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日本のゲームタイトル、『テイルズ オブ』シリーズ第4作目 ウィキペディアから
『テイルズ オブ デスティニー2』(Tales of Destiny 2、略称:TOD2 / デスティニー2)は、2002年11月28日にナムコから発売されたPlayStation 2用RPG。『テイルズ オブ』シリーズの1つ。2007年2月15日にはPlayStation Portable版が発売された。日本国外は未発売。2007年12月6日現在で日本国内出荷本数は110.6万本[4]。
テイルズ オブ デスティニー2 | |
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ゲーム | |
ゲームジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | PlayStation 2 PlayStation Portable |
開発元 | PS2:日本テレネット・ナムコ PSP:アルファ・システム |
発売元 | PS2:ナムコ PSP:バンダイナムコゲームス |
プロデューサー | PS2: 吉積信 PSP: 佐々木哲哉(アルファ・システム側) 樋口義人(バンダイナムコゲームス側) 吉積信(チーフプロデューサー) |
ディレクター | PS2: 貞弘雄一郎 樋口義人 岡本進一郎(チーフディレクター) PSP: 柴野雅史 |
キャラクターデザイン | いのまたむつみ |
シナリオ | シナリオ工房 月光 (はせべたかひろ・田沢大典・奥村卓也・栗山勝行) |
音楽 | 桜庭統・田村信二 |
メディア | PS2:DVD-ROM 1枚 PSP:UMD 1枚 |
プレイ人数 | PS2:1 - 4人 PSP:1人 |
発売日 | PS2: 2002年11月28日[1] 2003年11月6日 (MEGA HITS!)[1] PSP: 2007年2月15日[2] 2010年1月28日 (PSP the Best)[3] 2013年11月28日(ダウンロード版) |
出荷本数 | 日本110.6万本 PS2:97.7万本[4] PSP:12.9万本[4] |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
漫画:テイルズ オブ デスティニー2 | |
作者 | MAKOTO2号 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊Gファンタジー |
レーベル | Gファンタジーコミックス |
発表号 | 2003年6月号 - 2006年4月号 |
巻数 | 全5巻 |
小説:テイルズ オブ デスティニー2 | |
著者 | 結城聖 |
イラスト | いのまたむつみ 松竹徳幸 |
出版社 | 集英社 |
レーベル | スーパーダッシュ文庫 |
巻数 | 全3巻 |
小説:テイルズ オブ デスティニー2 蒼黒の追憶(3巻) / 朱鷺色の風(1巻) | |
著者 | 矢島さら |
イラスト | いのまたむつみ |
出版社 | エンターブレイン |
レーベル | ファミ通文庫 |
巻数 | 4巻 |
テンプレート - ノート |
『テイルズ オブ デスティニー』の直接の続編。ジャンル名は「運命を解き放つRPG」。戦闘システムは無駄のない操作性や戦略性を要求する通好みのものとなっており、賛否が分かれた[5]。システムには戦闘勝利時の掛け合いやグレードシステムといった、後のシリーズに受け継がれる要素が導入された[6]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
最大のレンズ「神の眼」を巡り、グレバム、ヒューゴ、そしてミクトランが起こした騒乱。だが蘇ったソーディアンと新たなるマスターたちの手によりミクトランは滅び、神の眼とともに世界を覆っていた外郭は砕かれた。スタンたちはソーディアンマスター「四英雄」とその仲間たちとして称賛を受け、再び世界はひとまずの平和を取り戻した。
そして、18年の月日が流れた――――――。
ルーティは孤児院を運営しており、腕白な子供達に手を焼きつつも世話をしていた。カイルは、父のスタンについて、数年前に家を出て冒険に旅立っていると母から聞かされていた。
