Remove ads
漫画原作者 ウィキペディアから
樹林 伸(きばやし しん、1962年7月22日 - )は、漫画原作者、小説家、脚本家。東京都出身。血液型O型。東京都立武蔵高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。
単独で活動しているほか、実姉でノンフィクション作家でもある樹林ゆう子と2人でユニットを組み、亜樹 直(あぎ ただし)をはじめ数々のペンネームで活動している[1](「亜樹直」以外のペンネームについては後述)。
代表作には、下記のような作品が挙げられる。
1962年生まれ[2]、東京都武蔵野市出身[2]。早稲田大学に進学し[2]、政治経済学部にて学んだ[2]。1987年、早稲田大学を卒業した[2]。
1987年、講談社に入社し、『週刊少年マガジン』編集部で漫画編集に携わる。新人の頃から編集部にはあまり詰めておらず、打ち合わせで外出していることが多く、作品に深く関わってストーリーに口を出すタイプであったという。また、同人誌即売会や学園祭に行ったり、新人からの電話を取ったりと新人発掘に注力していた。
新人1年目に、新人漫画家だった安達哲と一緒に作った短編『ホワイトアルバム』を応募し、新人マンガ賞の「特選賞」を取った。1年目の終わりに同作で連載することになり、編集者として初連載となった。しかし、人気が振るわずわずか3~4回目で12回で打ち切りになることが決定される。しかし、そこから会議でごねて「あと2話だけやらせてほしい」と交渉。そこから10話から手直しをして11話からガラッと話を変えたことから、それまで最下位近くだった順位が、11話で7位 → 12話で2位 → 13話で4位 → 最終話で1位となり、初めての成功体験となったという[3]。
編集者時代の担当作品には『シュート!』『GTO』などがあり、原作クレジットが無くとも原作者並みにストーリーに関わってくることで有名だった。また、『金田一少年の事件簿』の編集を担当していたため、彼をモデルにした「キバヤシ」という名のキャラクターが複数回登場した[注 1]。
超常現象をテーマにした漫画『MMR マガジンミステリー調査班』の、主人公「キバヤシ隊長」のモデルとなった人物としても知られる。
1999年に講談社を退社し[2]、原作者として独立する。2007年には、『神の雫』で日本でのワイン普及に貢献したとして、ボジョレワイン騎士団から「騎士号」の称号を贈られた[4]。称号授与式には姉弟の2人で出席し、公式の場で「亜樹直」は姉弟の共同のペンネームであることを明らかにしている。
また、2010年にはフランスの代表的なワイン誌『ラ・ルビュー・ド・バン・ド・フランス』による「ワイン今年の人」の特別賞(最高賞)に、同作の作画を担当するオキモト・シュウと共に選ばれた。2013年4月、クールジャパン推進会議ポップカルチャーに関する分科会の一員に選ばれる[5]。
2019年、『神の雫』で日仏両国でフランスワインの振興に貢献したことが高く評価され、フランス政府芸術文化勲章シュヴァリエを受章[6]。
ペンネームには以下のとおり複数存在するが、インタビューなどに答える場合は「亜樹 直」の名義を使用している。
ジャンル毎に異なるペンネームを用いており、一部は実姉との共有筆名だとも言われる。小説家としては天樹征丸のペンネームで、『金田一少年の事件簿』のノベルス(後に原作も担当)、サイコミステリー作品『東京ゲンジ物語』、本名の樹林伸名義で、恋愛小説『リインカーネイション 恋愛輪廻』(光文社)、クライムノベル『ビット・トレーダー』(幻冬舎)[8]などを発表している。
漫画原作者として数々のヒット作を世に送り出し、そのほとんどがテレビドラマ化などがされた。ワイン収集、水彩画を描くなどの趣味がある。ワイン番組に出演する機会も増えている。
現代的な舞台設定を好み、頭脳を使うミステリー形式をストーリーに組み込んだ作品が多い。他方、サッカーを題材としたスポーツ漫画『エリアの騎士』の原作も伊賀大晃名義で手掛けている[2]。
多数の大ヒット作を生み出している一方で、短期連載に終わった作品も存在している。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.