蔵前駅
東京都台東区にある東京都交通局の駅 ウィキペディアから
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蔵前駅(くらまええき)は、東京都台東区にある、東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
蔵前駅 | |
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都営大江戸線A6番出入口 (2010年5月8日) | |
くらまえ Kuramae | |
東京都台東区蔵前二丁目3-1(浅草線) 北緯35度42分11.6秒 東経139度47分27.4秒 東京都台東区寿三丁目3-1(大江戸線) 北緯35度42分19.6秒 東経139度47分33秒 | |
所属事業者 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
電報略号 | 蔵(駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム |
2面2線(浅草線) 1面2線(大江戸線) |
乗降人員 -統計年度- |
(浅草線)[都交 1]33,542人/日 (大江戸線)[都交 1]29,569人/日 (合計)[都交 1]63,111人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1960年(昭和35年)12月4日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●[2]浅草線 |
駅番号 | A17[2] |
キロ程 | 15.9 km(西馬込起点) |
所属路線 | ●[2]大江戸線 |
駅番号 | E11[2] |
キロ程 | 10.5 km(都庁前起点) |
乗換 | 両線は地上乗り換え |
備考 |
業務委託駅 1984年までの副名称は「国技館前」 |
浅草線と大江戸線が乗り入れており、それぞれ駅番号として、浅草線にA 17、大江戸線にE 11が制定されている。
浅草線と大江戸線の乗換駅であるが、地下で接続されておらず、事実上は両路線の駅が独立して存在する形になっている。
乗り換えの際は江戸通りと春日通りを通っての地上連絡となるが、地上連絡のコースは浅草線2番線ホーム(押上方面)先頭の改札横にあるA4出口と大江戸線A6出口の間が最短距離だが200m離れている。また浅草線1番線ホーム(西馬込・京急線方面)後方の改札前にあるA2出口と大江戸線A6出口の間は、途中で江戸通りを横断するため、さらに距離があり270m離れている。さらに両線とも地下駅のため、コンコースまで階段の昇降が必要(浅草線A2出口および大江戸線A6出口にそれぞれ上りのエスカレーターがあるのみ)であり、A6出口と大江戸線改札(1カ所)の間の距離も 駅立体図 の通りやや長く、大江戸線はコンコースからさらにホームが地下に位置しているため、両線間の乗り換えには頻繁な昇降および歩行が必要な状態となっている。エレベーターのあるバリアフリールートである浅草線A0出口と大江戸線A5出口の間はさらに距離が長くなる。そのため、目的地(特に空港利用客)によっては当駅よりも大門駅で乗り換える方が便利な場合もある(浅草線のエアポート快特は大門駅に停車するが当駅は通過する)。
開業当初の地名であった「浅草蔵前」から。なお、地名の「蔵前」は江戸時代にこの場所に幕府の米蔵(浅草御蔵)があったことから付けられた[4]。
浅草線は相対式ホーム2面2線、大江戸線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。浅草線と大江戸線のホーム番号(番線表示)は連番となっておらず、両線ともに1・2番線である。東京地下鉄(東京メトロ)銀座線および日比谷線の上野駅も当駅と同じく、それぞれ1番線・2番線である。
浅草線はホームの浅草橋方に両ホーム間を結ぶ地下連絡通路が設置されている。
浅草線のエスカレーターはA2出入口に、エレベーターはA0・A1b出入口に設置されている。また、大江戸線のエスカレーターはホーム - コンコース間とA5・A7出入口の一部区間およびA6出入口に、エレベーターはホーム - コンコース間およびA5出入口に設置されている。なお、A0出入口は2014年3月8日に開設された自動改札機併設の出入口である[5]。
浅草線のA3出入口は、位置する建物(蔵前会館)の老朽化による外壁落下の危険性から、2014年2月より改札とともに閉鎖していたが[6]、建替を経て2020年8月29日より供用を再開した[7]。
トイレは、浅草線がA1a出入口横、大江戸線が改札内コンコースに設置されており、どちらも車いす対応である。
浅草線側は門前仲町駅務管区浅草橋駅務区、大江戸線側は門前仲町駅務管区門前仲町駅務区の管轄。いずれも東京都営交通協力会に委託している。
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
