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2003年のディズニーのアニメーション映画 ウィキペディアから
『リロ・アンド・スティッチ』(原題:Lilo & Stitch)は2002年のアメリカ映画である。ディズニーによるアニメーション映画作品。日本での公開は2003年3月8日。劇中音楽にはエルヴィス・プレスリーの楽曲が使用されている。
リロ・アンド・スティッチ | |
---|---|
Lilo & Stitch | |
監督 |
クリス・サンダース ディーン・デュボア |
脚本 |
クリス・サンダース ディーン・デュボア |
製作 | クラーク・スペンサー |
出演者 |
ダヴェイ・チェイス クリス・サンダース ティア・カレル デイヴィッド・オグデン・ステアーズ ケヴィン・マクドナルド 山下夏生 山寺宏一 田畑智子 飯塚昭三 三ツ矢雄二 |
音楽 | アラン・シルヴェストリ |
編集 | ダレン・ホルムズ |
製作会社 |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション |
配給 | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ |
公開 |
2002年6月21日 2002年7月5日 2003年3月8日 |
上映時間 | 85分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $80,000,000[1] |
興行収入 |
$273,144,151[1] $145,794,338 29億1000万円[2] |
次作 | スティッチ!ザ・ムービー |
日本でのウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編映画の3月公開は、1983年の『きつねと猟犬』以来20年ぶりとなる。
舞台はハワイのカウアイ島。ハワイ語の「アロハ(こんにちは・さようなら)」「オハナ(家族)」をテーマに、エイリアンと地球人の少女の交流を描いた。映画は予想以上の大ヒットを記録してシリーズ化され、続編のビデオ映画やテレビアニメ、キャラクターグッズも製作された。
本項では、以下のビデオ映画についても解説する。
リロ・アンド・スティッチの実写版が2025年夏に劇場公開予定[3]。
違法な遺伝子操作で凶暴な生物兵器の試作品626号(626)を生み出した悪の天才科学者・ジャンバ博士が銀河連邦に逮捕された。スーパーコンピューター並みの知能と破壊衝動をプログラムされた626は宇宙追放の処分を待つ身だったが、銀河連邦のガントゥ大尉の監視下から脱走して地球のハワイ・カウアイ島に漂着する。銀河連邦議長はジャンバ博士を釈放し、その監視役で地球の蚊を研究するプリークリー諜報員と共に626確保へと向かわせる。
一方、エルビス・プレスリーが大好きなカウアイ島の孤独な少女・リロは、事故で両親を亡くして姉のナニと暮らしていた。わんぱくで変わり者のリロとナニだけの暮らしは家庭崩壊寸前で、福祉局のコブラ・バブルスはリロを施設に入れることを勧めるが、ナニは断固反対。ナニは友達がいないリロのために保健所から犬をもらうことにする。しかし、リロが選んだのは犬ではなく、犬と間違えて連れて来られた626だった。リロはみんなに不気味がられる626を「スティッチ」と名付けて可愛がる。
犬のふりをするスティッチは何も知らないリロを人質に取り、ジャンバとプリークリーを遠ざける。スティッチが職場で暴れて失職したナニはスティッチを追い出そうとするが、「オハナは家族。家族はいつもそばにいる。何があろうと」という両親の言葉を信じるリロの説得でスティッチを家に置くことにした。破壊のためだけに生まれて泳げないスティッチにとって、海と大自然に囲まれたカウアイ島では壊すものが何もない。自分の存在意義を失ったスティッチは、リロに絵本の「みにくいアヒルの子」と家族を意味するハワイ語「オハナ」を教わり、顔も知らない家族の迎えを待つ。
しかし、仕事を失ったナニはリロと引き離されることが決まってしまい、スティッチはジャンバに「お前には家族はいない」と告げられ、ジャンバとの戦いで家を壊されたリロにも拒絶されてしまう。626の確保に手こずるジャンバとプリークリーをクビにした銀河連邦議長はガントゥ大尉を送り込むが、手違いでリロだけがガントゥ大尉に連れ去られてしまう。スティッチはナニ、ジャンバ、プリークリーを連れてリロの救出に向かった。
映画第一作「リロ・アンド・スティッチ」のその後を描いたオリジナルビデオ映画。テレビシリーズ『リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ』の序章でもある。VHSがアメリカで2003年8月26日に発売。日本ではDVD・VHS共に2004年2月20日に発売された。主題歌はJump5の『Aloha, E Komo Mai(アロハ・エ・コモ・マイ)』で、テレビシリーズのオープニングテーマとしても使用された。
ハワイのカウアイ島でリロの「オハナ」として平和に暮らし始めたスティッチ、ジャンバ博士、プリークリー。ある日、スティッチは自分が一人ぼっちではないことを知る。ジャンバ博士がこっそり試作品625号の実験をしていたのだ。しかも、ジャンバ博士は625個もの試作品のカプセルを地球に持ち込んでいた。
