エディブルファイト関西地区予選
出場者枠は全部で30。エントリー総数173組、総勢508名と関西大会では過去最大の参加人数。一次試験は筆記試験、二次試験はタマネギの糖度をどこまであげられるかというもので、一次は甲斐谷、二次は高円寺が一位を取り(華屋敷が両方ともトップ通過)、注目を浴びる。試合は主に調理学校の教室で行われ、テレビ放送はない。審査員はGIFCの社員1人が担当。1チームの人数は特に定められていないが、試合中に調理ができるのは同時に2人までで、残りのメンバーは補欠となる(試合ごとにチーム内で試合に出るメンバーを変えることは可能)。ただし試合中に、怪我や急病などで試合続行不可能なメンバーが出た場合は、補欠メンバーと途中交代することは可能(関西地区予選準決勝で、華屋敷は試合開始時は甲斐谷と七瀬が出ていたが、試合途中で七瀬が高円寺と交代している)。
優勝は真彩館、準優勝はアジメールだったが、アジメールの不正が発覚し、急遽3位決定戦を行い、キェーンに勝った華屋敷が本選に出場した。
真彩館
GIFC直営の大阪梅田にある料理店。代表は土門海、サポートは娘の土門樹里子。シードのため二回戦から参加する。Aブロック二回戦第1試合にてデリー×デリーと対戦し、余裕の圧勝。
- 土門海(どもん かい)
- 詳細はエディブルガーディアン参照。
- 土門樹里子(どもん きりこ)
- 土門海の一人娘で小学生。北海道出身。エディブルガーディアンNo.1のサポートを務めるだけあって、歳の割りに料理の腕前は異常な幼き天才。巧みな包丁捌きとパフォーマンスは派手。土門の30%の力に相当するらしい。小柄なためか、単純に父がでかすぎるためか、土門海の肩に乗って移動する姿はかなり異様な光景。正直なため不味いものは不味いと言ってしまう上、父親の料理以外を滅多に褒めない。が、マキトの作った料理に関しては口では「まぁまぁ」といいつつ内心褒めている。特技は料理の他に、木登りと魚獲りと、野生児的。
- 本当の名前は福島樹里子で福島恭子の子であるが、土門の子ではない。本当の父親は誰も知らない。
- 誕生日:6月22日8歳 身長:121cm スリーサイズ:B58/W53/H61 血液型:A型
- コミックス16巻のカバー裏・裏表紙担当。
神戸ヘルシー亭
関西地区予選で一回戦第5試合にて華屋敷と対戦した。代表は森岡重次、サポートは矢口勝。初戦敗退。
- 森岡重次(もりおか しげつぐ)
- 神戸ヘルシー亭の調理主任の男。28歳。「厨房は男の戦場」と豪語し女性を蔑視する慇懃無礼な皮肉屋。対戦者である華屋敷の眞尋を侮辱し、挑発する。マキトと甲斐谷の実力は認めていた。野菜カレーにおいて高い実力を誇るものの、テーマを勘違いし一回戦敗退。
鳰
滋賀県大津市の老舗料亭、日本料理鳰(にお)。関西地区予選で二回戦第3試合にて華屋敷と対戦した。代表は御門京四郎。テーマは鱧(はも)で、鱧料理を売りにしている鳰に分があるように思えたが、純粋なカレー勝負という点において華屋敷に敗れ、二回戦敗退。
- 御門京四郎(みかど きょうしろう)
- 鳰の三代目当主。以前、マキトらが東京で移動カレー屋ガネーシャをやっていた頃に出会ったクレープ屋の男。フェロモンを振りまき女性を魅了する必殺技・フェロモンビームを駆使する(ただし、結維と眞尋には通じない)。
- 幼少の頃から地獄のような料理の特訓を受け続けていた料亭の跡取り息子。18歳のとき店を逃げ出し東京に出たが、4年後マキトと出会い再び料理人の道を歩むことに。卓越した包丁技術を持ち、「骨切り」などの高度な技を難なくこなす。マキトを料理人として尊敬している節がある。
ホットランド
三重県のカレー屋。関西地区予選で二回戦第4試合にて二ノ宮光星と対戦した。代表は高嶋勇。テーマは「果物を使ったカレー」。
- 高嶋勇(たかしま いさむ)
- チンピラを金で雇い、コーセーを車で撥ねさせる不正を行い不戦勝しようとした。だが、目論み叶わず、重傷を負ったコーセーと対戦し、その圧倒的な執念と力の前に完敗する。その後、何らかの処罰を受けた模様。
キェーン
