『私立探偵 濱マイク 』(しりつたんてい はまマイク)は、映画監督林海象 による、同名の探偵を主人公とするハードボイルド探偵ドラマのシリーズの総称である。主演は永瀬正敏 。映画 3作が制作され、後にテレビドラマ 化された。
シリーズの舞台となった映画館・横浜日劇、解体直前の2007年
タイトルはミッキー・スピレイン のハードボイルド 探偵小説 『マイク・ハマー 』シリーズを捩ったもの。主人公のマイクは横浜 の下町、黄金町 に実在した映画館・横浜日劇 の2階に事務所を構え、妹と共に暮らしているという設定である(なお、横浜日劇は2005年2月をもって閉館し、2007年4月に解体された)。
永瀬の代表作としても知られる[1] 。
三部作として1993年 から1996年 までに3本が製作・劇場公開された。いずれも監督 は林海象、脚本 は林と天願大介 の共作である。古き日本映画 へのオマージュ として、1作目はモノクロ で撮影され、2作目は1950年代 のカラーの日本映画のようなシネマスコープ サイズ・総天然色 で撮影する予定だったが、製作当時は既に総天然色の技術適用が困難になっていたため、2・3作目は通常のカラーフィルム で撮影された。
主な出演者
濱マイク:永瀬正敏
横浜日劇の2階に事務所を構える私立探偵。本名で活動する稀な探偵 。少年時代に親に捨てられた経歴を持つ。養護施設 を経て日劇支配人の福寿に引き取られるが、たびたび傷害事件を起こして鑑別所 行きとなる。当時の呼び名は「狂犬マイク」。その後自衛隊 に入隊し、すぐに除隊。宍戸に引き取られ、探偵修行を行なって独立し、1990年に横浜日劇の2階を借りて改装し、「濱マイク探偵事務所」を開設。友達想いで正義感が強く、頼まれるとなかなか断れない。いつも金欠状態である。服装や小物にも凝っており、趣味は靴集め。愛車ナッシュ・メトロポリタン (Nash Metropolitan )を劇場前に駐車している。ギャンブル 好きで暇があれば麻雀 、競輪 などに興じている。11歳年下の妹がおり、夢は探偵で稼いだお金で妹を大学に通わせること。口癖は「困ったときはいつでも来なよ」
濱茜:大嶺美香
マイクの妹。マイクと共に養護施設に預けられた後、福寿に引き取られる。山手のお嬢様学校に通う高校生。マイクに似ずしっかり者で学業成績も優秀。横浜国立大学に入学した。将来の夢は弁護士などの自立した職業に就くこと。いつもマイクのことを心配している。
宍戸錠:宍戸錠
関内 に「エース探偵事務所」を構える私立探偵。マイクの師匠。元伊勢佐木署の刑事。
星野光:南原清隆
白タク 運転手兼情報屋。乗客からは法外な運賃を取り、乗車中に情報屋の仕事が入った場合は客をたたきおろす。少年時代にスリ 、詐欺 の常習犯で鑑別所送りとなる。マイクとは鑑別所で知り合い意気投合。マイクが唯一の友達で「濱君」、「星野君」と呼び合う仲。暴力団事務所などから密かに実銃を蒐集しているガンマニアであり、マイクが危険な仕事に臨む際には自らのコレクションを提供することもある。横浜ベイスターズ のファンでもある。タクシーとして使用しているのは日産セドリック ワゴン(ホワイトボディーに木目)。
中山八平:麿赤児
伊勢佐木署捜査四課に勤務する刑事。マイクとは少年課勤務時代からの腐れ縁で、互いに目の敵にしている一方、必要な際にはマイクに捜査協力を求めることもある。
岩崎:梶原善
マイクの中学時代の同級生で喧嘩仲間。立ち飲み屋「岩崎屋酒店」のドラ息子。ボウリング が大好き。
北村:阿南健治
マイクの同級生。「北村精肉店」の二代目。気が弱く優しくて働き者。断りきれず今でもマイクたちと付き合う。小心者。
近藤:近藤芳正
マイクの同級生。アジア雑貨「神風」のオーナー。口が達者で商売上手。雅子と結婚している。
雅子:宮地雅子
マイクの同級生。近藤の妻。昔はマイクに惚れていた。面倒見がよく今でもマイクの世話を焼いている。遊び好きで浮気癖がある。
晝間あさ:千石規子
横浜日劇オープン時から勤めるモギリのベテラン。探偵事務所に依頼に来た客からも必ず入館料を徴収する。口癖は「映画を観る余裕もなくっちゃ、人間おしまいだわぁ」
福寿祁久雄:福寿祁久雄
横浜日劇の支配人で、日劇の他にも横浜にある映画館を興行している。横浜を愛する男。マイクと茜の養父 である。
濱リリー:鰐淵晴子
マイクと茜の母親。黄金町の伝説のストリッパー で、2人の子どもを捨てて黄金町を去った後、全国を転々としながら生活している。
作品リスト
「私立探偵濱マイクシリーズ」
第1弾 『我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE』
1994年 公開 モノクロ(パートカラー)93分 シネマスコープサイズ
他の出演者:南果歩 、佐野史郎 、塚本晋也 、楊海平 、侯徳健 、鰐淵晴子 他
スタッフ
監督 - 林海象
製作 - 後藤由多加
エグゼクティブ・プロデューサー - 嵯峨芳春
プロデューサー - 古賀俊輔、林海象、余為彦
企画 - 福寿祁久雄
脚本 - 林海象、天願大介
撮影 - 長田勇市 (J.S.C. )
照明 - 長田達也
音楽 - めいなCo.
