Loading AI tools
日本のキーボーディスト、作曲家、編曲家、SF作家 (1953-) ウィキペディアから
(なんば ひろゆき、1953年9月9日 -)は、日本のキーボード奏者、作曲家・編曲家、SF作家である。東京都豊島区巣鴨出身。学習院大学法学部法学科卒業。東京音楽大学音楽学部教授(作曲指揮(映画放送音楽コース))。日本作編曲家協会(JCAA)理事、日本ポピュラー音楽学会会員[1]。
父の渡辺弘はジャズ・アコーディオン奏者(サックス奏者の渡辺弘とは同姓同名の別人)で、SF作家広瀬正のバンド仲間だった。母は上野音楽学校(東京芸術大学の前身)出身の声楽家。祖父の家を継ぐために養子になったため、難波姓となった[2]。長女は歌手でシンガーソングライターの玲里。
両親が音楽家ということもあり、4歳よりピアノを始める。学習院大学在学中より、プロミュージシャンとして活動を始め、1975年に、鳴瀬喜博の誘いで「金子マリ&バックスバニー」に加入、キーボーディストとして活躍。その後、プログレッシブ・ロックバンド「SENSE OF WONDER」を結成。
1979年にはファースト・ソロ・アルバム『センス・オブ・ワンダー』[注釈 1](キングレコード)をリリースした。このアルバムでは、ジャケットを手塚治虫、ライナーノーツを中島梓が綴っている。また、山下達郎のコンサートツアーなどにも参加するようになる。
1984年6月16日、東京ヤクルトホールで行われたイベントでシンセサイザー100台をMIDIで接続し、同時に発音して演奏をした。スポンサーであったシーケンシャルサーキットより発売されたSIXTRACKの販促を兼ねたライブであり、後にギネスブックに登録された。
1988年に東京音楽大学講師となる。さらに、NHK教育テレビの音楽番組『ベストサウンド』の講師(アシスタントは中村あゆみ)、TBS系音楽番組『三宅裕司のいかすバンド天国』の審査員をするなど、メディアへの露出も増えていった。また、このころから日本ファルコムのゲームミュージック『ソーサリアン』『イースII』のアレンジを手がけるようになり、以後、数年にわたって日本ファルコムのゲームミュージックのアレンジを多数手がけることとなった。
1990年より、山羊智詞&赤羽楽団に参加。各セッションのメインコンポーザーとして手腕を発揮する。
1993年ごろは、是方博邦とともに、テレビ東京系クイズ番組『タモリの音楽は世界だ!』にレギュラー出演もしていた。また、是方博邦、東原力哉、鳴瀬喜博らとともにバンド「野獣王国」を結成・活動をするかたわら、1994年から1998年まで桐朋学園芸術短期大学の講師も務めていた。また、1997年に五十嵐久勝(元ノヴェラ)とユニット「NUOVO IMMIGRATO」を結成、現在までに4枚のアルバムを発表。
山下達郎、是方博邦らと親交が深い。他にも世良公則やRED WARRIORSなど、これまでサポートしてきたミュージシャンは多数。
2011年、演劇集団キャラメルボックスが世界初の舞台化した「夏への扉」(ハインライン原作)に楽曲を提供した。
2019年5月30日、白板症の治療のため同年6月3日より入院することを報告した。それに伴い、一部ライブ出演をキャンセルすることを発表。なお、バンドメンバーとして参加予定であった山下達郎のコンサートにおいては、一部延期振替公演を発表した[3][4]。
学習院中等科在学中からSFファン活動を開始。『宇宙塵』に入会する他、自らファン・グループ「全日本青少年SFターミナル」を主宰してファンジン『SFファンジン』を刊行。
また、1968年に中学三年生の15歳にしてSF短編『青銅色の死』で安倍能成文学賞(初等科から大学までの、学習院在学中のすべての学生を対象とした賞)を受賞した[注釈 2]。また、学習院の2年後輩の後のSF評論家巽孝之と交遊することとなり、巽が主宰する同人誌『科学魔界』にSF小説を発表。
アルバム『センス・オブ・ワンダー』発売後、短篇集『飛行船の上のシンセサイザー弾き』『鍵盤帝国の劇襲』(ハヤカワ文庫)、『ときめき ROCKIN’WAY』(コバルト文庫)など、音楽が重要モチーフとなっている作品を出版した。また、SF作家の小説作品のイメージアルバムも多数手がけている。日本SF作家クラブ会員として、日本SF大賞の審査員も務めた。日本推理作家協会会員でもある[5]。
2010年から、SFファングループ「全日本中高年SFターミナル」を主催し、イスカーチェリ、BAMU、科学魔界の三誌合同誌としてファンジン『SFファンジン』を刊行。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.