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日本のテレビドラマ番組 ウィキペディアから
『コンフィデンスマンJP』は、2018年4月9日から6月11日まで、フジテレビ系「月9」枠にて放送されたテレビドラマ。主演は11年ぶり月9枠主演の長澤まさみで月9枠単独主演は初めてとなる[1][注 1]。
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
コンフィデンスマンJP | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
企画 | 成河広明 |
脚本 | 古沢良太 |
演出 |
田中亮 金井紘 三橋利行 |
出演者 |
長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 小日向文世 各話ゲスト 江口洋介 吉瀬美智子 石黒賢 佐野史郎 かたせ梨乃 内村光良 竜雷太 りょう 小池徹平 佐藤隆太 北村一輝(スペシャル) 中山美穂(スペシャル) 広末涼子(スペシャル) |
音楽 | fox capture plan |
オープニング |
fox capture plan 「We Are Confidence Man」 |
エンディング | Official髭男dism「ノーダウト」 |
製作 | |
プロデューサー |
草ヶ谷大輔 古郡真也 |
制作 | FILM(協力) |
製作 | フジテレビ |
放送 | |
放送チャンネル | フジテレビ系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
公式ウェブサイト | |
連続ドラマ | |
放送期間 | 2018年4月9日 - 6月11日 |
放送時間 | 月曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 月9 |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
スペシャル | |
放送期間 | 2019年5月18日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 23:10 |
放送分 | 130分 |
回数 | 1 |
特記事項: 初回は30分拡大(21:00 - 22:24) 第2話・最終話は15分拡大(21:00 - 22:09) |
その後シリーズ化され、映画、スペシャルドラマ、スピンオフドラマなどが制作されている。
また、当作品は古沢の脚本を元に日本版「JP」に加え韓国版『コンフィデンスマンKR』、中国版『コンフィデンスマンCN』の同時制作が決定している[2][3]。
ダー子・ボクちゃん・リチャードの3人を中心としたコンフィデンスマン(信用詐欺師)たちのチームが、悪徳企業のドンやマフィアのボスなど欲望にまみれた金の亡者達から、あらゆる手段を使って金を騙し取るストーリー。
様々な手口を使い、悪徳な方法で大金を稼ぐ者から巨額のカネを騙し取る詐欺師達。但し、決してただの悪党や犯罪者ではなく、「オサカナ」[注 2]は弱者に不利益をもたらす悪徳商法の他、反社会的組織の人間と結託した違法行為等で巨額の富を築いたトップがほとんどであり、基本的に一般人には手を出さない。また、騙したターゲットに潰された店等に手に入れたお金を寄付する等、義賊的な一面も持つ。
3人の中の掟として、「万が一、命の危機に陥る事態が起こっても助け合わない」というものがあるが、結局は事前に仕掛けていたトリック等で助け合っている。
また、多くの「子猫ちゃんたち」と呼ばれる手下を抱えており、手に入れた金の一部を報酬として受け取る代わりに、ターゲットの情報収集からエキストラ、直接近付いての入れ知恵等、様々な形でサポートをする。が、手に入れたお金は経費及び子猫ちゃんたちへの支払いを優先としているため、規模や期間によっては元締めであるコンフィデンスマン達の取り分がわずかや赤字になるケースも多い。
各話 | 放送日 | 編 | サブタイトル[16] | 演出 | ゲスト | 視聴率[17] |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2018年4月 | 9日ゴッドファーザー編 | 華麗なる詐欺師 今夜の標的は強欲非道ゴッドファーザー!! | 田中亮 | 江口洋介 | 9.4% |
