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日本のロックバンド (1987-) ウィキペディアから
ギターウルフ(GuitarWolf)は、1987年に結成された日本のスリーピース・ロックバンド。ロック、ガレージロック、パンク・ロックからの影響を濃く見受けられる楽曲を展開する。現在の所属レコード会社はギターウルフレコード。
ビリー存命時は、作詞作曲のほとんどをセイジが担当していたが、一部の楽曲はビリーが作詞しボーカルを務めていた。UG加入後は、作詞作曲、ボーカル全てをセイジが担当している。詳細は後述のメンバーの節を参照のこと。
トレードマークは革ジャン、皮パン、サングラス。彼らのパフォーマンスや、メンバーのセイジが多大な影響を受けた人物の1人、ジョーン・ジェット(元ランナウェイズ)にちなんで、自らの音楽を「ジェット・ロックンロール」と呼ぶこともある。ラモーンズを敬愛しており、ライブ前には、ラモーンズの曲がよく流されている。
曲のスタイルはアルバムによって微妙にタッチは異なるが、一貫して3コードを基本としたシンプルな楽曲を展開。レコーディングは一斉録り(全員で一緒に演奏して、録音する方法)、一発録り以外はしない。セイジはレコーディング中でも、アンプからジャンプするなど、音よりもその場のエネルギーもまとめて収録したい、という思いがある[要出典]。その姿勢はライブでも顕著に表れており、アンプは大音量を流し、曲の大半はCDよりさらに速く、粗くなる。客の頭の上に仁王立ちしながら演奏したり、ギターの弦が切れても気にせず飛び跳ね回るなど、過激なライブパフォーマンスを展開、圧倒的な熱量を放つロックンロールのアグレッションを常に全力で表現している。
日本でのメジャーデビュー作は1997年の「狼惑星」だが、アメリカではソニック・ユースやティーンエイジ・ファンクラブなどが契約していたアメリカを代表するインディーレーベルの一つであるマタドール・レコードから1995年にアルバム「ミサイル・ミー」でデビューしている。
ギターウルフとして初のアルバムとなった93年発表の「WOLF ROCK」も最初にリリースされたのはアメリカのメンフィスを拠点とする「GONER RECORDS」であったり、新しいアルバムのツアーの際には必ずアメリカツアーが組まれたり、ニューヨークを拠点とするファッションブランド『ショット』からギターウルフモデルのライダースジャケットがリリースされるなど、アメリカとの縁は深い。
また、世界規模で活動していることでも有名で、アルバムのリリースツアーの際は日本はもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパ、イギリス、果ては南米も回っている[1]。
1997年のメジャーデビューから2018年までキューンレコードに所属していたが、これを「殿堂入り」という形で事実上離脱をし、新たに自主レーベル「ギターウルフレコード」を設立して活動している。
2017年から島根県松江市にてギターウルフ主催による野外音楽フェス『シマネジェットフェス』を行っている。2020年は新型コロナウイルスの世界的流行により、オンライン・フェスティバルとして開催された。ライブストリーミング・チャンネルDOMMUNEで配信され、世界各地からもライブ参加があった[2]。当日のアーカイブはYouTubeで公開されている[3]。
メンバーは担当楽器によって、「ギターウルフ」「ベースウルフ」「ドラムウルフ」と呼ばれることもある。
GOTZ
TAKURO
ビリー(本名: 関口 秀明、1967年1月8日 - 2005年3月31日)
ヒカル
シンゴテツミ
1993年、アメリカにてアルバム『WOLF ROCK』でCDデビュー。日本国内では、1997年にアルバム『狼惑星』でメジャーデビュー。
長らく3人での活動が続いていたが、2005年3月31日未明にビリーが心不全により急逝した。ベスト・アルバムをリリースした後、同年9月、ギターウルフのファンであったUG(ユージ)が加入。UGは楽器経験者ではなく、ヒップホップを好み、ロックはギターウルフしか聴いたことがなかったという。セイジは抜擢の理由について、「UGが入ることによって予想できない新たな爆発を生み出したかった」といった旨の発言をしている。
UGの脱退が決定後、公式サイトにて新ベーシストを公募[16]。応募者には後日セイジより直筆の返信が送られた[17]。
2000年に入ってから海外進出を果たすバンドも増える中、ギターウルフは早い段階で海外進出を果たしており、少年ナイフと並んで北米で最も注目を受ける日本のバンドのひとつと言える[要出典]。それを物語るエピソードとしては、2004年リリースのトリビュート・アルバムの、ジム・オルークやダイナソーJr.のJ・マスシス(因みにソニック・ユース同様ギターウルフに前座のオファーを断られた過去がある)の参加や、2006年12月4日には、アコースティック公演を終えたフー・ファイターズのメンバーがハリウッドからツアーに同行していたデイヴ・グロールのハーレー仲間takaから「今夜のショーが終わり次第、ギターウルフの新宿ロフトのライブに行く」と聞き、急遽メンバー全員もtakaとリムジンを飛ばして駆けつけるという出来事が挙げられる[要出典]。
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 1994年 | SOMETHIN' ELSE |
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2nd | 1996年 | MISSILE ME |
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3rd | 1997年 | BAD REPUTATION |
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4th | 1997年 | KAWASAKI ZII 750 ROCK'N'ROLL |
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5th | 1998年4月1日 | カミナリ ワン | KSC2-218 |
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オリコン最高89位 |
6th | 1998年11月21日 | 環七フィーバー | KSC2-251 |
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7th | 1999年8月21日 | ロックで殺せ! | KSC2-305 |
