野幌駅(のっぽろえき)は、北海道江別市野幌町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号A07電報略号ノツ事務管理コードは▲130128[3]

概要 野幌駅, 所在地 ...
野幌駅
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北口駅舎(2018年9月)
のっぽろ
Nopporo
A06 大麻 (3.4 km)
(1.3 km) 高砂 A08
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所在地 北海道江別市野幌町94-1
北緯43度5分33.59秒 東経141度31分46.48秒
駅番号 A07
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 304.2 km(函館起点)
電報略号 ノツ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]5,099人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1889年明治22年)11月3日[1]
備考 業務委託駅
みどりの窓口
話せる券売機設置駅[2]
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概要 野幌駅, 所属事業者 ...
野幌駅
のっぽろ
Nopporo
(0.8 km) 北海鋼機前
所属事業者 夕張鉄道
所属路線 夕張鉄道線
キロ程 0.0 km(野幌起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1930年昭和5年)11月3日[新聞 1]
廃止年月日 1975年昭和50年)4月1日
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南口駅舎(2019年7月)

かつては夕張鉄道との乗換駅であり、急行「かむい」も停車していた。

歴史

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1976年の野幌駅と周囲約1 km範囲。右上の上が岩見沢方面、下が北海道炭礦汽船夕張鉄道の栗山、夕張本町方面。後者は既に本線自体は廃線になり、売却された北海鋼機専用線のみが運行されている。その外側には夕張鉄道の蒸気機関車用炭水設備や転車台、車庫等がそっくり残されている。 駅は中線2本を間に挟んで少しずれた単式と島式の複合ホーム2面3線で、駅裏側3番線から夕張鉄道が発着していた。駅舎横の岩見沢側に貨物ホームと引込み線2本を有し、駅舎側ホームの岩見沢側は島状に長く伸びている。また島式ホームの札幌側端部まで保線車用の待機線が敷かれていて、黄色い保線車が停車している。
駅の周囲には多くのレンガ工場が点在している。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

2面2線の相対式ホームを持つ高架駅であり、北海道ジェイ・アール・サービスネットによる業務委託駅みどりの窓口自動券売機話せる券売機[2]自動改札機エレベーターエスカレーター設置。駅舎デザインはJR北海道と姉妹提携しているデンマーク国鉄(DSB)との共同によって「ひかり」をテーマにしており[報道 2]、江別市の木であるナナカマドをイメージしたレッドカラーをアクセントにしている[報道 2]。なお、地上駅として夕張鉄道が運行されていた頃は2面5線あり、同線廃止などに伴い中線を廃止し、最終的に1番線と2番線の間が大きく開いた2面2線の相対式ホームになっていた。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...
番線路線方向行先
1 函館本線 上り 札幌小樽方面
2 下り 江別岩見沢方面
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(出典:JR北海道:駅の情報検索

利用状況

「江別市統計書」によると、近年の年度別乗車人員は以下の通りである。

さらに見る 年度, 乗車人員(千人) ...
年度 乗車人員(千人) 乗車人員
(一日平均)
出典
定期外 定期
2002年(平成14年) 896 1,404 6,301 [* 2]
2003年(平成15年) 899 1,405 6,295
2004年(平成16年) 908 1,394 6,307
2005年(平成17年) 902 1,452 6,449
2006年(平成18年) 893 1,475 6,488 [* 2][* 3]
2007年(平成19年) 875 1,520 6,544 [* 3]
2008年(平成20年) 839 1,521 6,466
2009年(平成21年) 811 1,524 6,397
2010年(平成22年) 812 1,539 6,441
2011年(平成23年) 849 1,567 6,601 [* 4]
2012年(平成24年) 863 1,579 6,690
2013年(平成25年) 881 1,597 6,789
2014年(平成26年) 841 1,578 6,627
2015年(平成27年) 855 1,559 6,596
2016年(平成28年) 849 1,571 6,630 [* 5]
2017年(平成29年) 839 1,568 6,595
2018年(平成30年) 2,372 6,499 [* 6]
2019年(令和元年) 2,343 6,402 [* 7]
2020年(令和02年) 1,713 4,693 [* 1]
2021年(令和03年) 1,708 4,679
2022年(令和04年) 1,861 5,099
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駅周辺

江別市では野幌駅を中心とする約240ヘクタールを都市活動の拠点と位置づけ、連続立体交差事業[9]土地区画整理事業、街路事業などによって中心市街地に相応しい都市空間の形成を目指す「江別の顔づくり事業」を進めてきた[10][11]。北口駅前広場のロードヒーティング熱源には、北海道内の駅前広場としては初めて再生可能エネルギーである地中熱を利用したシステムを取り入れている[12]。南口には民設民営による市民交流施設と宿泊施設がオープンした[新聞 5][13]。北口はイオン江別店、江別市民体育館、イオンタウン江別江別市ガラス工芸館錦山天満宮、渓和会江別病院、江別市消防本部野幌郵便局、江別市情報図書館、南口はËBRI(旧ヒダ工場)[14]、江別RTNパーク[15]北海道立野幌総合運動公園への最寄口になっている。

北口

南口

バス路線

北口と南口にそれぞれ停留所がある。これらの停留所の1日の平均乗車人員の合計は約570人である[16]。また、エスコンフィールドHOKKAIDOの開業に合わせて、F VILLAGE行きシャトルバスの専用乗り場が設置されている。

「野幌駅北口」停留所

「野幌駅南口」停留所

特急列車の停車要望

江別市および同市議会は2000年代後半から2010年代前半にかけて、野幌駅に特急列車を停車させるようJR北海道に要望していた。理由としては、江別市より人口の少ない市町村に特急停車駅がある点、道北方面への夜行列車廃止に伴い江別駅停車の特急列車が消滅し、市内から特急停車駅がなくなった点、「江別の顔づくり事業」によって利用客の増加が見込まれる点などを挙げていた。 これに対し、当時JR北海道からは札幌周辺では特急列車よりも快速列車の充実を図る企業方針および、2面2線の野幌駅では待避が不可能といった構造的理由から、受け入れは困難との回答が示され、実現には至らなかった。しかし市は、駅周辺への経済効果の波及や市の魅力の向上などに必要として今後も要望を続けていく姿勢を示していた[17][18]

その後しばらく目立った動きはなかったが、江別市は2020年1月6日の年頭記者会見にて特急列車を野幌駅または江別駅に停車させるよう年内に再度要望する方針を明らかにした。なお要望の理由については以前と異なり、札幌中心部への移動の利便性向上を求める市民のニーズに加え、野幌駅においては「江別の顔づくり事業」により誘致したホテルリボーン野幌(全65室)の開業、江別駅においては駅から約2Kmの場所に複合書店「蔦屋書店」の出店といった駅周辺の環境変化を挙げている[新聞 6]

なお、JR北海道はかつて要望を受け入れない理由の一つとしていた快速列車の充実については、快速通過駅(森林公園駅苗穂駅など)の利用客増加を受け、方針を転換し快速列車(いしかりライナー)を廃止し普通列車に振り替えている。一方で、江別市がかつて特急停車の必要性の理由としていた利用客の増加についても、ほぼ横ばいで達成できていない状況(2007年→2018年)にあり、2020年の再要望では先述のように別の理由を挙げ、その点については言及を避けている。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
大麻駅 (A06) - 野幌駅 (A07) - 高砂駅 (A08)

脚注

関連項目

外部リンク

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