大江戸線を建設した際に、浅草線との交差部に大江戸線の駅を建設して乗り換え駅とすることを企図していたが、浅草線の駅は他線との乗り換えは想定されずに建設されていたために交差部から若干離れていたということによる。なお大江戸線の建設時には、浅草線のホームを北側に移設して乗り換えしやすくするという計画や、連絡通路の新設案[10]も立てられていたが、どちらも資金難などのため中断されている[11]。
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 都営地下鉄 | |||
---|---|---|---|---|
浅草線 | 大江戸線 | |||
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2003年(平成15年) | 26,719 | −1.3% | 19,829 | 4.0% |
2004年(平成16年) | 26,689 | −0.1% | 20,547 | 3.6% |
2005年(平成17年) | 27,354 | 2.5% | 22,269 | 8.4% |
2006年(平成18年) | 28,580 | 4.5% | 23,918 | 7.4% |
2007年(平成19年) | 31,152 | 9.0% | 25,937 | 8.4% |
2008年(平成20年) | 31,413 | 0.8% | 27,417 | 5.7% |
2009年(平成21年) | 31,010 | −1.3% | 27,375 | −0.1% |
2010年(平成22年) | 31,248 | 0.8% | 27,727 | 1.3% |
2011年(平成23年) | 30,373 | −2.8% | 27,287 | −1.6% |
2012年(平成24年) | 32,486 | 7.0% | 29,204 | 7.0% |
2013年(平成25年) | 33,867 | 4.3% | 30,586 | 4.7% |
2014年(平成26年) | 34,667 | 2.4% | 31,142 | 1.8% |
2015年(平成27年) | 34,891 | 0.6% | 32,114 | 3.1% |
2016年(平成28年) | 35,385 | 1.4% | 32,641 | 1.6% |
2017年(平成29年) | 36,154 | 2.1% | 33,503 | 2.6% |
2018年(平成30年) | 37,591 | 4.0% | 35,273 | 5.3% |
2019年(令和元年) | 37,943 | 0.9% | 35,663 | 1.1% |
2020年(令和 | 2年)[都交 2]25,954 | −31.6% | [都交 2]23,750 | −33.4% |
2021年(令和 | 3年)[都交 3]28,211 | 8.7% | [都交 3]25,239 | 6.3% |
2022年(令和 | 4年)[都交 1]28,211 | 18.9% | [都交 1]25,239 | 17.2% |
年度 | 浅草線 | 大江戸線 | 出典 |
---|---|---|---|
1960年(昭和35年) | [備考 1]675 | 未 開 業 |
[東京都統計 1] |
1961年(昭和36年) | 951 | [東京都統計 2] | |
1962年(昭和37年) | 1,524 | [東京都統計 3] | |
1963年(昭和38年) | 2,497 | [東京都統計 4] | |
1964年(昭和39年) | 3,725 | [東京都統計 5] | |
1965年(昭和40年) | 4,384 | [東京都統計 6] | |
1966年(昭和41年) | 4,842 | [東京都統計 7] | |
1967年(昭和42年) | 5,161 | [東京都統計 8] | |
1968年(昭和43年) | 5,938 | [東京都統計 9] | |
1969年(昭和44年) | 6,840 | [東京都統計 10] | |
1970年(昭和45年) | 7,479 | [東京都統計 11] | |
1971年(昭和46年) | 7,609 | [東京都統計 12] | |
1972年(昭和47年) | 7,964 | [東京都統計 13] | |
1973年(昭和48年) | 8,647 | [東京都統計 14] | |
1974年(昭和49年) | 8,559 | [東京都統計 15] | |
1975年(昭和50年) | 8,732 | [東京都統計 16] | |
1976年(昭和51年) | 9,016 | [東京都統計 17] | |
1977年(昭和52年) | 9,175 | [東京都統計 18] | |
1978年(昭和53年) | 8,885 | [東京都統計 19] | |
1979年(昭和54年) | 8,795 | [東京都統計 20] | |
1980年(昭和55年) | 8,923 | [東京都統計 21] | |
1981年(昭和56年) | 8,847 | [東京都統計 22] | |
1982年(昭和57年) | 8,751 | [東京都統計 23] | |
1983年(昭和58年) | 8,779 | [東京都統計 24] | |
1984年(昭和59年) | 8,584 | [東京都統計 25] | |
