金華山 (宮城県)
宮城県にある島 ウィキペディアから
宮城県にある島 ウィキペディアから
金華山(きんかさん[1][2])は、宮城県石巻市の太平洋上に位置する島である。人口は5人。
金華山は、島全体が黄金山神社の神域となっており、地場の信仰の対象として有名。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられている。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、参拝客を集めている。また、神の使いとして保護されている多数の鹿が生息しており、毎年10月第一、第二日曜には鹿の角切りの神事が行われる。参集殿は来島者唯一の宿泊施設となっている。
初巳大祭は黄金山神社で行われる雄大な行事で、弁財天の神使が蛇(巳)である事に因む祭儀。毎年5月に開催され期間中の日曜日には神輿渡御(みこしとぎょ)が行われる。
金華山は、島全体が黄金山神社の神域となっており、地場の信仰の対象として有名である。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられている。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、参拝客を集めている。また、神の使いとして保護されている多数の鹿が生息している。毎年10月第一、第二日曜には鹿の角切りの神事が行われる。恋愛成就に効果があると言われる相生の松がある。
金華山の南東には鮑荒崎(あわびあらさき、蛇穴崎とも)と呼ばれる岬がある[3]。岬には海上保安庁の金華山ヘリポートがあり[4]、その南には金華山灯台が置かれている。
島全域が山であり、最高点は445m。山頂には 二等三角点(点名「金華山」)が設置されている。平地はほとんどない。神社付近を除く大部分が国有地である。古くから信仰の島であり、1979年には南三陸金華山国定公園として指定がされ、2015年には三陸復興国立公園へ編入されたため、手つかずの自然が多く残されている。
植生は、ブナ・モミ・マツなどが多い。固有種である金華芝が自生する[5]。1980年代ごろからマツクイムシの被害が目立ち始め、島の南部では壊滅的な状態となっている。抜本的な対策が求められているが、シカやサルの保護のため薬剤散布が難しいというジレンマを抱えている。また、増えすぎたシカの食害によって若い木が育たず、世代交代が出来ず巨木は多いが、その巨木でさえ枯れたり倒木しているものも見受けられる。一部では草原化しつつあり、森林崩壊の危機が指摘されている。森林を回復させる目的で、後継樹育成のための防鹿柵(ぼうろくさく)設置や、マツクイムシに対する抵抗性を持ったマツの植樹が行われている。
この地域にはニホンヒキガエルが生息していないため、ここに生息するヤマカガシはヒキガエルを捕食して得られる頸腺毒を持たない[6]。
2011年の東日本大震災による巨大地震と大津波では、金華山桟橋の港湾施設が甚大な被害を受け、黄金山神社に至る参道や島南西部の道路が一部崩落した。
女川港(女川町)発の女川-金華山航路と鮎川港(石巻市)発の鮎川-金華山航路で渡航する。以下の3社が運航する定期観光船のほか、不定期観光クルーザー・海上タクシー等での渡航も可能である。金華山桟橋では、国内の汽船乗り場で唯一の宝くじ窓口販売がある。
女川桟橋まではJR石巻線女川駅より徒歩5分、もしくは石巻駅前から渡波駅前経由女川・指ヶ浜方面行きミヤコーバスで女川海岸下車。女川-金華山航路所要時間35分。
一方、鮎川港までは石巻駅前から渡波経由でミヤコーバスによる鮎川行き路線バスが運行しており、所要時間1時間15分。鮎川-金華山航路所要時間25分。
金華山
島の東側に広がる三陸海岸南部沖は魚類が豊富で、「金華サバ」のように地名を冠してブランド化している例もある[13]。この一帯の漁場を表す場合に「金華山沖○○km」と表現される。
海洋水産資源開発促進法施行令における「仙台湾・金華山沖海域」は、以下の点(世界測地系)を順次に結んだ線により囲まれた海域。すなわち、宮城県本吉郡南三陸町・鵜島から福島県双葉郡浪江町・請戸川河口までの沿岸海域。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.