兵庫県神戸のタイ料理店キェーン。関西地区予選準決勝で「アジメール」と戦うも審査員の不正により敗退。「華屋敷」と同じく繰り上がりによる三位決定戦で「華屋敷」と対戦し、敗退する。テーマは「フルーツ」で、3種類以上の果物を使用することが条件。審査員は八木沢杏。
エディブルファイト本戦大会
サッカーのワールドカップと同じ対戦方式で、リーグ戦とトーナメントの2部構成。最初は全40チームが各5チームの8ブロックに分かれて、総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームの計16チームが決勝トーナメントに出場できる。審査員は点数制で、リーグ戦は一般審査員3名が各10点、特別審査員1名が20点を持ち点とする50点満点で勝敗を決める。リーグ戦では同点の引き分けも存在する。最終勝敗結果が同じ場合は、獲得した点数の合計で順位を決める。決勝トーナメントは5人の特別審査員が各10点の持ち点、50点満点で勝敗を決める。こちらでは引き分けはなく、同点になった場合は改めてプレーオフ戦を行い、そこで勝敗を決める。
ル・グラン・フィー
エディブルファイト海外ゲストとして出場。フランス代表。エディブルファイト本戦リーグはGブロック。Gブロック第1戦で北陸地区代表「石川 丁字屋」と対戦。テーマは「冷たいカレー」。50対43で勝利する。続く第3戦でエディブルガーディアンの小野里友之と対戦。テーマは「内臓を使ったカレー」。45対50で勝利する。本選1回戦で蓮見響也と「前菜5品」をテーマに対戦、45対50で勝利するが、右手の怪我のため棄権。
- 榊圭吾(さかき けいご)
- 日本のフランス料理界の「Genie」(天才)と呼ばれていて、マキトのライバル。小さい頃から料理の英才教育を受けて育ち、かつてカレー対フランス料理の勝負でマキトを負かしたことがある。それ以来、マキトとは親しい仲になる。英語と仏語が話せるトライリンガルで、合気道の腕も立つ模様。あだ名は“根暗クン”らしい。
- マキトがガネーシャにたどり着くまで行方をくらましていたため、マキトの居場所を交換条件として、一時的に翠蓮に手を貸していた。フランスで料理長としてレストランル・グラン・フィーを開くため、マキトを右腕として連れて行こうとするが、マキトとの2度目の対決「売り上げ勝負」で敗れたため、フランソワと2人でフランスへ旅立った。マキトとの出会いと勝負を経て料理に対する姿勢が大きく変化し、前向きになり自分の意思で料理を作ることを決めた。それと相まって、勝負の途中フランスの有名な批評家にビーフカレー(しかし、見事にフレンチと融合させていた)を出したので彼を怒らせてしまい、まったく食べてもらえなかったために、フランスでゼロからのスタートを切ることになったが、無事軌道に乗ることに成功する。
- マキトとの再戦を夢見て、エディブルファイト本戦大会の海外ゲスト枠として大会に参戦する。今や日本でも海外でも名が知れ渡っているので、エディブルファイト優勝候補の筆頭に挙げられている。マキトの調理スタイルを“動”とたとえるなら、“静”のスタイルで調理をしている。派手さは無いが最小最短の調理の仕方は精密機械のように無駄な動きが一切なく、神速とさえ形容されるほど。小野里友之との対決の際には挑発に屈しない精神力と料理に対する姿勢の差を見せ付けた。決勝トーナメント前にフランを庇い右腕を負傷したものの、蓮見響也を相手に完勝して見せるが、全治四週間の負傷を理由に続行を辞退した。
- フランとは幼い頃からの付き合いであり、普段は素っ気無く接しているものの内心は深く愛している。
- フランソワ・ルドワイセン(Francoise Ledoyen)
- フランス人で、圭吾の父親の店の副料理長であるジャン・ルドワイセンの娘。通称はフラン。父親譲りか、出会い頭に飛び付く癖がある。趣味はぬいぐるみ収集で、特技は尾行。フランス語は当然として、日本語もしゃべれるバイリンガル。自称「フランス料理界の妖精」ということだが、その腕は結維並である。小柄だが胸はそれなりにあり、結維を驚かせた。
