新内駅
かつて日本の北海道新得町にあった日本国有鉄道の駅 ウィキペディアから
かつて日本の北海道新得町にあった日本国有鉄道の駅 ウィキペディアから
新内駅(にいないえき)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)根室本線に存在した駅(廃駅)である。事務管理コードは▲110410[4]。
落合駅から狩勝信号場を経てこの新内までの線路は、狩勝峠をこえていたため景色がよく日本三大車窓の一つとされた。戦前から佐幌岳のスキー客などにも利用されていた。おもな取り扱い貨物は花崗岩、木材であった。
1966年(昭和41年)9月30日に落合から新狩勝トンネルを経て新得に至る新線が開業し、翌日の10月1日に旧線と共に廃駅となった。駅前には小規模な市街地があったが、新線の開通とともに消滅した。
地名より。アイヌ語の「ニウンナイ(ni-un-nay)」(樹が・ある・川)に由来する[9][7][10]。佐幌川の支流としてパンケニウンナイ(上のニウンナイ)、ペンケニウンナイ(下のニウンナイ)の2つの川が新内地区の南側を流れており、この名が地名となったと推測される[10]。
1978年(昭和53年)から、当駅跡に59672号蒸気機関車と20系寝台車を設置してSLホテルが運営されていたが、ホテルの閉鎖後は放置されていた。傷みが激しいため寝台車の撤去が検討されていたが、NPO法人「旧狩勝線を楽しむ会」[11]が中心となり存続運動を展開し、維持活動を条件に保存が決まった。2006年(平成18年)7月8日よりインフォメーションセンターとして使用されていたナハネ20 132が、2010年(平成22年)9月7日より「旧狩勝線資料館」としてリニューアルオープンした。2019年(令和元年)現在、まれに宿泊すること[12]もできる。
また、2008年(平成20年)より、駅構内の2番線と3番線跡に作業用の軌道自転車を利用したトロッコ鉄道が設置された[13]。
当駅前後の廃線跡はフットパスとして整備されており、新得駅近くのSL広場から当駅までの約10 kmは「狩勝ポッポの道」として歩行者、自転車、乗馬の専用道となっている。また、当駅から旧狩勝トンネルまでの約7 kmと併せ約17 kmが旧狩勝線フットパスとして整備されている[14]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.