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日本のゲームタイトル、『テイルズ オブ』シリーズ第6作目 ウィキペディアから
『テイルズ オブ リバース』(Tales of Rebirth、略称:TOR / リバース)は、2004年12月16日にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)から発売されたPlayStation 2用RPG。2008年3月19日にはPlayStation Portableに移植された。
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
---|---|
対応機種 |
PlayStation 2 PlayStation Portable |
開発元 | ナムコ・テイルズスタジオ |
発売元 |
PS2:ナムコ PSP:バンダイナムコゲームス |
プロデューサー | 吉積信 |
ディレクター | 岡本進一郎(チーフディレクター) |
シナリオ |
平松正樹 馬場常和 |
音楽 |
桜庭統 田村信二 |
美術 | いのまたむつみ(キャラクターデザイン) |
人数 |
PS2:1人 / 1 - 4人(戦闘) PSP:1人 |
メディア |
PS2:DVD-ROM 1枚 PSP:UMD 1枚 |
発売日 |
PS2: 2004年12月16日 PSP: 2008年3月19日 2010年1月28日(廉価版) 2013年11月28日(ダウンロード版)[1] |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 |
PS2: 605,000本(出荷本数)[2] 546,726本(売上本数)[3] |
『テイルズ オブ』シリーズの1つ。公称ジャンル名は「君が生まれ変わるRPG」。キャラクターデザインはいのまたむつみ。主題歌はEvery Little Thingの「good night」。
シナリオのテーマは異なる人種や民族間における共存と対立で、作中には「ヒューマ」と「ガジュマ」という対照的な特徴を持つ架空の人種が登場し、その共存と対立の姿を描いている。そのため終始、重みのある暗いテイストのストーリーとなっている。タイトルの「rebirth(再誕)」は「人間関係や種族関係の再構築」という意味合いで付けられた。「民族問題」というシナリオのテーマ発案は、メインシナリオを担当した平松正樹が民族間での対立が残るユーゴスラビアを旅行した経験に基づく[4]。
戦闘システムはシリーズ作品の伝統的なリニアモーションバトルシステム (LMBS) をベースに、ラインを3本に増やすことで、2Dでありながら戦闘フィールドを立体的に表現した「3ライン・リニアモーションバトルシステム (3L-LMBS) 」。従来のシステムではHPと並ぶ重要なパラメータであったTPが本作では存在しない。
このほか、それまでは熱血の主人公や戦うヒロインが多かったが、今作では珍しく、主人公が無口で暗い性格であったり、ヒロインが戦闘に参加しないNPCになっている[5]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
病床に臥したラドラス王が、月夜の晩、何かに取り付かれたように自らのフォルスを開放し、死亡する。 世界中に光が降り注ぎ、フォルスが覚醒する人が続出。そして覚醒は暴走を引き起こし各地で大被害が起こる。のちに人々はこれをラドラスの落日と呼んだ。 スールズという小さな村でも、ヴェイグという青年が覚醒。氷のフォルスの暴走が始まり、ヴェイグを心配して近づいたクレアが氷塊に閉じ込められてしまう。
一年後、クレアの氷塊の前でうなだれているヴェイグの前に、マオとユージーンというフォルス能力者が現れる。 マオは炎のフォルスで簡単に氷を溶かしてクレアを救出。マオとユージーンはクレアの家で接待されることに。そこでヴェイグはマオとユージーンから話を聞く。 ユージーンはフォルス能力者を集めた軍隊『王の盾』の隊長だったが、ラドラスの落日にまつわる陰謀に気づき追放された。 マオは記憶喪失の少年で、フォルス能力を買われ『王の盾』に入隊したが、そのやり方に不信感を抱き、ユージーンにくっついて王の盾を脱走。2人は、王の盾に知られていないフォルス能力者を探す旅に出たという。 そこでヴェイグの噂を聞き、この村まで来たのだ。ヴェイグは仲間になってほしいと誘われるが、クレアのそばにいたい、と断る。
