ウィキペディアから
『ギャラクシーエンジェル』(Galaxy Angel)は、ブロッコリーによるキャラクターメディアミックス企画「Project G.A.」による一連の作品群である。元々はゲームの企画であったが、アニメ、コミック、ライトノベル、キャラクターグッズ等が展開された。
ギャラクシーエンジェル | |
---|---|
ジャンル | SF、銀河 |
漫画:ギャラクシーエンジェル | |
原作・原案など | ブロッコリー |
作画 | かなん |
出版社 | 富士見書房 ソフトバンククリエイティブ(新装版) |
掲載誌 | 月刊ドラゴンジュニア 月刊ドラゴンエイジ |
レーベル | カドカワコミックス・ドラゴンJr. コミデジコミックス(新装版) |
発表号 | 2001年5月号 - 2003年4月号 (月刊ドラゴンジュニア) 2003年5月号 - 2004年6月号 (月刊ドラゴンエイジ) |
発表期間 | 2001年4月27日 - 2004年3月27日 |
巻数 | 全5巻 |
話数 | 全34話 |
ゲーム:GALAXY ANGEL | |
ゲームジャンル | シミュレーション |
対応機種 | Windows 98以降 Xbox PlayStation 2 |
開発元 | PC版:企画デザイン工房 戦船 PS2移植:スタジオアートディンク |
発売元 | ブロッコリー |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2002年8月23日(Windows) 2003年1月23日(Xbox) 2003年4月17日(PS2) 2005年2月24日(PS2エターナルパッケージ) 2006年2月23日(PS2廉価版) 2006年11月22日(る〜んBOX) |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
ゲーム:GALAXY ANGEL Moonlit Lovers | |
ゲームジャンル | シミュレーション |
対応機種 | Windows 98以降 PlayStation 2 |
発売元 | ブロッコリー |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2003年8月22日(Windows) 2004年2月26日(PS2) 2005年2月24日(PS2エターナルパッケージ) 2006年11月22日(PS2廉価版/る〜んBOX) |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
漫画:ギャラクシーエンジェル 2nd | |
原作・原案など | ブロッコリー |
作画 | かなん |
出版社 | ジャイブ |
掲載誌 | 月刊コミックラッシュ |
レーベル | CR COMICS |
発表号 | 2004年8月号 - 2005年10月号 |
発表期間 | 2004年7月26日 - 2005年9月26日 |
巻数 | 全3巻 |
ゲーム:GALAXY ANGEL Eternal Lovers | |
ゲームジャンル | シミュレーション |
対応機種 | Windows 98以降 PlayStation 2 |
発売元 | ブロッコリー |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2004年8月20日(Windows) 2005年2月24日(PS2/PS2エターナルパッケージ) 2006年11月22日(る〜んBOX) 2007年7月26日(PS2廉価版) |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) (PS2) |
ゲーム:GALAXY ANGEL EX | |
ゲームジャンル | アクセサリ集 |
対応機種 | Windows Me以降 |
発売元 | ブロッコリー |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2005年7月29日(Windowsアクセサリーボックス) 2005年7月29日(Windowsゲームコンプリートボックス) 2005年7月29日(Windows限定版) 2005年7月29日(Windows通常版) |
テンプレート - ノート |
2005年より、続編である『ギャラクシーエンジェルII』が展開された。
はるか昔。突如襲った時空震(クロノクェイク)により、人類は宇宙への進出手段を喪った。
