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1997年のアメリカのSFコメディ映画 ウィキペディアから
『メン・イン・ブラック』(原題: Men in Black)は、1997年のアメリカのSFアクションコメディ映画。監督はバリー・ソネンフェルド、製作はウォルター・F・パークスとローリー・マクドナルド、脚本はエド・ソロモンが務める。主演のトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスは、「メン・イン・ブラック」と呼ばれる秘密組織の2人のエージェントを演じている。この組織は、地球上に住む地球外生命体を監督し、その存在を一般の人間から隠している。「メン・イン・ブラック」シリーズの1作目。
メン・イン・ブラック | |
---|---|
Men in Black | |
監督 | バリー・ソネンフェルド |
脚本 | エド・ソロモン |
原作 | ローウェル・J・カニンガム |
製作 |
ウォルター・F・パークス ローリー・マクドナルド |
製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ |
出演者 |
トミー・リー・ジョーンズ ウィル・スミス リンダ・フィオレンティーノ ヴィンセント・ドノフリオ リップ・トーン |
音楽 | ダニー・エルフマン |
主題歌 |
「Men in Black」(en) ウィル・スミス |
撮影 | ドン・ピーターマン |
編集 | ジム・ミラー |
製作会社 |
コロンビア ピクチャーズ アンブリン・エンターテインメント パークス/マクドナルド・プロダクションズ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ リリーシング |
公開 |
1997年7月2日 1997年12月6日 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $90,000,000[1] |
興行収入 |
$250,690,539[1] $589,390,539[1] |
配給収入 | 35億円[2] |
次作 | メン・イン・ブラック2 |
1997年7月2日に全米で公開され、9,000万ドルの製作費に対して全世界で5億8,930万ドル以上の興行収入を記録し、その年の第3位の興行収入を記録した。
批評家からは、脚本、ユーモア、舞台装置、視覚効果、ジョーンズとスミスの演技などが高く評価された。アカデミー賞では、美術賞、作曲賞、メイクアップ賞の3部門にノミネートされ、メイクアップ賞を受賞した。
続編として『メン・イン・ブラック2』(2002年)と『メン・イン・ブラック3』(2012年)、およびスピンオフ作品『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019年)、1997年から2001年にかけて放送されたアニメーションシリーズが製作された。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ニューヨーク市警察のジェームズ・エドワーズ刑事(ウィル・スミス)はとある事件の犯人を追い詰めたが、犯人は飛び降り自殺してしまう。しかし犯人が異形を見せたことで普通の人間ではないことを知るが、あまりにも奇天烈な話で疑われてしまい、この話を信じるのは検視官のローレル・ウィーバー(リンダ・フィオレンティーノ)だけだった。そこへ突然現れた、黒い背広服の男がローレルに赤い光を浴びせる。“K”と呼ばれるその男(トミー・リー・ジョーンズ)は、自分の所属する組織MIB(メン・イン・ブラック)へエドワーズをスカウトする。エドワーズは他にも集められたエリート中のエリートたちに混じってテストを受ける。ただ一人合格した彼はKから現在、地球上には1500体ものエイリアンが人間に姿を変えるなどして生活していることを知らされる。エイリアンが犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、彼らの存在を世間から隠すこと、それが最高秘密機関MIBの任務だった。MIBの一員となることを決意したジェームズは、クレジットカードの信用情報、運転免許の違反前歴に取得記録、社会保障番号、果ては指紋に至るまで一切の過去を抹消。捜査官エージェント“J”として生まれ変わり、Kとコンビを組む事になった。
ベテラン捜査官Kと研修を終えた新米のJを待っていたのは、とある宇宙船の無断侵入事件。始めはただのエイリアン逃亡事件かと思われたが、やがてローレルをも巻き込んだ大事件に発展していく。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
ソフト版 | 日本テレビ版[3] | ||
K | トミー・リー・ジョーンズ | 坂口芳貞 | 菅生隆之 |
エドワーズ→J | ウィル・スミス | 江原正士 | 東地宏樹 |
ローレル | リンダ・フィオレンティーノ | 日野由利加 | 唐沢潤 |
エドガー/バグ | ヴィンセント・ドノフリオ | 大友龍三郎 | 玄田哲章 |
Z | リップ・トーン | 大木民夫 | 石田太郎 |
ジーブス | トニー・シャルーブ | 仲野裕 | 酒井敏也 |
ベアトリス | シオバン・ファロン | 叶木翔子 | 井上瑤 |
ローゼンバーグ[注釈 3] | マイク・ナスバウム | 上田敏也 | 青野武 |
ニック | ジョン・グリース | 後藤哲夫 | |
アルキリア星人[注釈 3] | カレル・ストルイケン | 福田信昭 | 郷里大輔 |
ジェイナス | フレドリック・レーン | 成田剣 | 大川透 |
D | リチャード・ハミルトン | 名取幸政 | 加藤精三 |
ジェンセン | ケント・フォールコン | 加瀬康之 | 内田夕夜 |
害虫駆除人 | ケン・ソーリー | 岩田安生 | 島香裕 |
パープ | キース・キャンベル | 大黒和広 | 内田夕夜 |
レジック | パトリック・ブリン | 成田剣 | 小形満 |
マニー | ハーシュ・ネイヤー | 茶風林 | 志村知幸 |
巡査 | マイケル・ゴールドフィンガー | 西尾徳 | 宝亀克寿 |
