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日本の化学工業メーカー ウィキペディアから
株式会社レゾナック・ホールディングス(英: Resonac Holdings Corporation)は、日本の大手化学工業会社。日経平均株価の構成銘柄の一つ[4]。
2023年7月から本社が入居する、東京汐留ビルディング | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | レゾナック |
本社所在地 |
日本 〒105-7325 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング[2] |
設立 | 1939年(昭和14年)6月1日 |
業種 | 化学 |
法人番号 | 9010401014548 |
事業内容 | 石油化学、化学品、エレクトロニクス、無機、アルミニウム |
代表者 |
森川宏平(代表取締役会長) 高橋秀仁(代表取締役社長兼社長執行役員兼CEO) |
資本金 |
1,821億46百万円 (2021年12月31日現在)[3] |
発行済株式総数 |
1億8,490万1千株 (2021年12月31日現在)[3] |
売上高 |
連結:1兆4,196億35百万円 単独:5,356億49百万円 (2021年12月期)[3] |
営業利益 |
連結:871億98百万円 単独:358億48百万円 (2021年12月期)[3] |
経常利益 |
連結:868億61百万円 単独:493億14百万円 (2021年12月期)[3] |
純利益 |
連結:△120億94百万円 単独:307億26百万円 (2021年12月期)[3] |
純資産 |
連結:8,184億52百万円 単独:4,570億89百万円 (2021年12月期)[3] |
総資産 |
連結:2兆1,423億90百万円 単独:1兆2,115億49百万円 (2021年12月期)[3] |
従業員数 |
連結:26,054人 単独:3,298人 (2021年12月31日現在)[3] |
決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行 (14.40%) 日本カストディ銀行(4.83%) 富国生命保険(2.49%) 日本証券金融(1.76%) (2021年12月31日現在) |
主要子会社 | 関連会社の項目を参照 |
関係する人物 |
森矗昶(創業者) 鈴木忠治(元社長) 石川一郎(元社長・会長) 大橋光夫(元社長・会長) 市川秀夫(元社長・会長) |
外部リンク | レゾナック -Resonac- |
旧商号は昭和電工株式会社(しょうわでんこう、英: Showa Denko K.K.)。2023年1月1日をもって持株会社に移行し、商号を株式会社レゾナック・ホールディングスに変更した(後述)。
1939年(昭和14年)6月、森矗昶が設立した日本電気工業と、経営に参加した味の素傘下の昭和肥料の合併により設立され、戦前は森コンツェルンの中核企業であった。社名の由来は、前身両社の名を組み合わせたもの。
2011年(平成23年)3月7日より、同社グループのスローガンとして「具体化。」(英文では“Shaping Ideas”)が制定され、あわせて鉛筆をモチーフとしたシンボルマークも制定された。
芙蓉会の会員企業であり芙蓉グループに属している。
森矗昶はヨード工場の見習工から出発して、海草からヨードの抽出事業を進めていた「味の素」の鈴木三郎助(二代目)、鈴木忠治兄弟と手を組んで化学工業会社を興し、1922年(大正11年)に森興業を、1928年(昭和3年)に昭和肥料を設立した。
新しい化学工業の一大拠点とするため、森コンツェルン傘下の昭和肥料や日本電工などを糾合してスタートしたが、基礎となった総房水産は、森矗昶の父森為吉と、安西浩、安西正夫兄弟の父安西直一が創設したものであり、森一族・味の素の鈴木一族・安西一族の共同作業の結果つくられた企業体であった。そのため森曉、安西正夫、鈴木治雄などが社長を務めた。
味の素の創業者鈴木三郎助(二代目)は、もともとヨードの製造販売でライバル関係にあったが、森の会社が経営危機に陥った際に鈴木がこれを救済した事から友好関係に転化した。鈴木は森の経営者・技術者としての才能を高く買い、自身が設立した昭和肥料に森を参加させた。
1931年(昭和6年)4月、昭和肥料は森の指導下で国産初の硫安の製造に成功したが、その数日前に鈴木が他界。森は鈴木の訃報を知って号泣したという。
さらに3年後、コンツェルン傘下の日本電工で、国産アルミニウムの生産に成功した。
1939年(昭和14年)、日本電気工業、昭和肥料の両社合併。取締役社長には森矗昶は就任した[5]。この時点では社名は現在と同じものとなるが、創業年としているのは昭和肥料の前身会社の日本沃度の設立年である1926年としている。
2014年の株主総会を得て退任した現相談役の大橋光夫は石油化学工業協会会長や日本化学工業協会会長等を務めた。
レゾナック・ホールディングスのグループ全体として、総合化学大手の一角に数えられているが、電子・情報材料など高収益の事業に注力する事業再構築を行い「脱総合化」を図り「個性派化学」を目指している。
代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校 |
---|---|---|---|
初代 | 森矗昶 | 1939 - 1940 | 勝浦高等小学校 |
第2代 | 鈴木忠治 | 1940 - 1945 | 横浜商業学校 |
第3代 | 森曉 | 1945 - 1947 | 京都帝国大学文学部 |
第4代 | 日野原節三 | 1947 - 1953 | 東京帝国大学法学部 |
第5代 | 佐竹次郎 | 1953 - 1959 | 東京帝国大学法学部 |
第6代 | 安西正夫 | 1959 - 1971 | 東京帝国大学法学部・経済学部 |
第7代 | 鈴木治雄 | 1971 - 1981 | 東京帝国大学法学部・工学部 |
第8代 | 岸本泰延 | 1981 - 1987 | 東京帝国大学工学部 |
第9代 | 村田一 | 1987 - 1997 | 東京帝国大学工学部 |
第10代 | 大橋光夫 | 1997 - 2005 | 慶應義塾大学経済学部 |
第11代 | 高橋恭平 | 2005 - 2011 | 東京大学経済学部 |
第12代 | 市川秀夫 | 2011 - 2017 | 慶應義塾大学法学部 |
第13代 | 森川宏平 | 2017 - 2022 | 東京大学工学部 |
第14代 | 高橋秀仁 | 2022 - | 東京大学経済学部 |
持株会社になったため、本社のみである。
全て株式会社。子会社および関連会社数は152社である(2023年現在)。
全て株式会社
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