約200年後。惑星トランスバールの衛星軌道上に現れた「白き月」は、この惑星に住む人類に「恩恵(ギフト)」を授け、再び宇宙に向かう道を与えた。以後400年にわたり、トランスバールはその版図を広げ、128の惑星を治める「トランスバール皇国」へと発展していった。
トランスバール歴412年。突如現れた大艦隊は瞬く間に首都惑星トランスバールを陥し、皇王ジェラールら皇族を弑逆した。艦隊を率いていたのは、その5年前、ジェラールによって皇国から放逐されていた皇子エオニアだった。
そんな中、辺境駐留艦隊にあってクーデターの報を知った青年将校タクト・マイヤーズの前に、5機の戦闘機が出現した。「ムーンエンジェル隊」と名乗る彼女らは、白き月に滞在していたためエオニアの粛清を逃れた皇子シヴァを守るようにとの、かつての恩師のメッセージを、タクトの許に携えてきたのだった。タクトは、白き月よりもたらされる先史文明「EDEN」の技術遺産「ロストテクノロジー」の粋を集めて建造された宇宙戦闘機「紋章機」を操る5人の少女と共に、戦乱の嵐に立ち向かっていく。
部隊名の正式名称は原作系はムーンエンジェル隊、アニメ版はギャラクシーエンジェル隊。原作系はギャラクシーエンジェルIIが発表されるまでは基本的に「エンジェル隊」と呼ばれていたが、IIが発表されてからは、IIに登場するルーンエンジェル隊と区別するために正式名称で呼ばれることが多くなった。なお、ギャラクシーエンジェルIIのアニメ版である「ギャラクシーエンジェる〜ん」においては、ムーンエンジェル隊と呼ばれている。また、この中では元祖エンジェル隊との呼ばれ方もしている(アニメ内でミルフィーユ、蘭花、ミントの3人は旧作(アニメ版基準)の制服姿になっている)。
原作系の階級は、エオニア戦役時はフォルテが中尉でほかの4人は少尉となっている。そして『Moonlit Lovers』では各隊員とも一階級昇進しており、ちとせのみ少尉となっている。
なお原作系の記述内容は、特に断っていなければゲーム版に準拠する。
この節の加筆が望まれています。 |
突如現れた廃太子エオニア率いるクーデター軍から皇族最後の生き残りシヴァ皇子を守り落ち延びたエルシオールとムーンエンジェル隊。
そのころ、タクト・マイヤーズは星間ネットワーク構築任務に志願し、皇国軍第2方面軍クリオム星系駐留艦隊司令として辺境の惑星の開発任務を行っていたが、エオニア軍によるクーデターが発生しなし崩しになる。皇国と反乱軍のどちらに与するか考えていたところ、ムーンエンジェル隊と追撃してきたエオニア軍の艦隊に遭遇する。当初タクトはエオニアの理想に共感を覚えており、いまいちエオニア軍と戦う気になれなかったが、エンジェル隊の自信に満ちた態度や皇子の真っ直ぐさに心打たれたことにより、気の進まない戦いであっても皇子のために戦うことを決意させた。やがてタクトは戦火の中で恩師であるルフト准将により才能を買われ、(ルフト曰く、エンジェル隊は自分の理解が及ばないので、同じく理解しきれないタクトに指揮を任せることにしたとのこと)エルシオールとムーンエンジェル隊の司令官を任命される。
エオニアと「黒き月」との戦いから半年。皇国の英雄となったエンジェル隊とその司令官タクト。
彼の傍らには最愛の女性がいた。
そして、トランスバール皇国も戦いの傷跡から徐々に復興しつつある頃、忍び寄る古の敵「ヴァル・ファスク」。
先文明「EDEN」と戦いを繰り広げた外敵の襲来という新たな危機に、タクトは愛する人と手を取り合い立ち向かう。
アルバム『GALAXY ANGEL ボーカルアルバム Eternal Songs』に全曲収録。
「ヴァル・ファスク」の尖兵ネフューリアを退けたとはいえ、「ヴァル・ファスク」の全容が明らかになったわけではなかった。ある日、ルシャーティという少女が弟のヴァインとともに、「ヴァル・ファスク」の軍勢から逃れてきた。2人はタクトたちに保護され、エルシオールに身柄を置かれた。
やがて、ルシャーティの正体が、EDEN星系の中心星・ジュノーに存在する、EDEN文明の全ての情報が蓄えられている巨大施設「ライブラリ」の管理者の生き残りであることが判明する。また、ヴァインの正体が「ヴァル・ファスク」の元老院直属特機師団長であり、ルシャーティの頭部のサークレットに仕込んだ洗脳装置で彼女を操り、タクトとヒロインのつながりを切って弱体化しようと企んでいたことが判明する。その一方、ヴァインの彼女に抱く心情は変化し、用済みとなった彼女の処刑に反対する。大怪我を負いながらもEDENに逃走し、タクト達にルシャーティを解放するものの、本人は怪我が深すぎて助からず、心というものを理解して笑いながらこの世から去った。その後、ルシャーティは洗脳から解放され、皇国軍にライブラリの力で援助する。