そこにカレギア軍を引き連れた『王の盾』の四星、サレとトーマのコンビが登場。 「この村で一番美しい娘をよこせ」と村人をフォルスの力を使って脅迫。ヴェイグたちを蹴散らし、クレアを誘拐してしまう。 ヴェイグはクレアを取り戻すため、マオとユージーンは誘拐の真意を含めた国の動きを探るため、3人はチームを組み旅立つ事に。 生まれ故郷スールズを離れたヴェイグは、旅の道中で人々の対立に触れ、それまで意識することの無かった種族の違いについて考えさせられることになる。
本作の戦闘システム「3ライン・リニアモーションバトルシステム」は、従来のリニアモーションバトルシステムでは1本だった移動の軸となるラインを3本に増やし、戦闘フィールドの「奥行」を表現したシステム。戦闘フィールド上には3本のラインが平行に並んでおり、プレイヤーキャラクター、およびモンスターはライン上での前進、後退、跳躍による「前後上下」の動きに加え、ラインを乗り換える「手前から奥へ、奥から手前へ」という3次元的な移動が可能。
攻撃方法が通常攻撃と特殊攻撃である「術技」に大別されるのは従来のシステムと同様だが、TP(テクニカルポイント)を消費して術技を使用するこれまでのシステムは廃されており、術技の使用の際はフォルスゲージ(以下「FG」)と呼ばれる新たに導入されたパラメータが消費される。各キャラクターは術技がセットされるコマンド(十字キーの上下左右)に対応した4本のFGを持ち、術技を使うと対応するFGが全て消費される。FGは基本的に術技の効果を左右するものであり、大半の術技はFGの蓄積量と関係なく連発できる。また、FGは戦闘中の行動により随時回復するため、FGが全快でなければ使えない術技も1度の戦闘中に繰り返し使用できる。オート操作時でも4つまでしか術技をセットできない。
術技の使用に制限がなくなった一方で、本作にはいわゆるHP回復魔法がほとんど存在せず、回復アイテムのグミも高価格に設定されているため、戦闘中に任意のタイミングでHPを回復するのが難しい。その代わり、戦闘中に特定の条件を満たすと多少HPが回復するようになっている。FG全快で術技を使用した場合に発揮される効果の1つにHP回復の効果があるほか、味方の陣術で発生した孤法陣(後述)の中にいる間だけ徐々にHPが回復したり、隊列の組み方次第ではあるキャラクターのHP回復効果をほかの仲間と分け合うこともでき、HPの回復はこれらの条件を繰り返し満たすことで行うのが基本となる。
また、キャラクターの感情の高ぶりを示すラッシュゲージ(以下「RG」)というパラメータも新たに導入された。RGが高いほど、そのキャラクターは攻撃力が上がるが、防御力やHPの回復量は逆に低下してしまう。一方、RGが低いほど防御体勢が破られやすく、RGが一定以上蓄積していなければ上位の術技である奥義が発動しない。RGはダメージを与えたり受けたりすると上昇し、攻撃を防御したりすると低下するほか、特定のコマンドで任意に増減させることができるのが大きな特徴であり、必要に応じて適切な量に調節することが重要になってくる。
本作ではHit中に数値の隣にSLASH(斬撃)、BLOW(打撃)、SPIRIT(魔法攻撃)が表示される。
本作の術技はシステム上、特技、導術、陣術、錬術の4種類に大別される。また、上位の術技として奥義がある。この内、錬術と奥義はFGが全快でなければ使用できず、そのほかの術技も基本的にはFG全快で使用したほうが大きな効果を得られる。本作では全ての術技がHPの回復手段を兼ねているが、各術技には異なるHP回復力が設定されており、使用者の状態が全く同じでも使う術技によってHPの回復量は異なってくる。また、各術技には異なるFGの値が設定されており、基本的に高レベルの術技ほどFGの値が高く、FGが全快になるまで時間が掛かるようになっている。
特技は武器を用いた技、導術はいわゆる攻撃魔法で、どちらもFG全快でないと威力が低下する(特に導術は著しく低下する)。陣術は、戦闘フィールド上に「孤法陣」と呼ばれる円陣を発生させ、その中に入ったキャラクターに様々な効果を与える補助系統の術で、FGが全快でない状態で使用すると円陣の半径が狭くなる。錬術には使用者自身に特殊効果を付加するものが多いが、敵や自分以外の味方に効果を及ぼすものもある。錬術以外の下位の術技をある程度使い込むと、その術技から派生する奥義を修得できるようになる。各術技にはその術技から派生する奥義を1つセットすることができ、RGが一定以上蓄積した状態で、錬術以外の術技からの連携でFG全快の術技のコマンドを入力すると、その術技にセットされた奥義が発動する。
