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愛知県岡崎市にある信用金庫 ウィキペディアから
岡崎信用金庫(おかざきしんようきんこ、英名:The Okazaki Shinkin Bank)は、愛知県岡崎市に本店を置く大手信用金庫。通称「おかしん」。基本方針は「当金庫は地元産業の発展と社会の繁栄に真心をもって奉仕する」。
岡崎信用金庫のデータ | |
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法人番号 | 1180305000932 |
店舗数 | 国内99 海外1(駐在員事務所) |
総資産 | 4兆0,509億円 |
貸出金残高 | 1兆7,030億円 |
預金残高 | 3兆3,642億円 |
特記事項: データは2020年9月末時点 |
1924年7月18日に設立された岡崎信用組合を前身とする。愛知県岡崎市を中心に愛知県全域と静岡県湖西市を営業地域としており、支店や出張所など99店舗、ATMを329台設置している。
愛知県および中部地方で最大規模の信用金庫である。また総資産は4兆円を超え、全国においても京都中央信用金庫、城南信用金庫に次ぐトップクラスの経営規模を誇る。
1924年(大正13年)、産業組合法による有限責任岡崎信用組合として、菅生町に設立された。1924年(昭和2年)、本店を十王町に移して材木出張所(現・本町支店)を開設。1935年(昭和10年)に菅生町に本店を移転。1943年(昭和18年)、市街地信用組合法による信用組合に改組。1948年(昭和23年)には、営業地域を碧南市・岩津町・福岡町・矢作町・幸田町・安城町・西尾町・平坂町・挙母町に拡大し、碧南支所(現・碧南支店)を開設した。
1950年(昭和25年)、同年施行された中小企業等協同組合法に基づく信用協同組合となり、全国信用組合協同連合会に加盟し、営業地域を刈谷市、碧海郡に拡大した。1951年(昭和26年)には、信用金庫法に基づく岡崎信用金庫となった。岡崎市では、1945年(昭和20年)に地元の地方銀行であった岡崎銀行が東海銀行(現・三菱UFJ銀行)に吸収されたために、岡崎信用金庫を地元金融機関の中核にしていこうとする動きが強まった。その結果、1951年(昭和26年)に3億3642万円だった預金残高は、1952年(昭和27年)には7億5278万円になった。1952年(昭和27年)の幡豆信用組合から事業譲渡、1959年(昭和34年)に名古屋市南部3区と鳴海町・豊明町を営業地域に加え、1966年(昭和41年)には大成信用金庫から事業譲渡されるなど、事業を拡大した。1969年(昭和44年)には、東海商工信用組合を合併した。1975年(昭和50年)、地下1階、地上10階の本店を新築した。
2013年(平成25年)、タイ王国にバンコク駐在員事務所を開設した。
店舗は岡崎市に28店舗、名古屋市に19店舗、豊橋市に11店舗など、愛知県の主要都市に多くの支店を持つ。西三河および、奥三河を除いた東三河の全市町に支店があるが、その一方で名古屋市を除いた尾張・知多地区の店舗は少ない。愛知県内の銀行・信用金庫では唯一、離島に店舗(佐久島出張所)を持っていたが、2013年(平成25年)3月29日に閉店した[1]。
2016年(平成28年)12月5日、岡崎市上六名に営業日や営業時間を拡大した「城下町支店」を新設オープン(営業時間は平日9時~17時、土曜日9時~17時)[2]。
2017年(平成29年)9月25日、名古屋の伏見地区に「名古屋支店」を新築移転オープンした。名古屋市内の約20ある支店の中核拠点と位置づけられ、地下1階、地上7階建てと支店としては最大である。
愛知県
岡崎市・名古屋市・豊橋市・刈谷市・東海市・半田市
おかしんグループは岡崎信用金庫および持ち株会社を含む子会社7社により構成される。
1917年(大正6年)、鈴木禎次が設計し建造された建物で、旧岡崎銀行(現・三菱UFJ銀行)本店として利用された。1945年(昭和20年)の岡崎空襲で内装が焼失するが、戦後は岡崎商工会議所として使用されたのちに、1982年(昭和57年)に岡崎信用金庫の服部敏郎会長の手によって買い取られた。現在は、資料館として利用され、貨幣や岡崎に関する様々な資料が展示されている。
1990年(平成2年)3月、岡崎市の「岡崎市都市景観環境賞」を受賞。2008年(平成20年)3月、国の登録有形文化財(文化財保護法第57条)に登録された[3]。2017年(平成29年)10月31日、岡崎市の景観重要建造物に指定された。月曜休館、観覧無料。
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