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オリコン最高89位 |
8th | 2000年1月19日 | God・Speed・You!! | KSC2-320 |
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オリコン最高60位 |
9th | 2001年4月11日 | アイ・ラヴ・ユー、OK | KSC2-373 |
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オリコン最高65位 |
10th | 2006年5月31日 | ウルトラ・クロス VOL.1 | KSCL-1005 |
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Lightning Boltとのスプリットシングル |
11th | 2006年8月9日 | ウルトラ・クロス VOL.2 | KSCL-1006 |
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ストラグル・フォー・プライドとのスプリットシングル |
12th | 2006年12月27日 | ウルトラ・クロス VOL.3 | KSCL-1007 |
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DJ BAKUとのスプリットシングル |
年 | 日付 | アルバムタイトル | 規格品番 | 収録曲 | 順位 |
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1993年 | 6月 | WOLF ROCK | IDCW-1001 |
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1994年 | 4月 | RUN WOLF RUN | IDCW-1002 |
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1994年 | 7月 | KUNG FU RAMONE |
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1995年 | 6月 | ミサイルミー | CHCD-35 IDCW-1003 |
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1997年 | 9月21日 | 狼惑星 | KSC2-190 |
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98位 |
1999年 | 1月21日 | ジェットジェネレーション | KSC2-258 |
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40位 67位 (\4649) |
2000年 | 2月19日 | ロックンロールエチケット | KSC2-327 KSC2-328 |
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72位 79位(限定盤) |
2000年 | 7月5日 | LIVE!! | KSC2-347 KSC2-349 |
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70位 |
2002年 | 3月6日 | UFOロマンティクス | KSCL-437 KSCL-438 |
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68位 |
2004年 | 7月22日 | LOVE ROCK | KSCL-694:CCCD KSCL-865:CD |
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2005年 | 7月27日 | ゴールデンブラック | KSCL-842:初回生産限定盤 KSCL-843:通常盤 |
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2007年 | 1月24日 | DEAD ROCK | KSCL-1088:初回生産限定盤 KSCL-1090:通常盤 |
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128位 |
2007年 | 9月19日 | 火星ツイスト | KSCL-1170:初回生産限定盤 KSCL-1172:通常盤 |
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216位 |
2009年 | 12月23日 | ジェット サティスファクション | KSCL-1528:初回生産限定盤 KSCL-1530:通常盤 |
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292位 |
2010年 | 11月24日 | 宇宙戦艦ラブ | KSCL-1669:初回生産限定盤 KSCL-1671:通常盤 |
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232位 |
2013年 | 3月6日 | 野獣バイブレーター | KSCL-2203:初回生産限定盤 KSCL-2205:通常盤 |
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209位 |
2016年 | 5月11日 | チラノザウルス四畳半 T-REX from A TINY SPACE YOJOUHAN | KSCL-2717:初回生産限定盤 KSCL-2719:通常盤 |
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129位 |
2019年 | 2月13日 | LOVE &JETT | GW-001 |
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発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 |
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2004年06月23日 | I LOVE GUITAR WOLF very much | KSCP-928 KSCP-929 |