第2話 | 4月16日 | リゾート王編 | 冷酷非情の美しきリゾート女王の秘密を暴け!! | 金井紘 | 吉瀬美智子 | 7.7% |
第3話 | 4月23日 | 美術商編 | 金まみれセクハラ美術評論家と対決!! | 三橋利行 | 石黒賢 | 9.1% |
第4話 | 4月30日 | 映画マニア編 | 舞台は映画の都 パワハラ社長を倒せ | 金井紘 | 佐野史郎 | 9.2% |
第5話 | 5月 | 7日スーパードクター編 | 名医の汚れた顔を暴け!! | 田中亮 | かたせ梨乃 | 9.3% |
第6話 | 5月14日 | 古代遺跡編 | 強欲非道のエリートから故郷を守れ | 金井紘 | 内村光良 | 8.2% |
第7話 | 5月21日 | 家族編 | 骨肉の遺産争い 暴かれる家族の秘密 | 三橋利行 | 竜雷太 | 8.9% |
第8話 | 5月28日 | 美のカリスマ編 | パワハラ暴言姫 悪業の真相を暴け!! | 田中亮 | りょう | 8.3% |
第9話 | 6月 | 4日スポーツ編 | IT社長の強権 支配から選手を守れ | 小池徹平 | 9.5% | |
最終話 | 6月11日 | コンフィデンスマン編 | 目に見える物が真実とは限らない…何が本当で何が嘘か | 金井紘 | 佐藤隆太 | 9.2% |
平均視聴率 8.9%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) |
各話 | 放送日 | 編 | 演出 | ゲスト | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
スペシャル | 2019年5月18日 | 運勢編 | 田中亮 | 北村一輝 中山美穂 広末涼子 | 10.3% |
コンフィデンスマンIG
各話 | 放送日 | 編 | 演出 | キャスト |
---|---|---|---|---|
第1話 | 2019年5月13日 | もうひとつの「ゴッドファーザー編」 | 三橋利行 | 小手伸也 瀧川英次 小野塚勇人 |
第2話 | 5月14日 | もうひとつの「リゾート王編」 | ||
第3話 | 5月15日 | もうひとつの「家族編」 | ||
第4話 | 5月16日 | もうひとつの「美のカリスマ編」 | ||
最終話 | 5月17日 | もうひとつの「スポーツ編」 |
コンフィデンスマンMC
各話 | 放送日 | 編 | 演出 | キャスト |
---|---|---|---|---|
第1話 | 2020年7月20日 | もうひとつの「ロマンス編」 | 三橋利行 | 織田梨沙 小手伸也 瀧川英次 |
第2話 | 7月21日 | もうひとつの「運勢編」 | ||
第3話 | 7月22日 | もうひとつの「アイドル編」 | ||
第4話 | 7月23日 | もうひとつの「宝くじ詐欺編」 | 下畠優太 | |
最終話 | 7月24日 | もうひとつの「プリンセス編」 |
回数 | 編 | 放送日 | 放送時間 | 放送枠 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ロマンス編 | 2020年 | 7月18日21:00 - 23:30 | 土曜プレミアム | 11.7% | 「プリンセス編」公開記念 |
2 | 2022年 | 1月 8日21:00 - 23:10 | 8.2% | 「英雄編」公開記念 | ||
3 | プリンセス編 | 2022年 | 1月15日21:00 - 23:40 | 10.0% | ||
4 | 英雄編 | 2023年 | 1月 3日21:00 - 23:40 | (なし) | 9.6% | |
5 | プリンセス編 | 2024年12月28日 | 21:00 - 23:25 | 土曜プレミアム |
コンフィデンスマンJP ロマンス編 | |
---|---|
THE CONFIDENCEMAN JP | |
監督 | 田中亮 |
脚本 | 古沢良太 |
製作 |
成河広明(企画・プロデュース) 梶本圭 草ヶ谷大輔 古郡真也 |
出演者 |
長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 小日向文世 織田梨沙 瀧川英次 Michael Keida 前田敦子 佐津川愛美 岡田義徳 桜井ユキ 生瀬勝久 山口紗弥加 小池徹平 佐藤隆太 吉瀬美智子 石黒賢 竹内結子 三浦春馬 江口洋介 |