- 圭吾のことが好きで、とあることからマキトとも親しくなる。マキトを巡り結維と料理勝負をしたが、マキトより圭吾の方が好きなことに気付いてからは和解し仲が良い友達となった。その後圭吾と共にフランスへ旅立ったが、エディブルファイトに出場する圭吾と一緒に日本に帰国する。
- 誕生日:1985年9月23日 身長:148cm スリーサイズ:B81/W52/H78 血液型B型
- コミックス5巻の裏表紙担当。6巻のカバー裏担当。23巻の表紙・裏表紙担当。
- ジャン・ルドワイセン
- フランス人。圭吾の父親のフランス料理店「La grand fee」の副料理長。陽気でおおらかな性格で、挨拶表現としてよく人に抱きつく。大声でしゃべる。娘であるフランのことを愛してはいるが、放任主義でのびのびと育てている。今のところ話題に上がることすらないフランの母親である妻の詳細は不明。第一部ではフランス語しかしゃべらなかったが、日本語は聞き取りなら可能だった様子である。第二部で再登場した際は、以前までしゃべられなかった日本語を覚えたが、滅茶苦茶な関西弁であった。
- 安田(やすだ)
- 通称マドモアゼル安田。料理批評家。圭吾がマキトと出会う以前からの知人。圭吾を高く評価している。フランスで有名な酷評評論家シルバン・フィリップに圭吾を紹介したのも彼女。マキトと圭吾の最初の料理勝負の審査員をやったのも彼女である。
- コミックス6巻の裏表紙担当。
カレークラブ ジンジャー
エディブルファイト北海道大会優勝店。スープカレーを得意とする。札幌スープカレーフェスタでマキトと国東心の「キッチンハート」と激戦を繰り広げ、売り上げ食数同数で同着優勝を果たす。だが、終了時間後にカレーを売ったキッチンハートの反則負けとなり、優勝となるが、それを快く思わなかった悠希の提案でプレーオフにて決着をつける。
エディブルファイト本戦リーグはFブロック。Fブロック第7戦でエディブルガーディアンNo.2蓮見響也と対戦。50対49の接戦で勝利。3戦3勝しいち早く決勝トーナメント進出を決めた。
決勝トーナメント1回戦、エディブルガーディアンNo.3恵那恵と対戦。テーマは「ヘルシー」。46対49で1回戦敗退。
- 高桑悠希(たかくわ ゆうき)
- ジンジャーのメインシェフで、結維より年下の17歳の高校生だが、実力は高く、、ジンジャーを優勝に導いた。可愛い顔をした童顔で小柄な少年で初心で恥ずかしがり屋。女性観客からの絶大な人気を誇っている。マキトと札幌スープカレーフェスタで同率優勝し、その後プレーオフで決着をつけ敗北するが、マキトを戦慄させた。あだ名は「くわっち」。弓道部所属。エディブルファイト大会史上最年少のメインシェフ。
- コミックス31巻の表紙担当。
- 高桑悠一郎(たかくわ ゆういちろう)
- ジンジャーの店長で、悠希の父親。ジンジャーは悠希が実質引っ張っているチームなのであまり目立った活躍をしていないが、敗北後に悠希にアフターフォローを加える。眼鏡をかけた温和そうな中年男性。
- 吉岡葉奈(よしおか はな)
- 高桑悠希の同級生の女子高生。いつも杉村珠希とつるんでいて、一緒に悠希を愛でているものの、半ば彼女と取り合いになっている節がある。札幌スープカレーフェスタではジンジャーの調理の手伝いをする。あだ名は「ハナちゃん」。趣味はおかしづくりと油絵。
- 誕生日:7月31日17歳 身長:162cm スリーサイズ:B82/W57/H84 血液型:A型
- コミックス17巻のカバー裏・裏表紙担当。
- 杉村珠希(すぎむら たまき)
- 高桑悠希の同級生の女子高生。いつも吉岡葉奈とつるんでいて、一緒に悠希を愛でているものの、半ば彼女と取り合いになっている節がある。札幌スープカレーフェスタではジンジャーの調理の手伝いをする。あだ名は「タマちゃん」。趣味はネイルアートとカラオケ。
- 誕生日:1月9日16歳 身長:160cm スリーサイズ:B86/W61/H89 血液型:O型
- コミックス17巻のカバー裏・裏表紙担当。
- 山上川秀英(やまかみがわ しゅうえい)
- どさんこスープカレー協会の理事。かなり高齢の老人男性。札幌スープカレーフェスタで審査員委員長を担当した。自分が食べて旨かったカレーを「極上認定」と評価する。
- 大泉洋(おおいずみ よう)