音楽プロデューサー - 西垣克啓
美術監修 - 木村威夫
美術 - 増本知尋
装飾 - 嵩村裕司
衣裳 - 宮本まさ江
特殊メイク - 原口智生
記録 - 内田絢子
視覚効果 - 中野稔
録音 - 浦田和治
編集 - 冨田伸子
助監督 - 行定勲 、萩生田宏治
効果 - 帆苅幸雄、岡瀬晶彦(東洋音響 )
探偵指導 - 児玉尚道
スタント - TA・KA
擬斗 - 中本龍夫
現像 - 東映化学工業
協力 - 横浜日劇、日本探偵協会 、TBSラジオ 、玉川紗己子 、榎浩一、斉藤正治
製作 - フォーライフ・レコード 、映像探偵社
配給 - ナカチカピクチャーズ
第2弾 『遥かな時代の階段を The Stairway to the Distant Past』
完結編 『罠 THE TRAP』
その他
林監督作『ZIPANG 』に端役でもいいからと出演を願った永瀬であったが叶わず、次を待つよう説得された。その2年後に「アジアンビート 」シリーズが製作され、エピソード「アイ・ラブ・ニッポン」を林が監督する約束で、主役に永瀬を抜擢した。しかし、シリーズプロデュースに多忙となった林は監督を降板することとなり、永瀬に借りを作った形となった。その後、雑誌「BRUTUS 」で2人は対談を行い、この時の借りを返すべく、濱マイクシリーズを製作することとなった。[2]
3作共に次回予告が本編後上映された。しかしこれは本編撮影時に製作された為、実際の次回作とは違いがある。
佐野史郎、鰐淵晴子、杉本哲太など、同じ役者が別役で出演している。
横浜日劇支配人(当時)の福寿祁久雄 が『濱兄妹を引き取った義父』という設定で本人役として出演した(ドラマ版では出演していない)。
「罠」は1995年 公開の予定だったが、作品の中で薬物を使った連続殺人事件が描かれており、当時世間を騒がせたオウム真理教 の事件の影響で、翌年に公開が延期された。
2023年、公開30周年を記念して、劇場版三部作の4Kデジタルリマスターが完成し、7月より全国の映画館で上映された[3]
概要 私立探偵 濱マイク, ジャンル ...
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2002年 7月1日 から9月16日 まで、日本テレビ系列 で毎週月曜22:00 - 22:54(JST )に全12回が放送された。制作はよみうりテレビ とPUG POINT JAPAN。製作は私立探偵濱マイク プロジェクト。平均視聴率は6.5%。
マイク以外の設定が一新されているが、星野(南原清隆 )など映画版のキャラクターが客演することもあった。
それぞれのエピソード毎に異なる監督が担当し、映画版の助監督や新鋭の映像作家 が多数起用された。脚本家も全話異なっている。また、全話ともVTR ではなく、当時の連続テレビ現代劇としては異例の16mmフィルム 撮影で製作された。これは映画人である永瀬がフィルムにこだわったことや、過去のテレビ映画へのオマージュ も込められている。小道具にも凝り、タイトルバックにおけるタイトルロゴの色や絵柄も毎回変更されていた。
最初に撮影が始まったのは第6話の「名前のない森」。当時は設定が決まっていない部分が多く、レギュラーはマイクの他山本のみ出演し、舞台も黄金町でなく山梨になっている。この作品は2002年2月の第52回ベルリン国際映画祭 にも出品された。
VHS は放映版と同一内容だが、DVD はディレクターズ・カット 版となっており、放映版と異なる場面がいくつかある他、未公開映像も収録されている(第4話「サクラサクヒ」のDVD版では歌舞伎ジャケットを着たマイクが登場する)。また主題歌の部分のみ音声がカットされていた。
出演者の豪華さでも話題になり、当時テレビドラマから遠ざかっていた永瀬が主演したのはもちろん、当時の夫人であった小泉今日子が共演したことでも、大きな話題を呼んだ。
主な出演者(テレビドラマ)
濱マイク:永瀬正敏
私立探偵。皮のコートとサングラスが特徴。マニキュア、ラバーソウル、指輪、ピアスと小物にもこだわる。本名での活動といい、通常の探偵ではタブーなことをしている。特徴のひとつ、愛車「メトロポリタン」は借金のカタに取られてしまい、赤い2代目トヨタ・クラウン に変わった。日劇2階の探偵事務所も家賃滞納の為、日劇の屋上(支配人の福寿が立上げようとしていたビアガーデンの跡地)に移された。
