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『おはようパーソナリティ古川昌希です』(おはようパーソナリティふるかわまさきです)は朝日放送ラジオ(ABCラジオ)で2022年(令和4年)4月1日から毎週金曜日 6:30 - 9:00(JST)に放送中の生ワイド番組。『おはようパーソナリティ』シリーズの第3代に当たる番組の一つ(『おはようパーソナリティ道上洋三です』金曜分の後継番組)で、古川昌希(朝日放送テレビアナウンサー)の冠番組である。
朝日放送ラジオは朝日放送(ラジオ・テレビ兼営局としての旧法人)時代の1971年4月1日(月曜日)から1977年3月25日(金曜日)まで、『おはようパーソナリティ中村鋭一です』を平日の早朝に生放送。1977年3月28日(月曜日)からは、『おはようパーソナリティ道上洋三です』のタイトルで、道上洋三(朝日放送 → 朝日放送テレビアナウンサー)が先輩の中村鋭一からパーソナリティを引き継いだ。
しかし、道上は2021年9月11日(土曜日)に自宅で脳梗塞を発症。翌週(13日)以降の『おはようパーソナリティ道上洋三です』では、道上が復帰するまでの暫定措置として、朝日放送テレビの後輩アナウンサー(古川や小縣裕介など)がパーソナリティを代行していた(当該項に詳述)。もっとも、道上が高齢(発症の時点では78歳)で入院加療を経てリハビリに専念していることから、朝日放送ラジオでは家族や関係者と協議したうえで『おはようパーソナリティ道上洋三です』を終了させることを決定。小縣がパーソナリティ代理を務めた2022年3月25日(金曜日)放送分で、45年にわたる歴史に幕を下ろした。
その一方で、朝日放送ラジオでは『おはようパーソナリティ』シリーズを継続したうえで、道上以外のアナウンサーをパーソナリティに立てることを検討。現役のスポーツアナウンサーでもある小縣に対して、(テレビを含めた)プロ野球・高校野球(全国高等学校野球選手権大会)中継への出演と並行しながら『おはようパーソナリティ』を任せることを打診した。小縣もこの打診を快諾したため、『 - 道上洋三です』の月 - 木曜分を『おはようパーソナリティ小縣裕介です』として継承。週5日の勤務を基調に朝日放送テレビが設けている社内規定を踏まえて、スポーツアナウンサーとしての小縣の活動を金 - 日曜日や祝日に集中させることなどを条件に、金曜分を古川の冠番組(『おはようパーソナリティ古川昌希です』)として編成することも決まった[1]。その結果、朝日放送ラジオが平日の午前中(5 - 12時台)と夕方帯(15 - 17時台)に自社制作で放送している生ワイド番組はすべて、2022年4月改編から月 - 木曜日と金曜日で別々に編成されるようになった。
古川・小縣とも第3代の「おはようパーソナリティ」に当たるが、シリーズ史上初めて月 - 木曜日と金曜日でパーソナリティを分担[1]。小縣が50歳で担当を始めるのに対して、古川は道上と同じく、34歳で「おはようパーソナリティ」の座を継承している。さらに、『 - 道上洋三です』の最終アシスタントだったいがらしあみ(オフィスキイワード所属のフリーアナウンサー)は、『 - 小縣裕介です』の初代アシスタントとして週4日基調の出演に移行。当番組のアシスタントに去来川奈央(松竹芸能所属のフリーアナウンサー)を迎えたため、アシスタントも「おはようパーソナリティ」シリーズ史上初めて月 - 木曜日と金曜日で別々の人物が担当している。放送上は大半のコーナーやスポンサーを『 - 道上洋三です』から引き継いでいるものの、過去のシリーズ番組から一転して、「リスナーから寄せられた疑問を放送中に解決する『問題解決型ラジオ』」というコンセプトを『 - 小縣裕介です』と共に打ち出している[2]。
