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日本の歌手、作家 (1987-) ウィキペディアから
加藤 シゲアキ(かとう シゲアキ、1987年〈昭和62年〉7月11日[4] - )は、日本の男性歌手、俳優、タレント、小説家。男性アイドルグループ・NEWSのメンバー。旧芸名[6]・本名は加藤 成亮(読みは同じ)[1]。愛称は、シゲ[7]。
かとう シゲアキ 加藤 シゲアキ | |
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本名 | 加藤 成亮[1] |
別名義 | 加藤 成亮 |
生年月日 | 1987年7月11日(37歳) |
出生地 | 日本・広島県広島市[2] |
出身地 | 日本・大阪府[3][4]豊中市[5] |
身長 | 175 cm[1] |
血液型 | A型[3] |
職業 | 歌手・俳優・タレント・小説家 |
ジャンル | テレビドラマ・映画・舞台・バラエティ番組・情報番組・小説・脚本・映画 |
活動期間 | 1999年[1] - |
配偶者 | 一般女性(2024年 - ) |
事務所 |
ジャニーズ事務所(1999年 - 2023年) SMILE-UP.(2023年 - 2024年) STARTO ENTERTAINMENT(2024年 - ) |
公式サイト | STARTO ENTERTAINMENT > NEWS > Profile |
主な作品 | |
テレビドラマ 『トラブルマン』 『盲目のヨシノリ先生〜光を失って心が見えた〜』 『ゼロ 一獲千金ゲーム』 『犬神家の一族』 『悪魔の手毬唄〜金田一耕助、再び〜』 『二月の勝者-絶対合格の教室-』 『六畳間のピアノマン』 舞台 『SEMINAR』 『6月のビターオレンジ』 『中の人』 『グリーンマイル』 『モダンボーイズ』 『粛々と運針』 『エドモン〜シラノ・ド・ベルジュラックを書いた男〜』 小説 『ピンクとグレー』(2012年) 『閃光スクランブル』(2013年) 『Burn.―バーン―』(2014年) 『傘をもたない蟻たちは』(2015年) 『チュベローズで待ってる』(2017年) 『オルタネート』(2021年) 『なれのはて』(2023年) 上演台本 『染、色』(2021年) | |
受賞 | |
主な受賞歴 吉川英治文学新人賞(2021年) 高校生直木賞(2021年) | |
備考 | |
所属 グループ:NEWS レーベル:ELOV-Label |
広島県広島市生まれ[2][8]、大阪府[3][4]豊中市出身[5]。STARTO ENTERTAINMENT所属[9]。青山学院大学法学部卒業[8][10]。既婚[11]。
5歳から[注 1]大阪府豊中市[5][13]、10歳から神奈川県横浜市で育った[8][12]。
子供の頃から芸能界に興味があったことと[14]、自身も習っていたピアノをステージで弾いていた香取慎吾の姿を見て憧れたこともあり[15]、母親がジャニーズ好きの友人に相談し、小学4年生の時にジャニーズ事務所に履歴書を送った[14]。1999年[1]、小学6年生の時に連絡が入り[14] オーディションを経て入所[16]。間もなく同年8月の日本テレビ系『怖い日曜日 友達のJ君』で俳優デビューを果たす[14]。
しかし、中学受験を控えた時期でタイミングが悪かったために、程なくして活動休止を願い出ることとなった[14]。その時は躊躇なく活動を休止したが生意気に思われてしまい、受験後事務所に連絡しても社長のジャニー喜多川に取り次いでもらえなかった[17]。それでも諦めず社長に直接電話したところ[14][17]、理解が得られ、当時慶應義塾高校に通っていた嵐の櫻井翔を紹介してもらった[14]。そして、無事に青山学院中等部・高等部に進み[10][8]、事務所でレッスンを開始[14]。
2001年、ジャニーズJr.内ユニットJ-Support(後にK.K.Kityに改名)のメンバーに選ばれる[18][19]。
2003年11月7日、「NEWSニッポン」(『バレーボールワールドカップ2003』イメージソング)でNEWSとしてCDデビュー。
2004年5月12日、「希望〜Yell〜」(『アテネオリンピックバレーボール世界最終予選』イメージソング)でNEWSとしてメジャーデビュー。
2010年3月に青山学院大学法学部を卒業[10][8]。4月9日から放送開始のテレビドラマ『トラブルマン』で連続ドラマ初主演[14]。
2011年11月22日、活動名を「加藤成亮」から「加藤シゲアキ」に変更し、『ピンクとグレー』で小説家デビューすることを発表[6]。翌2012年1月28日に同書を発売し、デビューを果たした。
2013年11月25日発売の第2作『閃光スクランブル』、2014年発売の第3作『Burn. -バーン-』までの3作品は、東京の渋谷および芸能界を舞台とした内容となっており、「渋谷サーガ」とも称される[1][20]。2016年1月に『ピンクとグレー』は映画化され[21]、『傘をもたない蟻たちは』も連続ドラマ化された[22]。2017年には『ピンクとグレー』の翻訳版が台湾、香港、マカオで発売された[23]。
2018年6月7日、一部週刊誌で未成年との飲酒が報じられたことを受け、厳重注意の上、書面による反省を促す旨が発表された。[24]
2020年、著作『オルタネート』が第164回直木三十五賞の候補作となる[25][26]。2021年1月21日、本屋大賞にもノミネート[27](最終8位)。2021年3月2日、同作で第42回吉川英治文学新人賞を受賞[28][29]。2021年5月30日、同作で第8回高校生直木賞も受賞。ジャニーズ事務所所属タレントの文学賞受賞は初で、現役アイドルとしても史上初の文学賞受賞である。
