大日本帝国(だいにほんていこく、だいにっぽんていこく、旧字体大日本帝󠄁國英語: Empire of Japan)とは、大日本帝国憲法時代に使用された日本国号のこと[1]。日本と海外領土等の総称あるいは別称としても使用された。

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公用語 日本語(事実上)
首都 平安京→(東京奠都)→
東京府東京都(事実上)
天皇
1846年 - 1867年 孝明天皇
1867年 - 1912年明治天皇
1912年 - 1926年大正天皇
1926年 - 1947年昭和天皇
内閣総理大臣
1885年 - 1888年伊藤博文(初代)
1946年 - 1947年吉田茂(第45代)
面積
昭和初期の領土675,400km²
人口
1920年(大正9年)[4]77,700,000人
1933年(昭和8年)90,396,034人
1935年(昭和10年)国勢調査97,700,000人
1940年(昭和15年)[4]105,200,000人
変遷
日米和親条約 1854年3月31日嘉永7年3月3日
日米修好通商条約1858年7月29日安政5年6月19日
明治維新1868年明治元年)
大日本帝国憲法発布1889年明治22年)2月11日
第二次世界大戦敗戦1945年昭和20年)8月15日
日本国憲法施行1947年昭和22年)5月3日
通貨日本円
台湾銀行券
朝鮮銀行券
時間帯UTC +9(日本標準時)(DST: なし)
ccTLDこの当時はなし
国際電話番号この当時はなし
現在日本の旗 日本
中華民国の旗 中華民国(台湾)
ロシアの旗 ロシア(南樺太、千島列島)(実効支配)
中華人民共和国の旗 中国(関東州)
大韓民国の旗 大韓民国(朝鮮)
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)
ミクロネシア連邦の旗 ミクロネシア連邦(南洋諸島)
マーシャル諸島の旗 マーシャル諸島(南洋諸島)
パラオの旗 パラオ(南洋諸島)
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大日本帝国
大日本帝󠄁國
紀元前660年2月11日(明治5年太政官布告第342号) - [1][2]
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国旗 国章に準じる紋章
国の標語: 五箇条の御誓文など
国歌: [3]君が代
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大日本帝国の領土(1910-1945)
  1. 紀元は神話の伝承による。明治5年太政官布告第342号。なおこの布告の現在における効力については議論がある。
  2. 「大日本帝国」の国号が用いられたのは遅くとも1935年の外務省決定から1947年まで。
  3. この時代には国歌として正式には定められていなかった。
  4. Taeuber, Irene B.; Beal, Edwin G. (January 1945). “The Demographic Heritage of the Japanese Empire”. Annals of the American Academy of Political and Social Science (Sage Publications) 237: 65. doi:10.1177/000271624523700108. ISSN 0002-7162. JSTOR 1025496.

大日本帝国憲法は1890年明治23年)11月29日に施行され、第二次世界大戦敗戦後の1947年昭和22年)5月3日日本国憲法の施行に伴い失効するまで効力を有した[2]。国号は江戸時代末期(幕末)に外交文書に使用され始め、公式には1947年昭和22年)まで使用されていた。ただし、現在まで一貫して日本の正式な国号は法的に確定しておらず、「大日本帝国」もまた正式国号ではない(後述)。

大日本帝国憲法下における日本の領土は、現在の日本国の領土に加えて、南樺太千島列島朝鮮台湾などを含み、また関東州南洋諸島などいくつかの租借地委任統治領が存在した。天皇主権を原理とし、貴族院と衆議院から成る帝国議会が設けられた[3]明治時代から1924年大正13年)まで薩摩・長州・土佐・肥前による藩閥政治が行われた[4]。その後は政党内閣が慣例となるが、1932年昭和7年)の五・一五事件で政党内閣は姿を消した[5][6]1925年大正14年)に普通選挙法が成立し、25歳以上の男性が有権者となったが、女性(女性参政権)・植民地の住人・生活困窮者などに参政権は与えられなかった(大正デモクラシー[7][8]1938年(昭和13年)、国家総動員法が施行され戦時体制下となり[9][10][11]1940年(昭和15年)に全政党が解散して大政翼賛会に合流[12]1942年(昭和17年)に翼賛政治会の一国一党の状態となった[13]

以下は国号としての大日本帝国を解説し、また大日本帝国憲法下の日本について記述する。

国名

国土

住民

統治機構

国際連盟常任理事国

軍事史

その他

脚注

参考文献

関連項目

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