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日本のOVA ウィキペディアから
『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』(ジャイアントロボ ジ・アニメーション ちきゅうがせいしするひ、英表記:GIANT ROBO THE ANIMATION -THE DAY THE EARTH STOOD STILL)は、日本のOVA作品。1992年から1998年まで、5年半にわたり全7話が発売された。
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 | |
---|---|
ジャンル | バトル、アクション、ロボットアニメ |
OVA | |
監督 | 今川泰宏 |
アニメーション制作 | ムー・フィルム(1話) ムー・アニメーション・スタジオ(2・3・4話) ジュピター・フィルムズ(5話) フェニックス・エンタテインメント(6・7話) |
製作 | アミューズビデオ バンダイビジュアル |
話数 | 全7話 |
OVA:素足のGinRei EPISODE:1 盗まれた戦闘チャイナを探せ大作戦!! | |
監督 | もりたけし |
製作 | 同上 |
発売日 | 1994年 |
OVA:鉄腕GinRei EPISODE:2&3 禁断の果実を奪還せよ極楽大作戦!! | |
監督 | 飯田馬之介 |
製作 | 同上 |
発売日 | 1995年 |
OVA:青い瞳の銀鈴「GinRei with blue eyes」 | |
監督 | もりたけし |
製作 | 同上 |
発売日 | 1995年 |
漫画:ニュータイプ100%コミックス ジャイアントロボ | |
作者 | 水田麻里 |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | コミックGENKi |
レーベル | ニュータイプ100%コミックス |
発表期間 | 1991年夏の号 - 1993年5月号 |
巻数 | 2 |
話数 | 全12話 |
漫画:ジャイアントロボ 誕生編 | |
作者 | 富士原昌幸 |
出版社 | 英知出版 |
掲載誌 | トラマガ vol.3 |
話数 | 1 |
漫画:ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日 | |
作者 | 戸田泰成 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | チャンピオンRED |
発表期間 | 2006年9月号 - 2011年4月号 |
小説:ジャイアントロボ 地球が静止する日 | |
著者 | 山口宏 |
出版社 | 角川書店 |
レーベル | 角川スニーカー文庫 |
巻数 | 全1巻 |
テンプレート - ノート |
メディアミックスとして漫画・小説・テレビゲーム化されているほか、外伝として3作のOVAとCDドラマ1作がある。
横山光輝原作の特撮テレビ番組『ジャイアントロボ』を原案とし、主人公、主役機体もそちらから選ばれている。スター・システムにより横山光輝作品の様々なキャラクターが登場し、ドラマを繰り広げるが敵味方関係は原案と一致せず、元々善の主人公のバビル2世が敵首領「ビッグ・ファイア」になっているといった点がある。
2007年に製作された『GR-GIANT ROBO-』とは原作が同じであるが直接的なつながりはない。
来るべき近未来。完全無公害・完全リサイクル可能な夢のエネルギー源、シズマドライブの恩恵で、人類は未曾有の繁栄のときを迎えていた。しかしその裏側では、世界征服を企む秘密結社BF団と、BF団を阻むために組織された国際警察機構がしのぎを削っていた。草間大作少年もまた、国際警察機構のエキスパートであり、史上最強のロボット・ジャイアントロボを操り、BF団と闘ってきた。
嵐の古城に集まった4人、BF団のエージェント幻夜・呼炎灼・衝撃のアルベルト・オロシャのイワン。彼らの前に黒いアタッシュケースは2つ、作戦の遂行にはもう1つのアタッシュケースの奪還が必要だった。
