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東日本旅客鉄道の新幹線列車 ウィキペディアから
たにがわは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が上越新幹線の東京駅 - 高崎駅・越後湯沢駅間で運行している特別急行列車の愛称である。
たにがわ | |
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E7系で運行の「たにがわ」 (2022年10月15日 大宮駅) | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車(新幹線) |
現況 | 運行中 |
地域 | 東京都・埼玉県・群馬県・新潟県 |
前身 | 新幹線「あさひ」「とき」「Maxたにがわ」 |
運行開始 | 1997年10月1日[1] |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
路線 | |
起点 | 東京駅 |
停車地点数 | 8駅(起終点駅含む) |
終点 | 高崎駅・越後湯沢駅 |
営業距離 | 182.7 km(東京 - 越後湯沢間)[注 1] |
運行間隔 | 朝夕のみ |
列車番号 |
号数+C 号数+E(470号、477号) 2000C+号数(ガーラ湯沢駅へ折り返す越後湯沢駅発着の列車) 4000C+号数(ガーラ湯沢発着) |
使用路線 | 東北新幹線・上越新幹線 |
車内サービス | |
クラス | グランクラス・グリーン車・普通車 |
身障者対応 | 7・11号車 |
座席 |
グランクラス指定席 グリーン車指定席 普通車指定席 普通車自由席 |
技術 | |
車両 |
E7系電車(長野新幹線車両センター・新潟新幹線車両センター W7系電車(JR西日本白山総合車両所 [注 2]) |
軌間 | 1,435 mm |
電化 | 交流25,000V・50Hz |
最高速度 | 275 km/h |
備考 | |
ガーラ湯沢スキー場が営業している期間は上越線ガーラ湯沢支線ガーラ湯沢駅発着の列車を運転 この場合、東京 - ガーラ湯沢間の営業キロは201.2 km |
1997年10月1日、上越新幹線の列車運行系統再編に伴い、東京駅 - 新潟駅間の「あさひ」(2002年「とき」に改称)に対し、東京駅・上野駅 - 高崎駅・越後湯沢駅間の区間列車の列車名として設定された[1]。それ以前は、高崎線・上越線を上野駅 - 水上駅間で運行される在来線特急の愛称(漢字の「谷川」)であったが、こちらは同時に「水上」(2002年11月までは列車名に「新特急」を冠した、のちに廃止)に改称されている。
定期列車は、東京駅 - 越後湯沢駅間に9往復、東京駅 - 高崎駅間に3往復が運転されている。また、ガーラ湯沢駅始発・終着の臨時「たにがわ」は、上野駅・大宮駅・(高崎駅)・越後湯沢駅のみ停車の列車も存在する(2016年冬の「たにがわ/Maxたにがわ71、73、75、79号」など)。本庄早稲田駅開業からしばらくの間、定期列車においても一部途中駅を通過する「たにがわ」も設定されていた。また2020年3月14日実施のダイヤ改正で前述の高崎発上野行きのうち「たにがわ472号」には、本庄早稲田駅のみ通過する形で設定された。
高崎駅発着の「たにがわ」は、通勤・通学列車の性格が強く、基本的にラッシュ時のみ運転されている。
2004年8月16日から一時期、繁忙期のUターンラッシュピーク日などには新潟発上野・東京行きで運転する臨時「Maxたにがわ」が運行された。この列車は、新潟駅を直後に発車する後続の「Maxとき」と高崎駅で連結を行っていた。ただし、下り列車で同様な列車の運転実績はない。
2007年3月18日より全車両禁煙となった。
2013年3月16日より、高崎駅・越後湯沢駅で連結・切り離しを行う16両編成の「Maxとき」について、高崎駅・越後湯沢駅発着の編成を「Maxたにがわ」とし、新潟駅発着の編成を「Maxとき」とすることとなった。
車内販売は東京駅・越後湯沢駅をそれぞれ9時 - 19時の間に発車する列車のみ営業していたが、2015年3月13日をもって終了した。
2021年10月1日にE4系が撤退し、二階建車両で運行される「Maxたにがわ」が廃止された。
ガーラ湯沢スキー場の営業期間中は、越後湯沢の隣のガーラ湯沢駅まで延長運転する列車もある。延長区間は在来線特急扱いで特急料金不要の特例もないため、乗車する場合は乗車券のほかに特急料金100円が必要となる。この区間のみの指定券は発売されないほか、普通列車用の企画乗車券である青春18きっぷや北海道&東日本パスでの乗車はできない[2]。
延長運転の本数はそれほど多くはなく、下りは朝8時台が3本を除いて1時間に1本程度で、12時台の便以降は最終である18時台の越後湯沢駅発まで6時間程度運行されない。上りは始発から15時台の2本以外は、1時間1本程度の運行で、2時間ほど運転間隔が空く時間帯もあり、19時台のガーラ湯沢駅発で終了する。ただし、土休日等の多客期には複数の臨時列車が設定されるため、これより本数が多くなる。
このほか、2015年3月14日のダイヤ改正でデータイムの「たにがわ」が運転されなくなったため、2015 - 2016年シーズンと2016 - 2017年シーズンについては、この時間には越後湯沢駅 - ガーラ湯沢駅間のみを運転する列車が設定されていた。開業当初はこの区間内のみを走る「シャトル・ガーラ」が運転されており、最盛期の1992 - 1993年シーズンは下り12本、上り13本が運転された。しかし、この区間に並行する形で無料のシャトルバスが頻繁に運転されていたため利用客は多くなく、さらに東京方面からの直通列車も増えたことから、1994 - 1995年シーズンを最後に運転されなくなったものである[3]。
号数は「シャトル・ガーラ」時代と同じく200号台が割り当てられ、全車自由席でグリーン車は閉鎖されていた。また、「Maxとき311号」と併結する「Maxたにがわ311号」、「Maxとき338号」と併結する「Maxたにがわ338号」(いずれも東京駅 - ガーラ湯沢駅間で運行)のような臨時列車も設定された。
2017 - 2018年シーズンは越後湯沢駅 - ガーラ湯沢駅間の区間運転の列車の運転は再び行われなくなり、「たにがわ」の運転自体がない時間帯は越後湯沢駅からのシャトルバス等によるアクセスとなる[4]。
たにがわ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
← 東京 高崎・越後湯沢 →
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JR東日本は新幹線の線区別に使用車両を統一する方針であり、上越新幹線はE7系に統一されている。 「たにがわ」はE7系12両編成[5]で運行されている。グランクラスの営業も行われるが、専任アテンダントによる車内サービスはなく、座席のみの営業となる。2012年9月28日まではE1系、2013年3月15日までは200系、2021年10月1日まではE4系、2023年3月17日まではE2系[注 3]も使用されていた。
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