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ワールドシリーズ最優秀選手賞
メジャーリーグベースボールの賞 ウィキペディアから
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ワールドシリーズ最優秀選手賞またはワールドシリーズMVP(ワールドシリーズさいゆうしゅうせんしゅしょう、World Series Most Valuable Player Award)は、メジャーリーグベースボール(以下、MLB)の優勝決定戦となるワールドシリーズで最も勝利に貢献した選手に与えられる賞。

レジー・ジャクソン
写真はアスレチックス在籍時
1955年に制定され、当初はスポーツ雑誌『スポート』によって選出されていたが、現在はシリーズ最終戦で記者の委員会と関係者の投票によって選出される[1]。
最初の受賞者は1955年のジョニー・ポドレス。レギュラーシーズンでは9勝10敗だったが、シリーズで2戦2完投勝利を記録[2]。1956年はドン・ラーセンが史上初の完全試合を達成し受賞[3]。1960年はボビー・リチャードソンがシリーズ記録となる12打点を挙げ[4]、ヤンキースはピッツバーグ・パイレーツに敗退したにもかかわらず選出された[5]。1977年のレジー・ジャクソンは第6戦で3打席連続本塁打を放つなどシリーズ記録の5本塁打を記録して受賞し、ミスター・オクトーバー(Mr. October)の称号を得た[6]。1979年はウィリー・スタージェルが史上最高齢の39歳で受賞[7]。1996年はジョン・ウェッテランドがシリーズ記録となる4セーブを挙げて[8]選出された。
複数回受賞者はサンディー・コーファックス(1963年・1965年)、ボブ・ギブソン(1964年・1967年)、レジー・ジャクソン(1973年・1977年)、コーリー・シーガー(2020年・2023年)の4選手。複数選手の受賞は1981年のロン・セイ、ペドロ・ゲレーロ、スティーブ・イェーガーの3選手、2001年のランディ・ジョンソン、カート・シリングの2選手と2度ある。
コーファックス(1963年)、フランク・ロビンソン(1966年)、ジャクソン(1973年)、スタージェル(1979年)、マイク・シュミット(1980年)の5選手がシーズンMVPとワールドシリーズMVPを同じ年に受賞。ボブ・ターリー(1958年)、ホワイティー・フォード(1961年)、コーファックス(1963年, 1965年)、ブレット・セイバーヘイゲン(1985年)、オーレル・ハーシュハイザー(1988年)、ジョンソン(2001年)の6選手がサイ・ヤング賞とワールドシリーズMVPを同じ年に受賞。スタージェル(1979年)、ダレル・ポーター(1982年)、ハーシュハイザー(1988年)、リバン・ヘルナンデス(1997年)、コール・ハメルズ(2008年)、デビッド・フリース(2011年)、コーリー・シーガー(2020年)、ジェレミー・ペーニャ(2022年)の8選手がリーグチャンピオンシップシリーズMVPとワールドシリーズMVPを同じ年に受賞している。
コーファックス(1963年)はサイ・ヤング賞・シーズンMVP・ワールドシリーズMVPを同シーズンに受賞した唯一の選手。スタージェル(1979年)はリーグチャンピオンシップシリーズMVP・シーズンMVP・ワールドシリーズMVPを同シーズンに受賞した唯一の選手。ハーシュハイザー(1988年)はサイ・ヤング賞・リーグチャンピオンシップシリーズMVP・ワールドシリーズMVPを受賞した唯一の選手。
松井秀喜(2009年)はOPS 2.0以上を記録した唯一の選手。なお、2位はデビッド・オルティーズ(2013年)のOPS 1.948。
なお、この賞とは別に、ワールドシリーズで最も顕著な活躍をした選手に対して、全米野球記者協会ニューヨーク支部によって選定されるベーブ・ルース賞がある。こちらはワールドシリーズ敗退チームから選出されるケースも稀にある。
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歴代受賞者
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脚注
外部リンク
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