夜の南京にて、BF団のエージェントに追われているシズマドライブの発明者・シズマ博士を銀鈴、鉄牛は救助するが、BF団の怪ロボット維新竜・暁に追い詰められてしまう。あわやという時、貨物船から草間大作の声とともにジャイアントロボが現れ、維新竜を撃退した。シズマ博士は黒いアタッシュケースを抱えており、その中には一本のシズマ管のサンプルが収められていた。
同じ日、パリでは、市街地が円形に隆起し、エネルギー停止現象が観測される。それはシズマドライブの開発過程で起きた大事故「バシュタールの惨劇」に酷似していた。現場に駆け付けた国際警察機構パリ支部のエキスパート・村雨健二は、シズマドライブの共同発明者達の死体と、バシュタールの惨劇の元凶とされる科学者・フォーグラー博士を目撃する。
国際警察機構北京支部の中条長官・呉用に保護されたシズマ博士は、何かに怯え口をつぐんだままだった。 翌晩、北京支部はシズマ博士とサンプルの奪還を狙うBF団十傑集・衝撃のアルベルトと呼炎灼の襲撃を受ける。九大天王の戴宗がアルベルトを足止めしている隙に、大作・呉用・銀鈴・鉄牛はシズマ博士を連れて支部を脱出するが、彼らの前にBF団の怪ロボット・ウラエヌスが立ちはだかる。
草間大作の危機的状況にジャイアントロボの緊急システムが発動し、怪ロボット・ウラエヌスを急襲するが強力なバリアに全く手が出ない。窮地の戴宗のもとにも楊志・一清道人が助っ人に入り、アルベルト・呼炎灼を退ける。
大作を人質に取りサンプルを手にしたオロシャのイワンは、何も知らない大作に「バシュタールの惨劇」の史実を語る。
約10年前シズマドライブ開発チームの一人であったフォーグラー博士が功を焦って実験を強行、シズマドライブの実験炉心が暴走し、バシュタール公国全土を蒸発させてしまった、さらにその後・・
イワンの言葉を遮るようにシズマ博士はサンプルを奪い、乗ってきた車のエンジンを使いアンチ・シズマフィールドを発生させ、周囲はおろか北京中の電力を消失させてしまった。 パリの2本のサンプルも影響を受けてしまったため、幻夜は作戦を早めて大怪球フォーグラーを浮上・起動させた。パリに現れたフォーグラー博士は全世界に「シズマドライブへの復讐」を宣言した。
北京中の電力が消失し、ウラエヌスも起動を止めた中、ジャイアントロボのみが影響を受けずイワンを捉える。銀鈴がサンプルを外しアンチ・シズマフィールドを解除すると、イワンは隙を突いてウラエヌスの頭部で、ジャイアントロボの追撃砲をかわし海中へ逃げ去った。
イワンに撃たれて虫の息になったシズマ博士は、贖罪しジャイアントロボと草間大作が大怪球フォーグラーを止める切り札だと語り息を引き取った。ジャイアントロボの動力源はシズマドライブではなく、旧世代に封印された原子力だった。
国際警察機構はBF団を辛うじて撃退するが、シズマ博士はBF団のエージェントに撃たれ、大作の目の前で息絶える。一方、欧州と北アメリカの主要都市を沈黙させた大怪球は、太平洋を渡洋して東アジアに接近する動きを見せる。エキスパートの呉学人は、大怪球は地球最後の油田・上海油田を狙うはずと推理し、上海で大怪球を迎え撃つ電磁ネット・ワイヤー作戦を立てる。しかし、九大天王の中条長官は、作戦への鉄牛と大作、そしてジャイアントロボの参加を認めず、硬式飛行船グレタ・ガルボで梁山泊に向かうよう命じる。納得のいかない大作は中条長官に食ってかかる。「今さらロボの原子力が怖いっていうんですか?」ジャイアントロボは原子力で動いていたのだ。シズマドライブの普及した今日、強力だが危険なエネルギー源である原子力は地上からほぼ廃絶され、BF団さえ放棄している。しかし、国際警察機構だけはジャイアントロボの動力源を秘匿し、BF団との戦いに投じてきた。大作は考える――。シズマドライブに頼っていないジャイアントロボなら、大怪球と戦えるはずだ。でも、もし戦えば動力源の秘密が世界中にばれてしまう。中条長官はそれを恐れているのかもしれない。