スティッチの「イトコ」にあたる試作品も、スティッチのように不思議な能力を持っている暴れん坊ばかり。ジャンバ博士は危険な試作品を始動させないようにカプセルを水に濡らしてはいけないと言う。しかし、ジャンバ博士の昔の同僚・ハムスターヴィール博士が試作品の横取りを狙ってガントゥを雇ったことから、リロとスティッチの新しい冒険が始まっていく。
『スティッチ!ザ・ムービー』の続編となるテレビシリーズ。全65話。
映画第一作「リロ・アンド・スティッチ」の続編のオリジナルビデオ映画。VHS・DVDのみで、アメリカで2005年8月30日に発売。日本では2005年9月7日に発売。
リロの原語版声優がダコタ・ファニングに代わり、日本語吹き替え声優も宮本侑芽に代わった。
『スティッチ!』66話では、プリークリーが本作の出来事を示唆する発言をしていた。
全てを破壊するためだけにジャンバ博士の遺伝子実験で作られた試作品626号ことスティッチは、リロとの出会いで破壊衝動のままに暴れる”ワルイコ”から心優しい”イイコ”になり、リロの新しい家族=”オハナ”としてハワイのカウアイ島で楽しく暮らしていた。
ところが、ジャンバ博士がスティッチの作成中に銀河連邦軍に連行されたために、スティッチには分子エネルギーが上手く補給されないという重大な欠陥があった。体内の回路で異変を起こしたスティッチはワルイコに逆戻りしてしまう。
リロとスティッチのフラ教室のコンテスト出場が迫る中、スティッチはリロを悲しませないようにイイコに戻ろうと奮闘する。しかし、徐々にワルイコの心を抑えきれなくなり、一人家を出て力尽きて倒れてしまった。
スティッチを救うことができるのは、リロやナニ、デイヴィッド、ジャンバ、プリークリー達オハナ全員の愛と勇気だけ。果たしてスティッチはイイコに戻れるのだろうか?そして、スティッチの運命は…?
なお、今作は前作(スティッチ!ザ・ムービー)や次作(リロイ・アンド・スティッチ)と一切リンクしておらずルーベンやスパーキーをはじめとする試作品も登場しないため、第一作と第二作の間に起きたことだと思われる[15]。
シリーズの実質的な完結編。タイトルのリロイはジャンバ博士の新しい試作品にハムスターヴィール博士がつけた名前である。
2006年6月23日にアメリカのディズニーチャンネルで放映され、4日後の6月27日にアメリカでDVDが発売された。日本では2007年7月18日にDVDで発売され、「リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ」の「リンク」を16:9のオリジナル映像を4:3にサイドカットして同時収録。
リロの原語版声優がデイヴィ・チェイスに交代(日本語版声優は諸星すみれ)。今回もエルヴィス・プレスリーの楽曲がモチーフに使われた。日本語吹き替え版エンディングテーマは、一十三十一が歌うエルヴィスのカバー曲「冷たくしないで(Don't Be Cruel)」。
2008年10月1日に『スティッチ!(第1シリーズ)』の放映直前特別番組としてテレビ東京系列で放送された。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
リロとスティッチたちは全ての試作品を回収し、彼らの”オウチ”を見つけ出す使命を無事に終えた。銀河連邦軍の議長に功績を認められたジャンバ博士、プリークリー、そしてスティッチは、それぞれの夢を叶えるために地球を離れていく。
彼らをオハナの心で送り出すと決めたリロは「どんなに離れていてもそばにいる」と伝えるため、元いた銀河防衛産業の実験室に帰っていくジャンバにはプレスリーのレコード、銀河同盟短期大学の名誉教授に就任するプリークリーには地球の石、銀河艦隊の艦長に就任するスティッチにはハワイの守り神・ティキのネックレスをプレゼントした。
一方、ガントゥは助手の試作品625号を地球に残し、ハムスターヴィール博士を宇宙刑務所から脱走させる。ハムスターヴィールはプレスリーのレコードを聴いて感傷に浸っていたジャンバを唆し、完成させた最強の試作品に「リロイ」と名付けて世界征服に着手。リロイはスティッチに変身して銀河艦隊の宇宙船を乗っ取り、ハムスターヴィールの命令で捕まえたスティッチ、ジャンバ、プリークリーをブラックホールに吸い込ませようとする。
スティッチ達の危機を知ったリロは625の存在を思い出し、ピーナッツバターサンドを持ってガントゥの宇宙船に走る。リロはまだ名前をつけていなかった彼に「ルーベン」と名付け、二人で行動を共にする。しかし、ハムスターヴィール博士はリロイのクローン軍団を作り出して銀河連邦軍を制圧してしまった。リロイ軍団は地球で平和に暮らしていた試作品たちをさらい、スタジアムの中に閉じ込めていく。
果たしてハムスターヴィールの世界征服は成功してしまうのか?そしてリロとスティッチたちの運命は?
ウォルト・ディズニー・カンパニーにより実写映画化されることが報じられた[16]。この映画のリロ役としてマイア・ケアロハが起用された[17]。この映画の監督をディーン・フライシャー、脚本をクリス・K・T・ブライトが務める。[17]
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