ギャラクシーエンジェルのミニゲーム集。内容はミニゲームをクリアしていくオリジナルストーリーの『くるくる・クールクリムゾン』がある。なお、ミニゲームのポイントをためていくと、ごほうびでギャラクシーエンジェルの壁紙を手に入れることが出来る。Windows 98/98SE/Me/2000/XP専用。
とある任務の休憩中、エンジェル隊とタクトは出撃命令がなくクジラルームで遊んでいた。
初めは休日を満喫していたタクトだったが、ある一定の時間が経つと同じ時間まで戻ることに気づくことになる。
それは任務で破壊することになっている「クリムゾンGM075」という星が原因だとわかるが、タクト以外その事実を気づいていない。
はたして、タクトは終らない時間を解放出来るのだろうか。
『くるくる・クールクリムゾン』中に出てくるミニゲーム。一度本編をクリアするとシングルプレイでできるようになる。レベルは5段階になっている。
期 | 放送期間 | 話数 |
---|---|---|
第1期 | 2001年4月7日 - 9月29日 | 全24話+未放送2話 |
第2期 | 2002年2月3日 - 3月31日 | 全9回・全18話+未放送1話 |
第3期 | 2002年10月6日 - 2003年3月30日 | 全26回・全51話+未放送2話 |
第3期SP | 2003年12月25日 | 全1回・全2話 |
第4期 | 2004年7月7日 - 9月30日 | 全13回・全26話 |
2001年から2004年にかけて全4期が制作された。制作会社はマッドハウス。
原作系が本来、恋愛要素もコメディもなく、ハードでシリアスな展開を目的に企画されたのに対し、アニメ版は単発の様々な話を制作するところから始まって徐々にコメディ要素が増えていき[10]、後に「空前絶後のギャグアニメ」と評される[11]までになっている。原作と異なる内容になったのは、アニメ版第1期の制作立ち上げに当たって、1話当たりの時間が正味10分というフォーマットでは原作の分厚くシリアスな設定の再現は困難と判断された事による[10]。この結果、本作品はタイトルと主要登場人物が共通でありながら、ゲーム版など原作系諸作品とアニメ版ではストーリーや登場人物の性格・プロフィールなどが大きく異なるものとなった。
ノーマッド、ウォルコットなどアニメ版のキャラクターは設定や版権などの問題により原作には登場しない。しかしながら、角川書店から出版されている原作コミック第1巻及びギャラクシーエンジェルパロディ大行進などには、ウォルコットやノーマッドが描かれている。コミックの作画を担当したかなんは、ノーマッドをコミックで活躍させたいと考え、ブロッコリーの里見哲朗に事前に相談している[12]。しかし、里見からウォルコットやノーマッドの著作権はマッドハウスが保持していると指摘されたため、登場人物として描くことを断念した[12]。そのため、コミックにて描く場合は登場人物としてではなく単なるぬいぐるみとして描くなど、マッドハウス側から感情を導入しない等の制約の下で描いている[12]。
なお、主題歌も原作(ゲーム)とアニメ版では異なり、原作では飯島真理、佐藤裕美などのアニメソング歌手が、アニメ版ではエンジェル隊(後述)が主に担当している。
設定上、アニメ版はゲーム版の半年前の物語ということになっているが[13]、両者の間で設定が異なっている場合がある。以下はその例。
2005年3月16日 - 22日、紀伊國屋サザンシアター(東京都新宿区)で上演された。出演者はゲーム・アニメ版の声優とは異なる(烏丸ちとせ役は同キャラクターの声優である後藤沙緒里が担当する予定だったが、急病で参加できなくなったため、G.G.F.のメンバーである中山恵里奈が担当することになった)。
また、2005年12月7日 - 11日に銀座博品館劇場にて「ギャラクシーエンジェル Re-MIX」として再公演が行われた。新たなゲストとして、横山智佐が出演。
以下、初回公演のみ出演
以下、Re-MIXのみ出演
アニメ版『ギャラクシーエンジェル』関連のCDについてはギャラクシーエンジェル (アニメ)、『ギャラクシーエンジェルII』関連のCDについてはギャラクシーエンジェルIIを参照。
ブロッコリーの米国関連会社であるBroccoli International USAの書籍部門であるBroccoli Booksより英訳版が出版されている。
この節の加筆が望まれています。 |
ブロッコリーのパチンコ初参入となる。ストーリーはゲームベースだが、アニメ版の映像も使われる。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.