- 北海道出身の実在するタレント。大通公園で行われた札幌スープカレーフェスタに観客の中に紛れていて、スープカレーの定義を語った。
ホテルインペリアリ
インドのデリーにある高級ホテル。エディブルファイトでは海外ゲストとして参戦する。インド代表。リーグ戦はマキトと同じAブロック。4勝0敗で決勝トーナメント進出を決める。
決勝トーナメント1回戦、プアンディと対戦し50対45で2回戦進出。
- アシム・クマール・デバブラタ
- ホテルインペリアリの総料理長。タンドール料理の達人であることから「タンドール・マエスエロ」や「北インドの若き皇帝」と呼ばれている。エディブルファイト優勝に土門海を差し置いて、最も近い人物とされている最強の料理人。自分は天才だとは思っていないが、「私には神の声が聴こえる。私はその声に従い調理しているだけ」と言っており、エディブルファイトでは土門や榊には注目しているものの、誰も自分の優勝の妨げにならないと豪語している。家は代々料理人の家系で、幼いころから料理に携わっており、16歳のときに王様に料理を提供したところ、絶賛されて一躍有名になる。その後28歳でインペリアリの総料理長の座に着いた経歴を持つ。
- 国東も同行した「月刊ぐるめいと」の取材に応じたが、本人の意思で庶民的な日本の料理をあちこち食べ歩くばっかりで、ただの日本観光に来たミーハー外国人のように思われたが、実は日本人の味の好みを理解するためであり、一般人も審査員として参加しているエディブルファイトにおける海外ゲストの弱点をわずか数時間で払拭する。そして、リーグ戦でマキトと勝負した際には、日本の和をベースとして世界にまで応用させている究極のタンドール料理でマキトを完敗させる。試合後、眼中に全く入っていなかったマキトに向かって何か呟いた。その料理は「神懸り的な美味しさ」、「地球規模の旨さ」と絶賛されるほど。
- スラダンジャリ・アロチャナ
- インペリアリのメインキッチンチーフ。エディブルファイトでのデバブラタのパートナー。趣味はダンスと絵画。
- 誕生日:12月22日26歳 身長:172cm スリーサイズ:B86/W55/H88 血液型:A型
- コミックス22巻の表紙、40巻のカバー裏担当。
琉球庵
九州・沖縄地区代表。本大会唯一のメンバー全員が女性のチームで、嘉手納三姉妹で出場。
本戦リーグはAブロック。Aブロック第1戦にて朱理・碧琉で高円寺マキトと戦う。テーマは「苦瓜(ゴーヤ)」。47対50で敗北する。Aブロック第7戦にて朱里・紫音で黄花楼と戦う。テーマは「花」。48対49で敗北する。Aブロック最終戦にて朱里・碧流でホテルインペリアリと戦う。46対50で敗北する。最終成績1勝3敗でAブロックリーグ敗退となる。
- 嘉手納朱里(かでな しゅり)
- 嘉手納三姉妹の長女。赤みがかった色の髪。琉球庵の店主。趣味は三線。予選リーグ敗退後、地元漁師の哲次と結婚する。
- 誕生日:11月16日 身長:159cm スリーサイズ:B84/W59/H88 血液型:A型
- コミックス20巻の表紙担当。21巻のカバー裏担当。26巻の裏表紙担当。
- 嘉手納碧琉(かでな へきる)
- 嘉手納三姉妹の次女。19歳。緑がかった色の髪で長い前髪が特徴。
- 特技は琉球唐手で二段の腕前。対戦相手のマキトを闇討ちして病院送りにしようとするが、抵抗したマキトの蹴りによって被っていたヘルメットがとれてしまい顔を見られ、さらにお尻まで見られてしまったためかなり落ち込む。それ以降、マキトに責任を取ってもらうため求婚する。マキトのために献身的に積極的にアプローチを繰り返す。マキトがわざと言ったメイド萌えを真に受けてよくメイド服を着るようになる。マキトとのデート中に、下着が脱げお尻より大事な部分をマキトに見られてしまう。予選リーグ敗退後、紫音とともに上京し2人暮らしを始める。現在はメイドカフェ&リフレクソロジーでバイト中。マキトのことを「ご主人様」と呼ぶ。
- 空手を修めているために身体能力は非常に高く、複数の男性を一人で昏倒させるだけでなくそれほど遅れることなく車に追い付くほど足も速い。
- 献身的にマキトに尽くしており、時にその言動がマキトの成長を促し、支えにもなっている。