ある日、兄貴分であるロニが使命と共に孤児院に帰ってくる。孤児院の借金を返すため、ロニとカイルは300万ガルドの価値があるというレンズを取りに「ラグナ遺跡」へと向かう。遺跡で肝心のレンズを見つけるが、レンズは突然砕け散り、リアラという不思議な少女が現れた。
カイル達に冷たい態度を取り、英雄を探していると言うリアラに対し、自分こそがその英雄だと伝えるカイル。だが、リアラはカイルの言葉を否定し、立ち去ってしまう。カイルは、英雄となるため、そしてリアラに自分が英雄であるということを証明するために、旅立ちを決意する。
やがてその旅路の中で、カイルは自分の運命を、英雄と呼ばれることの重さや責任を知っていく。世界を救うかリアラを救うかの2択を迫られたとき、カイルは初めて、英雄とは何なのかを考える。
本作の戦闘システムはトラスト&タクティカル・リニアモーションバトルシステム (TT-LMBS) と呼ばれ、従来のLMBSには無かった新要素SPが大きな特徴。SPの存在により、ただ攻撃を繰り返しているだけでは不利になる局面もあり、駆け引きが要求される。
テクニカルポイントとスピリッツポイント。本作の戦闘で重要な意味合いをなす2つのファクター。どちらも最大値は100で固定されており、戦闘中の行動や時間経過によって減少・回復する。味方キャラクターは敵キャラクターよりも右側にいる間、SPとTPの最大値と回復量が50%減少するため、本作では挟み撃ちは非効率的な戦法となっている。
TPは術技使用のパワーソースとなる値。前述通り、最大値が100で固定されており、レベルアップしても増えることは無い。代わりにTP軽減という要素が存在し、術技の使用に要するTPを少なくできる。また、時間経過や通常攻撃を当てることなどで回復し、時間経過による回復はTP回復という値が高いほど早くなる。SPはキャラクターの精神力や集中力を表す値。SPが一定値以下になると命中率や回避率が低下してしまい、0に近い状態で攻撃を繰り出すと逆に自分がダメージを受けてしまう。武器攻撃を繰り出したり、マジックガードやバックステップといった行動を取ることで減少し、時間経過や敵の攻撃をガードすることなどで回復する。TP同様、SP軽減、SP回復という、消費量や回復量に関係する要素が存在する。
術技に特殊効果を付加するシステム。セットしておけば自動発動する「アームドエンチャント」と、種類によってはSPやTPの消費が必要で、任意で発動する「アクションエンチャント」の2種類が存在し、各術技にはアームドエンチャントとアクションエンチャントを1つずつセットすることができる。
エンチャントを術技にセットするには、その術技に蓄積されたポイントをセットしたいエンチャントに割り振る必要がある。このポイントはその術技の使用回数とイコールであり、使用回数の多い術技ほどより多くのポイントを必要とする高性能なエンチャントをセットできる。
本作の術技は、技は「特技」「奥義」の2段階、術は「下級」「中級」「上級」の三段階に分けられる。本作では全てのプレイヤーキャラクターが術と技の両方を修得するが、前衛タイプのキャラクターは術は中級までしか修得せず、逆に後衛タイプのキャラクターは技は特技までしか修得しない。
また、特定の術技からの連携でのみ発動できる術技も存在する。それには「追加特技」「秘奥義」「追加晶術」「具現結晶」の4種類があり、それぞれ特定のアクションエンチャントをセットした特技、奥義、下級・中級晶術、上級晶術から発動できる。
ナナリー以外の秘奥義は、SPが100またはそれに限りなく近くないと発動せず、発動時にそれを消費するので、通常状態では、SP付与やSP回復力や軽減力が上昇といった技巧的な方法を使わない限り、発動できない。ナナリーの秘奥義は、スピリッツブラスター状態でのみ発動する。
魔神剣、ファーストエイドといった、歴代作品の中で数多く使用できた技や術はほとんど存在しない(ただし魔神剣→蒼破刃、サイクロン→フィアフルストーム、インディグネイション→インディグネイト・ジャッジメントの様に互換性・擬似性のある術技もある)。