音楽 | fox capture plan |
主題歌 | Official髭男dism「Pretender」 |
撮影 | 板倉陽子 |
編集 | 河村信二 |
制作会社 | FILM |
製作会社 | 「コンフィデンスマンJP」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2019年5月17日 |
上映時間 | 116分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 29.7億円[18][19] |
次作 | コンフィデンスマンJP プリンセス編 |
第1作『コンフィデンスマンJP ロマンス編』は、2019年5月17日に公開された。フジテレビ開局60周年記念作品。ドラマ第9話(2018年6月4日放送)の最後で映画化が発表された[20]。
香港を舞台とし、日本、香港で撮影が行われた。2018年10月4日、主要キャストがクランクアップした[21]。
ダー子・ボクちゃん・リチャードの3人がそれぞれ仕事から離れ、次のターゲット探しやバイト、バカンスを楽しむ中、ダー子は次なるターゲットとして香港を牛耳る「氷姫」ラン・リウに狙いを定める。街で小さな詐欺をしていたモナコを新たに弟子に加え一行は香港へと赴きラン・リウと接触するが、そこにはかつてダー子と仕事をしていた恋愛詐欺師・ジェシーもいた。 紆余曲折あり、ボクちゃんらを裏切ってジェシーと手を組んだと思われたダー子だったが、実はジェシーとモナコはダー子の宿敵・赤星の手先で、ダー子自身は騙されていたことが発覚する。 しかしそれもダー子の手の内で、今作の真のターゲットは赤星とジェシーであった。ラン・リウはダー子の師匠的存在・スタアが扮していた偽物で、一行は見事赤星とジェシーを欺くことに成功する。
コンフィデンスマンJP プリンセス編 | |
---|---|
THE CONFIDENCEMAN JP | |
監督 | 田中亮 |
脚本 | 古沢良太 |
製作 |
石原隆 市川南 |
出演者 |
長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 小日向文世 織田梨沙 関水渚 瀧川英次 前田敦子 ビビアン・スー 白濱亜嵐 古川雄大 滝藤賢一 濱田岳 濱田マリ デヴィ・スカルノ GACKT 石黒賢 生瀬勝久 竹内結子 三浦春馬 広末涼子 江口洋介 柴田恭兵 北大路欣也 |
音楽 | fox capture plan |
主題歌 | Official髭男dism 「Laughter」 |
撮影 | 板倉陽子 |
編集 | 河村信二 |
制作会社 | FILM |
製作会社 | 2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2020年7月23日 |
上映時間 | 124分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 38.4億円[23] |
前作 | コンフィデンスマンJP ロマンス編 |
次作 | コンフィデンスマンJP 英雄編 |
第2作『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は、2020年7月23日に公開された[24][25]。8月28日、興行収入が前作『ロマンス編』の29.7億円を超え、30億円を突破したことが明らかになった[26]。
本作は、2019年6月6日にTOHOシネマズ日比谷で行われた映画第1作の大ヒット御礼舞台挨拶の席で製作が発表され[27]、2019年12月3日にフジテレビマルチシアターで行われた「子猫ちゃんたちの集い 〜令和元年大反省会編〜」で正式タイトルと新キャストが発表された[28]。主な撮影はマレーシアのランカウイ島で行われた[24]。
当初は2020年5月1日に公開予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開延期となり[29]、6月11日にYouTubeの東宝Movieチャンネルで公開された特番「『コンフィデンスマンJP』おめざめテレビ編」の中で新たな公開日が発表された[25]。
なお、2020年7月18日にジェシー役の三浦春馬が急逝、本作がシリーズ最後の出演となった。また、9月27日にはスタア役の竹内結子も急逝、同じくシリーズ最後の出演となった。