- 出番が多く、番外編や、読者プレゼント用におっぱいマウスパッドが作られる等もはや作品上のメインヒロインの一人となっている。
- 2021年、ふなつの別作品である『瞬きより迅く!!』に登場。
- 名前の由来は椎名へきる[要出典]。
- 誕生日:8月30日 身長:158cm スリーサイズ:B82/W57/H88(20巻)→ B84/W59/H89(39巻)血液型:O型
- コミックス20巻の表紙・カバー裏・裏表紙担当。39巻の表紙・カバー裏担当。
- 嘉手納紫音(かでな しおん)
- 嘉手納三姉妹の三女。18歳。茶髪のセミロングで外への跳ねっ毛が特徴。
- 趣味は車いじり。Aブロック第7戦での対戦相手である松部に近付き誘惑、試合の棄権を懇願する。しかし松部は遅刻したものの棄権せず、結果試合に敗れる。その際、騙していただけの松部に惹かれ始める。予選リーグ敗退後は碧流とともに上京、松部と付き合い始める。
- 誕生日:2月25日 身長:158cm スリーサイズ:B80/W56/H85 血液型:A型
- コミックス26巻の表紙・カバー裏担当。28巻の裏表紙担当。
プアンディ
エディブルファイト海外ゲストとして出場。料理長チャーン・ソー・サーッタパン、チーフバルンサック・アラドゥン。タイ代表。本戦リーグはEブロック。Eブロック第2戦で「華屋敷」と対戦。46対47で惜敗する。
決勝トーナメント1回戦、ホテルインペリアリと対戦し45対50で1回戦敗退となる。
- チャーン・ソー・サーッタパン
- プアンディの料理長。タイの片田舎出身で、12人家族8人兄弟の長男。家族を養うためバンコクに出稼ぎしている。プアンディは一流ホテルではない下町の定食店だが、実力はかなり高い。当初は日本のカレーとそれを作る料理人を軽視していたが、怪我を押してまで料理に挑む眞尋の姿を見て態度を改めた。
- バルンサック・アラドゥン
- プアンディのチーフ。
アスタリスク
青森。リーグ戦はAブロック。店長・中田良岳、チーフ・中未洋助。Aブロック第6戦で高円寺マキトと戦う。テーマは「スープ」。50対42で敗北する。なお、作った料理が紹介すらされないなど結構不遇な扱いを受けている。マキトにとってアスタリスクよりもエディブルガールの渡部みなもの方が強敵だったためである。
- 中田良岳(なかた よしたけ)
- アスタリスクの店長。『華麗なる食卓』制作スタッフの一人と同姓同名。
- 中未洋助(なかみ ようすけ)
- アスタリスクのチーフ。同じく『華麗なる食卓』制作スタッフの一人と同姓同名。
天星飯店
エディブルファイト海外ゲストとして出場。シンガポール代表。本戦リーグはDブロック。オーナーシェフは孫麗君、サポート役のライアン・ウッドゲイトは三戦目から参戦する。初戦はやる気が無く敗北したが、二戦目は大差をつけて勝利。Dブロック第7戦でエディブルガーディアンNO.5・江上忠治と対戦。テーマは「滋養」。48対48で引き分け、3戦1勝1敗1分で決勝トーナメントに進出。
- 孫麗君(スン リーチュン)
- シンガポールのホン・リム・パークで中華料理店天星飯店(てんせいはんてん)のオーナーシェフをしている中華料理人。34歳。中国系の女性。特技は太極拳。
- エディブルファイトには最初からやる気がなかったが、初戦でものすごいテキトーなものをつくり、負けてからは本気を出すようになる。負けず嫌いで子供らしい性格だが、男勝りな言動、行動力と熱さを持ち合わせ、洞察力と冷静な判断力を誇る。ライアンの中華料理の師匠で、他にも太極拳や礼儀作法などを教授する。シングリッシュと北京語を話すバイリンガルだが、日本語はさっぱりわからない。
- 誕生日:2月13日 身長:165cm スリーサイズ:B88/W62/H90 血液型:O型
- コミックス25巻の表紙・カバー裏・裏表紙担当。
- ライアン・ウッドゲイト