呉学人の予想は的中し、大怪球は上海に上陸する。戴宗たちは電磁ネット・ワイヤー装置で大怪球を捕獲し、電磁気の反発力で宇宙に放り出そうと試みるが、突如出現したウラエヌスに装置を破壊される。作戦が危機に瀕したそのとき、グレタ・ガルボが上海上空に現れ、ジャイアントロボを投下する。鉄牛と大作が中条長官の命令を無視し、駆けつけてきたのだ。ジャイアントロボはウラエヌスを撃破し、戴宗たちの危機を救う。しかし、シズマ博士の敵討ちにはやる大作は、戴宗と銀鈴の制止に構わず、大怪球に挑みかかる。ジャイアントロボは大怪球に鉄拳を放つが、その拳は無残に砕け散った。
大怪球フォーグラーに右腕を砕かれ上空から墜落して動けなくなったジャアントロボと草間大作。救助に向かった一清道人・銀鈴は、サンプル奪還を狙った幻夜・アルベルトを退け、銀鈴の命を削ったテレポーテーションで難を逃れる。ジャアントロボを大怪球から逃がすため、戴宗は発動中の電磁ネットワイヤー装置を守りつつアルベルトと雌雄を決したが、上海油田とともに命を散らした。
なんとかグレタ・ガルボで上海を逃れた国際警察とジャアントロボを、呼炎灼とフォーグラー博士に化けた幻夜が襲う。戴宗から草間大作を託された青面獣の楊志は、呼炎灼の猛攻から仲間たちを守るため命を捨てて、グレタ・ガルボのコックピット部位を分離させた。
グレタ・ガルボは雪深いカラコルム山脈に墜落した。鉄牛・銀鈴はサンプルの入ったアタッシュケースとともに無事だったが、草間大作は幻夜に囚われてしまう。墜落のショックでうなされる大作は、草間博士の最後・託された願いとジャアントロボ・眩惑のセルバンテス操るGR2との初陣を回想した。 幻夜にサンプルと大作との人質交換のため呼び出された鉄牛と銀鈴は、呼炎灼の猛攻に奮戦虚しく追い詰められてしまう。幻夜の正体はフォーグラー博士の息子、銀鈴=ファルメールの兄エマニュエルだった、彼はバシュタールの惨劇の真実を語った、事故を起こし暴走したのはフォーグラー博士ではなくシズマ博士たちだった。
シズマドライブの完成のため汚名を着せられ死んでいったフォーグラー博士、父の望みを兄妹で叶えようと話す幻夜だが、銀鈴は納得できなかった。巨大メカ・ギャロップを繰り出す幻夜に、手負いのジャアントロボが襲いかかる。BF団をなんとか退けた草間大作たちは、ヘリコプターで現れた呉用率いるエキスパートに救助された。事の顛末を見ていたアルベルトは、幻夜を糾弾するものの、彼の凶弾に倒れる。
大怪球のシズマドライブ停止は、BF団各国支部にも大きな被害を与えた。十傑集の樊瑞らはアルベルトの娘サニーを証人に、十傑集裁判で幻夜を問責し捕縛に動くが、諸葛亮孔明と突如現れたビッグ・ファイアと三つの護衛団に逆に捕らえられてしまう。
国際警察機構の総本山「梁山泊」では、聖アーバーエー防衛のため手薄になったところに、十傑集のマスク・ザ・レッド、怒鬼、ヒィッツカラルドの襲撃を受ける。村雨健二・呉用・草間大作=ジャイアントロボらが銀鈴とサンプルの守備にあたるが、BF団の猛攻につぎつぎと倒されてしまう。
その頃大怪球は、人類の最後の砦である聖アーバーエー(かつてのバシュタール公国)に進撃し、静かなる中条が刺し違えようと命懸けの大技を繰り出したその時、昏睡中だった銀鈴が目覚めて、梁山泊総本山ごと聖アーバーエーへテレポートするのであった。
聖アーバーエーの上空に現れた梁山泊総本山。混乱の最中、銀鈴は最後のサンプルを持って草間大作に別れを告げ大怪球へ消えた。銀鈴の気持ち・国際警察機構の意図を理解できない大作は苦悩し立ち尽くしてしまう。
大怪球の最終進撃に聖アーバーエーの防衛施設も壊滅寸前になったその時、大作は自分の意思(草間博士に対する思い)で立ち上がりジャイアントロボを起動せさて大怪球を押し戻した。大怪球の反撃により動かなくなったジャイアントロボのもとへ車を走らせる大作、彼を捕えようとする血風連と護衛する国際警察機構が激しい戦闘になるも鉄牛の助けでたどり着いた草間大作は破壊されたロボの左目に入りジャイアントロボの一部となった。大怪球の最後の猛攻に衝撃のアルベルトの命懸けの支援を受けて、ジャイアントロボの全火力を持って大怪球を停止させた。万策つきた幻夜のもとに現れた銀鈴。妹の命までも奪い、3つ揃えたサンプルで幻夜は大怪球を最終発動させた。
