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日本の女性皇族 (1986-) ウィキペディアから
承子女王(つぐこじょおう、1986年〈昭和61年〉3月8日 - )は、日本の皇族。
称号:女王 | |
---|---|
敬称 |
殿下 Her Imperial Highness the Princess |
勲等は宝冠牡丹章。身位は女王。敬称は殿下[1]。お印は萩(はぎ)。
第126代・今上天皇(徳仁)の再従妹(はとこ)にあたる。
第123代大正天皇のひ孫。高円宮憲仁親王と同妃久子の第1女子[2]。妹に千家典子(典子女王)と守谷絢子(絢子女王)がいる。学位は学士(国際教養学)。
現在、存命中かつ皇籍離脱していない皇族15名のうちのひとりであり、天皇の血を直系で受け継ぐ男系皇族(親王・内親王・王・女王)8名のうちのひとりである[注釈 1][注釈 2]。
高円宮憲仁親王と同妃久子の第1子(長女)として、1986年(昭和61年)3月8日に祖母の崇仁親王妃百合子が総裁を務める社会福祉法人恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育病院にて誕生した。
松濤幼稚園に通い、学習院初等科、女子中等科、女子高等科を経て、学習院女子大学国際文化交流学部に入学する。この間、学習院女子高等科在学中の2002年(平成14年)10月、父・高円宮憲仁親王と死別した。2004年(平成16年)4月13日から犯罪心理学などを学ぶためにイギリスのエディンバラ大学へ留学した。エディンバラ大学留学前からホームステイしながら語学研修を行っていた。エディンバラ大学の勧めもあり、2005年(平成17年)3月に学習院女子大学を中途退学して、エディンバラ大学人文科学・社会学部に本科生として入学。
2006年(平成18年)3月8日に成年を迎え、天皇明仁(当時)から宝冠牡丹章を賜った。以後、成年皇族として宮中行事や祭祀に出席している。
2006年(平成18年)、ルクセンブルクのアンリ大公とマリア・テレサ大公妃の銀婚式の記念に対しての祝辞で、承子女王が皇族の代表をした。
2008年(平成20年)7月1日にエディンバラ大学を中途退学して、イギリスから日本に帰国した[3][4][5]。
2008年(平成20年)、米経済誌「フォーブス」が特集した「20人の最もアツい若い王族たち(The 20 Hottest Young Royals)」の15番目に承子女王が選ばれた。これは、若い未婚の王族の中から「王室の所有財産だけでなく、国際的なインターネットやメディアでの影響力」も視野に入れたランキングであった[6]。
2008年(平成20年)9月21日に早稲田大学国際教養学部に編入学ではなく、1年生として入学した[7]。
2011年(平成23年)5月、母・憲仁親王妃久子とともに東日本大震災で被災した宮城県亘理郡亘理町を訪問し、海上保安庁第二管区海上保安本部を訪れ視察した後、母・久子妃が名誉総裁を務める公益社団法人日本水難救済会[8]の地方組織 宮城県水難救済会を訪れ、死没者への献花を行う他、同会所属救難所員への見舞いの言葉をかけるなどの活動を行っている[9]。また、8月には西武百貨店池袋本店で行われた第26回東京都障害者総合美術展に母と出席し、表彰受彰者とともに写真撮影に臨むなどの活動を行っている。
2013年(平成25年)3月26日、早稲田大学国際教養学部(副専攻:生命科学)を27歳で卒業した。宮内庁の3月4日の発表では「進路についていろいろお考えになっておられる。」とされていたが、3月15日の発表で、公益財団法人日本ユニセフ協会の常勤の嘱託職員に決まったことが明らかにされ、4月から勤務する。
2012年(平成24年)、日本とスリランカが両国の国交樹立60周年を迎える年にあたり、翌年2013年(平成25年)8月、マヒンダ・ラージャパクサ・スリランカ大統領(当時)の招待により、スリランカを訪問した。また、承子女王はシラーンティ・ラージャパクサ・大統領夫人(当時)からも歓待を受けた[10]。
2014年(平成26年)7月、日本ユニセフ協会の用務のため、ベトナムへ出張。
2018年(平成30年)1月に公益社団法人全日本アーチェリー連盟名誉総裁、同年2月に公益社団法人日本スカッシュ協会名誉総裁に就任。
承子女王 | 父: 憲仁親王(高円宮) |
祖父: 崇仁親王(三笠宮) |
曾祖父: 大正天皇 |
曾祖母: 貞明皇后 | |||
祖母: 百合子 |
曾祖父: 高木正得 | ||
曾祖母: 高木邦子 | |||
母: 久子 |
祖父: 鳥取滋治郎 |
曾祖父: 鳥取為三郎[11] | |
曾祖母: 鳥取久壽[11](或は久嘉[12]) | |||
祖母: 鳥取二三子 |
曾祖父: 友田二郎 | ||
曾祖母: 友田盛子 |
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