- 日本へ観光をしにやってきた美形外国人。総一郎やマキトの知人であり、シンガポールで総一郎からよく結維の話を聞いていて、彼女に憧れを抱いていたが、後にそれが恋へと変わる。大切なものは力尽くで奪い、守るため立派な中華料理人に育てられた。そのせいか、結維のことを大切に思うあまり、マキト、結維、お店を破滅へと追い込んでしまう。結維からマキトの存在を消し去るため、マキトと「中華風カレー」対決をするが、敗れたため、シンガポールに帰国した。
- それから2年後、さらに修行を積み、師匠である孫麗君に呼ばれて緊急来日し、エディブルファイトにサポート役として参戦する。エディブルファイトでは麗君の通訳も兼ねている。麗君を大事に思い、守りたいとも思っているが、彼女からは男として見られておらず結構気にしており、ガルーダ戦後に告白するものの「私にデレなどない」と反論される。しかし、着替えを別になったのを見て、彼は脈ありと見ている。親日家である。
ふじまる旅館
エディブルファイト本戦のリザーバーとして参加する志良堂朝人が料理人を務める、沖縄の離島で営業している旅館。
- 志良堂朝人(しらどう あさと)
- 食聖とまで呼ばれる盲目の料理人。エディブルファイト運営委員会の説得交渉により本戦のリザーバーとしてエディブルファイトに参加する。赤ん坊の頃から目が見えず、かつて名を馳せた料理人・田崎劉庵に拾われ育てられ、彼の事を父親のように慕っていた。後に田崎劉庵に弟子入りしてきた土門海は弟弟子に当たり、土門の手によって人里へと導かれ閉鎖的だった暮らしを脱し、人間らしい生活を学び恋愛も知る。やがて婚約者とともに師の元を訪れるが、その際に師と婚約者の両方を失い、師を殺したと思われる土門に対し復讐を誓うようになる。
- 凄まじいまでの嗅覚と集中力、肺活量を持ち、坂網猟で山鳥を捕獲するだけでなく生身でありながら真空調理さえ可能にする超人的な能力を発揮し、調理技能においてもマキトが見入るほどに高く、視覚以外の感覚全てを動員した「第三の目」で食材を捉え、その姿を前にした土門に真の実力を引き摺り出させた。
- 藤丸紗枝(ふじまる さえ)
- 32歳。志良堂が料理人を務めるふじまる旅館の仲居。志良堂からは「姉さん」と呼び慕われている。土門との対戦では志良堂と土門の発するオーラの前に一度は腰を抜かしてしまうが、何とか立ち上がりサポートを務める。
- 誕生日:10月19日 身長163cm スリーサイズ:B90/W61/H86 血液型:A型
- コミックス37巻のカバー裏・裏表紙担当。
ホームレス集団
マキトが営業後ゴミ捨てに行ったとき、一人のホームレスがゴミ箱を漁っていたのを発見し、店の残り物をあげて以来知り合った人たち。
- むっさん
- 本名不詳。マキトにゴミ箱を漁っていたのを見られた張本人。他のホームレスの仲間から「むっさん」と呼ばれており、リーダー的な存在で信頼も厚い。雰囲気がマキトに似ており、(結維談)鶏を捌けるなどホームレスとは思えない、むしろ普通に家がある人間に近い。
- ホームレスなのに携帯を持っており、恵那鋭司と電話していることから彼と何らかの接点があるのだが、まだ不明。
- 柳内陽菜(やなうち ひな)
- 韓国人の母親と日本人の父親のハーフの14歳。日本人の父親が他界し母親の再婚相手の義父から虐待を受けてたまらず家出したが、行くあてもなく若い連中とからまれているところをむっさん達に助けられて以後一緒に住むようになった。しかし、本心は家に帰りたいと思っているが義父がいるので帰れなかった。その後むっさんの説得とマキトの韓国風カレーで家に帰る決心を固める。現在、両親は離婚し母親と二人で暮らしており、結維とメル友になっている。
- 中学生だが胸は大きく、マキトから「大学生の結維が物寂しくみえる」と思わせ、本人も「結維の服はカワイイけど胸が苦しい」と言うほど。マキトのことを「カレー屋」というようになる。作中では「ヒナ」と書かれている。
- 誕生日:12月19日 身長:156cm スリーサイズ:B85/W61/H89 血液型:A型
- コミックス32巻のカバー裏・裏表紙担当。
- くっちゃ・キンちゃん
- 二人とも本名不詳。頬がこけて前歯が四本しかないのがくっちゃ、むっさんに似ているが目が単調なのがキンちゃん。仲間想いでいい奴。マキトを「カレーの天才」、カレーの味を「神の味」とちょっとオーバーなリアクションをとる。