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エンケイ株式会社(Enkei Corporation)は日本、北米、中国、タイ、インド、マレーシアなどに拠点を持つ大手自動車部品メーカーである。本社は静岡県浜松市中央区。
主に自動車・オートバイ向けのアルミホイールを製造・販売している。その生産量は、年間約2,500万本であり、国内、世界トップのシェアを誇る。
日産、ホンダ、マツダ、SUBARU、スズキ、三菱、ヤマハ、カワサキといった自動車/オートバイメーカーにOEMホイールを納入しつつ、アフターマーケット用にも多くのブランドの製品を生産している(インパル[1]、ブリヂストン、アドバン(横浜ゴム)、ウェッズ等)。
同社のホイールは、モータースポーツにおいても、世界ラリー選手権やフォーミュラ1(マクラーレン)といった世界最高峰から、スーパーフォーミュラ、全日本F3選手権、スーパーGT、スーパー耐久、ジムカーナ、ラリーなど幅広いカテゴリーで使用されている。
また、1986年F1最終戦からミナルディF1チームのスポンサーとしてホイールを提供し、以後アロウズ、ティレル、1995年からはマクラーレンと契約。以後25年以上にわたってパートナーとして供給した[2]。
社名は創業時の社名である「遠州軽合金株式会社」の略称に由来しており、中国語表記も「遠軽」(繁体字: 遠輕、簡体字: 远轻)である。
異業種営業として、ショッピングモール「バーンビレッジ」(磐田市)の運営や、飲食店「むつみ屋」(浜松市中央区)を経営している。「むつみ屋」の餃子は「むつみ餃子」として通信販売している。
中島飛行機の鋳物技師を務めていた鈴木建次が浜松市に作られた系列事業所に赴任、敗戦で会社が解散したのちに自分を含む鋳物技師を集めて設立した「遠州軽合金」が源流である[3][4][5]。鍋や釜、湯たんぽを製造していたが、本田宗一郎が原動機付き自転車の燃料タンクに湯たんぽの転用ができないかと相談に訪れたことを契機に本田技研工業との取引が始まり、オートバイの部品を手がけるようになった[3][4][5]。
経営危機に陥った1966年に、アメリカ向けの自動車用ホイールへの参入を決断、1967年からアメリカ向けの製造を開始した[5]。
独自のアルミホイール製造方法に「MATプロセス」がある。これは、鍛造ホイールや2、3ピースホイールのリム成形に用いられるスピニング製法を応用し、開発した独自のリム成形方法であり、鋳造ホイールでありながら、鍛造ホイールの強度と軽さを実現させた。
また、今では従来のMATプロセスより更に材料強度をアップした、「MAT-DURA FLOW FORMING」もある。
国内
海外
(2022年シーズン)
スーパーフォーミュラ
SUPER GT
GT500クラス
GT300クラス
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
スーパー耐久
ST-Xクラス
ST-Qクラス
ST-1クラス
ST-2クラス
ST-4クラス
ST-5クラス
D1 Grand Prix
ラリー
ダカールラリー
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