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アメリカ合衆国出身のお笑いタレント、会社役員 (1986-) ウィキペディアから
厚切りジェイソン(あつぎりジェイソン、1986年4月9日 - )は、 アメリカ合衆国出身の在日IT企業役員、お笑いタレント。ワタナベエンターテインメント所属。本名はジェイソン・デイヴィッド・ダニエルソン(Jason David Danielson)[3]。
本名 | ジェイソン・デイヴィッド・ダニエルソン(Jason David Danielson) |
---|---|
生年月日 | 1986年4月9日(38歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 ミシガン州[1] |
血液型 | O型[2] |
身長 | 186.4 cm |
言語 | 日本語・英語 |
最終学歴 | イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校[1] |
出身 | ワタナベコメディスクール19期 |
芸風 | 漫談 |
事務所 | ワタナベエンターテインメント |
活動時期 | 2014年 - |
同期 |
小杉まりも すがちゃん最高No.1 (ぱーてぃーちゃん) カニササレアヤコ たくろうビスケット 他 |
過去の代表番組 | えいごであそぼ with Orton |
他の活動 | 会社役員 (IT企業) |
配偶者 | あり |
公式サイト | 公式プロフィール |
アメリカ合衆国ミシガン州出身。身長186cm。エンジニアの父と母、18か月上の姉がいる[注 1]。小さな頃から勉学が得意で「出された宿題を学校から帰宅する車の中でさっさとしてしまうような子供だった」と述べている。その優秀さから、中学校時代には「高校カリキュラムで勉強してみないか?」と提案された。17歳の時(2003年)にミシガン州立大学に飛び級入学し、その後イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に編入し、学士号、修士号を取得した[1]。
2005年に訪日し日本に1年間滞在。旭化成においてアメリカ英語対応・音声認識ソフトの開発・研究に従事。この時に観た『エンタの神様』(日本テレビ系)の面白さが気に入り、「日本語の勉強のため」として多くのお笑い番組などで多くの芸人のネタを観る[4]。なお、お笑い番組のみならずテレビドラマもよく観ており、好きな作品として『銭ゲバ』(日本テレビ)、『池袋ウエストゲートパーク』、『タイガー&ドラゴン』(いずれもTBSテレビ)を挙げている[注 2]。
2005年訪日時に知り合った日本人女性と2007年にアメリカで結婚。2017年1月1日の時点で、3人の娘がいる[1]。扶養家族がいるため、会社役員も辞められないとのこと[4]。
2008年に日本語能力試験2級(現N2レベル相当)、2009年には同試験1級(現N1レベル相当)を取得。現在も日本語習得のため、漢字の書き取りは頻繁にしている[4]。また日本史も勉強していると述べている[5]。漢字の書き取りなどの勉強において生じた素朴な疑問を元にネタを作る事が多い[4]。また、同じく漢字のネタ(人文字)を持つゴルゴ松本(TIM)にネタをよく見せて助言を依頼している[6]。
その後アメリカに帰国し、GEヘルスケアに転職。後には「再び訪日してお笑い芸人をやりたい」と言う思いが強くなったが、芸人をやるという理由ではビザが下りないと悩んでいる頃に住んでいるシカゴのIT関連企業が日本に進出して日本法人を設立すると聞き、これに参加して2011年に渡日[4]。
ある日、ザブングルの営業を観に行った際に、観客の中で力が強そうな人を選び腕相撲で対戦するという企画でジェイソンは必死に手を挙げ、加藤歩に選ばれて加藤と対戦(結果はジェイソンの勝ち)。この時から加藤との交流が始まり、会社を辞めなくても芸人を目指せるとして加藤にワタナベコメディスクールの土日コースを勧められ、2013年10月に19期生としてワタナベコメディスクール入学[4]。同スクール卒業後の2014年9月にワタナベエンターテインメント所属となりデビュー[1]。
2014年12月29日放送の『速報!有吉のお笑い大統領選挙』(テレビ朝日)に出演してベッキーが絶賛したことをきっかけに、知る人ぞ知るような存在になっていった[4]。2015年2月10日に決勝戦が行われた『R-1ぐらんぷり2015』で決勝進出。『R-1ぐらんぷり』で外国人の決勝進出は初であり、芸歴最短記録(芸歴4か月)も更新した[7]。また2016年3月6日に開催の『R-1ぐらんぷり2016』でも決勝進出[8]、2年連続でR-1ファイナリストとなった。
