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海上自衛隊の支援船で、自衛隊の拠点間白油輸送を担う。 ウィキペディアから
油槽船1号型(英語: YOT-01 class oil tanker)は、海上自衛隊の第2種支援船。公称船型は4,900トン型油槽船。海上自衛隊の支援船では最大の船である[1]。
主な任務は、国内の製油所から各地に点在する海上自衛隊基地までの燃料輸送である[1]。海上自衛隊は以前から、自衛艦に対する洋上給油・洋上補給を行う「補給艦」は保有していたが、本型のような大型油槽船(諸外国でいうところの「油槽艦」)を保有するのは初[2]である。 本型就役以前は、基地間や製油所から基地への燃料輸送については民間企業に委託していた。このため、発注から補給まで約2~3カ月を要する場合もあったという。大型油槽船の保有で輸送期間が大幅に短縮でき、経費も削減できるメリットがあるほか、有事の際に民間船委託ができなくなることをも考慮している[3]。
4,900トン型油槽船は、中期防衛力整備計画(31中期防)に基づく平成31年度防衛省予算の一事業である「艦艇の支援能力確保のため、油槽船(仮称)を整備」により、油槽船2隻(57億円)を計上し[4]、新来島どっく(東京都千代田区)が2020年(令和2年)3月に契約額50億6,000万円で2隻を受注した[2]。本型は、新来島どっくが創業以来、初めて建造した防衛省向けの艦船でもある[5]。
日本海事協会が定めた、いわゆる「NK規則」に基づく内航タンカーの仕様をベースとしていることも特徴の1つである[2][5]。船首にはバルバスバウとバウスラスターを有する。船内には12の貨油タンクがあり、軽油や船舶燃料、ジェット燃料などの白油を4,900トン(約6,000,000リットル)積載する[1]。
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