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ペルソナシリーズの第5作の続編 ウィキペディアから
『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』(ペルソナファイブ スクランブル ザ ファントム ストライカーズ、PERSONA5 SCRAMBLE The Phantom Strikers)は、アトラスより2020年2月20日に発売されたPlayStation 4 / Nintendo Switch用ゲームソフト。2021年2月23日には欧米版と同時にSteam版も配信開始された。
このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。 |
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
対応機種 |
PlayStation 4 Nintendo Switch Microsoft Windows(Steam配信) |
開発元 |
アトラス コーエーテクモゲームス(オメガフォース) |
発売元 | セガ |
プロデューサー | 金田大輔 |
ディレクター | 隈部宣道 |
音楽 | 喜多條敦志、増岡郷太、佐々木優嘉、比良彩那、赤羽大夢 |
美術 | 副島成記 |
シリーズ | ペルソナシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア |
BD-ROM Nintendo Switchカード ダウンロード |
発売日 |
PS4/Switch 2020年2月20日 2020年6月18日 2021年2月23日 Windows(Steam) 2021年2月23日 |
対象年齢 |
CERO:B(12才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:16 |
エンジン | Unity(海外版特典コンテンツアプリ) |
売上本数 | 200万本(2023年11月時点)[1] |
無双シリーズなどを手掛けるコーエーテクモゲームス(オメガフォース)との共同開発作品。ペルソナシリーズ初のアクションRPG。略称は「P5S」。
『ペルソナ5』の後日談を描く完全新作ストーリーとなっており、プレイヤーが前作をプレイしている(もしくはテレビアニメを視聴してストーリーを把握している)ことを前提としたシナリオになっている一方で、本作の前年に完全版として発売された『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の追加要素は一切登場せず、無印版の続編に相当する。また、本作の後年に完全版として発売された『ペルソナ5 タクティカ』の追加要素は一切含めていないが、無印版や『P5R』の後日談を描くもうひとつの続編に繋がれている。
前作は東京都内とその近郊が舞台であったが、本作では日本全国の各地を巡るストーリーとなっている。
本作は『ペルソナ5』のシステムや方向性を基盤にしており、『デビルサマナー 葛葉ライドウ』シリーズでも見られた三人称視点3Dダンジョンのアクション戦闘を取り入れた作品となっている。なお、前作までのRPG作品に見られた一部の要素には簡略化が見られる。
また、セーブデータ連動特典として、PS4版なら『P5』か『P5R』のセーブデータ、Switch版なら『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のプレイデータ、Steam版なら1周目フィニッシュデータがあれば、「ペルソナ5BGMセット」が解禁される。
「心の怪盗団」として活動するメンバーたち。 本作ではジェイル攻略中は非戦闘時のみ任意にナビ以外の編成メンバーへの操作切り替えが任意で可能となっている。
本作におけるボスキャラクター達。共通して心に深い傷やトラウマを持つ。
謎の異世界「ジェイル」を支配する王(キング)として主人公達の前に立ちはだかる事になる。
本作の舞台は日本各地で、前作と同じく地名も実在のものや表記の一部を変えたものが多数登場する。本作では日本各地で異変とともに異世界「ジェイル」が発生しており、主人公たちは事件解決のために日本各地を巡る。
本作の開発に向けたコーエーテクモゲームスとアトラスの話し合いは、『ペルソナ5』(以下、『P5』)発売直前の2016年9月上旬ごろから始まった[7]。
当初、コーエーテクモゲームス側は『無双』シリーズのようにアクション寄りで、シリーズのキャラクターが総登場する『ペルソナ無双』をアトラスに提案したが、話し合いを重ねていく中で、『P5』のその後を描いた正統な続編という位置づけのアクションRPGに落ち着いた[8][7][9]。初期には、ペルソナ使いたちが戦国時代にタイムワープするようなアイデアもあったという[10]。
シナリオは、原案をコーエーテクモゲームスが起こし、アトラスのペルソナチームが監修、作成した[8][7]。物語の中心に据えられた新キャラクター、ソフィアと善吉のプロフィールはコーエーテクモゲームスが提案した[10]。キャンピングカーで日本各地を巡るゲーム内容に合わせて、実際にキャンピングカーを借りて両社からディレクターやシナリオ担当者が参加するロケも行われた[8]。
開発初期は『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』(ω-Force開発、スクウェア・エニックス発売)を『ペルソナ』に置き換えただけのような印象を与えてしまうゲームだったというが、「『ペルソナ』らしさ」を求める声がコーエーテクモゲームスの開発スタッフからも上がり、仕様が見直されていった[7]。『無双』的だった戦闘システムは、弱点属性を突くことで戦況を有利に進められるという『ペルソナ』シリーズに特徴的な要素が追加された[7][11]。戦闘中のスキル選択時に時間が一時停止するのは、RPGに近いプレイ感覚を提供する狙いがあり、RPGに親しんできた『ペルソナ』シリーズのユーザーを意識したものだった[7]。
グラフィックやUIに関しては独自色を出すことを極力避け、『P5』らしさの再現に注力した[12]。バストアップイラストなどの2Dグラフィックや背景の一枚絵などは、アトラス側がかなりの作業を受け持った[12]。開発全般はコーエーテクモゲームスが行ったが、RPGのノウハウが豊富なアトラスからの提案により盛り込まれた要素も数多く存在する[7]。またアトラスからは、各育成要素やアクションを駆使しないと進めないほどの歯応えにしてほしいという意味合いで、「『ペルソナ』シリーズなのでプレイヤーを殺しにかかるくらいで作ってください」という意見もあった[7]。
アトラス側のプロデューサー兼ディレクターに金田大輔、ディレクターに薄田無門、コーエーテクモゲームス側のプロデューサーに小笠原賢一、ディレクターに関口和敏と隈部宣道。副島成記は『P5』から引き続き本作においてもキャラクターデザイナーを務めた。パッケージイラストやメインキャラクターの立ち絵はアトラスの織部花子の手による[12]。
音楽はアトラスから喜多條敦志、コーエーテクモゲームスからは増岡郷太、MASAなどが担当。ボーカリストとして『P5』と同じくLynが参加している。楽曲の中には『P5』で目黒将司が手掛けた楽曲のアレンジが含まれる[13]。2Dアニメーションパートはドメリカが制作[12]。
2019年4月2日にティザーサイトが公開された。この時点では「P5S」という略称以外の情報は一切明らかにされず、同年4月25日に開催される音楽コンサート「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~ Day2」の中で発表があることを予告していた[14][15]。4月25日、『ペルソナ5 スクランブル ザ・ファントムストライカーズ』(以下、『P5S』)という正式タイトルとゲーム映像、そしてコーエーテクモゲームスのω-Forceとアトラスのペルソナチームが共同でゲーム開発を手掛けることが発表された[16]。
ゲームはまず日本で2020年2月20日にNintendo Switch、PlayStation 4用ソフトとしてリリースされた。通常版のほかに、設定資料集、サウンドトラックCD、主題歌メイキングムービーBlu-ray、グッズなどがセットになった限定版「オタカラBOX」も発売された[17]。2020年6月18日にアジア、2021年2月23日に北米、ヨーロッパでローカライズ版がリリースされた。
2021年2月23日には日本を含む全世界でWindows版もSteamプラットフォームで販売を開始した。欧米版およびSteam版では、エンディング曲の英語歌詞バージョンが追加された[18]。2021年4月、アトラスは本作のセールスが全世界累計で130万本を突破したと発表した[19]。
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