大の女好きでいろいろとちょっかいを出しているようである。依頼はこなすが、情に流されてしまい、いつも金欠状態。我を失うと見境がつかなくなり「狂犬病」と言われた頃に戻ってしまうことがある。友達想いで、少年時代に横濱特別少年院で知合ったノブ、忠志や幼馴染の丈治、誠などとずっと関係が続いている。妹の茜には頭が上がらないが、何より妹を大事にし、幸せを願っている。映画版からは、年を取った分成長した感じである。調査費用は1日12万円から。
濱茜:中島美嘉
映画版にも登場するが、設定は一新されている。
マイクの年の離れた妹で予備校生。日劇近辺のアパートに、ほとんど帰ってこない兄と暮らしている。兄からの生活費は当てにならないためアルバイトをして生計を立てている。マイクの友達とも仲がよい。行方不明の両親のことを気に掛けている様子。だらしのない兄を軽蔑しつつも大好きなようである。
みるく:市川実和子
ゴミ置き場の前に座っていた所をマイクに声を掛けられて以来、探偵事務所に毎日顔を出すようになった。現在は掃除のアルバイトをしている。本名は別にあるが、名乗らないので渾名で呼ばれる。由来は出会いの日にマイクが差し出した牛乳に唯一反応したことから。過去のトラウマからか、独特の感性の持ち主でマイクや仲間達の変化にいち早く気づく。
丈治:村上淳
マイクの幼馴染。父親が失踪したため実家の「加賀美自動車」を受け継ぐ。腕前はかなりの者である。マイクが荒れていた時期からの親友で、庇い合い、助け合い、悪さもしてきた。昔からマイクの愛車の整備を行っている(クラウンは整備のため工場にあったものをマイクが奪っていった)。好きになった女性には一途で、独特のギャグセンスの持ち主である。
忠志:松岡俊介
マイクの行付けである古着屋の雇われ店長。マイクとは横濱特別少年院内で知合う。子ども時代からいじめにあっていたようで、少年院でもいじめられていたところをマイクに助けられて以来マイクに憧れている。このエピソードは漫画版の星野とマイクの出会いに類似している。格闘技、特に女子プロレスが大好き。みるくに好意があったようで告白した。
誠:阿部サダヲ
マイクの幼馴染でコンビニの店長を務める。だが、ほとんど仕事はしていないようで喫茶マツモトに入り浸る。サヨコと同じく1970年代や1980年代歌謡曲が大好き。2人で絶妙のコンビネーションを見せる謎のオカマキャラ。黄金町では有名人らしい。
サヨコ:松田美由紀
溜まり場となっている、喫茶「マツモト」のオーナーでマイクとは幼馴染。いつも胸の開いた服で色気全開。彼女の入れるカフェオレは絶品。
比留間ひる:井川遥
日劇のモギリ嬢。祖母は初代のモギリ比留間あさ。彼女の体調不良から後を継ぐこととなった。おとなしく、愛想のなさをマイクからもしばしば注意されている。生真面目な性格で、初代同様、探偵事務所に来た客からも入場料を徴収する。
ミント:酒井若菜
黄金町のキャバクラ嬢。ノリコと共にマイク親衛隊の1人で探偵事務所に入り浸る。明るく振舞っているが、暗い過去を持っているようである。
ノリコ:川村亜紀
ミントと同じく黄金町のキャバクラ嬢でマイク親衛隊。しかし意外な人物と不倫関係にある。
ノブ:中村達也 (BLANKEY JET CITY )
マイクの先輩でライブハウスのオーナー。自身はドラマー。裏社会にも通じているらしくここで情報を仕入れることもある。無口だが、マイクを救うために「Bloody7」(永瀬が出演した映画「PARTY7 」に引っ掛けたもの)を結成するなど正義感が強く行動派である。
山本:山本政志
野毛に事務所「山本金融」を構える取り立て屋。マイクには多額の貸しがある(第3話では31万、第8話では95万に増えている)。マイク同様、派手な服装で街を徘徊している。映画版にも登場し、メトロポリタンを取り上げる。
YOU (次回予告 のみ)
声のみの出演。ペネロペ・クルスとして登場するが、ブリトニー・スピアーズの他本人でも演じる。毎回あまり関係ないナレーションとくだらないものをプレゼントした。
星野光:南原清隆
映画版に登場。マイクの友達で白タク運転手兼情報屋。ある日突然マイクの前に姿を現す。マイクの反応は…(登場はDVD版に収録されていない)。
サキ:小泉今日子
野毛中央通り商店街付近にあるパチンコ屋の景品交換所で働いている女。情報屋で、情報は景品交換時にメモで渡している。裏事情に詳しく、正体は不明だが、かなりの人物らしい。
