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日本の漫画 ウィキペディアから
『BAMBOO BLADE』(バンブーブレード)は、原作:土塚理弘、作画:五十嵐あぐりによる日本の漫画作品。剣道を題材としている。スクウェア・エニックスの漫画雑誌『ヤングガンガン』創刊号(2004年12月3日発売)[1]より2010年18号(9月3日発売)まで連載された。通称は「バンブー」「バンブレ」。同じくスクウェアエニックスの漫画雑誌『月刊ビッグガンガン』創刊号(2016年8月25日発売)にて連載終了した『BAMBOO BLADE C』と『BBデフォルメ』をもってシリーズ全4部作の完結となった。2019年4月時点でコミックス累計発行部数は330万部を突破している[2]。
BAMBOO BLADE | |||
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ジャンル | 剣道、学園、コメディ | ||
漫画 | |||
原作・原案など | 土塚理弘(原作) | ||
作画 | 五十嵐あぐり | ||
出版社 | スクウェア・エニックス | ||
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掲載誌 | ヤングガンガン | ||
レーベル | ヤングガンガンコミックス | ||
発表号 | 2004年Vol.1(12月17日号) - 2010年Vol.18(9月17日号) | ||
巻数 | 全14巻 | ||
話数 | 全102話 | ||
漫画:BAMBOO BLADE C | |||
原作・原案など | 土塚理弘(原作) | ||
作画 | 高尾じんぐ | ||
出版社 | スクウェア・エニックス | ||
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン | ||
レーベル | ビッグガンガンコミックス | ||
発表号 | 2013年Vol.06 - 2016年Vol.09 | ||
発表期間 | 2013年5月25日 - 2016年8月25日 | ||
巻数 | 全7巻 | ||
漫画:BBデフォルメ | |||
作者 | 土塚理弘×亜積沙紀 | ||
出版社 | スクウェア・エニックス | ||
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン | ||
レーベル | ビッグガンガンコミックス | ||
発表号 | 2013年Vol.11 - 2016年Vol.09 | ||
発表期間 | 2013年10月25日 - 2016年8月25日 | ||
巻数 | 全2巻 | ||
アニメ:バンブーブレード -BAMBOO BLADE- | |||
原作 | 土塚理弘 五十嵐あぐり | ||
監督 | 斎藤久 | ||
脚本 | 倉田英之 | ||
キャラクターデザイン | 双柳雪智 | ||
音楽 | 仙波清彦 | ||
アニメーション制作 | AIC ASTA | ||
製作 | バンブーブレードパートナーズ | ||
放送局 | テレビ東京系列 | ||
放送期間 | 2007年10月1日 - 2008年3月31日 | ||
話数 | 全26話 | ||
ゲーム:バンブーブレード 〜"それから"の挑戦〜 | |||
ゲームジャンル | 燃え萌え真剣アドベンチャー | ||
対応機種 | PSP | ||
発売元 | ガジェットソフト | ||
メディア | UMD | ||
発売日 | 2009年5月28日 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画、アニメ、コンピュータゲーム | ||
ポータル | 漫画、アニメ、コンピュータゲーム |
とある私立学校の剣道部を舞台に、女子部員を中心とした面々が、緩やかに送りつつも目標(大半は顧問が原因でつくられる)へ向かって行く日々を綴る作品。「まったり放課後女子剣道コミック」と銘打っている。
原作の土塚理弘はネームの作成までを行い、五十嵐あぐりがそれに基づいて作画を行っている。現在も漫画家として活動中の土塚理弘が原作のみの担当である理由については、「多忙であるため」と単行本1巻のあとがきに記している[注 1]。また同巻あとがきにて、女子剣道部という題材を選んだ理由としては、自分より女の子が描くのが得意な人が作画を担当するにあたって、それにふさわしいものを連載用のアイディアのストックから選んだとも記している。また、ファンブックなどでは女子剣道は以前から興味があったテーマであったことをコメントしている。
土塚理弘が原作を担当している関係上、本作品中では他の土塚漫画作品に登場するキャラクターや表現が一部に見られる。各話のサブタイトルも他の土塚作品同様「××と○○」で統一されている[注 2]。
『BAMBOO BLADE B』の連載開始以後、土塚理弘は本作品を "BAMBOO BLADE A" (バンブーA)と呼ぶようになった。なおこの "A" とは土塚曰く "ATOMIC FIRE BLADE" のAとのこと[3]。また土塚は「C」と呼ぶ第3の作品も以前から構想しており、後に『BAMBOO BLADE C』が高尾じんぐの作画により『月刊ビッグガンガン』にて連載された[3][4]。
室江高校の剣道部顧問、「コジロー」こと石田虎侍は、愛車購入のためにかけたローンの支払いで、その日の食事にも困る貧乏生活の日々を送っていた。そんなある日、高校時代の先輩であり、同様に剣道の指導者となっていた石橋賢三郎から「自分が顧問を務めている町戸高校の剣道部に勝てたら、実家の寿司屋で1年間食べ放題」という条件で、女子剣道部の対外試合を持ちかけられる。条件に目がくらみ即諾したコジローだが、現在ほとんどの部員が受験引退もしくは幽霊部員と化している室江高校剣道部は、事実上の部員が部長の千葉紀梨乃ただ1人という有様で、5対5の練習試合をするには頭数がまったく足りなかった。
