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シンプルスタイルは、ソフトバンク株式会社がSoftBankブランドにて提供する、プリペイド式携帯電話サービスである。
前身のフィーチャーフォン向けサービスプリモバイル、スマートフォン向けサービスであるプリスマおよびウォルト・ディズニー・ジャパンが提供していた携帯電話・ディズニー・モバイルによるプリペイドサービスであるDisney Mobile プリペイドサービスについても、便宜上本項に記述する。
メールの定額制やTVコールなどのサービスが利用できるプリペイドサービスである。
2008年(平成20年)2月4日から第3世代携帯電話のプリペイドサービス「プリモバイル」として開始。1.5GHz帯周波数の再編により廃止される第2世代携帯電話のプリペイドサービス、SPSおよびPj(SoftBank 6-2を利用したPDC方式のプリペイド式携帯電話)に替わるものである。
ソフトバンクプリペイドサービス・Pj(2G)からプリモバイル(3G)への契約変更(同番移行)は、2009年(平成21年)2月2日よりキャリアショップ(ソフトバンクショップ)での手続きにより可能[1]。2009年7月29日より残高の継承が可能。
ソフトバンクショップやソフトバンクステージが併設された家電量販店で購入した場合、電話番号を希望する下4桁の選択が無料で可能。いわゆる「良番」を含む一部番号は窓口端末ではじかれるため、再選択を要請される。
リチャージカード(コンビニのマルチメディア端末の操作により発行されるチケット形式や、コンビニのレジから発行されるレシートに印字される形式)は、他社と異なりプリペイド契約以外の契約では充当不可。金種は3,000円券と5,000円券で、有効期間はチャージ日から60日間。カードまたはシート自体に有効期限が設定、期限経過後チャージは不可。
チャージは他に、My SoftBank登録済みのセキュア対応のクレジットカードによるオンラインチャージも可。なお、以前はPay-easyでのチャージも可能であったが、2012年11月29日をもって終了している[2]。 通常契約の場合、同一名義で5回線まで契約できるが、プリモバイルでは同一名義の契約は2回線までと定められている。
また、2012年4月4日以降新たにプリモバイルを契約して契約日から1年未満で解約(MNP転出含む)をすると契約解除料が必要となる[3]。2019年9月13日以降に新規契約した場合は契約解除料はかからない。
2013年9月6日より新たにスマートフォン向けのプリペイドサービス「プリスマ」の提供を開始した[4]。また、Disney Mobile on SoftBank向けにも同じ料金決済方法を利用したプリペイドサービス「Disney Mobile on SoftBank プリペイドサービス」の提供も開始した。
2014年11月28日、サービスブランドを「シンプルスタイル」に改称[5]。これにあわせて、新規契約を対象に、パケット定額サービスの30日プラン(7,000円)を、4,980円に割引するキャンペーンを実施。さらに、他社からの乗り換え(MNP)[6]で30日プランが12回目まで3,980円となる「MNP割」[7]、30日プランを12回購入すると13回目以降の料金が3,980円となる「長期割」[8]を開始。
2015年4月以降、「SoftBank 4G」「SoftBank 4G LTE」に対応(4G対応機種のみ)。
3G端末のサービスは2019年11月12日限りで新規受付を終了した。2024年1月31日をもって停波するのに伴い、3Gサービスのチャージは2023年11月27日限りで終了する。
なお、ディズニーモバイル・オン・ソフトバンクは2017年11月30日をもってサービス終了したが、プリペイド契約については通常契約と異なり、ソフトバンクへの承継は行われず、同日をもって強制解約となり、残額は無効となった。
これらのサービスを利用するにはSoftBank 3Gへの加入が必要だが、シンプルスタイル契約は通常(ポストペイド)契約に同番移行することができない[10]。なお、2010年3月まで提供されていたソフトバンクプリペイドサービスであれば3G通常契約への同番移行は可能であった。
なお、通常契約であっても、ネットワーク上での番号非通知拒否が出来ないため、端末操作での非通知拒否を設定出来ないノキア製の端末やVodafone 802SEなどの機種では非通知拒否が全く出来なくなる点に要注意。
