Loading AI tools
ウィキペディアから
『クライマーズ・ハイ』は、横山秀夫による日本の小説。2003年1月、『別册文藝春秋』に掲載され、8月25日に文藝春秋から単行本が刊行された。週刊文春ミステリーベストテン2003年第1位、2004年本屋大賞第2位受賞。
クライマーズ・ハイ | ||
---|---|---|
著者 | 横山秀夫 | |
発行日 | 2003年8月25日 | |
発行元 | 文藝春秋 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判上製カバー装 | |
ページ数 | 424 | |
公式サイト | books.bunshun.jp | |
コード |
ISBN 978-4-16-322090-1 ISBN 978-4-16-765903-5(文庫判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
|
著者が上毛新聞社の記者時代に遭遇した日本航空123便墜落事故を題材としており、群馬県の架空の地方新聞社を舞台に未曽有の大事故を取材する新聞記者とそれを取りまとめるデスクの奮闘を描く。現場取材、記事の扱いについてのそれぞれの記者の思い、記事の割り付けといった編集部門のことだけでなく、広告・印刷・配送部門も含めた新聞社全体の仕事の流れも扱っている。「クライマーズ・ハイ」とは、登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことである。
2005年12月にNHKでテレビドラマ化され、東映・ギャガ・コミュニケーションズの共同配給で映画化され2008年に全国公開された。
1985年8月12日、群馬県の地方紙・北関東新聞社の遊軍記者で、社内の登山サークル「登ろう会」メンバーの悠木和雅は、親友で同社販売部の安西耿一郎とともに、県内最大の難関である谷川岳衝立岩登攀へ向かう予定だった。準備で帰宅しかけたとき、社会部記者の佐山から「ジャンボが消えた」との連絡が入る。日航ジャンボ123便が墜落し、世界最大規模の航空事故が地元群馬で起ったのだ。
悠木は、粕谷編集局長から事故関連の紙面編集を担う日航全権デスクを命ぜられる。同新聞社にとって、「大久保・連赤」以来となる大事件を抱えた悠木は、次々と重大かつ繊細な決断を迫られる。
2005年12月10日と17日の19:30 - 20:45に、NHK総合・NHKデジタル総合の「土曜ドラマ」枠で、2部構成の特別番組として放送された。主演は佐藤浩市。2006年9月30日と10月7日に再放送されたほか、2010年12月には日本映画専門チャンネルで映画版と併せて放送された。
2007年7月5日クランクイン、8月31日クランクアップ、10月に製作が発表され、2008年7月5日に公開された。事故現場となった上野村において特別試写会がおこなわれ、多くの村民が鑑賞した。主演は堤真一である。
本作品は比較的忠実に1985年(昭和60年)当時の時代考証がされている。しかし、当時には存在しない物や言葉(セクハラなど)が使用された箇所が一部ある。
映画版は2009年1月1日にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより発売。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.