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Jは、ラテン文字アルファベット)の10番目の文字。小文字は j

概要 ラテン文字 ...
Jj Jj
ラテン文字
Aa Bb Cc Dd    
Ee Ff Gg Hh    
Ii Jj Kk Ll Mm Nn
Oo Pp Qq Rr Ss Tt
Uu Vv Ww Xx Yy Zz
  • 各行左側のAEIOUは母音である。
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字形

Thumb
筆記体
Thumb
ジュッターリーン体

大文字は、縦棒の下が左に曲がった形である。しばしば折り返す。フラクトゥールで、書体によっては(I) と区別が付かない(あるいは、もともと異体字であったIとJの区別を設けていない)。このため、記号としては(J) を抜かすことがある((I) の次の記号に(K) を使う)。また、T の筆記体と紛らわしいが、フラクトゥールで T はのようであり、区別が付く。

小文字はミーンラインより下に書かれるが、ベースラインを越えて下に突き出す。このため、実質的な大きさはこれだけでも大文字と同等である。さらに、i同様、上に点を付ける。フラクトゥール。文字の上部に付けるダイアクリティカルマークが付く場合、普通は点を付けないで、ダイアクリティカルマークのみを付ける。

メイリオなど、書体によってはゴシック体でも上部にセリフが付く。手書きでもセリフ付きブロック体が用いられることがある。

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歴史

ギリシャ文字Ι(イオタ)に由来し、キリル文字І, Ј と同系の文字である。元々は同一の文字で、基本形の I と、装飾として I の下部を伸ばして曲げた J の2形があった。例えば、ローマ数字の 23 が、XXIII ではなく XXIIJ と書かれた。

発音面では、ラテン語において語頭の I は半母音 [j] を表わしていたが、後期から次第に [j] を発声する際の舌の位置が上がって [dj] に変化しはじめ、古フランス語では [dʒ]中期フランス語では [ʒ] となった。英語では、古フランス語の発音である [dʒ] が現在まで維持されている。

文字としての両者の区別は、1524年に始まる。en:Gian Giorgio Trissinoがイタリア語正書法について、口語的には別々の発音が文字では同一になっている事態を是正するため、母音 /i/I半母音 [j]J と書き分けるよう提案した。同時に UV の書き分けも提案され、時間はかかりつつも多くの言語に影響を及ぼした。 英語においては、1629年出版のジェームズ王欽定訳聖書が初めて IJ を区別したが、両者の混在は長く続き、18世紀のJohnsonの辞書でも IJ が同列に並べられていた。

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呼称

音価

文字 J は、半母音(硬口蓋接近音[j] を表すのに用いられるほか、言語によっては以下のような音を表すのに用いられる。

東アジアの諸言語をラテン文字で転写する際には、[dʒ] の近似音を J で表すことが多い。有声音無声音の区別がなく有気音無気音を区別する言語では、無気音のほうに J が当てられる。その場合、J は無声音をも表すことになる。日本語のヤ行の子音等[j]の近似音は代わりにYで表すことが多い。

  • 朝鮮語では、[dʒ]に近い有声音で発音される[dʑ])に J が当てられている。大韓民国の文化観光部2000年式では無声音で[tɕ]と発音される場合でも母音が後続するなら J を用いる。は常に無声音で発音されるが jj となる。
  • 中国語漢語拼音では、J は無声歯茎硬口蓋破擦音の無気音[tɕ]を表す。
  • 日本語ヘボン式ローマ字表記では、[dʒ]に近い「ジ」および「ジャ」行の子音[dʑ]に J が当てられている。ジャ行の表記において jy と表記されることもあるが、基本的には正しくない。なお訓令式では使用しない。
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Jの意味

学術的な記号・単位

その他の記号

商品名・作品名・固有名等

車種
小説・ドラマ・アニメの題名
曲名
人名・団体名
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符号位置

さらに見る 大文字, Unicode ...
大文字UnicodeJIS X 0213文字参照小文字UnicodeJIS X 0213文字参照備考
J U+004A 1-3-42 J
J
j U+006A 1-3-74 j
j
U+FF2A 1-3-42 J
J
U+FF4A 1-3-74 j
j
全角
U+24BF Ⓙ
Ⓙ
U+24D9 1-12-35 ⓙ
ⓙ
丸囲み
🄙 U+1F119 🄙
🄙
U+24A5 ⒥
⒥
括弧付き
𝐉 U+1D409 𝐉
𝐉
𝐣 U+1D423 𝐣
𝐣
太字
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他の表現法

脚注

関連項目

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