このほか、前衛キャラクターと後衛キャラクターが2人1組で発動する必殺技として「秘奥義」がある。従来の作品の秘奥義とは異なり、特定の条件を満たした上で敵に止めをさせる状況(敵が残り1体、相手がボスの場合は残りHPも条件に係わる)でしか使うことができず、使用できる状況はかなり限定される。逆に、秘奥義を使えるということは、使えば確実に戦闘を終わらせられるということでもある。
基本的なカスタマイズ要素として、戦闘によって経験値を得てキャラクターをレベルアップする方法と、装備品を変更する方法がある。装備品には攻撃力とFG回復力を上げる武器、防御力とHP回復力を上げる防具、特定の能力値を上昇させる宝石、特殊効果を付加する護符の4種類がある。武器と防具(以下「武具」)はキャラクターごとに装備できるものが異なり、宝石と護符は基本的に全キャラクター共用である。
本作は「エンハンス」と呼ばれるシステムを筆頭にアイテムをカスタマイズするシステムが充実している。戦闘に勝利すると装備中の武具にEP(エンハンスポイント)が蓄積され、これを武具が持つ各パラメータに割り振り、EPを割り振った能力を強化するのがエンハンスである。高レベルの武具ほど強化できる回数が多く、エンハンスで一定回数強化した武具には「潜在能力」と呼ばれる戦闘中に一定確率で発動する特殊効果が付加される。本作には最初から特殊効果や属性を持っている武具は存在せず、エンハンスでのみ特殊効果を持たせることができるが、どのような特殊効果が付加されるかは基本的にランダムである。このほか、エンハンスで強化した武具の強化の度合いを別の武具に継承させる「武具継承」や、2つの宝石を合成して別種の宝石や1ランク上の宝石を作る「宝石合成」などのカスタマイズ要素もあり、武具に属性を持たせるには特定のアイテムを使う必要がある。
また、術技のカスタマイズ要素として、術技にプラスアルファの効果を持たせる「フォルスキューブ」というカスタマイズ要素がある。各キャラクターはフォルスキューブ(以下「FC」)と呼ばれる立方体を1つ持っており、FCの頂点にはそれぞれ特殊効果が設定されている。FCを回転させ、十字キーの上下左右に設定された術技と、FCの頂点とを重ねることで、各術技に重なり合った頂点に設定されている特殊効果を付加できる。FCの特殊効果はFG全快の状態で術技を使用すると発揮され、効果を発揮させればさせるほど、その効果を向上させることができる。立方体を回転させ当てはめるという性質上、特殊効果の組み合わせが6通りに限定されるほか、複数の術技に同時に同じ特殊効果を付加することはできない。
戦闘終了時に手に入る戦闘の評価点。クリアデータを用いてゲームを最初からスタートする際、GRADEを消費して様々な特典を付与した状態でゲームを開始できる。特定の条件を満たした状態で戦闘を終了すると一定量のGRADEを得ることができ、戦闘中にアイテムを使用すると得られるGRADEが数パーセント減少する。従来の作品と異なりあらゆる行動が加算、減算の対象となる訳ではなく、入手GRADEが0を下回ることはないが、同じ組み合わせの敵に対して同じ条件でGRADEが入手できるのは1度きりで、1度の冒険で入手できるGRADEの総数は限られる。
戦闘以外のシステムは基本的に従来のシリーズ作品と大差は無いが、本作独自の改良も加えられているものもある。料理システムでは、各料理に稀に発動する効果「シークレットファクター」や、食材を配達してくれる食材調達施設のシステムなどが加えられた。チャットシステムには『テイルズ オブ デスティニー2』と同様の「スクリーンチャット」が採用され、次の行き先を示すチャットが何度も閲覧できるようになっている。ストーリーの本筋とは関係ないミニゲームも幾つか用意されており、フィールドマップ上に隠された各地の名物を見つけるミニゲーム「ディスカバリー」は後発の作品にも取り入れられている。
