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日本の映画作品 ウィキペディアから
『フラガール』は、2006年9月23日全国公開の日本映画である。主演は松雪泰子で、シネカノン制作・配給である。
第80回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストテン第1位および読者選出ベスト・テン(日本映画)第1位[2][3]。第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作。
2008年以降たびたび舞台化されている。
1965年(昭和40年)、大幅な規模縮小に追い込まれ危機的状況に陥った福島県いわき市[注 1]の常磐炭鉱を舞台に、炭鉱で働く人々が職場を失う現実・苦悩に立ち向かい、町おこし事業として立ち上げた常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生から成功までを実話を元に描く。ハワイアンミュージックと本格的なフラダンスショーが描かれている。
プロデューサーの石原仁美が、炭鉱の危機を救うために元炭坑夫の男たちがヤシの木を植え、娘たちがフラダンスを学ぶという常磐ハワイアンセンター創設にまつわるドキュメンタリーをテレビでたまたま見かけて「これは絶対に映画になる」と映画化を構想し、その翌日に常磐興産へ連絡をとって取材を開始。当初は社長の中村豊を主人公とした『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』のような作品の構想を抱いていたが、取材を進める中で次第に素人フラダンスチームに惹かれていき、最終的に横浜から招いた講師による指導を受けながら努力を重ねてステージに立つまでの感動の物語を描くこととした[4]。原作の無い作品であることから脚本を何度も書き直し、構想から3年をかけてようやく制作に漕ぎ着けた。実話と同様に素人の女の子が数ヶ月に及ぶ厳しいレッスンを共にして気持ちを1つに通じ合わせることでいい映画を作り上げたいとの思いから、主役の松雪泰子・蒼井優から台詞のないダンサー役に至るまでダンス経験のない女優をキャスティングし、全員が一からダンスのレッスンを受けて撮影に臨んでいる[5]。
公開前はそれほど注目を浴びた作品ではなかったものの、口コミを通じて評判を呼んだことで最終的に観客動員130万人、興行収入14億円を記録する大ヒット作品となり、第80回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞など多くの賞を受賞した[5]。
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公開前はそれほど注目されていなかったが、口コミによって評判が伝わり、ロングラン上映をする劇場が多く、最終的には目標を上回る観客動員125万人、興収14億円という大ヒットとなった。
第79回アカデミー賞の外国語映画賞の日本代表に選出(本選の第1次選考で落選)。また、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞に選ばれたが、大手映画会社4社(東映、東宝、松竹、角川)以外の作品が受賞するのは1996年の『午後の遺言状』(日本ヘラルド映画)以来11年ぶりである。実質的にダブル主演である松雪と蒼井は下記のように主演女優賞を分け合ったが、蒼井はクレジット三番手という扱いもあって助演女優賞を受けるケースも目立った。
映画は当初、センターの設立を企画創案し、創業者となった常磐炭礦副社長、中村豊を主人公に企画が考えられたため、フィクションを脚色した部分がある。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
2008年7月から8月にかけて、東京・TBS赤坂ACTシアターをはじめ全国5都市で上演された。
映画版も手掛けた羽原大介が脚本を手掛け、映画にはなかったエピソードも盛り込まれる。山田和也が演出を担当。谷川紀美子役の福田沙紀と平山まどか役の片瀬那奈がダブル主演を務め、福田は本作が初舞台にして初主演[13]。また、現役のスパリゾートハワイアンズのダンサー2名もフラガールズ役で出演する[14]。
また、池永亜美は映画に引き続き舞台版の出演者となる。
2018年6月から2019年1月にかけて、羽原大介の作・演出により東京・赤坂レッドシアターをはじめ全国3都市で上演された。舞台の舞台に近隣であるいわき市でも上演されている。2019年11月から、2都市で再演。
及川いぞう、田久保宗稔、石井咲は2008年版のオリジナルキャストである。
『フラガール - dance for smile -』[15]のタイトルで、2019年10月から11月に上演[16][17]。主演は、乃木坂46(当時)の井上小百合[16][17]。
初演では映画から追加された後半の紀美子のシーンがカットされた改訂が行われている。[要出典]
映画ではタヒチアンの衣装で雑誌の集合撮影を行ったが、2019年舞台版はハワイアンフラの衣装だった他、熊野小百合の設定などが映画と異なる部分が複数点ある。
東京公演最終公演のみゲスト出演 - 早苗の弟 役 佐久本宝、大石敦士
2019年初演の『フラガール -dance for smile-』の再演[18]。主演の樋口日奈(当時乃木坂46)は舞台単独初主演[18]。
『フラガール -dance for smile-』の再々演[20]。
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