尾関山駅
かつて広島県三次市にあった西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
かつて広島県三次市にあった西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
尾関山駅(おぜきやまえき)は、広島県三次市三次町にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)である。
三江線は米子支社浜田鉄道部が管轄していたが、隣の駅かつ三江線の終着である三次駅の構内(同駅場内信号機内方)のみ広島支社三次鉄道部の管轄であるため、浜田鉄道部管内としては広島県内では最南端の駅であった。三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった。
三次方面に向かって左側(構内東側)に、単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)であった。駅舎があったが、ホーム上に待合室等はなかった。ホームは島式1面2線に対応した形態となっており、停車する列車のほとんどは1両編成であったが、それに比べてかなり長いものであった。
前述のように、廃止時は浜田鉄道部が管理する無人駅であった。かつては駅舎内に窓口があり、きっぷを販売していたが、その後無人化されて窓口があった場所には板が貼り付けられた。また、駅舎内からのトイレへの入り口も閉鎖されており、外からのみトイレに入ることができた。
以前は駅前の商店で乗車券を取り扱う簡易委託駅であったが、2010年(平成22年)7月をもって簡易委託は廃止された。なお、当駅には自動券売機等の設備はなかった。
廃駅後は三次市から委託を受けた一般社団法人みよしSL保存倶楽部が維持管理を行っている[3]。
2021年(令和3年)2月末日時点では、旧駅舎やホームなどの施設、当駅周辺の線路が残存している。また、旧駅舎の東側(表側)と西側(ホーム側)に付けられていた「尾関山駅」の看板は取り外されていた時期があったが、この時点では東側の看板のみ再度、取り付けられている。
ホーム上の駅名板については2018年(平成30年)4月に撤去されたが、一般社団法人みよしSL保存倶楽部が来訪の記念に旧国鉄時代の復刻看板を作製して2022年(令和4年)8月に再設置された[3]。
1日平均の乗車人員は以下の通り。
駅周辺は、三次市(初代)発足前の旧双三郡三次町の中心部。初代三次駅(現在の西三次駅)および現在の三次駅は旧十日市町内に存在しており、当駅が旧三次町内にある唯一の駅であった。
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