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かつて存在した日本の家電量販店 ウィキペディアから
デオデオ(DEODEO)は、かつて中国地方を営業基盤としていた日本の家電量販店チェーン。エディオングループの店舗ブランドのひとつであった。
デオデオ本店 (現・エディオン広島本店東館) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 |
大証1部(廃止) 8199 2002年3月22日上場廃止 |
本社所在地 |
日本 〒738-8511 広島県廿日市市木材港南8番22号 |
本店所在地 |
〒730-0031 広島県広島市中区紙屋町2丁目1番18号 |
設立 |
1947年5月7日 (第一産業株式会社) |
廃止 |
2009年10月1日 (ミドリ電化と合併しエディオンWESTに商号変更) |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 家庭電化商品、情報通信機器等の販売 |
代表者 | 代表取締役社長 友則和寿 |
資本金 | 192億9,400万円(2008年3月現在) |
売上高 | 連結2,806億円(2008年3月期) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | エディオン 100% |
関係する人物 | |
特記事項:ミドリ電化と統合直前の2009年9月30日現在の企業情報。 合併後はエディオン・エディオンWEST参照。 取締役会長の久保允誉はエディオン社長、サンフレッチェ広島会長を兼務。代表取締役社長の友則和寿はエディオン副社長を兼務。 |
また、株式会社デオデオ(英語: DEODEO Corporation)は、2009年(平成21年)9月30日までこれを運営していた企業であるが、同社は翌10月1日にミドリ電化と合併して株式会社エディオンWESTとなった。デオデオ本店(現・エディオン広島本店東館)の所在地は、エディオンの登記上の本店所在地にもなっている。
1946年(昭和21年)に広島県広島市で久保兄弟電機商会として創立。1947年(昭和22年)5月7日に第一産業株式会社と会社組織化した。
日本で初めて家電製品の低価格方式を編み出した企業で[1]、1977年(昭和52年)から1979年(昭和54年)にかけて、日経流通新聞の専門店調査で、家電業界首位だった時期もある[2]。
1986年(昭和61年)10月1日に株式会社ダイイチへの社名変更を経て、1997年(平成9年)4月1日に、株式会社デオデオに社名変更した。2002年(平成14年)3月29日にエイデンと共同でエディオンを設立し、デオデオはエディオンの子会社になった。2009年(平成21年)10月1日にミドリ電化と合併し株式会社エディオンWESTに社名変更した(店舗ブランドとしての「デオデオ」は存続)が、2010年10月1日にエディオンWESTはエディオンEAST(旧・エイデン)と共にエディオンへ合併している。
2012年10月1日に株式会社エディオン直営店と、沖縄県内のフランチャイズ店舗の店舗ブランドをエディオンに統一[3]。2013年に残るフランチャイズ店舗もエディオンに屋号変更した[4]。
独立企業時代、本社は現在の本店の位置及び周辺に所在していたが、2000年1月25日に広島県廿日市市に移転した。廿日市市の本社は、エディオンとなった後も主要拠点として機能している。
出店戦略としては、直営の大型店に加え、個人経営の電器店とFCフランチャイズ契約を結び、系列店としている(デオデオファミリーショップ、通称DFS)。これにより、高齢者など大型店ではカバーできない需要の取り込みを行っているが、大型店で購入した商品の配達工事及び修理を請け負わせる事は全く無い。むしろDFSは、近くの大型直営店に顧客と同伴して商談をしたり、配送、設置、修理等を大型店に依頼する事もできるメリットがある。そのため、規模に対して店舗数が非常に多い。その分、近年では直営店の統廃合・大型化を加速させている。
地盤とする中国地方でも、古くからのライバルであるベスト電器以上に、北関東YKK軍団(ヤマダ電機・コジマ・ケーズデンキ)の攻勢が強まり、さらには2007年(平成19年)秋には、岡山にもビックカメラが進出、2008年(平成20年)3月には、広島にも進出(ベスト電器広島店を改修)して来たため、出店戦略の大幅な見直しを迫られている。ここ数年は、新規出店を抑制し、既存店の改装や立て替え、移転、増床によるテコ入れが中心となっている。
イメージキャラクターはかつてはケント・デリカットであったが、2006年(平成18年)5月以降はエディオングループ共通のイメージキャラクターとして所ジョージが、2010年(平成22年)エディ店長が起用されていた。店内で流れるイメージソングを歌っているのは声優の大谷育江。
会社名のDEODEOは最初のDEOが「Do! Enjoy」を意味し、次のDEOが「Dependable Product(信頼できる商品を)」「Excellent price(満足いく価格で)」「Outstanding service(最高のサービスでお届けする)」を意味する言葉の頭文字である[5]。
自前のアフターサービス部隊を持ち、連絡する時間帯によっては即日対応。また、即日修理が出来ない場合は代替機の貸し出しを行ったりしている[6]。
また、昭和40年代(1965年 - 1974年)頃には、購入した石油ストーブやエアコンをシーズン直前に清掃したりするサービスを、個別に回って行っていた時期もある[7]。
エディオン直営の店舗でデオデオブランドを名乗る店舗数は121店(2012年3月時点)だった[11]。直営店および沖縄県のフランチャイズ店(12店舗)は同年10月1日に「エディオン」にそれぞれ屋号変更・統一された。フランチャイズ店のブランド変更は、2013年春を予定し、変更開始直前の2012年9月現在で597店舗展開している。
直営店のブランド統一後は、フランチャイズ店(沖縄県を除く)・DFS店がデオデオブランドを名乗っている。2012年10月現在で585店舗展開している。なお、展開地域は中国・四国・九州地方および東海地方の一部となっている。
1980年代に関東地場の中堅家電量販店を買収し直営化したほか、新規店舗も数店出店し2008年まで運営していた。2008年(平成20年)にデオデオの屋号のまま東京エディオン(現在のエディオンEAST)に移管。その後閉鎖が相次ぎ最後に残った上尾中央店はishimaruに屋号を変更しデオデオ名での店舗は消滅。
1999年(平成11年)には横浜ジャックモールに横浜みなとみらい店を出店したが、2008年(平成20年)12月末に閉店している。跡地にはノジマが出店していたが、横浜ジャックモール閉店により2012年に閉店した。
FCとしては百貨店の松屋によるものがあり、浅草店内への出店など複数店舗展開がなされたが、その後FC契約解消により撤退している。
1977年10月の、ダイイチへの店舗ブランド変更の際に、伊藤アキラ作詞、小林亜星作曲、サンディー・ピーカブーが歌うCM曲『フレッシュライフ』が採用された[8][12]。
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