東松戸駅
千葉県松戸市にある東日本旅客鉄道・北総鉄道・京成電鉄の駅 ウィキペディアから
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北総鉄道の北総線、京成電鉄の成田空港線(成田スカイアクセス線)、JR東日本の武蔵野線が乗り入れている。
このうち、京成電鉄については北総鉄道の線路を借りて運行を行う形態(当駅前後の区間で、北総鉄道が第一種鉄道事業者、京成電鉄が第二種鉄道事業者として施設を共用)のため、両線は実質同じ路線として扱われる。北総鉄道には「HS05」、JR東日本には「JM 13」の駅番号が与えられている。
北総・京成 東松戸駅 | |
---|---|
駅舎(2024年7月) | |
ひがしまつど Higashi-Matsudo | |
所在地 | 千葉県松戸市東松戸二丁目158 |
駅番号 | HS05 |
所属事業者 |
北総鉄道 京成電鉄 |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
(北総鉄道)-2019年- 19,274人/日 (京成電鉄)-2023年- 4,918人/日 |
開業年月日 | 1991年(平成3年)3月31日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●北総鉄道北総線** |
キロ程 | 7.5 km(京成高砂起点) |
所属路線 |
●京成成田空港線 (成田スカイアクセス線)** |
キロ程 | 7.5 km(京成高砂起点) |
備考 | 共同使用駅(北総鉄道の管轄駅) |
* 北総と京成の合計値 ** 京成高砂 - 印旛日本医大間は両社線の共用区間。 |
島式ホーム2面4線を有する高架駅である。JR武蔵野線を跨ぐため、ホームは地上17mの高さにあり、3階が改札コンコース、4階がホームとなり、各階はエスカレーターおよびエレベーターで連絡している。北総鉄道が線路を含む施設全般を保有・駅業務を行っており、標識類は北総様式に準拠している。京成については「京成線」に代わり「成田スカイアクセス線」と標示・案内がされている。これはJR列車内・駅構内も同様である。
開業時は現在の下り3・4番ホームである1面2線で、当初から2面4線への拡張を想定した構造となっていたが、工事開始以前は現2番ホームの路盤と橋脚のみが整備されている状態であった。2010年7月17日の成田国際空港までの延伸に向けて拡張工事が行われ、2009年2月14日から2面(待避駅)化され、新設の上り1・2番ホームの供用が開始された[6]。これによって当駅での通過待避および緩急接続が可能となった。また、将来的に10両編成が停車可能な構造となっている。
NTTBPの公衆無線LAN設備が設置されており、docomo Wi-Fiが利用できる。またUQコミュニケーションズの公衆無線LAN設備が設置されており、Wi2の公衆無線LANサービスが利用できる。
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である[2]。指定席券売機と短距離自動券売機が設置されている。改札コンコースとホームを連絡するエスカレーター・エレベーターがある。トイレは車椅子などに対応する多機能トイレが併設されている。JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している船橋営業統括センター(西船橋駅)管理の業務委託駅。2018年3月24日より、始発から午前6時30分までの間は遠隔対応(インターホン対応は新八柱駅が行う)のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働している[10]。
武蔵野線の駅としては1990年代に開設された唯一の駅であり、吉川美南駅、越谷レイクタウン駅に次いで3番目に新しい駅である。
(出典:JR東日本:駅構内図)
各社とも乗車・乗降人員は乗換駅としては少ない人数である。その理由の一つとして、北総鉄道北総線経由の運賃が割高で、定期通勤経路として敬遠されやすいことが挙げられる(北総鉄道#運賃問題も参照)。
また、両線とも都心方向に向かう際には当駅で乗換をしなくても到達できる上、両線とも本数が少なめで乗り継ぎが考慮されていない[注釈 1]。京成のアクセス特急は当駅を通過する計画であったが、県や市、JR武蔵野線沿線自治体などの要望により停車することになった[11][12]。
2000年代に入ってからは駅周辺マンションの入居が進み、定期通勤利用が増加したため、各社とも利用客数は増加傾向にある。
1991年度(平成3年度)以降の1日平均乗降人員の推移は以下の通りである(JRは除く)。
年度 | 北総開発鉄道 / 北総鉄道 |
京成電鉄 | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
1991年(平成 | 3年)753 | 未 開 業 | ||
2000年(平成12年) | 10,120 | |||
2004年(平成16年) | 11,576 | |||
2006年(平成18年) | 12,659 | |||
2007年(平成19年) | 13,717 | 8.4% | ||
2008年(平成20年) | 15,053 | 9.7% | ||
2009年(平成21年) | 15,650 | 4.0% | ||
2010年(平成22年) | 16,479 | 5.3% | ||
2011年(平成23年) | 17,588 | 6.7% | 2,676 | |
2012年(平成24年) | 18,880 | 7.3% | 3,138 | 17.2% |
2013年(平成25年) | 16,909 | −10.3% | 3,472 | 10.6% |
2014年(平成26年) | 17,009 | 0.6% | 3,572 | 2.9% |