警部 | ウィリー・C・カーペンター | 福田信昭 | 小山武宏 |
警官 | マイケル・ウィリス | 辻つとむ | 志村知幸 |
ニュートン | デヴィッド・クロス | 筒井巧 | 村治学 |
エデルソン | ノーマ・ジーン・グロー | 火野カチコ | 森ひろ子 |
フランク | ティム・ブラニー(声) | 玄田哲章 | 内海賢二 |
レッカー車運転手 | ピーター・リナリ | 宝亀克寿 | 島香裕 |
B | チャールズ・C・スティーヴンソン・Jr | 小島敏彦 | 大川透 |
コック | ボリス・レスキン | 西尾徳 | 宝亀克寿 |
本部アナウンス | カレン・リン・ゴーニー | 松下亜紀 | さとうあい |
役不明 | — | 古川いづみ 田中宏美 | — |
演出 | 松川陸 | 木村絵理子 | |
翻訳 | 松崎広幸 | ||
調整 | 高久孝雄 | ||
効果 | — | サウンドボックス | |
スタジオ | オムニバス・ジャパン | ||
担当 | 神部宗之 稲毛弘之 | 稲毛弘之 | |
プロデューサー | 吉岡美惠子 | 大塚恭司 阿部真一郎 | |
制作 | 東北新社 | ||
初回放送 | 2001年1月12日 『金曜ロードショー』 | ||
※2015年9月2日発売の「吹替洋画劇場」シリーズ『メン・イン・ブラック/メン・イン・ブラック2』ブルーレイには本作と次作『メン・イン・ブラック2』の本編ディスクに加え、本作の日本テレビ版と次作のテレビ朝日版の吹き替えを収録した特典ディスクが付属している。(約90分)
回数 | テレビ局 | 番組名 | 放送日 | 吹替版 |
---|---|---|---|---|
初回 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2001年1月12日 | 日本テレビ版 |
2回目 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 2002年6月23日 | |
3回目 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2004年2月13日 | |
4回目 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 2005年2月13日 | |
5回目 | 2007年2月4日 | |||
6回目 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2008年9月5日[注釈 4] | |
7回目 | テレビ東京 | 水曜シアター9 | 2009年8月26日 | |
8回目 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2012年5月25日 | |
9回目 | テレビ東京 | 午後のロードショー | 2016年8月22日[注釈 5] | |
10回目 | 2017年7月27日[注釈 5] | |||
11回目 | 2019年1月7日[注釈 5] | |||
12回目 | 2021年2月11日[注釈 6] | |||
13回目 | 2023年7月28日[注釈 7] | |||
同作のアニメシリーズとして、『メン・イン・ブラック』(Men in Black The Series、別題:メン・イン・ブラック・アニメーション・シリーズ)が製作された。
アメリカ合衆国では1997年から2001年までKids' WBで放送された。日本ではアニマックス、ミステリチャンネルで放送。後にTOKYO MXにて2009年2月10日より火曜23時30分に放映。いずれもシーズン2までの放送。
カッコ内は米国での話数。
話数 | サブタイトル | 原題 | 脚本 | 演出 |
---|---|---|---|---|
1 | グッバイ症候群 | The Long So-Long Syndrome | デュアン・カピッツィ | フランク・ポール |
2 | バザード症候群 | The Buzzard Syndrome | スティーブ・ロバーツ | ネイサン・チュー |
3 | フランク症候群 | The Irritable Bow-Wow Syndrome | マーク・アマート | フランク・ポール |
4 | アルファ症候群 | The Alpha Syndrome | アレレックス・ヴァンザイ | マイケル・ゴーゲン |
5 | 潜入捜査症候群 | The Undercover Syndrome | スティーブ・ロバーツ | デニス・ウッドヤード |
6 | ニューラライザー症候群 | The Neuralizer Syndrome | マーク・アマート | |
7 | シンビオート症候群 | The Symbiote Syndrome | アレレックス・ヴァンザイ | ネイサン・チュー |
8 | 恋愛症候群 | The Inanimate Syndrome | トーマス・パグスリー グレッグ・クライン | マイケル・ゴーゲン |
9 | 共有症候群 | The Psychic Link Syndrome | スティーブ・ロバーツ | ネイサン・チュー |
10(11) | ドリーム症候群 | The Elle of My Dreams Syndrome | グレッグ・ワイズマン | フランク・ポール |
11(13) | 大脱走症候群 | The Take No Prisoners Syndrome | ディーン・ステファン | デニス・ウッドヤード |
12(10) | タイムスリップ症候群 | The Head Trip Syndrome | トーマス・パグスリー グレッグ・クライン | マイケル・ゴーゲン |
13(12) | 私の彼はエイリアン症候群 | The I Married an Alien Syndrome | スティーブ・ロバーツ | デニス・ウッドヤード |
話数 | サブタイトル | 原題 | 脚本 | 演出 |
---|---|---|---|---|
14 | 小さな侵略者症候群 | The Little Big Man Syndrome | トーマス・パグスリー グレッグ・クライン | ネイサン・チュー |
