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『喰いしん坊!』(くいしんぼう)は、土山しげるによる日本の漫画作品、および、それを原作とした実写映画。2007年に第36回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した[1]。
2004年10月から2009年2月まで『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて連載されていた[注 1]。土山の、同誌で連載された『喧嘩ラーメン』、『食キング』に続く料理漫画である[1]。
それらの料理漫画とは異なり、主人公は料理人ではない。また勝負の要素として、料理を作るのではなくで食べまくることに主題を置き、大食いで勝負するさまをメインテーマとして描かれている。前二作よりさらにスケールアップした、ケレン味あふれる演出等が特徴的である。
2007年には『喰いしん坊 -大食い開眼編-』の題で実写映画化され、同年8月に公開された[3]。
主人公・大原満太郎はグルメな会社員[1]。ある日、カウボーイのような格好をした大食いの男と出会い、その男のアドバイスで巨漢との大食い勝負に勝利[1]。アドバイスをくれた男は、プロの食闘士(フードファイター)・ハンター錠二と名乗り、満太郎に名刺を渡して立ち去る[1]。
錠二は財界の大物、丹下御前こと丹下孝之介が大食いのプロ競技化のため立ち上げた競技団体・TFF(丹下フードファイター)に協力し、ナンバー1の実力を誇っていた[1]。満太郎はふとした事から関西の大食い団体・OKFF(大阪食い倒れフードファイター)との勝負に巻き込まれ、TFFへの妨害に対する義憤からTFF代表のような形で仙台の大食いイベントに出場。しかし満太郎もOKFFの卑怯な妨害にあって敗れてしまう。自らの甘さを認めた満太郎は、退路を断つために会社を辞め、錠二やTFFとの関係も断ち、独り大食い修行の旅に出る[1]。
※注:漫画ゴラク本誌や単行本では固有名詞にもルビが振られていないことが多いため、一部で読み方が一致していない可能性もある。
喰輪杯台湾代表。テレビの大食い番組『大胃王選手権大会』の上位5名で作られたグループ。各メンバーがテレビ局の付けた感情五表現喰いを駆使する。全員そろいのジャンパーを着ている。喰輪杯予選前、チャンの敗北をきっかけに自主解散。メンバーは個人参加を決意する。
OKFFが主催する大食い大会。ミナミを中心に30店ある予選参加店で参加料(3,000円〜5,000円)を払い、時間内に規定の量を食べきれば、スタンプを1つ入手する。スタンプを5つ集めることで本選への出場権が与えられる。錠二は招待選手、OKFF所属の食闘士などは推薦で本選出場が決まっている。本選は料理ごとの32部門で部門賞(賞金100万円)が争われ、さらにその部門賞の勝者がグランドチャンピオンを争う。
以下の予選の他にもいくつかあり、全部で30種類ある。
台湾財閥のひとつである王総合貿易公司が主催する「大食い世界大会」。AJFFは「商業主義に過ぎる」として参加を見送ったが、実際には王名宝による「大食いのスポーツ化」を目指すプロジェクトの1つである。
開催地に向かう台湾新幹線の車内で突然開催される。勝負食は駅弁(台鉄弁当)で、会場到着(12時到着だが、11時59分の時点で終了となる(12時到着と言うことは参加者に知らされるが、11時59分終了と言うことは説明されない)までに何個完食するかを競う。駅弁はカレー弁当、フィッシュ&チップス、煮魚、酢豚など様々だが、全て同一パッケージで中身が見えないため外観での判別はできない。一度手に取った駅弁は必ず完食しなければならず、手元の弁当を食べ切らない限りは次の弁当を取ることが出来ない。(但し、一度に2つ以上の弁当を取る事は可能)弁当の中身を残した・捨てた・隠した・交換した・制限時間を切って一口でも食べた者は失格。完食数上位20名の席の番号が会場到着時にアナウンスされ、会場の本選に進む。満太郎は一旦敗退するも、残した弁当を座席の下に隠していたことが判明した1人が失格となったため繰り上げで通過した。
20名が一対一で対決する。勝負食はその都度ルーレットで決定し、それぞれ対戦形式も異なる。一本勝負で、勝者(計10名)が決勝戦に進む。勝負食はいずれも料理で無く単品の食材である。会場にはスプーンやナイフ・フォーク、水入りジョッキ、塩、マヨネーズ、など最低限の道具や調味料が予め用意されているが、挑戦者が大食いに直接関連する道具を持ち込むことは禁止されている。
この他、「キュウリ」(ハサンVSアントニオ、勝者アントニオ)「スイカ」(カルロスVSリー、勝者カルロス)「リンゴ」(アンドレVS美麗、勝者美麗)の試合が行われている。(スイカは1玉早食い勝負だったが、キュウリ及びリンゴが大食い勝負だったのか早食い勝負だったのかは不明。ちなみにアントニオはキュウリ40本、美麗はリンゴ50個を完食している)
王総合公司保養所の庭園にて開催される。その名の通り、一周5000mのコースに5つの食地点を置き、合計15kgの耐久大食いに挑む。移動自体は車で行うが、食地点到着時に車から降りられなければ即失格となる。
土山しげるの描く原作を元に『喰いしん坊! 〜大食い開眼編〜』及び『喰いしん坊! 〜大食い苦闘編〜』の題で実写映画化された作品で、2007年に公開された。 2008年、続編の『喰いしん坊!3 〜大喰い敵対篇〜』『喰いしん坊!4 〜大喰い激闘篇〜』がオリジナルビデオとして発売:コンセプトフィルム、販売:GPミュージアムソフトでリリースされた。尾暮太郎との野試合までを描く。全4作。
記載なきは全4作
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