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発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 1998年09月09日 | ギターウルフvsサンフランシスコウルフ | CHVH-37 |
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2nd | 1999年4月1日 2004年12月22日 |
狼ヒーロー | KSV5-5045:VHS KSBL-5800:DVD |
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3rd | 2002年12月4日 | レッドアイドル | KSVL-5064:VHS KSBL-5745:DVD |
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4th | 2005年7月27日 | LIVE AT 世界→オオカミライジング | KSBL-5811 |
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オリコン最高286位 |
5th | 2009年7月22日 | GuitarWolf 69 COMEBACK SPECIAL at 日比谷野外大音楽堂 2009.4.4 | KSBL-5896 |
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発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 |
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1991年10月 2000年10月25日 |
JOURNEY TO THE MAD BRAIN | WC-004 | MACHINEGUN GUITAR | いぬん堂 |
1992年12月 | TVVA | |||
2002年12月25日 | Spirit of The BLUES 〜Evolve or Die〜 | PCD-5687 | I Just Want To Make Love To You | P-VINE |
2003年03月26日 | BPR5000 BURST TRACKS | RRCA-29013 | イナズマのメロディ | Roadrunner Japan |
2003年10月29日 | 外道狂TRIBUTE〜ゲゲゲの外道讃歌〜 | AICL-1493 | ビュンビュン | Sony Music Associated Records |
2003年11月19日 | THE CLASH TRIBUTE | SICL-68 | Should I Stay or Should I Go | Sony Records |
2004年08月08日 | ロッケンロー・サミット | WHOR-0006 | オールナイトでぶっとばせ!! | Would Go Records |
2005年04月27日 | Ki/oon Records Overseas Compilation | KSCL-817 | 環七フィーバー(Jet Version) | Ki/oon Music Inc. |
2006年09月27日 | 首都高有鉛伝説〜涙のナイト・ドライブ編〜 | TKCA-73108 | 環七フィーバー | JAPAN RECORD |
2007年09月19日 | エース・カフェ・ロンドン | COCP-51052 | MOTOR CYCLE LEATHER BOY | TRIAD |
2009年05月20日 | 無限35 | QWCF-10030 | 環七フィーバー | フォーミュラレコーディングス |
2010年07月14日 | ツナミ・アタック・オブ・ザ・ジャパニーズ・ガレージ・ロックンロール VOL : 3 | VSCD-5496 | Jack The Rippe | VIVID SOUND |
2012年07月04日 | PUFFY COVERS | KSCL-2061 | 女マシンガン | Ki/oon Music Inc. |
監督 | 曲名 |
宇川直宏 | 「God・Speed・You!!」 |
竹内鉄郎 | 「SUMMERTIME BLUES」「UFO ロマンティクス」「エイジアン エクスプロージョン」「オールナイトでぶっとばせ!! (20th Anniversary Ver.)」「カミナリワン」「ケンカロック(2006)」「ジェット サティスファクション」「バッティングセンター」「フーチークーチースペースマン」「高校生アクション」「野獣バイブレーター」「High Schooler Action」「幽霊ユー(稲川淳二出演)」「FIGHTING ROCK」「マグマ信長」 |
竹内鉄郎 & 福居英晃 | 「暴走レター」 |
MIKE McCARTHY | 「オールナイトでぶっとばせ!!」 |
YOU-DIE!!! | 「環七フィーバー from DVD「GuitarWolf 69 COMEBACK SPECIAL」」 |
不明 | 「アイ・ラブ・ユー, OK」「インベーダーエース」「ケンカロック」「ジェットジェネレーション」「ロックで殺せ」「環七フィーバー」「星空ジェット」 |
使用年 | 曲名 | タイアップ |
---|---|---|
1999年 | 星空ジェット | 映画『WiLD ZERO』挿入歌 |
2000年 | WOWOWアニメ『WILD ARMS〜Twilight Venom〜』エンディングテーマ(第11話 - 第21話) | |
God・Speed・You!! | テレビ朝日系『リングの魂』オープニングテーマ | |
JET VIRUS~digital hardcore remix~ | イギリス映画『プランケット&マクレーン』CMソング | |
2006年 | 環七フィーバー | UHFアニメ『BLACK LAGOON The Second Barrage』#21挿入歌 |
2013年 | マグマ信長 | テレビ東京系『ロック兄弟』3月度オープニングテーマ |
2015年 | JETT REASON | アニメ『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』配信版第25話エンディングテーマ |
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