新来島どっく
愛媛県今治市大西町に本社を置く造船会社 ウィキペディアから
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愛媛県今治市大西町に本社を置く造船会社 ウィキペディアから
株式会社新来島どっく(しんくるしまどっく、英: SHIN KURUSHIMA DOCKYARD CO., LTD.)は、愛媛県今治市大西町に本社を置く造船会社である。
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2020年3月) |
新来島どっく 本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒799-2293 愛媛県今治市大西町新町甲945番地 |
設立 | 1974年(昭和49年)4月17日 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 1010001045595 |
事業内容 | 造船建造・船舶修理、造船部品の製造・販売など |
代表者 | 代表取締役社長 森 克司 |
資本金 | 17億3,750万円 |
売上高 |
1,106億1,600万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
△16億4,200万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
16億200万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
16億1,000万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
2,168億2,400万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 850名 |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
カナックス 14.2%[2] 新来島どっく社員持株会 8.9%[2] 日本製鉄 7.3%[2] 三井物産 6.9%[2] 三井住友信託銀行 4.5%[2] |
主要子会社 |
カナックス 新来島サノヤス造船 新来島豊橋造船 新来島波止浜どっく 新来島広島どっくなど |
関係する人物 | 坪内寿夫 |
外部リンク | http://www.skdy.co.jp/ |
特記事項:1994年6月29日に株式額面変更のため、(旧)株式会社新来島どつくは(新)新来島どっく(1993年11月9日休眠会社であった愛知広告企画株式会社から商号変更)に合併し、解散した。旧会社の設立日は1987年5月28日。 |
本社を置く愛媛県今治市の大西工場の他、グループで愛知県、大阪府、岡山県、広島県、愛媛県、高知県、徳島県に造船所を保有している。2019年現在の新造船生産量は74万総トンで国内企業で7位の実績を誇る[3]。自動車運搬船やケミカルタンカーなどの高付加価値船を主力としている。
来島どっく時代には、経営者の坪内寿夫のもとで独自のコスト削減などの経営手法により、愛媛県を中心に一大企業グループを築いた。1980年代の造船不況で坪内は経営から退き、新来島どっくとして再発足し、グループ会社も複数傘下を離れた。
新来島どっくの前身は、1902年に設立された波止浜船渠株式会社である。波止浜船渠は、波止浜財界の手で波止浜湾の西岸にあった塩田の一角を埋め立てて設立され、当初は木造帆船を建造していた[4]。1923年に石崎金久が社長に就任し、翌年の1924年から機械工業の設備を整え、鋼船の建造・修理に着手した[5]。
1930年には、造船のほかに呉海軍工廠の下請工場として各種砲弾の製造を手がけるようになった[6]。しかし、戦時の資材統制が厳しくなる中で経営が難しくなり、1940年に住友資本の傘下に入った[6]。戦後の1945年には住友傘下より離れた。1949年5月には波止浜船渠を解散し、「来島船渠株式会社」を設立したが、12月には一時休業に追い込まれた[7]。
1953年に坪内寿夫が有志の依頼を受け、社長に就任して業務を再開した[8]。坪内は「船の月賦販売」という延べ払い商法によって「海上トラック」と称する内航標準船を愛媛船主向けに販売する商法で当たり、来島船渠を再建[9]。佐世保重工業や函館どつくなどの造船会社の他、海運・金融・観光事業など様々な企業を傘下に持ち、最盛期には180社に及ぶ来島どっくグループを形成した。
しかし、1980年代の急激な円高・ドル安、三光汽船の倒産などで経営環境が悪化。1986年9月には2600億円の負債を抱えた来島どっくグループは、日本債券信用銀行の管理下に置かれた[10]。その後グループは解体され、造船事業などは1987年に新たに設立された「株式会社新来島どっく」に事業譲渡された。旧会社は、来島興産に社名変更し1991年12月に解散した。
2000年には波止浜工場、広島工場、陸機部門を分社化。2006年には西武建設より傘下の西武造船(現:新来島宇品どっく)を買収した。2021年にサノヤスホールディングスからサノヤス造船(現:新来島サノヤス造船)の全株式を取得した。
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