2015年(平成27年) | 17,648 | 3.8% | 3,757 | 5.2% |
2016年(平成28年) | 18,118 | 2.7% | 4,040 | 7.5% |
2017年(平成29年) | 18,539 | 2.3% | 4,250 | 5.2% |
2018年(平成30年) | 19,082 | 2.9% | 4,405 | 3.6% |
2019年(令和元年) | 19,274 | 1.0% | 4,537 | 3.0% |
2020年(令和 | 2年)15,448[13] | −19.9% | 2,456 | −45.9% |
2021年(令和 | 3年)2,919 | 18.9% | ||
2022年(令和 | 4年)4,005 | 37.2% | ||
2023年(令和 | 5年)4,918 | 22.8% |
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員推移は以下の通りである。
年度 | 北総開発鉄道 / 北総鉄道 |
京成電鉄 | JR東日本 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)[備考 1]1,019 | 未 開 業 |
未 開 業 |
[千葉県統計 1] |
1991年(平成 | 3年)355 | [千葉県統計 2] | ||
1992年(平成 | 4年)456 | [千葉県統計 3] | ||
1993年(平成 | 5年)545 | [千葉県統計 4] | ||
1994年(平成 | 6年)576 | [千葉県統計 5] | ||
1995年(平成 | 7年)655 | [千葉県統計 6] | ||
1996年(平成 | 8年)666 | [千葉県統計 7] | ||
1997年(平成 | 9年)812 | [備考 2]3,904 | [千葉県統計 8] | |
1998年(平成10年) | 4,163 | 5,605 | [千葉県統計 9] | |
1999年(平成11年) | 4,710 | 7,108 | [千葉県統計 10] | |
2000年(平成12年) | 5,070 | [JR 1]7,808 | [千葉県統計 11] | |
2001年(平成13年) | 5,269 | [JR 2]8,581 | [千葉県統計 12] | |
2002年(平成14年) | 5,496 | [JR 3]9,146 | [千葉県統計 13] | |
2003年(平成15年) | 5,607 | [JR 4]9,533 | [千葉県統計 14] | |
2004年(平成16年) | 5,807 | [JR 5]9,841 | [千葉県統計 15] | |
2005年(平成17年) | 5,931 | [JR 6]10,170 | [千葉県統計 16] | |
2006年(平成18年) | 6,332 | [JR 7]11,049 | [千葉県統計 17] | |
2007年(平成19年) | 6,845 | [JR 8]11,959 | [千葉県統計 18] | |
2008年(平成20年) | 7,500 | [JR 9]13,248 | [千葉県統計 19] | |
2009年(平成21年) | 7,802 | [JR 10]13,781 | [千葉県統計 20] | |
2010年(平成22年) | [備考 3]8,212 | [備考 4]1,216 | [JR 11]14,513 | [千葉県統計 21] |
2011年(平成23年) | 8,767 | 1,383 | [JR 12]15,405 | [千葉県統計 22] |
2012年(平成24年) | 9,412 | 1,617 | [JR 13]16,687 | [千葉県統計 23] |
2013年(平成25年) | [備考 5]8,420 | 1,785 | [JR 14]17,691 | [千葉県統計 24] |
2014年(平成26年) | 8,472 | 1,843 | [JR 15]18,018 | [千葉県統計 25] |
2015年(平成27年) | 8,796 | 1,928 | [JR 16]18,880 | [千葉県統計 26] |
2016年(平成28年) | 9,028 | 2,051 | [JR 17]19,586 | [千葉県統計 27] |
2017年(平成29年) | 9,233 | 2,147 | [JR 18]20,126 | [千葉県統計 28] |
2018年(平成30年) | 9,512 | 2,220 | [JR 19]20,735 | [千葉県統計 29] |
2019年(令和元年) | 9,614 | 2,294 | [JR 20]20,839 | [千葉県統計 30] |
2020年(令和 | 2年)7,724 | 1,251 | [JR 21]15,844 | [千葉県統計 31] |
2021年(令和 | 3年)1,485 | [JR 22]17,337 | ||
2022年(令和 | 4年)[JR 23]19,217 | |||
2023年(令和 | 5年)[JR 24]20,753 |
駅勢圏は古くは住宅・農地などが混在する郊外地域であった。北総線開業後の開発の主体となった紙敷土地区画整理事業は一時停滞したが、その後の再減歩と松戸市のてこ入れにより軌道に乗り、2012年2月24日に換地処分を完了するに至った。これにより駅を含む周辺の地名であった「紙敷」は、「東松戸(1丁目 - 4丁目)」に変更された。商店街などはいまだ形成されていないものの、駅前にスーパー・飲食店が徐々にできつつある。
京成バス、松戸新京成バスが運行する路線バスが発着する。なお、各バスのりばは、2016年6月27日から変更された[20]。
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