渡島沼尻駅
北海道茅部郡森町砂原東にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
北海道茅部郡森町砂原東にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
渡島沼尻駅(おしまぬまじりえき)は、北海道(渡島総合振興局)茅部郡森町砂原東4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(砂原支線)の駅である。駅番号はN67。電報略号はヌリ。事務管理コードは▲140154[2]。
当駅の所在地近辺の地名から[7]。開業時すでに同一駅名(釧路臨港鉄道沼尻駅、日本硫黄沼尻鉄道部沼尻駅)があっため旧国名の「渡島」を冠した。
「沼尻」の地名由来は諸説あり、一説にはアイヌ語の「ヌㇷ゚シㇼ(nup-sir)」(野・丘)が訛った[7]、という説、別説として、当駅近郊の彦澗地区附近にある沼の尻部分に当たるために和名で沼尻と名付けた説[7]、がある。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で[1]、列車交換可能な交換駅となっている[8]。ホームは千鳥式に配置され、互いのホームは駅舎側ホーム東側と対向側ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡している[8]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっている(番線表示なし)[8]。そのほか上下線共に安全側線を有し[8]、下り線の森方から構内外側に分岐し対向側ホーム手前までの、転轍機が外され、レール末端部分には枕木が上に置かれた第3種車止めが設置されている[9]行き止りの側線を1線有する[8]。転轍機の形状は上り線からの片開き分岐である。
駅舎は有人信号場時代からの古い木造駅舎が残っていたが[9][10]、前述の通り、2021年(令和3年)11月に解体が始められている。駅舎は構内の北西側に位置し上り線ホーム入口部分に接している[9]。一部改築されており、かつては切妻屋根が交差した[10]L字型の建物であったが、直行する部分が解体された[10]。またバットレスが設置されている[9][10]。駅舎内にトイレを有する[10]。ホームは2本共に、大沼方、森方の双方にスロープを有している[9]。長大な編成の列車同士の行き違いもできる設備の中に1両分のホームが設置されている。
駅の標高は60.5mである[8]。
1945年7月の室蘭艦砲射撃の際には、当時の当信号場周辺も米軍機による機銃掃射を受けた。そのため現在も、時折米軍機が落としたとみられる薬莢が見つかるという[13]。また当時は駅周辺に集落があり75軒ほどの民家が存在したというが[13]、現在は前述の通り数軒を残すのみとなっている。
かつて、NHKBS1にて放映されたテレビ番組、『にっぽん木造駅舎の旅』にて紹介されたことがある。またHTB『探検!秘境駅 〜超maniac travel guide〜』第1回及び第2回で紹介されている(2017年現在もニコニコ動画にて視聴可能)。
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