ソフトバンクショップおよび一部ソフトバンクステージなどのソフトバンク携帯電話取扱店での申し込みと本人確認を行い、ソフトバンクプリペイドカードを購入しプリペイドカードの登録をすることで利用可能となる。音声回線の枠のうち、プリペイド回線は最大2回線まで契約可能。
なお、契約手続き日から360日間は、初回チャージしなくとも157と1400への発信のみは可能で、その他の発信および着信の一切は不可だが、電話番号は維持できるため、すぐに利用しない場合でもとりあえずの契約のみは可能になっている。ただし、この状態を維持した場合はMNPの手続きは出来ない。
ちなみに、購入時のプリペイドUSIMカードの状態は、ショップ店で購入した場合はあらかじめ番号が記録されていない白USIM、コンビニで購入した場合は半黒USIMの状態となっている。
以前はコンビニエンスストアでプリモバイル電話機セットを購入し自身で本人確認書類をFAXで送付する事で、新規契約が可能であったが、コンビニエンスストアで購入されたプリモバイル電話機が振り込め詐欺に悪用されたことが判明したため、2011年(平成23年)2月末までにコンビニエンスストアでの新規契約受付を中止し、以後はソフトバンク携帯電話取扱店でのみの受付となっている。[11]。
シンプルスタイルへの改名後は、ケータイに4,000円、スマホに10,000円がチャージされている状態で販売されるが、契約事務手数料として3,300円とユニバーサルサービス料10円(いずれも消費税込み。2021年12月現在)がそこから引き落とされるため、実質的な無料通話分はケータイ690円、スマホ6,690円となる。ただしソフトバンクオンラインショップで購入かつ自宅受け取りの場合はユニバーサルサービス料を除いた事務手数料が無料となる。[12]
ソフトバンクプリペイドカードには3,000円と5,000円の2種類がありどちらも利用有効期間は60日間である。プリペイドカードの追加登録(リチャージ)を行うと利用有効期間と登録残高の引継ぎができる。例えば、残り10日間の利用有効期限で500円の残高がある場合に3,000円のプリペイドカードを登録すると利用有効期間が70日間(10+60日間)、残高が3,500円(500+3,000円)となる。また、プリペイドカードを複数枚登録すれば1枚につき60日間加算され、最大360日間まで利用有効期間を延ばす事できる。コンビニエンスストアで発行されるシートに書かれた番号を利用したチャージも可能。
初回以外のチャージについては、上記に加え、Verified by VISA等のセキュア機能が有効になっているクレジットカードを使用してのオンラインリチャージが可能。(ペイジーの利用によるリチャージは2012年11月29日をもって終了。)
利用有効期間が終了すると登録残高が残っていても無効となり360日間の電話番号有効期間になる。この間にプリペイドカードを登録すれば再び利用する事ができるが、電話番号有効期間が終了すると自動的に解約となり利用できなくなる。
なお、既に過去に利用していたSoftBank 3G端末やSoftBankスマートフォン端末を利用するなどの理由により、シンプルスタイル契約のUSIMカードのみの契約も可能ではある[13][14]。USIMカードの発行手数料が必要。2019年11月12日まではボーダフォン時代のものを含め端末は問わなかった。S!メールの利用が不要な場合は、UMTS1.5GHz帯(2010年(平成22年)4月~2017年(平成29年)3月まで)ないしは同2100MHz帯に対応したWS027SH[15]やSIMロックなしのメーカブランドの端末[16]でも可能。
プリスマにおいては、2014年3月4日よりSIMフリー端末やSIMロックを解除した端末でのUSIMカードのみの契約も可能になる[17][18] 。
ただし、2009年2月25日から同年5月18日の間は取扱を一時中断していたため、端末付きでなければ契約出来なかった。また、取扱がソフトバンクショップの一部に限定されるため、各ショップへの取扱の可否の事前確認が必要。総合案内で可能と紹介するショップであっても出来ないケースがある。または、白プリペイドUSIMカードの常備がないショップでは取り寄せで対処というケースもあり、すぐに契約出来ないケースもある。
なお、原則は、利用する端末の持込が必要となっている。一部旧ボーダフォンブランドを含むソフトバンクブランドのものが可能であったが、前述の通り2019年11月12日をもって3Gケータイ・3Gスマートフォンでの新規受付を終了したため、これらの端末での持ち込み契約もできなくなった。