1985年(昭和60年) | 8,003 | [東京都統計 26] | |
1986年(昭和61年) | 8,468 | [東京都統計 27] | |
1987年(昭和62年) | 8,631 | [東京都統計 28] | |
1988年(昭和63年) | 8,827 | [東京都統計 29] | |
1989年(平成元年) | 9,173 | [東京都統計 30] | |
1990年(平成 | 2年)9,830 | [東京都統計 31] | |
1991年(平成 | 3年)10,268 | [東京都統計 32] | |
1992年(平成 | 4年)9,841 | [東京都統計 33] | |
1993年(平成 | 5年)10,077 | [東京都統計 34] | |
1994年(平成 | 6年)9,929 | [東京都統計 35] | |
1995年(平成 | 7年)9,779 | [東京都統計 36] | |
1996年(平成 | 8年)9,597 | [東京都統計 37] | |
1997年(平成 | 9年)9,263 | [東京都統計 38] | |
1998年(平成10年) | 9,244 | [東京都統計 39] | |
1999年(平成11年) | 9,530 | [東京都統計 40] | |
2000年(平成12年) | 9,268 | [備考 2]3,336 | [東京都統計 41] |
近年の1日平均乗車人員数は下表の通り。
年度 | 浅草線[備考 3] | 大江戸線[備考 4] | 出典 |
---|---|---|---|
2001年(平成13年) | 12,784 | 4,096 | [東京都統計 42] |
2002年(平成14年) | 9,321 | 4,499 | [東京都統計 43] |
2003年(平成15年) | 9,399 | 4,779 | [東京都統計 44] |
2004年(平成16年) | 9,118 | 5,496 | [東京都統計 45] |
2005年(平成17年) | 8,833 | 6,534 | [東京都統計 46] |
2006年(平成18年) | 13,915 | 11,830 | [東京都統計 47] |
2007年(平成19年) | 15,339 | 12,855 | [東京都統計 48] |
2008年(平成20年) | 15,489 | 13,685 | [東京都統計 49] |
2009年(平成21年) | 15,301 | 13,726 | [東京都統計 50] |
2010年(平成22年) | 15,367 | 13,942 | [東京都統計 51] |
2011年(平成23年) | 15,071 | 13,742 | [東京都統計 52] |
2012年(平成24年) | 15,997 | 14,715 | [東京都統計 53] |
2013年(平成25年) | 16,808 | 15,323 | [東京都統計 54] |
2014年(平成26年) | 17,320 | 15,546 | [東京都統計 55] |
2015年(平成27年) | 17,455 | 16,008 | [東京都統計 56] |
2016年(平成28年) | 17,718 | 16,258 | [東京都統計 57] |
2017年(平成29年) | 18,127 | 16,679 | [東京都統計 58] |
2018年(平成30年) | 18,836 | 17,589 | [東京都統計 59] |
2019年(令和元年) | 19,040 | 17,746 | [東京都統計 60] |
2020年(令和 | 2年)[都交 2]13,061 | [都交 2]11,793 | |
2021年(令和 | 3年)[都交 3]14,223 | [都交 3]12,459 | |
2022年(令和 | 4年)[都交 1]16,910 | [都交 1]14,580 |
前述の通り、都営地下鉄線相互の乗り換えに時間がかかり、また浅草線はエアポート快特通過の関係で日中10分間隔が開く場合があるため、大江戸線の駅から浅草方面へは当駅から直接徒歩で向かった場合が早い場合が多い(大江戸線の駅から浅草寺・雷門までは北へ徒歩約10分ほど、850m離れている。)
最寄りの停留所は「蔵前駅前(厩橋)」、「蔵前二丁目」、「大江戸線蔵前駅」である。南めぐりんが日立自動車交通、ぐるーりめぐりんが京成バス、それ以外が東京都交通局により運行されている。
南めぐりんの停留所は国際通り上、ぐるーりめぐりんの停留所は春日通り上にある。
浅草線の計画の一つとして、日本橋駅と東銀座駅の間に東京駅経由の分岐線(デルタ線)を建設する計画(都営浅草線東京駅接着)があり、その際には上記のホーム移転に加え、当駅に追い抜き設備を設ける予定であった。しかし、都心直結線(京成押上線押上駅 - 新東京駅 - 京急本線泉岳寺駅)の計画に取って代わられたため、この計画は事実上消滅している。
蔵前国技館の最寄り駅でもあったため、電車到着の際のアナウンスは「蔵前、蔵前。国技館前です」だった。
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