もっとも、『おはようパーソナリティ古川昌希です』という番組タイトルは、小縣が『おはようパーソナリティ小縣裕介です』を休演する日のパーソナリティ代理を古川が務める場合にも使用する。そのため、古川が平日に(本来担当する金曜日を含めた)5日間とも『おはようパーソナリティ』シリーズへ出演する週には、『 - 中村鋭一です』『 - 道上洋三です』に続いて、当該週の番組タイトルを『おはようパーソナリティ古川昌希です』に統一することで対応している。「『おはようパーソナリティ○○です』という番組タイトルの『○○』にパーソナリティ代理者の氏名を入れて放送する」という措置は、2022年8月第2週までのシリーズ番組で一切為されていなかったが、同月15日(月曜日)から古川が『おはようパーソナリティ小縣裕介です』のパーソナリティ代理を担当する日に限って適用される。 逆に、小縣が当番組のパーソナリティを代行する場合には、『おはようパーソナリティ小縣裕介です』というタイトルを用いている。
◎:担当の時点で朝日放送テレビのアナウンサー(☆の人物は小縣の同僚に当たるスポーツアナウンサー)
○:『おはようパーソナリティ道上洋三です』時代にもパーソナリティ代理を経験
放送上は『 - 道上洋三です』に続いて、「『おはようパーソナリティ古川昌希です』、ピンチヒッターの○○です」(○○は氏名)と名乗っている。小縣が代演する場合には、本来出演している月 - 木曜日と同じく『おはようパーソナリティ小縣裕介です』というタイトルで放送するため、このような措置を講じない。
当番組と『 - 小縣裕介です』は、朝日放送(ラジオ)の放送対象地域(近畿広域圏)以外のエリアからも「radiko.jpプレミアム」(有料・登録制)のエリアフリー聴取サービスを通じて中継の音声を聴取できるようになっている。また、生放送の同録音源を、本放送日から1週間後の午前5:00まで「radiko.jpプレミアム」のタイムフリー聴取サービスで再生できる。
もっとも、ラジオで放送中の音源をradikoで配信する場合(サイマル配信)には、インターネットの通信環境や通信量(トラフィック)などによって放送から30秒前後の遅延が生じる。また、「radiko.jpプレミアム」のタイムフリー聴取サービスで配信される音源については、近畿広域圏以外のエリアからも再生できる一方で、1つの音源を再生できる時間を制限。最初に再生を始めてから一定の時間(連続再生の場合には3時間・分割再生の場合には24時間)を経過した時点で、自動的に「再生終了」とみなされる。
これに対して、朝日放送ラジオでは2023年5月8日(月曜日)から、「2時間以上にわたって放送した番組の同録音源を、基本として1時間ごとに分割したうえで個別に配信する」という措置を全番組に適用。当番組でも、同録音源を「6:30 - 7:00」「7:00 - 8:00」「8:00 - 9:00」に分割したうえで、5月12日放送分のタイムフリー向け配信から実施している。さらに、9月25日(月曜日)の『 - 小縣裕介です』から同月29日(金曜日)の当番組までの5日間は、「『リアルタイムに近い』(放送から配信までの遅延時間を5秒前後にまで抑えた)サイマル配信」(配信音声に関するウェブアンケートと連動した配信テスト)を近畿広域圏向けに実施。この期間中には、テスト用の再生プレイヤーを『おはパソ』シリーズの公式サイトへ組み込む一方で、近畿広域圏以外のエリアには従来と同じ音質・遅延時間の音声を「radiko.jpプレミアム」のエリアフリー聴取サービス経由で配信していた。
コーナーについては、特記しない限り、『おはようパーソナリティ道上洋三です』(『 - 道上洋三です』)の金曜分からスポンサーごと継承。生放送番組のため、コーナーの放送時間を変更したり、コーナーを休止したりすることがある。また、古川/去来川が休演する日の放送では、以下に記す「古川」「去来川」の役割をパーソナリティ/アシスタントの代理者が担当。