なお、量販店に併設されたソフトバンクショップ(例・ソフトバンクLABI SENDAI)ではリチャージカードを含めて、プリモバイルの取扱自体していないケースもある。ただし、名義変更やMNP転出手続き(その場での転出手数料支払を要する)については、可能。
シンプルスタイルの新規契約した初日のみ発着信やインターネットの動作確認として157や1400以外の番号(フリーダイヤルなど)への発信や200MB 700MB 3GBの各パケット通信の契約をしていなくても200MBまでのパケット通信が可能[19]。
8.58円/6秒
15.24円/6秒
286円/最大30日
メールの利用(SMSの送信、MMSの送受信)にはメールし放題の加入が必要である。また、メールし放題の申し込み及び自動継続には300円以上の残高があることが必要となり、登録残高の有効期間が終了するとメールし放題の利用も終了となる。また、プリモバイルが販売される以前はプリペイド式携帯電話はほとんど待ちうけで使う人にしか向かなかったが、登場当初は携帯電話を持つ目的がメールである人にはかなり得な携帯電話だった。ただし、2009年(平成21年)12月までに順次開始されたNTTドコモの「タイプシンプル バリュー」やau電話の「プランEシンプル」の登場により、トータルコストの面では必ずしも優位ではなくなっている。ただし、いずれも原則2年契約を要するため、解約した場合は1万円前後かかる上、割賦分が残っている場合はその支払も要する。
ただし、Xシリーズでプリモバイルを利用する場合、SMSは使用可能だが、MMS(eメール)の使用は不可であることが、SoftBank X04HTのプリモバイルセット発売と同時に明らかになっている。
プリスマではメール定額が申し込み不可能になったが代わりにパケット定額サービスが設定された(後述)。
15.24円/6秒
なお、シンプルスタイル・3Gケータイでのパケット方式の通信は不可。
シンプルスタイルでS!メールなどのソフトバンクモバイルのメールサービス利用(SMSの送信、MMSの送受信)にはパケットサービスの加入が必要である。登録残高の有効期限が終了するとパケット定額の利用も終了となる。シンプルスタイル専用パケット定額サービスは3Gケータイのメールし放題とは異なり自動更新がない(2014年11月28日以降に新規契約・契約変更した場合、30日プランは自動更新される)。有効期限を満了すると、翌日期限満了を知らせるSMSが送信される。パケット定額申し込みがない場合のメールの送受信に対しての注意事項はシンプルスタイル契約時に渡される「シンプルスタイルご利用ガイド」などに記されている。パケット定額の申し込みがなくともWi-Fiを使ってGメールなどのメールサービスを利用することは可能である。
申し込み時間を問わず、申し込み日を1日目と数える。2日プランを申し込みした場合、サービスの有効期限は翌日の深夜0時になる。契約期間を満了すると次のパケット定額サービスの申し込みが可能になる。パケット定額を申し込み後は有効期限の間別のパケットプランに変更が出来ないので、たとえば2日プランを申し込みした後に7日プランに変更は出来ない。別のプランを申し込みしたい場合は、申し込みしたプランの有効期限が満了するまで待つことになる。
パケット定額サービス申し込み中はソフトバンクWi-Fiスポットの利用ができる。
前々月のデータ通信容量が1000万パケット(約1.2GB)以上利用した場合、プランに関係なく通信制御を実施される場合がある。
2020年(令和2年)1月8日現在、1回のチャージごとに7円が必要。
プリモバイル(シンプルスタイル・3Gケータイ(2014年11月28日以降))用として、これまで以下の機種が供給された。
プリスマ(シンプルスタイル・スマートフォン(2014年11月28日以降))用として、以下の機種が供給された。
シンプルスタイル・4Gケータイ用として、以下の機種が供給される。
便宜上、プリスマと類似したサービスとなる、Disney Mobile プリペイドサービス(Disney Mobile プリスマ)に対応した端末についても列記する。
2014年3月、SIMフリー端末でのプリスマ契約を可能にしたが、音声通話、TVコール、SMS、S!メール、パケット通信などの通信や付加機能などソフトバンクモバイルのすべてのサービスについては動作保証外としている[26]。
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