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日本のコンビニエンスストア ウィキペディアから
サンクス(sunkus)は2018年(平成30年)まで日本に存在したコンビニエンスストアのブランド、また1991年(平成3年)までそれを運営していた企業である。ブランドの運営はサンクス→サンクスアンドアソシエイツ→サークルKサンクス→ファミリーマート(2代目)の4商号2法人という変遷をたどった。ここでは、これら運営法人のうちのサンクスとサンクスアンドアソシエイツについても取り扱う。随時運営法人記事も参照のこと。
サンクスの名称は「SUN」「Kids」「US」に由来し設立時の親会社のサンバード長崎屋にも因んでいる[注 1]。ロゴマークは子供(=Kids)でも親しく気軽に入店できるよう、帽子をかぶって歩く子供の姿“K”をデザインにしている。名前は、太陽のようにあたたかく、明るい店作りと「ありがとう」の感謝の気持ちを込めて、太陽の「SUN」と「Thanks」をかけて作られた[1]。
看板としても使用されている「SUN」と「US」の間に、靴を履いて帽子をかぶっている「k」が陽気に歩いているイメージを表したロゴマーク[1]は「子供でも安心して利用できる店」を表している[1]。
店舗イメージカラーの由来は以下のとおりである。
店舗展開としては、経営統合先であるサークルKとは対照的に大半の店舗が関東地方や東北地方等、東日本を中心に出店している。これはサンクスが宮城県から出店を始めたのち、東京都に本社を置いたためである。
全国へ店舗数規模拡大のため、地域ごとに地元の有力会社と合弁で計15社ものエリアフランチャイズ会社設立に注力したことや、1987年3月から2004年9月まで、既存の酒類販売店のコンビニ化に取り組むため、酒類の販売については酒販店に対し、ロイヤルティーをゼロとしていた。
サンクスブランド店舗のほかサンクスミニ店舗やサンクスポートストア店舗も存在した。
旧キャッチフレーズは「フレンドリーなコンビニエンス サンクス」「すぐそこサンクス」「街とみんなとフレンドリー」である。
晩年にサークルKと共通化されていた決済方法や会員制度についてはファミリーマート (企業)を参照。同じく店舗内に設置されていたATMについてはファミリーマート (企業)#コンビニATM・運送サービスほかを参照。
長崎屋グループにて当ブランドは誕生したが、小野グループをへてサークルKを運営するユニーグループとなったのちにユニーグループがファミリーマート系列となった。そしてファミリーマートにブランド転換され現在は消滅している。
当初の運営法人である株式会社サンクスは株式会社長崎屋の出資により1980年(昭和55年)7月に設立され、同年11月に第1号店(八幡店)を宮城県仙台市青葉区八幡(はちまん)一丁目に開店[2](現在は閉店[注 2])。
翌1981年(昭和56年)に関東地区第1号店を東京都中野区、1982年(昭和57年)に北海道地区第1号店を札幌市豊平区、1989年(平成元年)関西地区第1号店を大阪府大阪市都島区、1992年(平成4年)直営による中京地区1号店を愛知県名古屋市昭和区に開店した。株式会社サンクス設立時は仙台市に本社を置いたが東京都中央区東日本橋へ移転。さらに東京都港区芝[3]への移転をへて、サークルケイ・ジャパンとの経営統合前時点の株式会社サンクスアンドアソシエイツは東京都江東区塩浜[4][5]に本社を置いた。
サンクスは長崎屋の業績悪化時に福井県の小野グループへ売却され、その後、小野がサークルケイ・ジャパンを傘下に収めるユニーへ経営譲渡を打診し売却されることになった[注 3]。
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
ファミリーマート転換開始前の2016年(平成28年)8月末時点の情報を記載。※はサークルKも出店していなかった都道府県。
新潟県、長野県、和歌山県、※山梨県、※鳥取県、※島根県、※山口県、※佐賀県、※長崎県、※大分県、※宮崎県、※沖縄県。
滋賀県、京都府、奈良県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、※熊本県、※鹿児島県
この時点でサンクスは甲信越・四国には1店舗もない。かつては滋賀県、京都府、奈良県にも出店していたが、エリアフランチャイザーであるサンクス京阪奈がローソンに切り替えたため撤退。同じく熊本県、鹿児島県もかつてサンクスが出店していたが、エリアフランチャイザーである南九州サンクスがローソンに切り替えたため2013年度に撤退している。四国四県については、香川県・徳島県のエリアフランチャイザーであったサンクスアンドアソシエイツ東四国がセブン-イレブンへ切り替え、残る愛媛県と高知県のサンクス西四国によるフランチャイズ店ならびに直営店、ならびにサンクス東四国の鞍替えを巡る訴訟の和解条件で本部に差し出された店舗も閉店予定の店舗を除いて2015年8月までにサークルKに転換されることとなった[10]ため、最後までサンクスのまま残っていた宇和れんげ店(西予市)・徳島大原町店(徳島市)がそれぞれ8月末・9月末で閉店したのを最後にサンクスブランドが四国から消滅した。
このほか、富山県ではエリアフランチャイザーのサンクスアンドアソシエイツ富山がローソンへ鞍替えすることになったが、傘下の下新川郡朝日町の1店舗のみ本部契約店に変更されサンクスブランドがしばらく残存した。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
2016年(平成28年)9月以降、順次ファミリーマートへ転換される運びとなった。ここではファミリーマートとの統合にともなう消滅地域の情報を記載する。なお、合併前日の2016年8月31日に開店し、サンクスブランド最後の出店例とみられる店舗は、サンクス岩見沢四条東店(北海道岩見沢市)である。
※はサークルKのほうがあとに消滅した地域。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 |
[18] (2001年6月20日上場廃止) |
本社所在地 |
日本 〒135-8539[4] 東京都江東区塩浜2-20-1[4] |
設立 |
1980年(昭和55年)7月23日[4][18] (株式会社サンクス) |
業種 | 小売業 |
事業内容 | コンビニエンスストア事業 |
代表者 | 夫馬泰彦[4] |
資本金 | 5,089百万円[4] |
従業員数 | 965名[4] |
決算期 | 2月末日[18] |
主要株主 | 株式会社シーアンドエス 100%[4] |
外部リンク | http://www.sunkus.co.jp/ |
特記事項:2004年(平成16年)9月1日にサークルケイ・ジャパン株式会社に合併し株式会社サークルKサンクスとなり解散。 表内は特記なければ2004年2月29日現在の情報。 |
株式会社サンクス、のちの株式会社サンクスアンドアソシエイツはコンビニエンスストアチェーンであるサンクスを運営していた法人である。2004年に3代目サークルケイ・ジャパンに吸収合併されサークルKサンクス(のちの2代目ファミリーマート)となり法人格消滅。
サンクスアンドアソシエイツ時代に契約解除したエリアフランチャイザーを契約解除順に列挙する。サークルKサンクスへの合併後も存続していたエリアフランチャイザーについてはファミリーマート (企業)#かつて出資していたエリアフランチャイザーを参照。
以下はサンクスアンドアソシエイツ時代に廃業または資本関係が消滅した関係会社である。サークルKサンクスへの合併後も存続していた関係会社についてはファミリーマート (企業)#かつての関係会社を参照。
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