで、中華妖怪組織と書いて「チャイニーズマフィア」と読む。黄一家と苗一家は中国での覇権をめぐり古くから対立している。
黄一家
東方不敗により創設された中華妖怪組織で、黄一家と書いて「ウォンファミリー」と読む。妖術の扱いに長けた一族であり、特に封印術と結界術を得意としている。
- 東方不敗(とうほうふはい)
- 黄一家の創始者にして三大冥王の一人。「世界最強の妖術士」と謳われ、史上最強の刃と云われる秘術「崩月次元刀」を編み出した人物であり、御子神に封印術を教えた張本人。芳芳にとっては曾曾祖父(ひいひいおじいちゃん)にあたる。
- 食欲旺盛な小柄な老人で、サングラスと長い白髪が特徴。年老いて若い娘にモテなくなってしまったことから二次元オタクになっている。最近はコスプレにはまっており、裏萌香にラムちゃんの格好をさせた。ただしこの老体の姿は残り少ない命を使い果たさないために極限まで妖力を抑えた仮の姿であり、妖力を解放すると性格こそそのままだが、長身で長い黒髪を持つ妖艶な本来の姿へと戻り、桁外れに凄まじい妖気を放つ。
- 館の中には香港の一角を投影した広大な鏡面世界のような特殊空間が存在し、次元刀の威力のみならず、気付かれぬうちに対策を講じるなど、未だその実力の一端は健在。また、三大冥王の中で最も感情的な男と呼ばれ、亞愛と対峙した際や、人体改造を施し月音が暴走した際には、容赦なく殺そうとうする一面を見せる。御伽の国本部に第二陣として潜入して交戦した後、最後はアルカードと融合した状態で復活したアカーシャの自己崩壊呪文に、御子神と共に力添えをする形で消滅する。
- 黄 飛鴻(ウォン フェイフォン)
- 黄一家の首領で、芳芳と鈴鈴の父。妻の恬恬と共に組織の最高戦力と呼ばれている。
- ヤクザの親分という強面の顔で豪快な性格だが、実際は優しく、また妻の恬恬は対立組織・苗家の娘でありながらも、それを顧みず結婚したという情熱家でもある。妖術の腕前は超一流で、伝説の妖獣「炎龍」を召喚・使役し、触れた者を一瞬で消し炭にする。しかし体術はあまり得意でなく、顔には多数の傷跡がある。
- 亞愛の黄家強襲の際に妻・恬恬と共にやられてしまうが、アルカードとの戦いでは共にかけつけ尽力する様子が描かれている。
- 黄 恬恬(ウォン テンテン)
- 芳芳と鈴鈴の母。夫の飛鴻と共に組織の最高戦力と呼ばれている。
- 20代にしか見えないチャイナドレスを纏った美女で、一見優しそうだが実は好戦的な人物。武芸の達人であり、かつては苗家最強と呼ばれた拳士。
- 黄 芳芳(ウォン ファンファン)
- 中性的な顔立ちをした少年で、黄一家の首領(飛鴻)の嫡男。正体は夜叉。月音達より1学年後輩。
- 黄家と苗家の長い対立の果てに結ばれた両親の元に生まれたことから、自分の使命はこの抗争を終結させて平和を齎す(もたらす)ことだと考え、苗家が日本の御伽の国と手を組んだことを受け、御伽の国の実態を探るべく日本の陽海学園に入学して来る。
- 古銭刀と呪符を用いた召喚術を扱うが未熟ゆえにランダム召喚になってしまい、よく連れ添っている巨大なパンダもこの召喚によるもの。月音の強さに惚れ込み、仲間に加えようと勝負を挑んでくるがいつも失敗に終わる。いわゆるヘタレキャラであり、敵に包囲された際も失敗していつものパンダを召喚してしまう。
- 実は東方不敗ではなく母・恬恬の才を継いだ生粋の武闘家であり、御伽の国本部に潜入した際には西龍との戦いでその才を発揮し、鏡化(きょうか)という変幻自在の歩法を繰り出し、紫との連携で西龍を倒す。その後を描いた巻末四コマによれば、後に東方不敗の再来と称されるほどに才能を完全に開花させ、人と妖の共存に尽力するという。
- 黄 鈴鈴(ウォン リンリン)
- 黄一家参謀。芳芳の姉だがすでに病死しており、東方不敗の手により僵尸として蘇っている。
- 一人称は「儂」、語尾に「〜じゃ」「〜の」「〜であろう」と付けるなど、古風な口調で話す。また、何があっても二言目には「儂は既に死んでおるゆえの」と開き直る。半目が特徴的。体育祭で弟の芳芳の応援にかけつけ、共に月音をかけて勝負をし、その後月音達の一学年上に編入して来る。
- 東方不敗直系の弟子であり、秘術・「崩月次元刀」の簡易版を扱うことができる。勝つためには手段を選ばず、体育祭の時も予め体術に優れた僵尸達を編入させたり、また萌香を連れ去りにきた亞愛と交戦した際には、次元刀のみならずマシンガンや自爆技「妖術・炎獄陣」など、身を呈して戦いを繰り広げる。
苗一家
仮面の王により創設された中華妖怪組織で、苗一家と書いて「ミャオファミリー」と読む。御伽の国と協力関係にあり勢力を伸ばしている。
- 仮面の王(かめんのおう)
- 苗一家の創始者であり、後に日本に渡り御伽の国を創設した人物。
- 苗 西龍(ミャオ シャーロン)
- 苗一家の若き首領。御伽の国第四支部長でもある。シルクハットを被った三白眼の青年で、正体は夜叉。
- 約10年前、父が執り行なった黄家との停戦協定の場で芳芳と出会い、共に平和な未来を約束するが、7年後の総帥になった際に仮面の王に父の無残な姿と共に裏切りは許さないと脅され、停戦協定を破棄。再び黄家との抗争の道を歩む。
- 「花葬の西龍」と呼ばれ、花と銃や刃を融合させた食肉植物・銃刀花(ガンズ・アンド・ローゼス)や千刃弔花(せんじんちょうか)などを召喚し、御伽の国の支部長として本部に潜入した芳芳や紫と戦うが、武闘家として才を現した芳芳と召喚術を駆使した紫の連携により倒される(ただし本気は出していなかった)。その後、芳芳に事の真相を話した際に骸煉により瓦礫の下敷きとされるが、戦いの裏で黄家と同盟を結び、アルカード打倒に尽力する。
- 露蝶(ルーティエ)
- 西龍を慕い付き従う苗家の子。御伽の国第四支部副長でもあり、正体は夜叉。
- 見た目も喋り方も大人しそうで可愛らしい女の子だが、弱い者を痛めつけることで快感を得る危ない嗜好の持ち主。御伽の国本部にて潜入した月音達に背後から近づくが芳芳にバレてしまい、妖気や音を閉じ込める消音結界(サイレンサー)を展開しチェーンソーで芳芳を殺そうとする。しかし紫を助けようとした芳芳の攻撃を食らい倒される。その後、西龍が黄家と同盟を結び、共にアルカード打倒に尽力する。
アルカードを倒した三人の者達の総称。陽海学園の創設者でもある[8]。
- アカーシャ=ブラッドリバー
- 三大冥王首領。アルカードとは別の真祖で、萌香の実母。
- 東方不敗(とうほうふはい)
- 黄一家の創始者。
- 御子神 典明(みこがみ てんめい)
- 陽海学園の理事長。