2012年にITベンチャー企業テラスカイに入社。同社の米国法人の立ち上げに携わり、同法人の副社長に就任。2021年現在では、テラスカイ本体のグローバルアライアンス事業部長[9]及び同社子会社の株式会社テラスカイベンチャーズの取締役[10]も務めており(テラスカイの株式を1万株超持つ株主でもある)[3]、社業とお笑い芸人とを両立させた活動を行っているが、社業において芸人仕事のため半休を取ったり取締役会を途中で抜けたりもしているという[4]。「“本業は何?”と問われるけど、本業という言葉自体が嫌い。これは人間=仕事という意味が込められてるんですよ。本業以外の事は出来ないでしょうか?という意味が込められている。」「僕は人間・ジェイソン。全てが本業。」[11]。お笑い芸人としてだけではなく、テラスカイ社員・IT専門家として、本名のジェイソン・デイヴィッド・ダニエルソン名義での講演も数多く行っている。
また、エンジェル投資家としてITベンチャー企業の株式会社ウィルゲートに投資をしている[12]。ウィルゲート代表の小島梨揮とは同じ年齢である。
自身のTwitterのフォロワーから受けた人生相談にも丁寧に答えており、2015年11月にはそれらをまとめ、日本に対する自身の提言を著した書籍「日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy」を発売。その中でも述べられているが、日本人の生活や労働スタイル、商慣習については「周りの意見に左右されすぎ、小さな頃からそうするべきだと教え込まれている」「無駄な会議、作業、資料作成が多すぎる」など、個々の意見や活動を尊重し、労働現場をもっと合理化すべきであるという意見を持っている。
タレント活動で得る収入のほか、会社での役員報酬、シカゴに所有しているマンションの家賃収入もある[13]。また、初訪日した20歳のときは体重が140kgもあり、カロリーダイエットとジョギングに挑み約78kg減らし現体型に至った[14][15]。現在でもジョギングを日課とし、出張先でも時間を見つけて数kmの走り込みを行っている。2016年2月28日には「東京マラソン2016」の男子の部で出場し、4時間56分55秒で完走[16]。
2016年、「東京ブランド」の確立に向けたプロジェクト『&TOKYO』の特別選定委員に就任[17]。
2016年7月、Android・iOS用の英語学習アプリケーション「厚切り英単語」を発売。英和辞典などにおける「英単語を日本語で説明」ではなく「英単語を英語で説明」をすることでネイティヴスピーカーにより近い英語の感覚を身に付けさせることを目指している。収録はジェイソン自身が行っている。その他、公式ブログは日本語と英語の両方で同じ内容の記事を書いており、英語に親しむきっかけ作りを心がけている。
2017年4月からNHK Eテレの『えいごであそぼ with Orton』にて、子供たちに英語を教える「ジェイソン博士」としてレギュラー出演。その後「ジェイソン博士」は世界各地を旅することを宣言し、厚切りジェイソンも2023年3月を以て番組を降板した[18]。
2022年10月4日からお金のトレーニングスタジオ株式会社ABCashTechnologiesの特別講師就任[19]。
芸名の「厚切りジェイソン」は、自身が胸板が厚いことと神奈川県厚木市在住ということが由来となっている[20]。
共和党支持者。ドナルド・トランプの大統領就任を受けて、「政治経験が全くないからこそ世界に刺激を与えてくれるのでは。経済をリセットさせてくれる」とコメントしている[21]。2021年にも、「トランプさんにも悪いところはたくさんあると思うが、経済政策では評価するところは評価するべき」「トランプさんを支持している人が(2020年大統領選挙の総得票数)7000万人以上いるという事実は認めてから考えていかないと」と持論を展開した[22]。一方で、「(コロナ対策のためには)民主党政権の方がお互い我慢しあって協力して問題を解決しようという動きに期待できる」「個人の自由を優先する共和党よりも民主党の方が早く結束につながると思いたい」とも語った[22]。
両親ともにアメリカ人であり、アメリカ出身だが、日本語に非常に堪能である。
死は気にしない、終活は熊との戦いと語り、リスク管理に基づいたユニークな人生観を持っている[23]。
これらのネタをホワイトボードや画用紙などに書いて披露し、その度に「Why Japanese people!?(なぜなんだ日本人!?)おかしいだろ!」などと絶叫でツッコミを入れる[4][7]。なお、この「Why―」の決め台詞は、ワタナベコメディスクール時代のある日、ネタ見せの時にネタを全部忘れ、この時に咄嗟に飛び出た台詞であり、以後そのまま遣い続けるようになった[25]。なお、通勤電車の中でネタをよく作っているという[6]。
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