当番組を含む『おはようパーソナリティ』シリーズは平日早朝の生放送番組であるため、正時(0分)の時報とは別に、7時台に5分単位・8時台に10分単位で時刻を告知している。正時以外の時刻の告知には、効果音と合成音声を使用。時刻が7:05の場合には、効果音に続いて、合成音声で「7時、5分。」とだけ伝えている。
効果音は流す季節に応じた素材(カッコウの鳴き声や蒸気機関車の警笛音など)を用いていて、番組の進行にかかかわらず、上記の時刻に差し掛かると強制的に流れるようになっている。そのため、当該時刻でCMを放送していても、CMの音源に効果音と合成音声を重ねる格好で時刻を伝えている。
ちなみに、『 - 道上洋三です』の最終盤(少なくとも道上が脳梗塞を発症してからの放送)では、7時0分の時報にスポンサーを付けていた一方で、8時0分に時報のみ強制的に挿入していた。当番組でもこの体制を『 - 小縣裕介です』と共にスポンサーごと踏襲していたが、2022年7月4日(月曜日)放送分の『 - 小縣裕介です』から、別のスポンサーが当番組と共通で8時0分の時報に付いた。その関係で7・8時とも時報の直前にスポンサーのCM(時報CM)を入れているため、『 - 道上洋三です』時代から7:40頃に編成していたリスナーからのメッセージ紹介ゾーンを7:55頃に移動させたうえで、このゾーンの切れ目を8時の時報CMに合わせている。
過去の『おはようパーソナリティ』シリーズで恒例になっていた公開生放送については、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策を可能な限り講じたうえで、『 - 小縣裕介です』との合同企画として、2022年9月19日(月曜日・敬老の日)に神戸震災復興記念公園(みなとのもり公園)[注釈 4]で初めて実施することを計画していた。
この計画は令和4年台風14号の接近が予想されたことを受けて直前に中止されたが、2022年11月13日(日曜日)に万博記念公園(大阪府吹田市)の一角で開かれた「ABCラジオまつり2022」では、公開生放送で予定していた企画(古川・去来川・小縣・いがらしが一堂に会してのア・カペラとボイスパーカッションによる「上を向いて歩こう」[注釈 5]「六甲おろし」の演奏[注釈 6])を「おしゃべりステージ」(生放送と連動していないイベント向けに「お祭り広場」へ設けられていたステージ)で実現。さらに、「上を向いて歩こう」の収録音源を14日(月曜日)、「六甲おろし」の収録音源を15日(火曜日)の『 - 小縣裕介です』で7時台の前半に放送した。
なお、2022年12月28日(水曜日)の『 - 小縣裕介です』では、古川・去来川・小縣・いがらし・清水の参加による餅搗き大会を、「話のダイジェスト」以降の時間帯に生放送と連動させながら「堂島リバーデッキ」(当番組のスタジオがあるほたるまち内のオープンスペース)で開催。当番組と『 - 小縣裕介です』にとっては事実上初めての公開イベントで、5人が交互に搗いてから4種類の味を付けた餅は、「堂島リバーデッキ」に集まったおよそ100名の一般人(リスナー・近隣の住民・通行人など)に先着順で振る舞われた。
2023年の敬老の日(9月18日の月曜日)には、上記の事情から2022年に断念した公開生放送を、『 - 小縣裕介です』との合同企画として改めて開催[注釈 7]。会場はみなとのもり公園で、いがらしの後任扱いで2023年4月から同番組のアシスタントを分担している板垣菜津美(月・火曜日担当)と江崎友基子(水・木曜日担当)[3]、「スポーツの話題」へ随時出演している寺尾も参加した。
この他にも、『 - 小縣裕介です』との合同企画として、朗読会などの有料イベントを2023年から随時開催している(当該項を参照)。
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