コジローは翌日から早速、5名の女子部員を揃えようとアテを探していたところ、ある女生徒が竹ぼうきで難無く複数のボール(と教頭)を打ち返すのを目撃。何としてでもその女生徒を剣道部に入部させようと試みる。
厳密には劇中劇には含まれないバラエティ番組なども、便宜上本項に記述する。
テレビアニメ版の関連書籍は別項を参照。
特記のない限り原作は土塚理弘、作画は五十嵐あぐり、著者は町田双路[注 19]
2007年10月1日から2008年3月31日まで、『バンブーブレード』のタイトルでテレビ東京系列にて放送された。その後、2011年6月7日から、 フジテレビTWOにて毎週2話ずつ再放送された[33]。
「部活動を通じて成長していく彼女達の姿をコミカルに描く、青春系学園剣道ストーリー」と銘打たれている。
このアニメのキャッチフレーズは「女のコの真剣(ホンキ)魅せてあげる!」[注 20]。
タワーレコードの通販サイト「@TOWER.JP」など、様々なサイトで「『六三四の剣』以来、20年ぶりの本格剣道アニメーション」[注 21]の謳い文句で紹介されている。
オープニング映像は放映開始の時点では第1話のダイジェストを挿入した暫定的なものだったが、完成版はDVDにのみ収録と決まり、テレビ放映分は変更されなかった。
ストーリーは制作時点で原作が未完であったため、第18話まで[注 22]は原作に忠実な展開、第19話以降はオリジナルストーリーという構成となっている。また、原作の合間を縫って第15話にもオリジナルストーリーが挿入された。最終回では榊心、岩堀猛、近本成海ら、当時の原作に登場したばかりのキャラクターも登場した。
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
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1 | 竹ぼうきと正義の味方 | 斎藤久 | 五十嵐達矢 | 植田洋一 | 2007年 10月1日 |
2 | ブレードブレイバーとお弁当 | 奥野耕太 | 山根理宏 | 10月8日 | |
3 | ブラックとブルー | 飯村正之 | 石野聡 | 10月15日 | |
4 | ピンクとブルー | 古川順康 | 川口理恵 | 10月22日 | |
5 | 室江高と町戸高 | 寺岡厳 | 奥野耕太 | 竹森由加 | 10月29日 |
6 | 川添珠姫と遅刻の武礼葉 | 五十嵐達矢 | 山岸正和 山根理宏 | 11月5日 | |
7 | 寿司とメンチカツ | 寺岡巌 | 佐藤育郎 | 織田広之 山本善哉 | 11月12日 |
8 | タマちゃんとアルバイト | 二瓶勇一 斎藤久 | 元永慶太郎 | 植田洋一 | 11月19日 |
9 | コジローと運命の分岐点 | 須永司 | 吉田徹 | 森下博光 中澤勇一 | 11月26日 |
10 | 宮崎都の憂鬱と初大会 | 古川順康 | 佐野英敏 末廣直貴 | 12月3日 | |
11 | アニメーションとドリーム | もりたけし | 奥野耕太 | 沈宏 | 12月10日 |
12 | 東の事情とメイの事情 | 寺岡厳 | 鈴木薫 | 川口理恵 | 12月17日 |
13 | 先生たちと生徒たち | 五十嵐達矢 | 山根理宏 松原豊 | 12月24日 | |
14 | さとりんの決意ともぎゅもぎゅ[注 23] | 寺岡厳 | 元永慶太郎 奥野耕太 | 石野聡 青野厚司 植田洋一 | 2008年 1月7日 |
15 | 初合宿と初銭湯[注 24] | 久城りおん | 柳沢テツヤ | 1月14日 | |
16 | キリノの欠席と予選大会 | 奥野耕太 斎藤久 | 奥野耕太 | 都竹隆治 山根理宏 大和田直之 | 1月21日 |
17 | 光と陰 | 寺岡厳 | 五十嵐達矢 | 沈宏 | 1月28日 |
18 | 大会とその後の室江高 | 古川順康 | 原修一 川口理恵 | 2月4日 | |
19 | アルマジロとセンザンコウ | 伊藤浩二 | 松原豊 永田正美 | 2月11日 | |
20 | ブレイバーとシナイダー | 伊藤浩二 | 元永慶太郎 | 植田洋一 川口理恵 永田正美 | 2月18日 |
21 | 川添珠姫と鈴木凛 | 斎藤久 | 鈴木薫 | 山根理宏 サトウミチオ | 2月25日 |
22 | 敗者と勝者 | 五十嵐達矢 斎藤久 | 奥野耕太 | 末廣直貴 沈宏 齋藤雅和 | 3月3日 |
23 | 嘘と沈黙 | 別所誠人 | 古川順康 | 永田正美 植田洋一 川口理恵 | 3月10日 |
24 | 剣と道 | 斎藤久 五十嵐達矢 | 久城りおん | 石井ゆみこ | 3月17日 |
25 | 剣道とそれがもたらすもの | 須永司 | 五十嵐達矢 | 原修一 松原豊 | 3月24日 |
26 | “それから”と“これから” | 斎藤久 五十嵐達矢 | 沈宏 渡邊義弘 原修一 植田洋一 | 3月31日 |
第3話より番組の合間に番組およびDVDのCMとして「ふぁんふ〜ふふぇ〜ふぉ」というタイトルの寸劇風の映像が流れる。内容は本編にほとんど関係が無い小ネタが大半を占めており、映画のパロディなども行ったりしている。ただし、テレビ大阪やテレビ愛知では主題歌のCMや他作品のDVDのCMのみで、このCMが放映されることはなかった。DVD第4巻には、映像特典として特別篇が収録されている。製作はアイウォズ・ア・バレリーナ[34]。
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