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東京都武蔵野市にある中高一貫校 ウィキペディアから
東京都立武蔵高等学校・附属中学校(とうきょうとりつ むさしこうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう、英: Tokyo Metropolitan Musashi Senior High School & Junior High School)は、東京都武蔵野市境四丁目にある東京都立中学校・東京都立高等学校。高等学校においては生徒を募集しない完全中高一貫校。
東京都立武蔵高等学校・附属中学校 | |
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北緯35度42分29.2秒 東経139度32分21.1秒 | |
過去の名称 |
東京府立第十三高等女学校 東京府立武蔵高等女学校 東京都立武蔵高等女学校 東京都立武蔵女子新制高等学校 東京都立武蔵女子高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 東京 |
設立年月日 |
1940年 2008年(附属中学校) |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C113299900034 中学校) D113299909015 (高等学校) | (
高校コード | 13266H |
所在地 | 〒180-0022 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
府立十三高女を前身とする東京多摩地域の都立高等学校・中学校である。「都立武蔵(とりつ むさし)」と呼ばれる[1]。元々は高校のみの8クラス編成であったが、2008年度から附属中学校が3クラス編成で併設され、併設型中高一貫校となった(高校からの生徒募集も継続。高2から混合クラス)。2021年度より高校からの募集を停止し、中学校(4クラス編成)のみの募集となり、完全中高一貫校となる。定時制は2007年度から募集停止となった(2008年度から杉並区の荻窪高校内へ武蔵高校荻窪分校定時制課程として移転し、2010年3月に閉課)。
「自主自律」と「文武両道」の精神が根付いた校風で、高校3年間は制服が存在しないなど自由度は高く、学校生活の大部分が生徒の自主性と裁量に任されている。
中学1年次から習熟度別授業や少人数授業が多用される。独自科目の「地球学」では「地球の視点から物事を見る」ことをモットーに、社会科学と自然科学を横断して地球上のあらゆる事象について学ばれ、教科の枠を越えた学習がされる。
2015年度入学分から適性検査は一部の問題が他校との共通作成問題となった。共通問題と独自問題の比率はおよそ3:2である。
三大行事として6月に音楽祭、9月中旬に体育祭、文化祭が行われる。これ以外にも地球学発表会、新入生歓迎会、校外学習、球技大会、修学旅行など様々な行事がある。
「地球学」で行った個人研究集大成として、中学3年次に中間発表が開催され、高校2年次に最終発表が開催される。大学レベルの論文を目標とする。近年は[[持続可能な開発目標]|SDGs]]への志向が年々強まっている。
都立武蔵高校伝統の行事である。多くの場合、一学期の中間考査後に本格的に準備が始まり、生徒は朝練習や放課後練習など、学校生活内で授業の合間に合唱練習に打ち込む。本番は長らく埼玉県所沢市の所沢市民文化センター ミューズのアークホール(大ホール)を利用して行われてきた。クラス発表と音楽系部活(中高合同で活動する吹奏楽部・室内楽部・合唱部)の発表があり、最後にクラス発表に関連した表彰がある。音楽祭は高校1・2年生各6名、計12名からなる高校音楽祭実行委員会委員長団(通称音実委団)によって夏、つまり開催される前の年から打ち合わせを重ね企画されている。このほか各クラス2名ずつ選出される一般音実が委員会に出席して連絡事項を伝達するほか、当日の運営を手伝う。またクラス練習はクラス音実(通称「クラ音」)を中心として行われる。中学の各クラスでも2名ずつ音楽祭実行委員が選出されるが、中学音実は委員会への出席とクラスの練習の仕切りを共に担う。中学音実でも委員長、副委員長、書記が各1名選出され、「中学幹部」として中学音実の中心となるが、中高合同開催であるため企画・準備・運営業務の中心はあくまで高校音実委団であり、中学幹部は中学音実への連絡伝達、また中学校内での検討事項や教員とのコミュニケーションが主業務である。
高校の衣装は各クラスによって異なっており、主に曲に合わせてデザインされていた。2021年度実施回より「公立高校であることを鑑みた学校行事への家庭の経済的負担軽減」を名目として全身統一の衣装購入禁止が決定され、一定の限度額下、各クラスの任意でネクタイ等の小物一品を揃える形に切り替えられた。中学生は制服夏服の正装で舞台に上がる。