また、従来のシステムに本作の世界観を大きく反映させたものもある。例えば、従来のシリーズでは各ダンジョンの謎解きに「ソーサラーリング」という火の玉を撃ち出す指輪が使われていたが、本作にはそのアイテムは登場せず、各キャラクターが持つフォルス能力を駆使してダンジョンを進んでいく。また、ダンジョンマップ上の表示キャラクターを変更するシステムも本作では大きな役割を持っており、時期や場所次第では、表示されているキャラクターの性別や種族によって村人などから聞ける話の内容が異なったり、道具屋や宿屋などの施設が利用できなかったりする。
物語の舞台となるのは「カレギア王国」と呼ばれる世界全土を国土とする統一国家で、この王国には「ヒューマ」と「ガジュマ」という2つの人種が住んでいる。両人種は同じ「ヒト」として共存の道を歩んでおり、長らく平穏な時代が続いていた。しかし、1年前、名君と名高い国王ラドラス・リンドブロムの死と同時に世界規模での混乱が起きる。国王の変死と世界規模での異変とが同時に起きたこの日は「ラドラスの落日」と呼ばれ、1年が経過した現在もその混乱の爪痕が大きく残っている。
これまでのテイルズ オブ シリーズの世界と比すると、『テイルズ オブ ファンタジア』や『テイルズ オブ シンフォニア』の「魔科学」、『テイルズ オブ デスティニー』や『デスティニー2』の「レンズ」、『テイルズ オブ エターニア』の「晶霊学」のような特異な科学技術は存在しない。蒸気機関や熔炉を用いた製鉄技術などは確立しているものの、その普及は一部地域に留まっており、全体的に近代的、現代的な要素は少ない。
カレギア王国に住む2つの人種。ヒューマはホモサピエンスの姿を持ち、ガジュマに比べ「知力に優れ体力に劣る」とされる。ガジュマは獣人の姿を持ち、ヒューマに比べ「体力に優れ知力に劣る」とされる。また、ガジュマは先天的にフォルス(後述)の力に敏感[6]で、「ラドラスの落日」以前はフォルス能力が発現するのはほとんどガジュマであった。ガジュマの場合、牛のように角と蹄を持ったガジュマや、鳥のように嘴と羽毛を持ったガジュマ(あくまでヒトなので空は飛べない)など、さらに何種類かのガジュマがいるが、基本的にはガジュマというひとくくりの種族として認識される。
遥か昔、両人種は分かれて暮らしており、文明を発達させたヒューマが自然と共に暮らしていたガジュマに戦争を仕掛けた歴史がある。この戦争の結果として、世界は両人種が力を合わせなければ生きていけないほどに荒廃してしまい、これが共存の始まりとなった。基本的に共存の道を歩んでいる両人種であるが、全てにおいて上手くいっているわけでは無い。例えば、現在のカレギア王国では両人種の長所を活かす生活習慣が根付いており、どのような職場でも作業の効率化のため、頭脳労働をヒューマ、力仕事をガジュマが担っている(建築の場合、ヒューマが設計図を書き、ガジュマが工事を行う)ことが多いが、この傾向を「偏見に基づく悪習」と主張するガジュマもいる。また、基本的にタブーとされているヒューマはガジュマより(またはガジュマはヒューマより)優れているとする「種族主義」の思想を潜在的に抱く者は決して少数ではない。
カレギアではヒューマはヒューマ同士、ガジュマはガジュマ同士(ガジュマは外見が近いもの同士)が婚姻関係を結ぶのが普通であるが、稀に種族の垣根を越えて愛し合うヒューマとガジュマもおり、そのようなカップルの間に生まれた混血児を「ハーフ」と呼ぶ。ハーフの外見的特徴はヒューマに近いが、角や尻尾、耳など(場合によっては下半身そのもの)一部に親のガジュマの外見特徴が現れる。また、ハーフの角は凄まじいフォルスの源とされ、ハーフにフォルスが発現した場合、ガジュマを凌ぐ強力なものとなる。 前述通り、ヒューマとガジュマの婚姻自体が稀であることに加え、子供の頃のハーフは体が弱く死んでしまうことも少なくないため、カレギアにハーフはほとんど存在しない。また、無事成長した場合も、ヒューマでもガジュマでも無いという立場から双方の人種から排斥されるケースが多い。
「ヒト」の一部には、生命力と精神力を源とする超常的な事象を起こす力「フォルス」を扱えるものがいる。フォルス能力によって引き起こされる事象は、フォルス能力が発現した者によって大きく異なり、氷を操る「氷」のフォルスや、炎を操る「炎」のフォルスなど様々なフォルス能力が存在し、フォルス名も漢字一文字で統一されている。基本的には、先天的にフォルス能力に敏感であるガジュマにしか発現しないが、ごく稀にヒューマにも発現する。また、フォルス能力を発現する者自体が少なく、ラドラスの落日以前、カレギア全土でもフォルス能力者はせいぜい100人程度(内、9割以上がガジュマ)であった。