2021年5月、自身の短編小説「染色」を舞台化し、脚本家デビュー[30][注 2]。同作(上演台本)は、第66回岸田國士戯曲賞の最終候補作品にノミネートされた[34][35]。
2022年12月、日本の大手化学企業東洋紡の企業広告キャラクターに初の単独起用[36]。同社の事業をテーマにオリジナルストーリーを書き下ろした。「加藤シゲアキ×TOYOBO」「物語が生まれる会社」をキービジュアル/フレーズとする各種広告を展開。テレビCMにはNEWS「ハレルヤ」が使用された[37]。
2023年8月14日に公式X(旧Twitter)[38]、8月16日に公式Instagramを開設[39]。
2023年12月14日、著作『なれのはて』が第170回直木三十五賞候補に選出[40](選考会は2024年1月17日)。同賞にアイドルがノミネートするのは史上二度目(一度目も加藤)。
事務所でレッスンを始めてからは次々に仕事が入り、ジャニーズJr.の中から選りすぐりのメンバーで結成されたNEWSのメンバーにも選ばれ、エリートコースを歩み始める[14][42]。しかし加藤はその中では存在感が薄く、自ら仕事をかって出ても事務所関係者に「加藤はいいや」と言われてしまうこともあった[42][43]。危機感を抱き、情緒不安定になるが[42]、グループの休業やメンバーの脱退を機に改めてNEWSのために何かしたいと自分の強みを考え、「書くことだったら、ジャニーズの誰よりもやってきた」と事務所に小説を書きたい意志を告げ、小説家としての道を歩み始めた[43][44]。
アイドル活動も作家業も「自分の人生を使って、魅力的な物語を作る」という同じ行いであるため境界線はなく、歌やダンス、芝居と同じように作家活動も専業のないジャニーズタレントとしての活動の一つであるとしている[45][46][47]。2011年当時、自身のアイドルとしての立ち位置に悩みや焦りを感じていたことに加え、NEWSの活動が停滞していた。鬱屈した感情をかたちにしなければという思いと、NEWSのために自分にも何かできるのではないかという思いで、もともと執筆の仕事に定評があったことから小説を書き上げた[48][注 3][49]。抱え込んでしまう感情を小説で形にすることができたこと、多くの反響があったことで自分の居場所を見出し、同時にアイドルとしての矜恃を改めて強く感じる[注 4][注 5]。正当な評価を受けることより、NEWSに興味を持ってもらうことのほうが大事であるという考えから、ペンネームではなく実名で出版した[注 6]。あくまでNEWSの活動が主軸であり[50]、執筆のために休みをとることはしない[51]。そもそも、物語を作るということにおいてはアイドルの活動によって学んできたことが多分にあり、また執筆の糧となる経験や知見はジャニーズだからこそ多く得られるものであるから、自らの表現活動にとってジャニーズのタレントであることは重要なことだと説明している[45][49][52]。
NEWSのライブでは構成、演出を担当することが多い。NEWSは2011年から本格的にアルバムやライブなどの作品プロデュースにメンバーが関わっており、特に独自の物語性と世界観をもつ作品を製作している。衣装・ステージ演出を担う増田貴久とともに、加藤も全体の構成原案や演出の主導的な役割を担う。増田がコンセプトや演出のアイデアを出し、加藤シゲアキが具現化、脚本化を行うことも多い[注 7]。
またソロ曲については作詞、作曲、舞台演出を加藤自身が手がけている。作風はメッセージ性の強いものが多い。2017年に発表されたソロ曲『あやめ』はウジェーヌ・ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』をモチーフにしている[要出典]。
太字は受賞
グループでの活動については、NEWS (グループ)#出演を参照
インドネシア語版
「」内が加藤シゲアキの作品
『』は掲載誌
2024年の年明けから、作家として物語の持つ力で災害復興支援をなにかできないかと考えていた加藤シゲアキが『なれのはて』の第170回直木賞落選の夜、加藤が彼を労いに集った作家の今村翔吾、小川哲を誘う形で、能登半島地震復興支援企画「あえのがたり」を発起した[注 12][172][134]。
「小説現代(講談社)」のweb版に小説家が小説を寄稿して連載、本として刊行するときは全国で買えるようにし、作家の印税と出版社の利益の部分を全額寄付する。現在の被災者には本が手元に届かないかもしれないのでwebで連載をし、また後日、小説として刊行すれば後の被災地でも“電気の要らないエンタメ”として利点を発揮し、人々の心に寄り添うことを見据えている[172]。さらに、この企画の最大の利点であり狙いは「本」という残り続ける形を通して長期的支援をすることで、日本のチャリティーの短所でもある一過性を克服すること、および本として後世にまで記録や記憶を残し、ずっと後からでも思いを馳せることができるようにすること、忘却に抗うことである[134]。
「あえのがたり」の語源は、奥能登地域の農家で、稲作を守る“田の神様”を祀り、感謝をささげる儀礼を示す「あえのこと」から。「あえ=おもてなし」、「こと=祭り」を表し、被災地の方を物語でおもてなししようという意図で「あえのがたり」と名付けられた[134]。
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