2019年度は所沢市民文化センター ミューズの改修工事に伴い、府中の森芸術劇場どりーむホール(東京都府中市)に場所を移して開催された。
2020年度から大学入学共通テストへの英語個別試験導入に伴い、6月に英語外部試験が行われるため音楽祭は2月に実施とされ、高校3年生は大学受験のため不参加となった。このため、2020年度および2021年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が東京都に発出され、これに伴う都教育委員会からの通達に従い、感染リスクが高いとされる音楽祭は中止となった。
先述の大学入学共通テストへの英語個別試験導入が当面見送られたことを受け、2022年度からは高3の参加のために再び6月開催となり、新型コロナウイルス感染症の拡大状況が落ち着いていたことで3年ぶりに音楽祭が、武蔵野市民文化会館の大ホールで実施された。ただし感染症対策のために座席間の間隔を確保する目的から、中学の部を午前、高校の部と音楽系部活による音楽会を午後の部とする2部入れ替え制での実施となったほか、PTAの写真撮影担当者を除き保護者の入場は見送られた。また、長らく音楽祭のCD作成を依頼してきた㈲レコーディングプランイチカワが廃業したため、この年以降音楽祭でのCD作成販売が中止されている。
2024年度より、音楽祭の実施場所を再度、埼玉県所沢市の所沢市民文化センター ミューズに変更している[5]。また、開催方法についても例年同様に保護者の受け入れや中高合同での開催に戻された。
夏休み前から準備段階に入り、夏休み後半に集中して練習がある。高校1〜3年生を赤・青・黄・白・緑の5つの団に分け、団対抗で競技を行う。クラスごとの代表者による100m走といった個人競技があるが、殆どは全員リレーや騎馬戦、棒倒しなどの団体競技で構成されている。また、競技の他にも各団が前々から準備・作成する団旗があり、概ね2m×3mの布に絵が描かれたものである。これもまた、総合順位と別に順位と表彰がある。中学校体育祭は同日に同プログラム内において3クラスが赤、青、白の計3団に分かれて行う。2021年度は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令に伴う東京都教育委員会からの通知を受け、中学、高校で別日に開催された(中学は天候不順により中止となった。)。
例年、土曜日と日曜日の計2日にわたって開催される。発表形式はクラスは展示と食品、部活は展示・舞台発表・競技実演・食品などがある。準備は大抵の場合、夏休み明けから行われ、文化祭前々日は午後準備、前日は全日準備である。また、文化祭後の2日は振り替え休日で、文化祭の次の金曜日に体育祭が行われる。2024年度は9月14日と15日に行われることとなり、例年より若干遅くなったことや祝日との兼ね合いで振り替え休日と合わせて5連休となるなど、イレギュラーな日程となった。
都立武蔵高校の文化祭実行委員会は通称「文実(ぶんじつ)」と呼ばれる。文実には「クラス文実」と「文化祭実行委員」の2種類がある。ここで説明するのは「文化祭実行委員」の文実である。文実は委員長をはじめとする、以下に示す8つの班から成り立つ。文実は、各クラスから2人ずつ年度始めに選出されるが、前年度に文実だった者は、この各クラス2人に関係なく、文実になることができる。
活動期間は主に4月から文化祭当日までと、文化祭後の大きく分けて2つがある。前者の期間では、主に文化祭当日へ向けた準備がなされる。後者の期間では、会計処理や総括の作成がある。これらすべての活動は生徒が主体となって行われ、顧問はアドバイスをする程度に留まる。なお、コロナ禍以前と以後により多少の変更点がある。
中高共にあるものは◎、中学単独のものは☆、高校単独はのものは◆を記してある。
委員会活動も生徒の自主性が重んじられており、盛んに行われている。
*印のものは高校のみ・※印は中学のみ
クラブ委員会を除き、基本的に各HRからそれぞれ2名が委員になる。
制服はブレザーを採用している。世界に羽ばたくリーダーを目指す教育目標をもとに、国連ブルーを基調としたデザインとなっている。女子の制服はスカートにチェックの柄があり、青が基調になっている[6]。
ブレザー、ズボンは基本的に黒一色であり、スカートには青色と紺色、黒色でのチェック柄の装飾が施されている。
ネクタイ、リボンには 青 白 黒の斜めストライプ柄の装飾が施されている。
女子はスラックス(ズボン)、ネクタイを着用することが認められているが、正装としてネクタイは認められていない。
冬季の登下校時のみ可。白や黒を基調とした華美でないものに限る。
冬服は、ブレザーとズボン・スカートと長袖Yシャツ・ブラウスを着用し、ネクタイ、リボンの着用も義務付けられる。
夏服は、ズボン・スカートに半袖、長袖Yシャツ・ブラウスを着用し、ネクタイ、リボンの着用は学年集会のような正装時のみ義務付けられる。
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