「ヒト」以外のものにフォルス能力が発現した場合、それは「バイラス」と呼ばれる怪物と化す。フォルスによるバイラス化は生物に限らず、鉱物やヒトの死体などがバイラス化することもある。多くのバイラスは凶暴で、稀に姿を現して騒ぎを起こす。高度な精神を持つ「ヒト」はバイラス化しないとされているが、一方で極度の情緒不安定に陥ることでフォルス能力が「暴走」することもある。暴走時のフォルス能力の規模と力強さは通常時の比ではなく、能力者によって制御もされていないため、周囲に甚大な被害を撒き散らし、能力者自身の身を滅ぼすこともある。
物語開始の1年前、国王ラドラス・リンドブロムは、死に際に自らのフォルス能力「月」のフォルスを暴走させ、世界中にフォルスの力を飛散させた。結果、この光に触れた世界中の多くの「ヒト」がフォルス能力を発現させ、以降ヒューマ、ガジュマを問わず多数の「ヒト」がフォルス能力を有するようになった。また、フォルスをルーツとするバイラスもラドラスの落日を境に急増し、世界中の生態系に影響を及ぼすこととなった。
ラドラスの落日時には、突然のフォルス能力の発現によりフォルス能力を暴走させてしまった者が多く、首都バルカを中心としてフォルスの暴走による甚大な被害を及ぼした。これによりフォルス能力者はしばしば脅威の対象とされ、フォルスを暴走させた結果として人間関係が一変してしまった者も多く、ラドラスの落日の混乱の爪痕は未だ各地に影響を残している。
世界を司る偉大な存在。万物を司る聖獣の王「ゲオルギアス」を筆頭に、地、水、火、風、光、闇を司る計7体の聖獣が存在する。シャオルーン曰く基本的に聖獣は不死身で、たとえ肉体が滅んだとしてもゲオルギアスやランドグリーズのように精神体として生きつづけることができるという。表立ってヒトに干渉することは無く、その存在は一般的に知られているものではないが、各地に聖獣が元となった伝承が数多く残っている。
遥か昔、ヒューマがガジュマに対して戦争を仕掛けた折、世界の安定のためにヒューマを殲滅すべきと唱えたゲオルギアスと、ヒューマとガジュマの対立は自然の営みの一部であり聖獣が干渉すべきではないとする6体の聖獣とが対立し、聖獣同士の激しい争いが起きた。過酷で激しい争いの末にゲオルギアスは6体の聖獣により封印されたが、これにより世界は荒廃し、ヒューマとガジュマはお互いに手を取り合わなければ生きていけなくなった。
本作で『目的も生き方も異なる他人同士が仲間になることは簡単ではない』ことをリアルに描いた結果[7]でヴェイグを含む6人全てが敵で戦闘する事になる。 公式主要人物順がヴェイグ、クレア、マオ、ユージーン、アニー、ティトレイ、ヒルダ、アガーテだが本項で戦闘員と非戦闘員で紹介。
カレギア王国には主に2つの軍隊が存在する。1つは正規の軍隊であり、もう1つはフォルス能力者で構成された国王直属の特殊部隊「王の盾」である。王の盾は時に危険因子となるフォルス能力者を手元に置くことで管理するのと同時に、その能力を活かして危険人物の暗殺など表沙汰にできない任務を請負う役割を担う。そのため、長らくその存在は一般大衆には秘されてきたが、ラドラスの落日以後、爆発的に増加したフォルス能力者への対処のため、徐々に表舞台に姿を現しつつある。
王の盾の中でも特に秀でた戦闘能力を持つ、4人のフォルス能力者。
聖獣達は普段はそれぞれの属性を表す色の球体に姿を変えている。
2008年3月19日発売。以下はその変更点。
PSP版の初回特典DVD。チャットドラマ 〜テイルズ オブ リバース再誕記念篇〜、声優インタビュー、「ポプラおばさんのピーチパイ」の作り方などが収録されている。
PS2版の初週売上は37万本と好調な出足となった[17]。
PS2版はThe 8th CESA GAME AWARDS FUTUREを受賞[18]。また、50万本以上出荷したタイトルに贈られるPlayStation Awards 2005ゴールドプライズを受賞した[19]。
この他、スクウェア・エニックスからアンソロジーコミックと4コマ漫画が3巻ずつ、一迅社からアンソロジーコミックと4コマ漫画が1巻ずつ、マッグガーデンからアンソロジーコミックが1巻刊行されている。
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