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東京都小金井市梶野町にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
東小金井駅(ひがしこがねいえき)は、東京都小金井市梶野町五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号はJC 14。
当駅を含む区間は、運行系統上は「中央線」と案内される。運転形態の詳細については該当記事を参照のこと。
下り方面が単式ホーム1面1線、上り方面が島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する高架駅である。
地上時代は橋上駅舎で、相対式ホーム2面2線を有していた。かつて当駅西側に改札を新設するよう請願もあったものの実現しないまま高架化に至ったが、2014年1月27日にnonowa東小金井およびnonowa口改札開業[報道 4]に伴い、実現された。ただし、nonowa口はSuica等のICカード乗車券専用改札[報道 4]で、改札口付近には千円紙幣のみ利用可能なチャージ機が設置されている。
開業した頃は、武蔵境寄りに自動車を積み下ろしするための設備が設けられていた。
JR中央線コミュニティデザインによる業務委託駅で、三鷹営業統括センターが当駅を管理している。多機能券売機・指定席券売機・自動改札機が設置されている。みどりの窓口は2018年6月30日をもって営業を終了した[5]。また、中央改札にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる[2]。
(出典:JR東日本:駅構内図[6])
2番線は両方向の進入・出発に対応している。そのため、実際の案内標には路線名しか記載されていない。上りの一部に、当駅で通勤特快(※平日朝のみ)・特急列車の通過待ちを行う列車が設定されている。また、2012年3月17日ダイヤ改正より朝の上り列車が1番線・2番線ホームから交互に発車しているほか、平日11時02分快速東京行き(通過待ちがあるかは不明)、平日夕方の18時11分発は通過待ちを行わないが2番線に発着している。(通常は通過待ちをしないが、臨時列車ダイヤが設定されている為、2番線に発着している。) なお、2番線については2022年現在は12両化工事の影響で、下り方面に信号機がないため、下り電車の待避や高尾方面への折り返し運転はできなくなっている。
1・2番線からの電車は深夜の三鷹行き2本以外全て快速電車である。
JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどに2階建てグリーン車を2両連結し12両編成運転を行う。そのため、当駅はホームの12両編成対応への改築工事などが実施され[報道 8][新聞 3]、2024年10月12日までに12両編成対応のホームの延伸を完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された[7]。
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は29,030人である。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)21,953 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)22,680 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)24,682 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)25,016 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)24,748 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)24,839 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)25,411 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)25,278 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 25,318 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 25,932 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]26,710 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]26,962 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]27,323 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]27,807 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]27,934 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]28,130 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]28,108 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]28,676 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]28,337 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]27,893 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]27,821 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]27,535 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]27,974 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]28,908 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]29,088 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]30,039 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]30,502 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]31,093 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]31,553 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 20]31,758 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]21,768 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]24,186 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]27,605 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]29,030 |
2003年9月に線路を切り替えた際、上り線のみ北に移動させたため駅西側を通る東大通り(都道247号)の東町踏切では横断距離も遮断時間も長くなり、駅構内を自転車で通過する高校生が増えるなど、開かずの踏切として社会問題となった。また、橋上駅舎の自転車通行に対応するため、エレベーターは南口・北口ともに2基ずつ、合計で4基並べて設置されていた。その後、踏切の横断距離は元に戻り、南口閉鎖と地下通路新設により駅舎内の自転車通行は減少したが、駅構内の「自転車は降りて引いてください」の掲示はそのまま残されている。また、地下通路用のエレベーターが南口・北口に各1基ずつ設置されていた。
南口には小規模な商店街が形成されている。北口は中央線高架化工事終了後を見据えた土地区画整理事業および駅前整備事業が進められている。
中央線高架化工事の進行に伴い、2006年3月13日より南口が閉鎖されたため、駅の南側へ行くには北口から新設の地下通路を通る必要があり、歩く時間が長くなった。
2007年6月30日から7月1日にかけて下り線で高架切り替え工事が実施された。この切り替えにより橋上駅舎の改札口が廃止され、上下線で別々の改札口を持つ形態となった(前述の北口2連エレベーターは使用停止となった)。下り線は本設となる高架下改札口を使用し、上り線はホーム脇に設置される地平の仮設改札口を使用するが、下り線は南口・上り線は北口にしか接続しないため、南北相互の連絡は改札外の地下通路か東町踏切に頼ることとなった。
東町踏切は以前は南北往来が歩行者・自転車のみ可能で、自動車およびオートバイは北方面から南方面にのみの一方通行になっていたが、2012年に工事が終了し自動車およびオートバイの南北往来が可能になった。
上下線分離となることから、上り線用の仮設駅舎にも一通りの設備を設ける必要があるが、トイレは橋上駅舎のものを引き続き使用した。このため、改札もホームも地平にありながらトイレだけが2階にあり、アクセス用に階段・エレベーター各1本が残る形となった。
2008年12月以降、北口では高架化工事終了後を見据えた整備事業の一つである、東大通りの道路拡張工事のための土地接収および居住住民の退去などが少しずつ進んでいる。
2009年12月5日から6日にかけて、上り線の高架切り替え工事が行われ、上下線とも高架化を完了した。
2011年2月、引き続き上り線側壁工事や旧南北地下自由通路埋め戻し工事などが行われ、完了した。
2014年1月27日、この事業に伴い生まれた高架下空間を活用する中央ラインモール構想に基づき、西口改札(nonowa口)工事およびnonowa東小金井が開業した[報道 4]。JR東日本グループの株式会社JR中央ラインモールが運営を行っている[報道 4]。同年7月17日には、nonowa東小金井の別館として、HIGAKO marcheが開業した[報道 5]。
2017年3月16日に北口の駅前広場交通ロータリーが開業した[8]。
駅周辺の南北往来は東大通り(全て可)、駅改札通路(歩行者)、駅改札通路外南北通路(歩行者・自転車)で可能である。
駅周辺に大型の商業施設が無く、周辺の他駅と比べてかなり閑散としている。駅のロータリーから50mほどの場所には畑があるなど、空き地も目立っている。武蔵野市や国立市と併せて、油そばの発祥の地と呼ばれるエリアの一つである。大学のキャンパスが多く点在しており、閑静な住宅街と学生街との二面性を併せ持つ街である。駅南口にある日本歯科大学グラウンドでは毎年盆踊り大会が開催される。東京都立小金井公園や同園内にある江戸東京たてもの園まではコミュニティバスで10分程である。
高架対応実施前は、当駅北側に高架複々線工事早期着工を請願する「多摩の福福」とキャッチコピーが表記された招き猫の看板が存在した。
2014年年11月1日には当駅周辺の高架下で「ののみちヒガコ東・西」のまちびらきが行われ、武蔵境駅 - 当駅間の高架下空間が一体となった[報道 9]。なお、武蔵境駅の高架下を活用した「ののみち サカイ西」は、2014年4月より順次店舗や施設の開業が行われた[報道 10]。
地元では、当駅名ならびに駅周辺地域を「ヒガコ」と称すことがある[9]。
2020年2月から駅前のロータリーに屋根が設置された[10]。
北口広場に以下の路線が発着する。
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