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新津市
日本の新潟県にあった市 ウィキペディアから
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新津市(にいつし)は、新潟県にかつてあった市である。2005年3月21日の新潟市への編入合併によって消滅し、政令指定都市に移行した現在は旧小須戸町域とともに秋葉区を構成している。

以下の記述は合併直前当時の(旧)新津市に関しての記述であり、現在では名称等が異なる場合がある。なお、ここに記述されていない内容に関しては秋葉区などの記事を参照。
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概要
その名の通り船着き場として発生した新津は江戸時代は新発田藩領の在郷町・大庄屋町として六斎市で賑わい、街道が分岐する交通の要衝の町として発展していた[1][2]。明治期には中蒲原郡の郡役所が置かれ、かつて優位にあった白根や小須戸を凌いで郡域の政治・文化の中心的役割を担うようになったほか、影響力は隣接する東蒲原郡にも大きく及んだ[3]。
産業面では、明治・大正期以降に新津油田を中心とした石油のまち[4]、新津駅を中心とした鉄道のまち[5]として栄える。その後は花き花木、球根の生産地としても栄え、「花とみどりと石油の里」をキャッチフレーズにしていた[6]。
地理
市の南方は新津丘陵が広がる。新津丘陵の周囲は平野部となっている。市の東側には阿賀野川、西側には信濃川が、北側には阿賀野川・信濃川を結ぶ小阿賀野川が流れている。また、市の中心部を南北に、新津川(能代川)が流れている。能代川には鮭が遡上してくる。
隣接していた自治体
※北から西廻りに
歴史
- 古津八幡山遺跡と古墳が出来ていた。
- 戦国時代には上杉氏のもと、新津勝資が支配(新津城)
- 江戸時代は、新発田藩新津組大庄屋の桂家が治める。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴う合併により、新津町・三興野村・阿賀浦村・満日村・川結村・荻野村・小梅村・小鹿村・津島村・新関村が発足。
- 1897年(明治30年)11月20日 - 北越鉄道(現:信越本線)開通、新津駅開業。
- 1901年(明治34年)11月1日 - 合併により、荻川村・小合村・金津村が発足し、新津町が三興野村を編入。
- 1925年(大正14年)11月1日 - 阿賀浦村、満日村を編入。
- 1926年(大正15年)4月28日 - 小作争議が過激化、地主宅に小作人150人余が詰めかけ使用人が激しい暴行を受ける[7]。
- 1939年(昭和14年) - 荻川村を編入。
- 1951年(昭和26年)1月1日 - 市制施行により新津市となる[8]。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 金津村・小合村を編入。
- 1957年(昭和32年)3月18日 - 新関村の一部を編入。
- 2005年(平成17年)3月21日 - 新潟市へ編入され、消滅。
市町村合併・行政区域の変遷
- 1925年(大正14年)11月1日 - 阿賀浦村・満日村を編入。
- 1939年(昭和14年) - 荻川村を編入。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 金津村・小合村を編入。
- 1957年(昭和32年)3月18日 - 新関村の一部を編入。
- 2005年3月21日 - 新潟市に編入合併し消滅。
→詳細は「新潟市の行政区域の変遷 § 周辺12市町村との合併」を参照
地域
新津地区
- 新津 (にいつ)
- 1889年(明治22年)まであった新津村の区域。現在の新潟市秋葉区新津。
- 古田 (こだ)
- 1889年(明治22年)まであった古田新田の区域。現在の新潟市秋葉区古田。
- 西金沢 (にしかなざわ)
- 1889年(明治22年)まであった金沢新田の区域。現在の新潟市秋葉区金沢町。
- 柄目木 (がらめき)
- 1889年(明治22年)まであった柄目木新田の区域。現在の新潟市秋葉区柄目木。
- 飯柳 (いやなぎ)
- 1889年(明治22年)まであった飯柳新田の区域。現在の新潟市秋葉区飯柳。
- 田家 (たい)
- 1889年(明治22年)まであった田家新田の区域。現在の新潟市秋葉区田家。
その他の地域
- 荻川地区
- 満日地区
- 小合地区
- 東部地区
- 新関地区
- 金津地区
行政
歴代市長
特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[9]。
産業
- JR東日本 新津車両製作所(現在の総合車両製作所新津事業所)
姉妹都市・友好都市等
教育
大学
高等学校
小中学校
- 小学校
- 中学校
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交通
鉄道路線
2003年暮れに橋上駅となった新津駅はJR東日本の3路線が乗り入れるターミナルで、古くから「鉄道の街」として知られる。市内には6つの駅があり、一部の駅にはパークアンドライド用の駐車場が設置されている。
また、新津駅構内には新津運輸区、駅南側には総合車両製作所新津事業所があり、新潟支社管内の要衝として機能している。
旧:新津市域の鉄道路線・駅
高速道路
一般国道
市内を南北に縦貫する国道403号新津バイパスは、一部連続立体交差方式。亀田町から小須戸町までが一本の路線となっているが、古田(こだ)交差点を境に、通称が新津バイパスと新津南バイパスとに分かれている。一方、市内を東西に横断する国道460号は、磐越自動車道・新津IC付近から新津バイパス・大鹿交差点までの区間が新津東バイパスとして供用されている。
バス
→詳細は「秋葉区 § 交通」を参照
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
出身有名人
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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