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『ストリートファイター6』(ストリートファイターシックス、STREET FIGHTER 6、略称『スト6』[3])は、カプコンから2023年6月2日に発売された対戦型格闘ゲーム。
対応プラットフォームはPlayStation 4、PlayStation 5、Xbox Series X/S、Steam。またタイトーより、アーケード版『ストリートファイター6 タイプアーケード』も稼動開始した[4]。
『ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)から7年ぶりとなる作品[5]。
実況やゲージの色分けなどeスポーツを意識しつつ、対戦の高度化によるユーザー離れ対策としてライトユーザー層を取り込むための要素を追加している[6]。
ストーリーの時系列は『ストリートファイターIII』(以下『ストIII』と表記)よりも未来となり、『ストリートファイター』シリーズで最も後の年代となる[7][注 1]。
ディレクターである中山貴之は、本作の登場キャラクターであるルーク、ジェイミー、キンバリーの3人を過去シリーズのリュウ、ケン、春麗の位置に据えていると語っている[8]。タイトルが前作までと異なりアラビア数字なのは中山とプロデューサーの松本脩平の話し合いで決められたものだが、これはSNSなどでユーザーが『ストV』を『スト5』と書いているのを目にし、「表記のブレが発生するくらいなら統一しよう」と考えたため[8]。タイトルについても話し合いがあり、『ストリートファイターズ』や、改めて『ストリートファイター』にするなど色々検討されたが、会社の方針もありナンバリングを継続する形となった[8]。また、中山はこれまでの『ストリートファイター』シリーズの書き文字のロゴは格好いいが、英語圏の人には読みにくいため、誰もが読めるシンプルなロゴに変えたと語っている[8]。
『ストリートファイター』シリーズはゲームのアクセシビリティを考慮していなかったが、キャラクターが向かい合うというシンプルな構図と、出した技により音が異なるという設計のため視覚障害者にもプレイしやすく、特にステレオサウンドにより位置を把握しやすい『ストV』は視覚障害者の大会で利用されていた[9]。本作ではバリアフリーのeスポーツ大会の企画運営する企業の協力により、サウンドアクセシビリティ機能が追加され、相手との距離、技の上中下、ゲージの状態が音で把握できるようになった[10]。
バトル面での基盤となる対戦モード。
作成したアバターを用いて、不特定多数のプレイヤーが1つのサーバーのロビーフィールドに集まって交流することができるオンラインモード。
ロビーを持つサーバーは複数存在し、同じサーバーに入室しているアバターが一同に介して対戦やチャットを行うことができる。
ロビー上からでも、「FIGHTING GROUND」のランクマッチ・カジュアルマッチを待ち受けたり、カスタムルームに入ることは可能。
アバターを作成して『ストリートファイター』の世界をオープンワールドRPG形式で自在に旅する、シングルプレイ専用のゲームモード。
プレイヤーアバターはストーリーを通して「FIGHTING GROUND」にも登場する様々な「レジェンドファイター」に師事し、彼らの戦闘スタイルや必殺技・スーパーアーツを習得できる他、バトルの経験を積むことで徐々に能力が成長していく。
モード内での戦闘は基本的に対戦型格闘ゲームの様式で行われ、ミニゲームもそれに関連する操作を用いるなど、このモードを通して格闘ゲームの基礎を習得できるように工夫された内容となる[6]。
35周年記念の展覧会で見られた「対戦ゲームを遊んでいないが、世界観やキャラクターは好き」という層を取り込むための要素[6]とされ、『ファイナルファイト』の舞台であるメトロシティなど、シリーズ各作品からの要素が登場する。
従来作ではスーパーアーツゲージ(に相当するもの)を消費していたり、あるいは個別のシステムやゲージに分かれていた要素を統合した、本作の新システム。本作のチュートリアルでは、格闘家の集中力や気力を示すと説明されている。
画面下部の「スーパーアーツゲージ」(以下「SAゲージ」)を消費して繰り出す高威力の超必殺技。名称は『ストIII』と同じだが選択制ではなく、SAゲージを1本から3本までのいずれかを消費するものがそれぞれ1つずつ用意され、任意で使い分ける。これによる攻撃には、ヒットした相手のドライブゲージを減少させる効果や、スーパーアーマーで防がれないアーマーブレイク効果もある。
SAゲージは最大3つまでストック可能であるほか、SAゲージを3本消費するものは体力が25%以下まで減少するとクリティカルアーツになり、演出が変化して威力が上昇する。
相手の攻撃直後の隙にこちらの攻撃をヒットさせると成立する。『ストV』のクラッシュカウンターとは異なり、タイミングさえ合っていればどの技をヒットさせてもよい。
基本的には通常のカウンターヒットよりもさらに若干大きめの怯み時間などが与えられ、さらに相手のドライブゲージ減少という効果が加わる。
通常投げでパニッシュカウンターを成功させると、演出が少し変化しダメージとSAゲージの増加量が大幅に上がる、特定の技でパニッシュカウンターを決めると相手のやられ動作が変わり怯み時間が大幅に増す・空中コンボ追撃が可能になりやすいといった例外もある。
通常カウンターとパニッシュカウンターそれぞれを受ける時間はトレーニングモードの「フレームメーター」で確認できる。
『ストV』以前のシリーズや『餓狼』シリーズではプレイアブルキャラクターとして登場していたが、本作では参戦していないキャラクター。本項ではワールドツアーやストーリーモードに直接的に登場し、かつ声が付いているキャラクターのみ記載する。
新システムとして「自動実況機能」が登場。AI技術により、自動で実況・解説が行われる[14]。
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