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兵庫県川辺郡の町 ウィキペディアから
猪名川町(いながわちょう)は、兵庫県の南東部に位置する町。川辺郡に唯一現存する自治体で、阪神北県民局管轄区域[2]。
いながわちょう 猪名川町 | |||||
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大野山・猪名川天文台アストロピア | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 兵庫県 | ||||
郡 | 川辺郡 | ||||
市町村コード | 28301-1 | ||||
法人番号 | 2000020283011 | ||||
面積 |
90.33km2 | ||||
総人口 |
27,856人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 308人/km2 | ||||
隣接自治体 |
川西市、宝塚市、三田市、丹波篠山市 大阪府豊能郡能勢町 | ||||
町の木 | マツ[1] | ||||
町の花 | ツツジ[1] | ||||
町のキャラクター | いなぼう | ||||
猪名川町役場 | |||||
町長 | 岡本信司 | ||||
所在地 |
〒666-0292 兵庫県川辺郡猪名川町上野字北畑11番地の1 北緯34度53分42秒 東経135度22分34秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
関西・西日本のターミナル駅である大阪駅、梅田駅から直線距離で25kmと比較的近距離にありながら、古くからの集落に近い里山(杤原めぐみの森・内馬場の森)の森林や田園風景を中心とする豊かな環境を有する[要出典]。町南部は兵庫県川西市から続く兵庫県内有数の盆地のひとつである多田盆地の一部を形成している。
国の史跡に指定されている多田銀銅山が所在する[3]。豊臣秀吉の財宝が埋まっていると言う説がある。この財宝の埋蔵量は全国一であるほど莫大とされ[4]、テレビ番組「特命リサーチ200X」でもとりあげられたほどで[要出典]、全国三大埋蔵金のひとつ[4]。 町ではこの「銀山」地区を観光地として整備していく方針で、歴史街道として整備が進められている[5]。
町内北部には、関西地区でも有名な猪名川霊園や、レーシングカートやミニバイクのサーキット場である猪名川サーキットなどがあり、休日ともなると多くの人が訪れている。(現在猪名川サーキットは閉鎖されている。)
マスコットキャラクターは猪の子どもをモチーフにした「いなぼう」である。
北部は自然が多く残り、ホタルやオオサンショウウオ、モリアオガエルが生息している。また、阪神地域最高峰・標高753mの大野山(おおやさん)の山頂一帯・大野アルプスランド内には猪名川天文台アストロピアもあり、気軽に天体観測を楽しむことができる。2019年、恋人の聖地として認定され、モニュメントが完成披露された。
猪名川町南部地区には大規模ニュータウンである阪急日生ニュータウン(伏見台・松尾台)、猪名川パークタウン、つつじが丘の3つがある。この3つのニュータウン地区には2017年(平成29年)8月末で23,833人が住んでおり、猪名川町民全体(31,508人)の75.64%を占める町民が生活を営んでいる中心的市街地となっている[6]。この他にも町内には「猪名川台」、「猪名川荘苑」、「旭が丘」などの中規模の住宅団地が点在している。さらに将来的には「日生ニュータウン(二次開発)」や、産業団地や福祉施設などを含む「肝川コミュニティータウン」が町の総合計画には盛り込まれている(「日生ニュータウン(二次開発)」については、町と開発業者との間で協議が持たれているがかなり厳しい見通しとのことである)。
2010年国勢調査までは、高い人口増加率を持っていたが、2015年の国勢調査では人口減に転じている。大阪市への通勤率は18.1%、川西市への通勤率は13.9%(いずれも平成22年国勢調査)。
2020年国勢調査において、全世帯数に占める核家族の世帯の比率が75.9%で、全国の市町村で最も高い。
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、5.75%増の31,748人であり、増減率は県下41市町中首位、49行政区域中2位。
猪名川町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 猪名川町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 猪名川町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
猪名川町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2000年(平成12年)のデータでは県内で女性も男性も平均寿命が1位。女性の平均寿命が沖縄県豊見城村(現・豊見城市)(89.2歳)、2位の北中城村(88.5歳)に次ぐ全国第3位を記録。
さらに2008年(平成20年)4月24日発表の結果によると女性の平均寿命全国2位。男女とも兵庫県では1位。
兵庫県内の宝塚市、川西市、伊丹市との三市一町の合併を検討する合併協議会があったが、解散した。ただし、消防署員の交流などの連携は、解散後も継続している。
主な郵便局
以前は、日本鉱業の銀山があった。鉱山跡は整備され「多田銀銅山悠久の館」として観光地となっている。
2012年(平成24年)4月1日の時点で、全ての小中学校校舎において耐震化が完了している[17]。
出典:[19]
出典:[19]
出典:[19]
日生中央駅は町内で唯一の鉄道駅であり、能勢電鉄日生線の終着駅でもある。1975年(昭和50年)に阪急日生ニュータウンの入居が開始されてから3年後の1978年(昭和53年)に開通した。
開通当初は、日生中央から山下までの往復の運行ダイヤであり、車両も2両編成であった。能勢電鉄妙見線には山下で乗換えが必要であり、梅田などの都心方面へは、乗り換えを最低2回要していた。2022年(令和4年)12月のダイヤ改正以降は原則として川西能勢口駅を発着する4両編成の電車が主体となった。
1997年(平成9年)11月17日からは、大阪梅田駅 (阪急)に直通する特急日生エクスプレスが運行されるようになった。列車愛称は日生中央駅および阪急日生ニュータウンにちなんだものであり、2022年(令和4年)12月現在は平日朝夕のラッシュ時に7往復運行されている[20]。大阪梅田へ直通する唯一の列車種別であり、所要時間は最速で40分である。
パークタウン・つつじが丘の住民は主にバスで川西能勢口まで行く。(所要時間:20分 - 30分、運賃290円 - 350円)
町内を阪急バスが運行している。阪急バス猪名川営業所が存在する。また、同じく阪急バスが運行する町内バス(ふれあいバス)もある。
日生中央から川西能勢口を阪急バスが結んでいる路線が主である。パークタウンにおいては朝ラッシュ時には川西能勢口方面に特急便が走っており、若葉地区(7系統)と白金地区(8系統)はそれぞれ独立した便が走っていることに加え、つつじヶ丘からは朝ラッシュ時に川西能勢口へ向かう急行便が走っている。夕ラッシュ時は川西能勢口から若葉→白金と同じ6系統が特急便として設定されている。
また、川西能勢口からは、深夜23時台~0時台に計5本の深夜バスが猪名川町内のつつじが丘 - パークタウン - 日生中央方面に運行されており、深夜の帰宅を対応している。
このほか、大阪梅田新阪急ホテルから、平日の深夜1時に阪急バスのパークタウン・日生中央行き深夜バスが運行していたが、2018年3月をもって廃止された。[21]
猪名川町肝川地区近郊は、1994年に関西大学高槻キャンパスに開設された関西大学総合情報学部の候補地の一つだった。関西大学によれば[27]、当初候補地として箕面市の止々呂美、茨木市の大岩、猪名川町の肝川、高槻市の霊仙寺が選定された。このうち最終候補地に残ったのが高槻市と猪名川町だった。最終的には千里山から一時間以内のアクセスが難しい猪名川町が候補を外れた。また、大阪府の企画部長が関西大学は大阪府内から出てほしくないと主張したことも候補地選定の際に考慮され、最終的に高槻市霊仙寺への移転が決定された。
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