10兆円の資産を持つとされるシンガポールの富豪・レイモンド・フウが死去。彼には3人の子供・ブリジット・フウ、クリストファー・フウ、アンドリュー・フウがいたが、遺言には「ミシェル・フウ」という隠し子に当主の座と遺産を相続させる旨が書かれていた。しかし肝心のミシェルが現れず、これに目をつけたダー子・ボクちゃん・リチャードは、新たに弟子に加えたコックリをミシェルに仕立て上げて手切れ金を得ることにした。無事レイモンド家の執事・トニー・ティンの目を欺き潜入に成功したものの、「本物のプリンセス」としてプリンセスレッスンを受けパーティーに出席しなければならないことになった。 パーティー当日、再び襲い来る宿敵・赤星を騙すことに成功。この日、数千億の価値を持つフウ家の玉璽を狙っていたダー子だったが、コックリをコンフィデンスマンではなく本物のフウ家の当主にすることにし別れを告げ、玉璽を盗むことなく幕を閉じた。
コンフィデンスマンJP 英雄編 | |
---|---|
THE CONFIDENCEMAN JP | |
監督 | 田中亮 |
脚本 | 古沢良太 |
製作 |
石原隆 市川南 |
出演者 |
長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 小日向文世 松重豊 瀬戸康史 城田優 生田絵梨花 広末涼子 織田梨沙 関水渚 赤ペン瀧川 石黒賢 梶原善 徳永えり 高嶋政宏 生瀬勝久 真木よう子 角野卓造 江口洋介 |
音楽 | fox capture plan |
主題歌 |
Official髭男dism 「Anarchy」 |
撮影 | 板倉陽子 |
編集 | 河村信二 |
制作会社 | FILM |
製作会社 | 2021「コンフィデンスマンJP」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2022年1月14日 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | 日本 |
言語 |
日本語 英語 スペイン語 |
興行収入 | 28.9億円[34][35] |
前作 | コンフィデンスマンJP プリンセス編 |
第3作『コンフィデンスマンJP 英雄編』は、2022年1月14日に公開された[36]。
マルタ共和国のマルタ島が舞台であるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により海外ロケが出来なかったため、俳優の出演シーンは全て和歌山県のポルトヨーロッパなど日本で撮影され、マルタの風景がCG合成された。
ダー子・ボクちゃん・リチャードは、師匠であるツチノコが2年前に死去したことによるショックで詐欺のやる気を失っていたが、ダー子から「何でもありのラストバトル」「負けたら勝った人の言う事を聞く」として3人での勝負を提案。多くのセレブが集まるマルタを舞台に「いちばん多く稼いだ者が勝者」という7日間の戦いを始める。 ジェラール・ゴンザレス、畠山麗奈夫妻が所有する「踊るビーナス」を狙うダー子たち。 更にそこに、日本からの刑事・丹波、インターポール・マルセル真梨邑、宿敵・赤星らが集い、複雑に物語は展開されていくが、「踊るビーナス」を巡って3人は遂に真梨邑に捕まってしまう。 しかし真梨邑こそが、勝手に「4代目ツチノコ」を名乗りダー子らを騙していたコンフィデンスマンであった。 ところがそれもすべてダー子の手の内で、一行は丹波や赤星、ジェラール夫妻と手を組んで真梨邑を騙すことに成功した。
公開初日から3日間で動員41万7000人、興収5億9000万円を記録した[37]。
キネマ旬報社が運営するKINENOTEの「キネ旬Review」では、映画ジャーナリストの宇野維正は「いまだに日本芸能界のコンテクストに拠った出オチに頼っているような作品」と低評価をつけ、ライターの北川れい子は「長澤まさみの弾けっぷりは今回も上々で、コメディリリーフとして彼女のラフな演技に感心する」とコメントし、ライターの千浦僚は「ミスリードやどんでん返しが麻痺するほどにありすぎて、この映画はこういう話でこのキャラはこういう人物、ということがもはや液状化してる」と評した[38]。
『コンフィデンスマンKR』と題して、古沢良太の脚本をもとにKBS-KDB韓流コンテンツファンドが出資するスタジオ・インビクタスにより日本版と同時製作される[2][3]。
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