その他(テレビドラマ)
放映開始日の7月1日には、同じくよみうりテレビ制作・日本テレビ系で放送中だったテレビアニメ『名探偵コナン 』第284話「中華街・雨のデジャビュ(前編)」に、永瀬正敏 が濱マイク役として出演を果たした(サングラス姿で登場して会話するだけで、事件解決には関与しない)[20] 。
放送開始直前の6月8日から19日までの期間限定で、大阪心斎橋 アメリカ村 ・ビッグステップ に『濱マイク・カフェ』がオープンし、探偵事務所のセット や小道具 などが展示され、関連グッズが配布された。
2021年2月17日から23日までヒューリックホール東京にて公演された。星野光 役だけ回替わりのダブルキャストだった。当初は19:00公演も検討されていたが、中止に変更され、合計10公演となった[21] 。シリーズ第1弾の映画「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE」を原作としている[22] 。
スタッフ(朗読劇)
原作:林海象(私立探偵 濱マイク「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE」)
脚本・演出:樫田正剛 (方南ぐみ)
音楽:鎌田雅人
美術:袴田長武
音響:井上直裕(atSound)
照明:石塚美和子
映像:横山翼(オーベロン)
ヘアメイク:東村忠明
衣裳:植野堀誠
演出助手:目黒多恵子
舞台監督:中西輝彦
アートディレクション・企画:大沢寿恵
宣伝写真:加藤翔
宣伝:石橋千尋、前木理花(エイベックス・エンタテインメント )
票券:河野英明、鈴木彩里衣(エイベックス・エンタテインメント)
制作:神戸丈志(クオーレ)、上野志津華
プロデューサー:山浦哲也、三浦奏子(エイベックス・エンタテインメント)、安藤岳、戸花美保子(東映ビデオ )、大沢寿恵(citrolemon)
主催:朗読劇「私立探偵 濱マイク」製作実行委員会
2022年12月15日から18日までサンシャイン劇場、12月29日から30日まで森ノ宮ピロティホールにて公演された。星野役の矢部昌暉は東京公演のみ、宮本弘佑は東京・大阪はどちらにも出演する[23] 。
朗読劇と同様にシリーズ第1弾の映画「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE」を原作としている[24] 。劇中ではアクションや歌、ダンスを交えた物語が展開[25] 。寺西拓人や矢部昌暉のように朗読劇版から続投しているものも居る。
主な出演者(舞台)
濱マイク:佐藤流司
楊海平(ヤン・ハイピン):寺西拓人
星野役:矢部昌暉 / 宮本弘佑 ※ダブルキャスト
楊徳健(ヤン・トッケン):椎名鯛造
濱茜役:小泉萌香
王百蘭(ワン・バイラン)役:七木奏音
中山刑事役:和興
エースの錠:佐久間祐人
アンサンブルキャスト:書川勇輝 、本間健大 、田上健太 、中土井俊允 、岡本麻海 、市川絵美
スタッフ(舞台)
原作:林海象(私立探偵 濱マイク「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE」)
脚本・演出:西田大輔
舞台監督:清水スミカ
美術:角田知穂
照明:大波多秀起(デイライト)
音響:前田規寛(ロア)
映像:川崎貴司(TSUMIKI)
衣裳:瓢子ちあき
ヘアメイク:井上まな
大道具:Carps、美術工房いろあと
小道具:平野雅史
装飾:高津装飾美術
振付:赤沼秀実
歌唱指導:Yuko
中国語指導:朱永菁
音楽協力:こおろぎ
演出助手:佐久間祐人
宣伝・グッズアートディレクション:大沢寿恵(citrolemon)
制作統括:德秀樹
制作:神田聖子(DisGOONie)
企画:citrolemon
主催:東映ビデオ 、ぴあ 、citrolemon、リバティ・コンサーツ
1996年から1998年にかけて「ビジネスジャンプ 」に漫画版(作画は井上紀良 )が連載された。林海象 原作による完全オリジナルストーリーであり、映画版とは異なる(単行本は集英社 ヤングジャンプ・コミックスBJ より刊行、全2巻)。
メリーさん - 映画版第2弾「遥かな時代の階段を」で坂本スミ子が演じた実在する老娼婦
探偵事務所5 - 裏設定ではあるが、本作と関連付けられている。
BRUTUS No.308 1993年12月1日号 96頁