壱丁目(いっちょうめ)は、埼玉県上尾市大字一町目壱町目とも称する[10]。市の統計などでは大谷地区で分類されている。

概要 壱丁目, 国 ...
壱丁目
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アリオ上尾
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壱丁目
壱丁目
壱丁目の位置
北緯35度57分33.22秒 東経139度34分0.72秒
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 上尾市
地区 大谷地区
面積
  合計 0.6966 km2
人口
2021年令和3年)4月1日時点)[2]
  合計 155人
  密度 220人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
362-0046[3]
市外局番 048(浦和MA[4][5]
ナンバープレート 大宮
座標の場所は愛宕神社を示す。
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概要 壱丁目南, 国 ...
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本項では、関連町名である壱丁目南(いっちょうめみなみ)、壱丁目西(いっちょうめにし)、壱丁目北(いっちょうめきた)、壱丁目東(いっちょうめひがし)についても扱う。郵便番号は大字壱丁目が362-0046[3]、壱丁目南が362-0083[6]、壱丁目西が362-0084[7]、壱丁目北が362-0081[8]、壱丁目東が362-0082[9]

地理

埼玉県の中央地域(県央地域)で、上尾市の南部の大宮台地上に位置する南北にやや長い三角形の形をした地区である。東側を大字今泉や大字向山、南側を地頭方、西側や北側を小敷谷と隣接する。南東部では大谷本郷の飛地とも隣接する。上尾市民体育館の北側付近や川越上尾線付近に壱丁目の飛地がある。現在は全域が市街化区域[11]で主に第一種低層住居専用地域(国道沿いは準住居地域、県道沿いは第二種住居地域、その他主要な通り沿いは第一種住居地域第一種中高層住居専用地域)である。田畑が多くまばらに住宅があり、雑木林も見られるのどかな風景が広がっていたが、2007年頃より後述の土地区画整理事業が実施され、土地利用が農地から住宅地に変わりつつある。地区内に上尾道路が開通し、さいたま市方面や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)方面に向かう交通量が年々増加している。また、北部の近隣商業地域アリオ上尾2013年に開店した。また、南部の工業地域準工業地域にはUDトラックスの本社や上尾工場が存在する。

大谷北部第四土地区画整理事業[12]が実施されて宅地化が進み、換地処分翌日の2020年令和2年)11月21日に町名地番変更が実施されて壱丁目南・壱丁目西・壱丁目北・壱丁目東が成立した[13]。何れも丁番を持たない単独町名である。これにより大字壱丁目はUDトラックスがある南部とアリオ上尾がある北部に大きく分断された。

壱丁目北に集落跡である「壱丁目中遺跡」(県遺跡番号:14-352[11])があり、土器片が発掘されている。

地価

住宅地の地価は、2018年平成30年)1月1日に公表された都道府県地価調査によれば、壱丁目字東原179番地11の地点で9万6800円/m2となっている[14]

歴史

もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡大谷領に属する壱丁目村であった[10][注釈 1]。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では一町目村として182(田35石余、畑141石余、山高4石余)[16]、『元禄郷帳』および『天保郷帳』によると186石余であった。化政期の戸数は40軒余で、村の規模は東西、南北とも6余であった[10][15]。地名の由来は新補地頭免田である「大谷郷一町免」から転じたと云われている[15][17]1875年(明治8年)の農業産物高は武蔵国郡村誌によると米15石、陸稲米2石、大麦170石、小麦30石、大豆25石、小豆5石、栗30石、稗8石、蕎麦6石、甘藷5400貫、菜種3.5石であった[18][注釈 2]

初め幕府領1624年寛永元年)より旗本柴田氏知行1698年元禄11年)は上知され再び幕府領[10][19]。なお、検地1662年寛文元年)に実施[15]。明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、幕末の時点では代官大竹左馬太郎支配所が管轄する幕府領であった[注釈 3][19][20]

存在していた小字

※ 『新編武蔵風土記稿』には「宿次」・「本郷久保」・「四つ塚」・「小向」の記載がある[15]が、現在の場所を特定できない[19]

世帯数と人口

2021年令和3年)4月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[2]

さらに見る 大字・町丁, 世帯数 ...
大字町丁世帯数人口
大字壱丁目 78世帯 155人
壱丁目南 366世帯 1,025人
壱丁目西 95世帯 243人
壱丁目北 298世帯 728人
壱丁目東 415世帯 957人
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小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[35]

さらに見る 大字・町丁, 番地 ...
大字・町丁 番地小学校中学校
大字壱丁目 1 - 43
348 - 466
上尾市立今泉小学校 上尾市立大谷中学校
44 - 53 上尾市立平方東小学校 上尾市立太平中学校
壱丁目南 全域
壱丁目西 全域
壱丁目北 全域 上尾市立今泉小学校 上尾市立大谷中学校
壱丁目東 全域
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交通

地区内に鉄道は敷設されていない。最寄り駅はJR東日本高崎線上尾駅であるが、壱丁目字東原179番地11の地点からはおよそ2.5 km[14]離れている。

道路

バス

上尾駅西口駅前より西上尾第一・第二団地や、平方・川越駅方面への路線バスが多数運行されている。

東武バスウエスト上尾営業所
地区内は「一丁目」、「新田前」、「愛宕神社前」バス停留所が設置されている[36]
上尾市コミュニティバス「ぐるっとくん[37]
  • 大谷循環
  • 平方小敷谷循環
地区内は「壱丁目東」、「壱丁目」、「新田前」バス停留所が設置されている。

地域

町内会

公園

大字壱丁目には公園は存在しない。

壱丁目東
  • どんぐり公園 - 指定緊急避難場所(地震・洪水)に指定[39]
  • アスレチックパーク(街区公園) - 指定緊急避難場所(地震・洪水)に指定。
  • 壱丁目公園 - 廃止され、宅地化された。現在の壱丁目東18-4付近。
壱丁目南
  • ちびっこパーク(街区公園)
  • グランドゴルフパーク(街区公園) - 指定緊急避難場所(地震)に指定。
壱丁目西
  • フィットネスパーク(街区公園)
  • ボールパーク(街区公園)
壱丁目北
  • モミノキ公園 - 指定緊急避難場所(地震・洪水)に指定。
  • コミュニティ広場(仮称) - 大谷北部第四土地区画整理組合事務所の跡地に造成される

施設

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UDトラックス本社

かつてはアリオ上尾の場所に大正製薬の総合運動場や薬草園が立地していた。

大字壱丁目
壱丁目北
  • 愛宕神社[40] - 平方八枝神社の兼務社。区画整理が行われる前は広大な社叢を有し、市指定天然記念物の推定樹齢五百年以上の大杉があった[41][42]
  • 愛宕会館
  • 三光堂[11] - 愛宕会館に隣接
  • 大谷北部第四土地区画整理組合事務所
壱丁目東
  • 子ども・子育て支援複合施設(AGECOCO)[34]
    • 上尾市立大谷西保育所
    • 発達支援相談センター
    • 児童発達支援センターつくし学園 - 児童養護施設
壱丁目南
  • しののめキッズパーク保育園

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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