15(16) | 生きていた男症候群 | The Heads You Lose Syndrome | アレレックス・ヴァンザイ | クリストファー・ドゾワ |
16(15) | クローン人間症候群 | The Quick Clone Syndrome | デュアン・カピッツィ | マイケル・ゴーゲン |
17 | 犬の中の犬症候群 | The Dog Eat Dog Syndrome | スティーブ・ロバーツ | ネイサン・チュー |
18 | 賞金稼ぎ症候群 | The Big Bad Bug Syndrome | グレック・ワイズマン | クリストファー・ドゾワ |
19 | ハロウィン症候群 | The Jack O'Lantern Syndrome | ロビン・ジル・バーガー | マイケル・ゴーゲン |
20 | 美人捜査官症候群 | The Sonic Boom Syndrome | スティーブ・ロバーツ | ネイサン・チュー |
21 | パラサイト症候群 | The Bad Seed Syndrome | アレレックス・ヴァンザイ | クリストファー・ドゾワ |
22 | 巨大エイリアン症候群 | The Fmall, Fmall World Syndrome | グレッグ・ワイズマン | |
23(24) | スーパーマン症候群 | The Supermen in Black Syndrome | スティーブ・ロバーツ | ネイサン・チュー |
24(25) | ハリウッド症候群 | The Star System Syndrome | グレッグ・ワイズマン | クリストファー・ドゾワ |
25(23) | ジングルベル症候群 | The Black Christmas Syndrome | デュアン・カピッツィ | マイケル・ゴーゲン |
26 | 復讐症候群 | The Blackguard Syndrome | ジョン・ワイズマン グレッグ・ワイズマン | ネイサン・チュー |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
---|---|---|---|
27 | The Worm-Guy Guy Syndrome | デュアン・カピッツィ | ジェーン・ウー・ソリアーノ |
28 | The Cold Sweat Syndrome | スティーヴ・メルチング | ブライアン・アンドリューズ |
29 | The Puppy Love Syndrome | トーマス・パグスリー グレッグ・クライン | クリストファー・バーグレー |
30 | The Lost Continent Syndrome | ディーン・ステファン | |
31 | The Way Out West Syndrome | トニー・スキラッチ | ネイサン・チュー |
32 | The Mine, Mine, Mine Syndrome | トニー・ライターノ | ダーウィン・クック |
33 | The Bye-Bye Worm Syndrome | アレレックス・ヴァンザイ | ヴィンセンツォ・トリピティー |
34 | The Lights Out Syndrome | ニック・デュボワ | ブライアン・アンドリューズ |
35 | The Out to Pasture Syndrome | ディーン・ステファン | ダーウィン・クック |
36 | The Sardines and Ice Cream Syndrome | トニー・ソンモ | クリストファー・バーグレー |
37 | The I Want My Mummy Syndrome | スティーヴ・メルチング | ブライアン・アンドリューズ |
38 | The Baby K Syndrome | バリー・ホーキンス | ヴィンセンツォ・トリピティー |
39 | The Bad Doggie Syndrome | マーシャ・グリフィン | ダーウィン・クック |
40 | The "J" is for James Syndrome | ディーン・ステファン | ジェーン・ウー・ソリアーノ |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
---|---|---|---|
41 | The Musical Chairs Syndrome | ディーン・ステファン | カール・ワールステッド |
42 | The Spectacle Syndrome | マーシャ・グリフィン | チャック・ドロスト |
43 | The Back to School Syndrome | レン・アーレイ | マイケル・ゴーゲン |
44 | The Opening Gambit Syndrome | スティーヴ・メルチング | クリストファー・ドゾワ |
45 | The Future's So Bright Syndrome | トーマス・パグスリー グレッグ・クライン | |
46 | The Loose Ball Foul Syndrome | アレレックス・ヴァンザイ | クリストファー・バーグレー |
47 | The Hots for Jay Syndrome | マイケル・エデンズ | チャック・ドロスト |
48 | The Circus Parade Syndrome | ジュリア・レワルド | カール・ワールステッド |
49 | The Virtual Crossfire Syndrome | ディーン・ステファン | チャック・ドロスト |
50 | The Breaking News Syndrome | マーシャ・グリフィン | カール・ワールステッド |
51 | The Zero to Superhero Syndrome | バズ・ホーキンス | |
52 | The Endgame Syndrome:Part I | ディーン・ステファン | クリストファー・バーグレー |
53 | The Endgame Syndrome:Part II | チャック・ドロスト |
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