本作では敵味方問わず、キャラクターにブラスターカウントと呼ばれる非表示のパラメータが設定されている。ブラスターカウントはダメージを与えたり、ダメージを受けることなどで蓄積し、一定値以上に達したキャラクターはスピリッツブラスターという状態になる。また1人でもスピリッツブラスターになっていると、他のキャラクターはスピリッツブラスターにはならない。スピリッツブラスター中のキャラクターは敵の攻撃に仰け反らなくなるほか、SPが100で固定され減らず、TPの回復速度や術の詠唱速度が上昇するなどの恩恵を受けることができる。スピリッツブラスターは一定時間経過する他、攻撃を行う・味方に回復晶術をかける・HP以上のダメージを受けるなどで解除され、ブラスターカウントは0に戻る。
戦闘終了後、戦闘内容の良し悪しに応じてGRADEというポイントが加算(または減算)される。増減する要因は様々で、たとえば連続でコンボ・チェインを決めるなど華麗な戦いを演じればポイントが加算され、逆にメンバーが戦闘不能になるなど無様な戦いを演じると減算される。プラスおよびマイナスの上限は難易度によって異なり、難易度が高いほど増減幅も大きい。2周目以降のストーリーを始める際に「グレードショップ」という画面が現れ、ポイントを支払うことで「HP増加」「アイテムを持てる数を増やす」「持ちガルド引継ぎ」など、プレイを有利に進められるようになる。なお、有利なものだけではなく、「HP減少」「経験値半減」など、あえて不利にすることでやり込みを目指すプレイヤー用の特典も用意されている。GRADEの合計はプレイ中には見ることができず、グレードショップに入ったときにのみ確認できる。このシステムは後の作品にも適用されている。
『テイルズ オブ ファンタジア』(PS版)で好評だったフェイスチャットが進化し、キャラクターの立ち絵を基本にまるでアニメのような会話が展開する。本作ではパターンもかなり多く、ビジュアルノベルゲーム並みのボリュームがある。ある場所で、今まで見てきたスクリーンチャットを閲覧することもできる。
しかし、PSP版でも、「スクリーンチャットのタイトルが表示されない」という点は改善されていない。
この節の加筆が望まれています。 |
本作は前作(PS版『デスティニー』)の騒乱後を描いており、前作の地理とは多少違う部分が存在する。
この項目では元々の時間軸である現代(神の眼を巡る争乱から18年が経った時代)の地理を説明する。
この項目ではストーリーの過程で登場する、改変された現代の地理を説明する。また、都市の名前は全て1000年前の天地戦争時代と同じものである。なお、この世界においては、バルバトスが英雄として人々から崇められ、エルレインは神として太陽や空気のように不可欠な存在になっている。
なお、地名ではないが、破壊されたラディスロウの残骸らしきものが墜落している光景を見ることができる。
前作にて登場したソーディアン達のオリジナル人格にして初代マスター。共に地上軍の将校達である。前作のドラマCDを経て声優や性格が決定されており、本作発売前に先行した小説やコミックスでは初期での断片的な設定を元に書かれたものであるため、容姿やキャラクターが異なっている。
PS2版『デスティニー』では彼らの容姿がチャット内でのソーディアンの姿として表現されている。
2007年2月15日、PSPへの移植版が発売された。以下にその変更点を挙げる。
PSP版の初回特典DVD。ゲストはカイル、リアラ、ジューダス、バルバトスで「英雄」についての話をする。会話内容としては特に大きな問題を起こす事なく進むと思いきや、バルバトスが事あるごとに会話に乱入し、話の方向性からテンション、果てはキャラクターの設定すら逆転させてしまうオチ担当となっている。
PS2版は2001年1月から2002年3月までのゲームが対象となるThe 6th CESA GAME AWARDSでGAME AWARDS FUTUREを受賞[14]。また、50万本以上を販売したタイトルに贈られるPlayStation Awardsの「ゴールドプライズ」を受賞した[15]。
前作『テイルズ オブ エターニア』の英語版タイトルが『Tales of Destiny II』となっており、本作は発売されていない。2002年12月1日に行われた本作の発売記念イベントでの質疑応答では、「本作の海外版タイトルはどうなるのか」という質問に対し、プロデューサーの吉積信は「決まっていない」と答えていた[13]。
この他、エニックス(→スクウェア・エニックス)から4コマ漫画が8巻、一迅社から4コマ漫画とアンソロジーコミックが1巻ずつ、エンターブレインからアンソロジーコミックが3巻刊行されている。
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