1999年のワールドシリーズ
メジャーリーグベースボールの第95回優勝決定シリーズ ウィキペディアから
1999年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第95回ワールドシリーズ(だい95かいワールドシリーズ、95th World Series)は、10月23日から27日にかけて計4試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキース(アメリカンリーグ)がアトランタ・ブレーブス(ナショナルリーグ)を4勝0敗で下し、2年連続25回目の優勝を果たした。
1999年のワールドシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月23日–27日 | ||||||
観客動員 | 4試合合計:21万6114人 1試合平均: 5万4029人 | ||||||
MVP | マリアノ・リベラ(NYY) | ||||||
ALCS | NYY 4–1 BOS | ||||||
NLCS | ATL 4–2 NYM | ||||||
殿堂表彰者 | ジョー・トーリ(NYY監督) デレク・ジーター(NYY内野手) マリアノ・リベラ(NYY投手) ジョン・シャーホルツ(ATL GM) ボビー・コックス(ATL監督) トム・グラビン(ATL投手) チッパー・ジョーンズ(ATL内野手) グレッグ・マダックス(ATL投手) ジョン・スモルツ(ATL投手) | ||||||
チーム情報 | |||||||
ニューヨーク・ヤンキース(NYY) | |||||||
シリーズ出場 | 2年連続36回目 | ||||||
GM | ブライアン・キャッシュマン | ||||||
監督 | ジョー・トーリ | ||||||
シーズン成績 | AL東地区優勝 | 98勝64敗・勝率.605||||||
分配金 | 選手1人あたり30万7808.70ドル[1] | ||||||
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アトランタ・ブレーブス(ATL) | |||||||
シリーズ出場 | 3年ぶり | 9回目||||||
GM | ジョン・シャーホルツ | ||||||
監督 | ボビー・コックス | ||||||
シーズン成績 | 103勝64敗・勝率.636 NL東地区優勝 | ||||||
分配金 | 選手1人あたり20万3542.49ドル[1] | ||||||
全米テレビ中継 | |||||||
放送局 | NBC | ||||||
実況 | ボブ・コスタス | ||||||
解説 | ジョー・モーガン | ||||||
平均視聴率 | 16.0%(前年比1.9ポイント上昇)[2] | ||||||
ワールドシリーズ
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両リーグの最高勝率球団どうしがシリーズで対戦するのは、1995年の地区シリーズ導入以降では、同年以来4年ぶり[3]。両チームのシリーズでの対戦は、1996年以来3年ぶり4回目である。そのシリーズ第3戦から続くヤンキースのワールドシリーズ連勝記録は、今シリーズ全勝によって12に伸びた。これは、1927年初戦から1932年最終戦にかけてのヤンキースに並ぶ、史上最長タイ記録である[4]。シリーズMVPには、第2戦を除く3試合の救援登板全てでイニングをまたいで交代完了を記録し、4.2イニングで1勝2セーブ・防御率0.00という成績を残したヤンキースのマリアノ・リベラが選出された。
両チームの過去の対戦
過去94回のシリーズのなかで、ヤンキースとブレーブスの対戦は3度ある。最初の対戦は1957年で、このときはブレーブスが4勝3敗でヤンキースを下した。翌1958年と1996年は、いずれもヤンキースが制した。1950年代の2度の対戦時は、ブレーブスはジョージア州アトランタではなくウィスコンシン州ミルウォーキーを本拠地にしていた。
1997年から始まったレギュラーシーズン中のインターリーグでは、3年間で計10試合が組まれており、その結果は5勝5敗の五分である[5]。この年は7月15日から17日にかけて、ヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムで3連戦が行われ、ブレーブスが2勝1敗で勝ち越した。今シリーズは史上初めて、レギュラーシーズンで実現したカードの再戦となった[6]。ブレーブスのケビン・ミルウッドは、この3連戦の結果を踏まえ「優勝のチャンスは十分にあると思う」と自信をのぞかせた[7]。
試合結果
要約
視点
1999年のワールドシリーズは10月23日に開幕し、途中に移動日を挟んで5日間で4試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 | |
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10月23日(土) | 第1戦 | ニューヨーク・ヤンキース | 4-1 | アトランタ・ブレーブス | ターナー・フィールド | |
10月24日(日) | 第2戦 | ニューヨーク・ヤンキース | 7-2 | アトランタ・ブレーブス | ||
10月25日(月) | ||||||
10月26日(火) | 第3戦 | アトランタ・ブレーブス | 5-6x | ニューヨーク・ヤンキース | ヤンキー・スタジアム | |
10月27日(水) | 第4戦 | アトランタ・ブレーブス | 1-4 | ニューヨーク・ヤンキース | ||
優勝:ニューヨーク・ヤンキース(4勝0敗 / 2年ぶり25度目) |
第1戦 10月23日
- 勝利:オーランド・ヘルナンデス(1勝)
- セーブ:マリアノ・リベラ(1S)
- 敗戦:グレッグ・マダックス(1敗)
- 本塁打
ATL:チッパー・ジョーンズ1号ソロ - 審判
[球審]ランディ・マーシュ(NL)
[塁審]一塁: ロッキー・ロー(AL)、二塁: スティーブ・リプリー(NL)、三塁: デリル・カズンズ(AL)
[外審]左翼: ジェリー・デービス(NL)、右翼: ジム・ジョイス(AL) - 試合開始時刻: 東部夏時間(UTC-4)午後8時5分 試合時間: 2時間57分 観客: 5万1342人 気温: 49°F(9.4°C)
詳細: Baseball-Reference.com
第2戦 10月24日
第3戦 10月26日
- 勝利:マリアノ・リベラ(1勝1S)
- 敗戦:マイク・レムリンジャー(1敗)
- 本塁打
NYY:チャド・カーティス1号ソロ・2号ソロ、ティノ・マルティネス1号ソロ、チャック・ノブロック1号2ラン - 審判
[球審]スティーブ・リプリー(NL)
[塁審]一塁: デリル・カズンズ(AL)、二塁: ジェリー・デービス(NL)、三塁: ジム・ジョイス(AL)
[外審]左翼: ランディ・マーシュ(NL)、右翼: ロッキー・ロー(AL) - 試合開始時刻: 東部夏時間(UTC-4)午後8時20分 試合時間: 3時間16分 観客: 5万6794人 気温: 62°F(16.7°C)
詳細: Baseball-Reference.com
第4戦 10月27日
脚注
外部リンク
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