地球の最後と思われた瞬間、世界中のシズマドライブが復活し地球の夜に光が戻った。フォーグラー博士の意図は「シズマドライブを根絶し地球を停止させることではなく、シズマドライブの欠陥を3つのサンプルの力で修復し地球を救うこと」だった。愕然とする幻夜は草間大作に過大な親の遺産の恐ろしさを語り、大怪球とともに宇宙に消えた。
ビッグ・ファイアを偽装したうえ作戦に失敗した諸葛亮孔明は、樊瑞ら十傑集に責められるが、臆することなく「GR計画」の発動を宣言するのであった。そして目覚める本物のビッグ・ファイア、BF団と国際警察機構・草間大作とジャイアントロボは、最終章「バベルの篭城編」に向かうのであった、戦いはつづく。
今川監督の考えでは、本来の『ジャイアントロボ』は、全26話に相当する以下のエピソードから構成されている。この内、誕生編とドミノ作戦編は過去の出来事として、バベルの篭城編はこれから起る出来事として本編で語られており、その意味では未完である。そのためファンから続編を望む声も多いが[1]、現時点での製作の予定はない。
ジャイアントロボ | |
所属 | 国際警察機構 |
全高 | 30m |
重量 | 1,500t |
出力 | 108万馬力 |
瞬間最高飛行速度 | 545km/h |
駆動型式 | 原子力 |
武装 | 背部ロケットバズーカ 肩部大型ミサイルランチャー 胸部小型ミサイル多連ランチャー×2 腰部80mm無反動スポンソン砲×4 胸部ワイヤーアンカー |
操縦者 | 草間大作 |
(※)があるものは、本編においてはオープニングのみ登場。
ジーアール
()内は発売日
プロデューサーの山木泰人は『宇宙戦艦ヤマト 完結編』のスピンオフ作品「デスラーズ・ウォー」を制作していたがお蔵入りとなる[3]。しかし同作のためすでに多くのスタッフに声をかけていたため、何もしないのはもったいないという考えから本作の企画が始まる[3]。『ヤマト』の代わりがロボットアニメなのは、当時のメカものの主流がロボットだからだった[3]。当初山木は『鉄人28号』を制作しようとしていたが、同作は何度もリメイクされているのに対し、『ジャイアントロボ』は実写版が再放送されることはあってもアニメとしてのリメイクは行われていなかったため、『ジャイアントロボ』が題材に選ばれた[3]。予算がかかり過ぎるため3年ほど企画は動かなかったが、山木が『超神伝説うろつき童子』を担当していたときに、日本コロムビアからアミューズビデオに移った宮下昌幸に声をかけられて企画が再開する[3]。
最初に決まったスタッフは監督の今川泰宏だった[3]。山木はスター・システムで横山光輝作品のキャラクターを登場させようとしていたが、今川はキャラクターをそのまま出したいと考えていた[4]。一部キャラクターにはアレンジが入っており横山にも確認が取られた[5]。
イメージ・コンセプト・デザインの小林誠は今川の次に決まったスタッフだった[5]。キャラクターデザインの窪岡俊之と山下明彦の起用については、キャラクターを立体で動かせる技術で横山キャラを描いたのがよかったのではないかと山木は回想している[5]。スペシャル・ゲストキー・アニメーターのうち、庵野秀明はどこからか作品の噂を聞いて自分から声をかけてきた[2]。増尾昭一を呼んだ経緯を山木は覚えていないというが、エフェクトの技術とセンスがあるアニメーターであるため参加を呼びかけられた[2]。SF作家の川又千秋は『ヤマト』関係で山木と交流があったため参加を呼びかけられ、シズマドライブの設定を制作した[2]。題字担当の津田貞巌は山木の妻の友人の夫というつながりである[2]。
エピソード1の脚本は山本英明が担当していたが途中で死去した[2]。山本の後を引き継いで脚本を担当した人物たちの名前を合わせたものが、エピソード1に脚本として記載されている松山英一である[2]。
音楽は天野正道が作曲し、常任指揮者を務めたワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団によりフルオーケストラで演奏され、のちに交響組曲「GR」として管弦楽・吹奏楽編成による編曲もされた。特に吹奏楽版『交響組曲第2番「GR」より』、『「GR」より シンフォニック・セレクション』などは、現在でも吹奏楽コンクールなどでしばしば演奏されている。全7作それぞれにすべて異なる楽曲が作られた一方、本編では一曲も主題歌・ポピュラー系挿入歌がない(クラシック系歌曲は数曲ある)。反面、作画及び音楽へのこだわりが資金面・製作時間的に完結まで長期間を要する原因となった[注 3]。
Episode:1 | Episode:2 | Episode:3 | Episode:4 | Episode:5 | Episode:6 | Last Episode | |
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製作 | 宮下昌幸 鵜之澤伸 |
宮下昌幸 渡辺繁 | |||||
企画・総合プロデューサー | 山木徳登 | 山木泰人 | |||||
原作 | 横山光輝 | ||||||
作曲・編曲・指揮[注 4] | 天野正道 | ||||||
演奏 | ポーランド国立 ワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラ[注 5] | ||||||
脚本 | 今川泰宏 松山英一 |
今川泰宏 | |||||
コンセプト・ストーリー | 今川泰宏 山木徳登 |
今川泰宏 山木泰人 | |||||
イメージ・コンセプト・デザイン[注 6] | 小林誠 | ||||||
絵コンテ | 山下明彦 片山一良 窪岡俊之 今川泰宏 |
山下明彦 片山一良 今川泰宏 |
山下明彦 樋口真嗣 今川泰宏 |
今川泰宏 山下明彦 |
片山一良 | 山下明彦 今川泰宏 | |
キャラクター・デザイン | 窪岡俊之 山下明彦 |
窪岡俊之 山下明彦 小曽根正美 | |||||
作画監督 | 窪岡俊之 山下明彦 |
山下明彦 羽山賢二 |
山下明彦 水田麻里 |
山下明彦 | 山下明彦 さとうけいいち 鉄羅紀明[注 7] |
山下明彦[注 8] 小曽根正美[注 9] 橋本義美[注 9] | |
スペシャル・ゲストキー・アニメーター[注 10] | 庵野秀明 増尾昭一 前田真宏 |
庵野秀明 増尾昭一 |
増尾昭一 庵野秀明 佐野浩敏 |
増尾昭一 庵野秀明 |
庵野秀明 | 増尾昭一 庵野秀明 |
— |
SF設定協力 | 川又千秋 | — | |||||
メカ設定 | 渡部隆 | 渡部隆 片山一良 |
渡部隆 片山一良 さとうけいいち |
— | |||
美術監督 | 小倉宏昌 | 菊地正典 | 竹田悠介 | 加藤浩 荒井賢 |
太田大 | 竹田悠介 | |
撮影監督 | 安原吉晃 | ||||||
音響監督 | 本田保則[注 11] | 鶴岡陽太 | 伊達憲星 | ||||
音楽設計[注 12] | 鶴岡陽太 | — | — | ||||
音響効果[注 13] | 今野康之(スワラ・プロ)[注 14] | ||||||
録音 | 阿部幸男 | ||||||
編集 | 西山茂 | ||||||
プロデューサー | 中澤稔 高梨実 大西敏樹 |
河野秀雄 高梨実 村上恒一 |
河野秀雄 高梨実 星野達也 |
河野秀雄 松本健 |
財前健一郎 松本健 大西敏樹 | ||
アニメーション・ディレクター | 片山一良 | 牧野滋人 | 片山一良 | 高瀬節夫 | 浦田保則 | ||
アニメーション制作 | (株)ムー・フィルム | (株)ムー・アニメーション・スタジオ | (株)ジュピター・フィルムズ | (株)フェニックス・エンタテインメント | |||
製作 | (株)アミューズビデオ (株)バンダイ |
(株)アミューズビデオ バンダイビジュアル(株) | |||||
監督 | 今川泰宏 |
本編の予算が不足してきたため、ライトだが稼げる作品を作るという意向で制作された[7]が、想定より予算がかかったためあまり儲からなかった[8]。第4作「宇宙刑事銀鈴」の企画も存在したが制作されなかった[9]。
『素足』『鉄腕』はいずれもパラレルワールドのコメディ作品で、CDドラマと合わせて仮想TVシリーズ作品として制作されている。一方『青い瞳』はシリアス作品で銀鈴たちが大作と出会う前の話となっている。『素足』(『青い瞳』も担当)の監督であるもりたけしは、当初本編とのパラレル作品にするつもりは無かったが、エンディングで大作と村雨が一緒にいるシーンを描いてしまったために、結果的にパラレルになってしまったとコメンタリーで語っている(本編で大作は梁山泊で村雨と再会するまで、彼が誕生編でのセルバンテスとの戦闘で殉職したと思っていた)。
素足のGinRei | 鉄腕GinRei | 青い瞳の銀鈴 | |
---|---|---|---|
製作 | 宮下昌幸 渡辺繁 | ||
総合プロデューサー | 山木泰人 | ||
原作 | 横山光輝 | ||
作曲・編曲・指揮[注 15] | 天野正道 | ||
演奏 | ポーランド国立 ワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラ | ||
企画 | 山木泰人 河野秀雄 高梨実 | ||
脚本 | 上田浩 杉谷祐 |
横手美智子 | |
絵コンテ | もりたけし | 飯田馬之介 | もりたけし 羽山賢二[注 16] |
アニメーション・ディレクター | 吉川浩司 | — | 杉山慶一 |
演出 | — | 杉山慶一 | — |
キャラクター・デザイン | 窪岡俊之 山下明彦 水田麻里 |
窪岡俊之 山下明彦 高見明男 |
さとうけいいち 山下明彦 窪岡俊之 |
スペシャルゲスト メカ・デザイナー | — | 石川賢 | — |
メカニック・デザイン | — | 鉄羅紀明 片山一良 |
— |
作画監督 | 小曽根正美 | 下根敬二 鉄羅紀明[注 7] |
さとうけいいち |
美術監督 | 加藤浩 | 古賀徹 | |
撮影監督 | 斉藤豊 | 安原吉晃 | |
音響監督 | 本田保則 | 鶴岡陽太 | |
音楽設計 | 鶴岡陽太 | — | — |
音響効果 | スワラ・プロ | 今野康之 | |
録音 | 阿部幸男 | ||
編集 | 西山茂 | ||
プロデューサー | 松本健 | 大西敏樹 松本健 | |
アニメーション制作 | (株)ムー・アニメーション・スタジオ | (株)フェニックス・エンタテインメント | |
製作 | (株)アミューズビデオ バンダイビジュアル(株) | ||
監督 | もりたけし | 飯田馬之介 | もりたけし |
主にバシュタールの惨劇やフォーグラー博士の真意、「アンチ・シズマドライブ」関係の設定がアニメとは大きく異なる。
バシュタールの惨劇前には次世代のエネルギーとしてシズマ博士とフォーグラー博士の開発したドライブが競い合っており、そこでフォーグラー博士が功を焦って自分のドライブの実験を強行した事がバシュタールの惨劇を招いたというのが通説であった。
しかし真相は功を焦ったシズマ博士らがフォーグラー博士の反対を押し切って自分のドライブの実験を強行した結果がヴァシュタールの惨劇であり、フォーグラーはその結果を自ら製作したドライブに反映させる事でお互いを補い合って新たなエネルギーを作り出せる事をシズマに伝えて犠牲となった。
つまりバシュタールの惨劇を引き起こした「アンチ・シズマドライブ」とは「シズマ博士が作り出したドライブ」であり、作品世界で使われている『シズマドライブ』は「フォーグラー博士の作り出したドライブをベースにバシュタールの惨劇で得られたデータを反映させてシズマ博士が完成させたもの」である。
しかし幻夜は通説通りバシュタールの惨劇を引き起こしたのが「父親の作ったドライブ」だと思い込み、その3本のドライブを「アンチ・シズマドライブ」として集めBF団の力を得て「地球の静止作戦」を引き起こしたのだった。
それはあくまでも父親が正しかった事を証明したい一心からのものであったが、瀕死の銀鈴の言葉で真実を知った幻夜は、一瞬だけ全世界がバシュタール現象で覆われた瞬間、妹と共に命と引き替えに全てを宇宙に飛ばす。
そしてBF団の策士・諸葛亮孔明はその真意をいぶかる樊瑞に対し「作戦の成功」を告げる。「地球静止作戦」の本当の目的は「シズマドライブを超える超エネルギーを有する施設、すなわちバベルの塔」を探すためであり一瞬のバシュタール現象でもエネルギーを失わなかった地点にバベルの塔がある事を確信したのだった。
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